愛されたい。

いちご食べたい人

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19*

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微エロ注意。
モブレ未遂です…
気持ち悪さに注意!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


お爺さんはこちらを見ながらニヤニヤとしていた。

「ようやく目が覚めたのか、待ちくたびれたぞ。高値で買ってやったんだ、たっぷりと楽しませてもらうぞ」

そんなことを言いながら僕の方へ歩いてきた。
初めて見た時は暗くてよくわからなかったが、声が渋く年老いている方なのだろうというのは分かっていた。
しかし、この明るい部屋で見ると年齢は60代後半から70代前半で小太りの体型だった。

“ここはどこなんですか?何をするつもりなんですか!!”

怖くて堪らなくなり、必死に叫ぶが声にはでずパクパクと口が動くだけだった。

お爺さんはベットに固定され動けない僕の横まで来ていた。

横を見るとベットの高さが丁度急所が見える位置にあったため、お爺さんのテントが張っているのが見えてしまった。

そのことでより一層恐怖心が高まった。
恐怖で息が浅くなり息苦しい。

「…はははっ、そんなに嬉しいのか?これからは私が主人だ。主人の命令は絶対だぞ!わかったか!!」

僕を見下ろし楽しげにそんなことを言った。確かに僕は売られたが決して奴隷になったわけではない…と思う。

声が出せないのは首輪に何か細工をされているだけで、これが外せれば逃げることができるはずだ。

どんな時にも考え事をしてしまうのは僕に悪い癖だと思う。怖いことがあったり、不安なことがあるといつも考え事をしてしまう。
考え事をしている時は、人に呼ばれても、目の前でなにをされても頭に入らない。それで今までどれだけ失敗したことか…。

考え事に逃げて現実に戻った瞬間、目の前にはお爺さんの顔があった。

僕は天井向いている体勢になっているので、お爺さんは横にされている僕の上に乗って見下ろしているんだというのはわかった。

太っているので脂汗をかいているのが見える。そんな顔を近づけて僕を舐め回すように見ていた。

気持ち…悪い……

あまりの恐怖、気持ち悪さで固まっていると僕の頬に顔をくっつけてきた。
肌に感じるぬるぬるとした感覚…あまりの気持ち悪さに涙が出てくるほどだ。

「お前みたいな上ものがたまに入ってくるから闇市に行くのは辞められないんだだよなぁ~。傷ものだと言われたが、顔に傷がついていなければ支障はない!ははっ、泣いているのか、怖いのか?大人しくしていれば痛くはしないからなぁ。」

お爺さんの太っている身体の全体重が僕にのしかかっている。骨が軋み、悲鳴をあげている。痛いっ!!

今まで運動なんて一切していない僕の身体はひょろひょろで、最近まで寝込んできたこともあり以前から痩せていたがそれよりも痩せてしまっていた。そんな身体がお爺さんの重さに耐えられるはずがなかった。

身体の上でお爺さんが動くたびにあちこちの骨が悲鳴を上げている。

”痛っ、痛いです!!いた…い!やめてください……やめて!!“

必死に抵抗しようとしたが首は固定され、身体にはお爺さんが乗っかっている状況だ。
どう考えても逃げられるはずがない。

声が出ないので口が動くだけだと分かっているが、逃げる方法もなく動けない状況で少しでも抵抗するためには声が出なくても嫌だと言い続けることしかなかった。

“嫌だ、嫌です!!やめてください。やめて、助けて誰か…助けてください!!”

諦めずに口を動かしていると、顔が近づいてきて僕の唇に舌を這わせてきた。

このままではキスされると思った僕は必死に口を閉じ抵抗した。

しかし、それはお爺さんの気持ちを昂らせただけだった。

「嫌がる奴を抵抗できなくしてから無理やりっていうのも良いよな。ほれ、このまま口を開けないのなら強硬手段に出るぞ、いいのか?」

そう言い僕の鼻を摘んだ。

“あっ、息ができない…でも、口を開けたらダメだ。嫌だ!!”

口を開けてしまったらどうなるのか想像するだけでも気持ち悪い、吐き気がする。

“嫌だ…でも……息がっ、できない。苦しいっっ!!もう、ダメ……“

「ッハ……ッン!!」

我慢できずに口を大きく開けた瞬間を狙ってお爺さんは、僕の口目掛けて舌を入れてきた。

部屋には唾液が混じり合うビチャビチャとした音とお爺さんの息遣い、僕の苦しげな息音だけが響いていた。

「…ウッ、ハァ……ッン!!ンン、」

生臭い口の匂いと、唾液の生暖かさで吐き気がした。
それでも、お爺さんは僕の口を貪り続けた。

あまりの気持ち悪さ、吐き気に涙が止まらない。

「ンッーー!!」

ようやく口が離れたと思った瞬間、お爺さんは口をモゴモゴとした後僕の顎を持ち上げ唾液を入れてきたのだ。

あまりの気持ち悪さに我慢していた吐き気が一気に込み上げてきて、僕は嘔吐してしまった。

「ッ…ウエッ……ゴホッ、ゴホッ!」

ーバシンッ

大きな衝撃とともに右耳にがキーンと音を立てた。もしかしたら鼓膜が破れてしまったかもしれないな。

「汚らしい奴め!!こんなに良くしてやっているのに何が気に入らないんだ!!反省しろ。……気散ったから今日はこれで終わりにしてやる。明日も私の前でこんな失態を犯したら…どうなるか分かっているんだろうな!!」

静かになった部屋で、頬の痛みと生臭い匂い、自分の嘔吐物の匂いだけが残った。

お爺さんが居なくなった瞬間再び扉が開き、昼間に食事を持ってきたメイドがやってきた。

「汚いわね!!こんなもの片付けさせるなんて、何を考えているのかしらね。あなたがしたことでしょう?なんで私が片付けなくてはいけないのかしら。」

僕を酷い形相で睨みながらそんなことを言いった。そんなメイドの手には濡らした雑巾が握られていた。

メイドは僕に近づきその汚い雑巾で僕の顔や床、周りを一緒に拭き始めた。
その雑巾は酷い臭いをしていたが、そんなこともお構いなしに僕の顔や身体を拭いてきた。

“やめて…くださ、い“

話すことができない僕は、また口を動かせただけだった。
メイドはそんな僕を見てニヤニヤしていた。流石に自分で風呂に入ることもできない僕くさいままにしておくわけにもいかず、最終的には綺麗な布巾で身体を拭いてくれたがその間も嫌がらせは続いた。

こんなイジメまがいなことが…ここにいる間はずっと続くんだろうな。
そんなことを考えて憂鬱な気分になったが、再び綺麗な布団に寝かされると自然に瞼が閉じてきた。

いろいろなことがあって疲れたのだろう。
明日は…助けが来るかな、そう考えながら、僕は眠りについた。

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