上 下
8 / 13

お父さんがケンタロスを捕まえた(2)

しおりを挟む
ある日、私が学校から帰り、ポケモンをつけると、

ついに。

手持ちポケモンに、ケンタロスがいた。

サファリパークにしかいない、しかもなかなか出現しない、しかもすぐに逃げてしまうケンタロスが。

「おお~~~」

そして父親が帰ってきた。

「ケンタロス捕まえてたね!」

父「何回も逃げられたわ」

なんとなく連帯感が強まった、あの日。

だんだんとポケモンに詳しくなっていく父。

私もその後ケンタロスやラッキーを捕まえた。

親子の間でも楽しめたのは、サファリパークという反復の空間があったから。

ストーリーが進まないから、2人で交代してプレイできたのだ。

RPGにもいろんなゲーム要素を含んでいる、ポケモンの幅の広さも、良さのひとつだ。

これは初代に限らないけど。
しおりを挟む

処理中です...