ぼくのこと

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ゆめ_21:35

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嫌な思い出が閉じた瞳の奥を泳ぐ
わすれたくて、おもいだしたくなくて、真っ暗なこの空間で、雨の雫のように、なみだを流した。
絵空事のようなことがあたまに浮かぶ。
此処にときの流れなどそんざいしないと思いたかった
行動すればすすむだけ。
時計の針はじぶんでうごかせばいい。
在るとすれば、孤独に浸ってしまうだけ。
意味の無いウソを愛しつづければきっと。
これが、無駄な、期待。

べつに、なにかをつよくのぞんだわけじゃない、
わたしはただ、いきていることを悔やんだだけ、
けれど、まだいきたい、そうおもってる、
よくわからないけど。
たまにふと思う、
わたしは、ほんとうに生きたいと思っているのか。
それとも、逝きたいと思っているのか。
ぼくは、どうすればいいのだろう。
なにをすれば、想うが儘の、望むが儘のセカイを生きれるのだろうか。

もしも本当に “ かみさま ” がいらっしゃるのならば、
ぼくはぼくの大切な人達と
同じ過去を、同じ場所で、同じ世界で、同じ未来を
歩めたのでしょうか。
毎日、生きていてよかった、と
想えるのでしょうか。

ねえ、
皆様が望み願うミライはどうしたら叶いますか
どうしたら、変わりますか。
ぼくには、わからないよ。

そんな事を思いながら手紙や会話を遡る
眠気には抗えない
希死念慮は放置してはいけない
だから、ぼくは、


… みなさま、おやすみなさいませ。
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