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第3章 friend
第8話 今日からお泊まり♪
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数日後、下駄箱に手紙が入っていた。
私は、その手紙を手に取った…
____ドクンッ____
心臓が大きく音を立てた。
〈カエデちゃんへ〉
見覚えのある文字…ひなおちゃんからの手紙だった。
私は、返事が知りたくてその手紙を開いた。
そこには…
〈今日、私の家に来て。
仲直りの印に、お泊まりパーティしよう!〉
…と、書いてあった。
"ひなおちゃんの家で…お泊まり…"
ドキドキした。
頬が熱い…口角が自然と上がってしまう…
今きっと私は、変な顔をしている…自分でも分かる。
それくらい、楽しみなのだ。
私はすぐに家に帰って、パパにメールを送った。
〈今から、ひなおちゃんの家にお泊まりしてくる!〉
何度かひなおちゃんの家にお泊まりしたことがあるから、パパにはこのメールだけで大丈夫。
"パパは最近忙しいみたいだから、返事が来るのはひなおちゃんの家に着いた頃かな…"
そんなことを思いつつ、荷物を準備した…
ひなおちゃんの家に着き、インターホンを押すと、
「いらっしゃい!」
と、ひなおちゃんが出迎えてくれた。
「お…お邪魔します…」
家の中に1歩入ると、ふわっと甘いバラの香りがした。
前は、こんなにいい匂いじゃなかった…
もっと…香水のようにキツい…そんな香りだった。
「ひなおちゃんのお母さんの趣味…変わった?」
私がそう聞くと、ひなおちゃんが笑顔のままピタッと固まった。
「…実はね…」
口を開いたひなおちゃんの顔は…
「お母さん。どこか行っちゃったの…」
寂しそうだったけど…どこか…
「…え?」
嬉しそうな雰囲気がした。
そんなことないはずなのに…
「お母さんが居ないのを紛らわす為に、匂いを変えてみたんだ。…この匂い嫌だった?」
「そっか……ううん…嫌いじゃないよ!むしろ、こっちの方がいいと思う!」
私がそう言うと、ひなおちゃんは、ニコッと笑ってくれた。
"いつものひなおちゃんだ!"
私もつられて笑顔になった。
「あ…、先に私の部屋に上がってて!お菓子持って上がるから。」
「う、うん!わかった!」
ひなおちゃんに言われて、私は2階へと上がり、〈ひなお〉と書かれた可愛らしい看板がぶらさがっている部屋へ入った…
「………ふぅ…」
あの子が2階に上がるのを見届けると、張り詰めていた緊張の糸が解け、私はその場に座り込んだ。
"大丈夫だ。上手くやれている。"
自信はあった。
だって、木下さんは抜けてるところがあるから、騙すのはとても簡単。
「…フフッ……早くしなくちゃなぁ…」
私は立ち上がり、キッチンへと向かった。
私は、その手紙を手に取った…
____ドクンッ____
心臓が大きく音を立てた。
〈カエデちゃんへ〉
見覚えのある文字…ひなおちゃんからの手紙だった。
私は、返事が知りたくてその手紙を開いた。
そこには…
〈今日、私の家に来て。
仲直りの印に、お泊まりパーティしよう!〉
…と、書いてあった。
"ひなおちゃんの家で…お泊まり…"
ドキドキした。
頬が熱い…口角が自然と上がってしまう…
今きっと私は、変な顔をしている…自分でも分かる。
それくらい、楽しみなのだ。
私はすぐに家に帰って、パパにメールを送った。
〈今から、ひなおちゃんの家にお泊まりしてくる!〉
何度かひなおちゃんの家にお泊まりしたことがあるから、パパにはこのメールだけで大丈夫。
"パパは最近忙しいみたいだから、返事が来るのはひなおちゃんの家に着いた頃かな…"
そんなことを思いつつ、荷物を準備した…
ひなおちゃんの家に着き、インターホンを押すと、
「いらっしゃい!」
と、ひなおちゃんが出迎えてくれた。
「お…お邪魔します…」
家の中に1歩入ると、ふわっと甘いバラの香りがした。
前は、こんなにいい匂いじゃなかった…
もっと…香水のようにキツい…そんな香りだった。
「ひなおちゃんのお母さんの趣味…変わった?」
私がそう聞くと、ひなおちゃんが笑顔のままピタッと固まった。
「…実はね…」
口を開いたひなおちゃんの顔は…
「お母さん。どこか行っちゃったの…」
寂しそうだったけど…どこか…
「…え?」
嬉しそうな雰囲気がした。
そんなことないはずなのに…
「お母さんが居ないのを紛らわす為に、匂いを変えてみたんだ。…この匂い嫌だった?」
「そっか……ううん…嫌いじゃないよ!むしろ、こっちの方がいいと思う!」
私がそう言うと、ひなおちゃんは、ニコッと笑ってくれた。
"いつものひなおちゃんだ!"
私もつられて笑顔になった。
「あ…、先に私の部屋に上がってて!お菓子持って上がるから。」
「う、うん!わかった!」
ひなおちゃんに言われて、私は2階へと上がり、〈ひなお〉と書かれた可愛らしい看板がぶらさがっている部屋へ入った…
「………ふぅ…」
あの子が2階に上がるのを見届けると、張り詰めていた緊張の糸が解け、私はその場に座り込んだ。
"大丈夫だ。上手くやれている。"
自信はあった。
だって、木下さんは抜けてるところがあるから、騙すのはとても簡単。
「…フフッ……早くしなくちゃなぁ…」
私は立ち上がり、キッチンへと向かった。
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