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彼は美貌の人だから R-18
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「ほら、脚を開きなさい。ヘーゼル……」
「いや、です」
ビザステリオ様の美しい手が太腿に添えられて開くことを促してくる。
「大きく脚を開いて気持ちいいことをしよう? 夫婦なんだからは恥ずかしがることはない」
「いや、ビザステリオ様、エロジジみたいなこと言い出さないでください!」
「気がついてなかったのか? 俺は十分そのつもりだ」
ピンクの珠を目の前に出されると、それがどんな風に私を気持ちよくするのか思い出して変な気分になる。
戦利品として私を指定したビザステリオ様は早速陵辱ご希望だそうだ。普通なら悲惨な行為になるだろうけれど、私達はもともと夫婦。哀れな戦利品の私は乗り気ではあった。どの程度Sっぽいことをされるかはビクビクしているが。
「期待した目をしているね、ヘーゼル」
顎をすくわれて上を向かされたらビザステリオ様の信じられないほど整ったお顔が近づいて唇が甘く柔らかい何かに甘噛された。
「ん、ん……」
久しぶりのビザステリオ様の口づけにうっとり身を任せていると腰に手が回され、そしてあらぬところにあのピンクの秘宝が……。
「あっ……!」
服の上から割れ目のところに押し当てられた珠は振動して私の敏感なところを痺れさせていく。
ビザステリオ様の首にしがみついて身体に奔る快感に耐えるも、ビザステリオ様はそっと私の身体を押してベッドに沈ませた。
「ビザステリオ様、待って、お願いです……」
「ほら、早く脚を開きなさい。これは調教なのだからヘーゼルの我儘は聞いてあげないよ。舐めさせることも考えたけれど、あまり陵辱っぽいことをすると反発がありそうだし我慢してあげる。その代わりここで奉仕しなさい」
「ほ、奉仕だなんて……」
ご褒美の間違いじゃないですか? お顔に似合わず立派なものをお持ちのビザステリオ様。人格も穏やかで少しエッチな以外は完璧だ。ビザステリオ様に負けてこういうことをするために帝国に戦争を仕掛ける国が出ないか心配なぐらい。敗戦国は喜んで子女を差し出すだろし差し出される方も大喜びだ。
「気持ちよくなっても絶頂すると力が入らなくなるからね。達しないように頑張りなさい」
「そ、そんな。それなら、それをしないでください!」
ピンクの珠は簡単に私を達させる。それなのにそれで達するなと言われるのは拷問だ。
「ヘーゼルが濡れて感じていないと俺も気持ちよくないから仕方がない。たくさん達したいなら、早く帝国に戻るね? 凱旋パレードをして俺の求めでヘーゼルがお嫁に来たことを知らしめなければならないから」
「は、はい」
「でも今日はいかせない」
「ひぃ……」
宣言通り、気持ち良くはしてくれるけれど全然達させてくれなかった。上に乗ったらいいよ、と言われたので私はビザステリオ様の上で達しようと乗馬のように跳ね、奉仕して奉仕してやっと得られた絶頂に涙ながらに体を震わせながら身体の中に放たれ崩れ落ちた。
愛し合って二人気怠くキスをして近況を伝えあう。政略結婚のようなものだったけれど、得られた伴侶には満足している。
「そういうわけで生意気な貴族達は権力を失いただの名のある金持ちになったわけだ」
「ふふふ」
「皇帝を唆すとは、ヘーゼルはなんて悪女なんだ」
「私は略奪されたようなものなのですが」
「するとも。俺は皇帝だからヘーゼルにも容赦はしない」
優しさたっぷりの口づけを頬にされれば、少し我儘だったかもしれないと己を省みる。
なんだかんだでお優しい。ビザステリオ様が美貌の主であることもさることながら、優しい夫だから傷つけまいと基本的にアレな私も思うのだ。
事を終えても、私達にはまだやることが残っていた。
「ヘーゼル、今日はもう休んだ方がよい。後だから色っぽくて心配だ」
「大丈夫ですよ。健康共和国の人々は私を珍獣だと思っているので心配ありません。それよりもら私達が両想いであることを見せつけておかないと」
「まぁそうだが」
身支度を整えて夜会に出席する準備をしなくては。ガウンを羽織り侍女とメイドたちの元に行く前に
「そうだ、ビザステリオ様」
「どうした、ヘーゼル?」
振り返って色気が酷いビザステリオ様に流し目を送る。危険なのは私ではなくビザステリオ様だ。男だろうと女だろうとこの壮絶な色気にやられることだろう。
一途なのは知っているけど私以外になびかないで欲しい。
「帝国に帰ったら、舐めて差し上げます」
「ヘーゼル!」
恥ずかしいけれど、頑張ろう。舌を見せると、ビザステリオ様は思いの外喜んだ。
そんなにされたかったのか。
「いや、です」
ビザステリオ様の美しい手が太腿に添えられて開くことを促してくる。
「大きく脚を開いて気持ちいいことをしよう? 夫婦なんだからは恥ずかしがることはない」
「いや、ビザステリオ様、エロジジみたいなこと言い出さないでください!」
「気がついてなかったのか? 俺は十分そのつもりだ」
ピンクの珠を目の前に出されると、それがどんな風に私を気持ちよくするのか思い出して変な気分になる。
戦利品として私を指定したビザステリオ様は早速陵辱ご希望だそうだ。普通なら悲惨な行為になるだろうけれど、私達はもともと夫婦。哀れな戦利品の私は乗り気ではあった。どの程度Sっぽいことをされるかはビクビクしているが。
「期待した目をしているね、ヘーゼル」
顎をすくわれて上を向かされたらビザステリオ様の信じられないほど整ったお顔が近づいて唇が甘く柔らかい何かに甘噛された。
「ん、ん……」
久しぶりのビザステリオ様の口づけにうっとり身を任せていると腰に手が回され、そしてあらぬところにあのピンクの秘宝が……。
「あっ……!」
服の上から割れ目のところに押し当てられた珠は振動して私の敏感なところを痺れさせていく。
ビザステリオ様の首にしがみついて身体に奔る快感に耐えるも、ビザステリオ様はそっと私の身体を押してベッドに沈ませた。
「ビザステリオ様、待って、お願いです……」
「ほら、早く脚を開きなさい。これは調教なのだからヘーゼルの我儘は聞いてあげないよ。舐めさせることも考えたけれど、あまり陵辱っぽいことをすると反発がありそうだし我慢してあげる。その代わりここで奉仕しなさい」
「ほ、奉仕だなんて……」
ご褒美の間違いじゃないですか? お顔に似合わず立派なものをお持ちのビザステリオ様。人格も穏やかで少しエッチな以外は完璧だ。ビザステリオ様に負けてこういうことをするために帝国に戦争を仕掛ける国が出ないか心配なぐらい。敗戦国は喜んで子女を差し出すだろし差し出される方も大喜びだ。
「気持ちよくなっても絶頂すると力が入らなくなるからね。達しないように頑張りなさい」
「そ、そんな。それなら、それをしないでください!」
ピンクの珠は簡単に私を達させる。それなのにそれで達するなと言われるのは拷問だ。
「ヘーゼルが濡れて感じていないと俺も気持ちよくないから仕方がない。たくさん達したいなら、早く帝国に戻るね? 凱旋パレードをして俺の求めでヘーゼルがお嫁に来たことを知らしめなければならないから」
「は、はい」
「でも今日はいかせない」
「ひぃ……」
宣言通り、気持ち良くはしてくれるけれど全然達させてくれなかった。上に乗ったらいいよ、と言われたので私はビザステリオ様の上で達しようと乗馬のように跳ね、奉仕して奉仕してやっと得られた絶頂に涙ながらに体を震わせながら身体の中に放たれ崩れ落ちた。
愛し合って二人気怠くキスをして近況を伝えあう。政略結婚のようなものだったけれど、得られた伴侶には満足している。
「そういうわけで生意気な貴族達は権力を失いただの名のある金持ちになったわけだ」
「ふふふ」
「皇帝を唆すとは、ヘーゼルはなんて悪女なんだ」
「私は略奪されたようなものなのですが」
「するとも。俺は皇帝だからヘーゼルにも容赦はしない」
優しさたっぷりの口づけを頬にされれば、少し我儘だったかもしれないと己を省みる。
なんだかんだでお優しい。ビザステリオ様が美貌の主であることもさることながら、優しい夫だから傷つけまいと基本的にアレな私も思うのだ。
事を終えても、私達にはまだやることが残っていた。
「ヘーゼル、今日はもう休んだ方がよい。後だから色っぽくて心配だ」
「大丈夫ですよ。健康共和国の人々は私を珍獣だと思っているので心配ありません。それよりもら私達が両想いであることを見せつけておかないと」
「まぁそうだが」
身支度を整えて夜会に出席する準備をしなくては。ガウンを羽織り侍女とメイドたちの元に行く前に
「そうだ、ビザステリオ様」
「どうした、ヘーゼル?」
振り返って色気が酷いビザステリオ様に流し目を送る。危険なのは私ではなくビザステリオ様だ。男だろうと女だろうとこの壮絶な色気にやられることだろう。
一途なのは知っているけど私以外になびかないで欲しい。
「帝国に帰ったら、舐めて差し上げます」
「ヘーゼル!」
恥ずかしいけれど、頑張ろう。舌を見せると、ビザステリオ様は思いの外喜んだ。
そんなにされたかったのか。
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