荒ぶる世界の最果てダンジョン~村娘、姫騎士、女神官。みんなエロトラップに引っかかってアヘ顔Wピース!からの踊り食い~

櫛名月

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21 この人たち狂ってる!

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 かつてサキュバスが人間を拷問、陵辱するために使ったとされる地下の一室。
 もう陵辱されたくない。
 長い時間かけて嬲られてきた一六歳の肢体。
 木炭の熱がすぐには冷めないように、少女の体内にこもった熱はなかなかひこうとしない。
 ちょっと触れられただけで再燃しかねない危うさを抱えている。
 敏感なところに触れられでもしたら――。
 意識を保てる自信がない。
 また淫らな姿をこいつらに。
 そんなのイヤだ。
 いまさらだが、アダンを好きになった自分自身を呪う。
 両手、両足の金具を外されたアスミは、全裸で男二人の前に立たされていた。
 ホビに中出しされた二回分の白濁液が、太ももの内側をつうッと流れ落ちていく。
 首輪はホビと繋がったままだ。

「それじゃあアスミちゃん。つぎはこれを着てみようか?」
「もう十分満足したでしょ! そんなことよりはやく解放してください!」
「アスミちゃあん。隊長に歯向かったら……だめだろ!」

 ホビが鎖をぐいっと手前に引っ張る。

「あっ!」

 バランスを失い、前に倒れそうになるアスミをアダンの太い腕が抱きとめる。
 鋼のような胸板に少女の顔が押し付けられる。

「これは俺からのプレゼント。俺のこと大好きなんでしょ? 受け取ってよ」
「もう、あなたのことなんてどうでもいいです!」
「じゃあ、こうしようか。これ着たら解放してあげる」
「いりません! はなして!」
「しかたないな……」

 アダンは少女から離れると綺麗に折り畳まれた服を床に投げ捨て、かわりに床に落ちていたアスミの服を拾い上げ、ナイフを取り出した。

「なにをする気?」

 アスミの言うことに耳を貸さず、アダンはチュニックとホットパンツをナイフで切り裂いた。

「あ~あ。着るものなくなっちゃった……」
「ああっ! ……ひどい――」
「どうせボロボロだったし、いらないっしょ? それよりこっち着なよ?」
「その服はお父さんとお母さんから、わたしが冒険者になったお祝いにもらった、大切なものだったのに……」
「そんなの、また買ってもらえば? それよりこっち着て見せてよ? それともブラパンだけで砦の中を歩きたいのかな? 俺はそれでも構わないけど、他の男どもに見つかったら大変だよ?」

 もっと強ければ――。
 他に選択肢はない。
 観念してアスミは服を手に取って広げてみた。

「これは……いったい何を考えているのですか!」

 驚愕するアスミ。

「へえ。アスミちゃん知ってるんだ。その服がなんなのか」
「知ってるもなにもこれは、わたしの出身地であるハイランド大公国第二公女エメラルダさまのために作られたといわれる騎士服です。そのような高貴な方の服を着るなんて許されません」
「ちょ~っと違うんだよなぁ。いいかい? こいつはレプリカ。俺が特注で作ってもらったやつ。だから安心して着ちゃってよ」
「いやです! レプリカとか関係ない! あなたがやろうとしていることは、エメラルダさまを愚弄するものです!」
「アスミちゃんさあ、無駄な抵抗止めにしない? あそこの磔台で肉便器デビューする?」
「……あなたは勇者なんかじゃない……卑怯者です」
「あ?」

 アダンの顔つきが険しくなるや、そのオーラにアスミは圧倒される。
 思わず涙ぐんで、ヘナヘナと床にへたりこんだ。

「ごめんなさい……着ます……」

 アダンはいつもの温和な顔つきに戻って、

「そうそう。じゃあまだ着るの待ってね」

 それから入り口に向かって叫んだ。

「おーいみんな。待たせたなあ! 入っていいぞー!」

 ――ッ!

 部屋の入り口からぞろぞろと半裸の男たちが入ってくる。
 上半身裸でトランクスしかはいていない。
 誰も彼も見覚えがあった。一緒に戦ってきた遊撃隊のメンバーだ。
 信じられない。
 あの兵士はアスミが斬られそうになったとき、必死に守ってくれた。
 異国からこの戦いに参加したというあの冒険者とは、お互いの冒険について夜どおし語り合って失敗談に笑った。
 みんな頼れる仲間だと疑いもなく信じていた。

「隊長、待ちくびれましたよー! 今回はデザート食い放題・・・・・・・・なしかと思いましたよ」
「ごめんごめん。まあ待たせた分、期待していいよ」

 おー、と男たちが期待の声をあげる。

「デルトラは?」
「デルトラさん、こういうの興味ないみたいで今日も来ないそうです」
「あいつ、女好きなくせに、昔っからマジメというか、こういうのは楽しまないんだよね」
「すみません隊長。それなんですが、デルトラさんから隊長にこれだけは伝えておけと言われました」
「なんて?」
「壊れる女を見るのがそんなに楽しいか? と」
「また小言いただきました。まあ、あいつなりに俺のこと心配してるっていうことだよな。んじゃ、ま、こう伝えておいて」

 一呼吸おいてアダンは親指を立ててみせた。

「サイコーっ!」

(なんなの……信じられない。この人たちみんな狂ってる――! わたしはこんな人たちといままでいっしょに……)
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