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第ニ章 全てはゲーム機の為に
第1話 噂をされるとクシャミが出ると言うけれど、誰か試したの?
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「うん……く、苦し……」
寝苦しさに、目が覚めるユーキ。
見ると隣に寝ていたパティが、両手両足をがっしりユーキに絡ませていた。
「もう、何か息苦しいと思ったら……」
「うん……しょ……よい……しょっと」
パティを起こさない様に、そっと絡まっている手足を解いて脱出するユーキ。
「ふう……脱出成功」
ふと自分の服がパジャマに変わっている事に気付く。
しかもパティとお揃いだった。
(は……また脱がされた……?)
一瞬警戒したユーキだったが、すぐ冷静になり。
(いや……僕は本物の女の子かもしれないんだった……それなら別に問題は無い……か……)
(しかしまあ、普通だったら35のおっさんが本当は少女かもしれないなんて考えたら、気持ち悪くなりそうなもんだけど、全然違和感無いんだよなー……やっぱり僕って……)
少し考え込むが、クシャっと頭をかきむしりーー
「ええいもう! 考えても答え出ないなら、考えるのやめっ!」
服を着替えて一階に下りると、出掛けようとしているメルクが居た。
「あ、おはよう! メル君」
「あ、おはようございますユーキさん! お早いですね」
「出掛けるの?」
「ええ、ちょっと買い出しに」
「あ、じゃあ僕も一緒に行っていい? 行きたいとこあるんだ」
「え? ええ、それは別に、構わないんですが……」
煮え切らない返事にーー
「ん? 何か問題でも?」
「あ、いいえ、勝手にユーキさんを連れ出したら、パティさんに怒られるかも? なんて思ったものですから……」
「パティ? 何でパティが怒るの……? ああ、大丈夫だよ、1人で出歩くのは禁止されてるけど、メル君と一緒なら問題無いよ!?」
「いや……それが問題なんですが……」
ボソッと言うメルク。
「ん?」
鈍いユーキであった。
メルク、覚悟を決めて。
「よし!! それじゃあ行きましょうか!!」
「うん、じゃあ支度するからちょっと待ってて」
「はい」
階段を駆け上がって行くユーキ。
「はあ……ユーキさん、やっぱりかわいいなー」
見惚れるメルク。
街中を歩くユーキとメルク。
(ユーキさんと2人きり……これはもしやデート、と言うやつなのでは?)
顔が赤くなるメルク。
「ん? 顔が赤いよ? メル君……熱あるんじゃないの?」
そう言ってメルクのおでこに手を当てるユーキ。
更に赤くなるメルク。
「だ、だ、大丈夫です!! 何ともないですから」
「そう? ならいいけど……」
ブルブルブルッ!!
邪念を振り払うように首をふり。
「そ、それで、ユーキさんはどこに行きたいんですか?」
「うん、カートリッジ売ってるとこ」
「カートリッジ? ああ、魔装弾ですか」
「魔装弾? カートリッジって言うんじゃないの?」
「あ、いえ、どっちも正解なんです、ただ言い方が人によって違うだけで……」
「ああ、そういう事か」
「いやー、パティに借りっぱなしだったから返さないといけないし、せっかくだから自分のも買っとこうかな? と」
「そうですね、やっぱり常に予備は持ってた方がいいですね」
店に到着した2人ーー売り場に並んだ魔装弾を見ているユーキ。
「アイアンクラス3万ジェル、ブロンズ10万、シルバー30万、ゴールド100万、プラチナ300万……」
「た、たっかー……カートリッジってこんなに高かったの?」
「そうですね、ランクが上がるごとに値段は大体3倍になっていきます……その分、蓄積できる魔力量も約3倍になりますけどね」
「こんな高いのを戦いの度にポンポン使い捨ててたら、お金かかってしょうがないよー」
「え? 使い捨てじゃないですよ?」
「え? そうなの?」
「ええ、充填されてる魔力を使い切っても、自分でまた魔力を蓄積できるんです……だから蓄積されてる魔力の値段、と言うよりは、内蔵されている魔石の価値が大部分を占めてますね」
「そうだったんだ……まあそれなら仕方ない……のかな?」
その頃、宿屋の2階から階段を駆け降りてくるパティ。
「ユーキ!! ユーキどこ!!?」
「やあパティ君、おはよう……どうしたね? そんなに慌てて」
「アイ君! ユーキ見なかった?」
「いや、今日は見ていないが?」
「そう……あと早く服着なさい! みんな避けて行くから」
慌てた様子のパティに従業員が声をかけてきた。
「あのー、ユーキさんってもしかしてピンクの髪の可愛らしいお嬢さん?」
「え? ええ、そうよ」
「その娘なら今朝方、お連れの男の子と出掛けられましたよ?」
「な……黙ってユーキを連れ出すとは……おのれメルク!! 許すまじ!!」
「ヘックシュ!!」
「もう、汚いなー」
そう言いながら、自分のチョコパフェをかわしているユーキ。
「す、すみません!」
喫茶店ぽい店でチョコパフェを食べている2人。
「メルクがユーキに何かする前に助け出さないと!!」
「いや、人聞きの悪い事を言わないでくれたまえ、メルクは何もしないよ」
「何で何もしないのよ!! あんなにかわいい娘を前にして!!」
「いや、どっちなんだね……」
パティが魔装具を具現化させる。
「ウェイブソナー!」
トトトトトトトトトト!!
杖をいつもより数倍早いスピードで突いていく。
「パティ君! 早い! 早いよ!」
「見つけた!! さあ、行くわよ!! アイ君!」
ズルズルズル!!
アイバーンを引きずりながら、ユーキの元に急ぐパティ。
「パティ君! 何故私を連れて行くのかね?」
「メルクがもしユーキに何かしてたら、連帯責任であんたも一緒に燃やす為よ」
「こ、怖い事を言わないでくれ……信じているぞ! メルク!!」
ブルッ!!
震えるメルク。
「どうしたの? メル君」
「いや、ちょっと寒気を感じたもので」
「さっきのクシャミといい、やっぱ風邪なんじゃない?」
寝苦しさに、目が覚めるユーキ。
見ると隣に寝ていたパティが、両手両足をがっしりユーキに絡ませていた。
「もう、何か息苦しいと思ったら……」
「うん……しょ……よい……しょっと」
パティを起こさない様に、そっと絡まっている手足を解いて脱出するユーキ。
「ふう……脱出成功」
ふと自分の服がパジャマに変わっている事に気付く。
しかもパティとお揃いだった。
(は……また脱がされた……?)
一瞬警戒したユーキだったが、すぐ冷静になり。
(いや……僕は本物の女の子かもしれないんだった……それなら別に問題は無い……か……)
(しかしまあ、普通だったら35のおっさんが本当は少女かもしれないなんて考えたら、気持ち悪くなりそうなもんだけど、全然違和感無いんだよなー……やっぱり僕って……)
少し考え込むが、クシャっと頭をかきむしりーー
「ええいもう! 考えても答え出ないなら、考えるのやめっ!」
服を着替えて一階に下りると、出掛けようとしているメルクが居た。
「あ、おはよう! メル君」
「あ、おはようございますユーキさん! お早いですね」
「出掛けるの?」
「ええ、ちょっと買い出しに」
「あ、じゃあ僕も一緒に行っていい? 行きたいとこあるんだ」
「え? ええ、それは別に、構わないんですが……」
煮え切らない返事にーー
「ん? 何か問題でも?」
「あ、いいえ、勝手にユーキさんを連れ出したら、パティさんに怒られるかも? なんて思ったものですから……」
「パティ? 何でパティが怒るの……? ああ、大丈夫だよ、1人で出歩くのは禁止されてるけど、メル君と一緒なら問題無いよ!?」
「いや……それが問題なんですが……」
ボソッと言うメルク。
「ん?」
鈍いユーキであった。
メルク、覚悟を決めて。
「よし!! それじゃあ行きましょうか!!」
「うん、じゃあ支度するからちょっと待ってて」
「はい」
階段を駆け上がって行くユーキ。
「はあ……ユーキさん、やっぱりかわいいなー」
見惚れるメルク。
街中を歩くユーキとメルク。
(ユーキさんと2人きり……これはもしやデート、と言うやつなのでは?)
顔が赤くなるメルク。
「ん? 顔が赤いよ? メル君……熱あるんじゃないの?」
そう言ってメルクのおでこに手を当てるユーキ。
更に赤くなるメルク。
「だ、だ、大丈夫です!! 何ともないですから」
「そう? ならいいけど……」
ブルブルブルッ!!
邪念を振り払うように首をふり。
「そ、それで、ユーキさんはどこに行きたいんですか?」
「うん、カートリッジ売ってるとこ」
「カートリッジ? ああ、魔装弾ですか」
「魔装弾? カートリッジって言うんじゃないの?」
「あ、いえ、どっちも正解なんです、ただ言い方が人によって違うだけで……」
「ああ、そういう事か」
「いやー、パティに借りっぱなしだったから返さないといけないし、せっかくだから自分のも買っとこうかな? と」
「そうですね、やっぱり常に予備は持ってた方がいいですね」
店に到着した2人ーー売り場に並んだ魔装弾を見ているユーキ。
「アイアンクラス3万ジェル、ブロンズ10万、シルバー30万、ゴールド100万、プラチナ300万……」
「た、たっかー……カートリッジってこんなに高かったの?」
「そうですね、ランクが上がるごとに値段は大体3倍になっていきます……その分、蓄積できる魔力量も約3倍になりますけどね」
「こんな高いのを戦いの度にポンポン使い捨ててたら、お金かかってしょうがないよー」
「え? 使い捨てじゃないですよ?」
「え? そうなの?」
「ええ、充填されてる魔力を使い切っても、自分でまた魔力を蓄積できるんです……だから蓄積されてる魔力の値段、と言うよりは、内蔵されている魔石の価値が大部分を占めてますね」
「そうだったんだ……まあそれなら仕方ない……のかな?」
その頃、宿屋の2階から階段を駆け降りてくるパティ。
「ユーキ!! ユーキどこ!!?」
「やあパティ君、おはよう……どうしたね? そんなに慌てて」
「アイ君! ユーキ見なかった?」
「いや、今日は見ていないが?」
「そう……あと早く服着なさい! みんな避けて行くから」
慌てた様子のパティに従業員が声をかけてきた。
「あのー、ユーキさんってもしかしてピンクの髪の可愛らしいお嬢さん?」
「え? ええ、そうよ」
「その娘なら今朝方、お連れの男の子と出掛けられましたよ?」
「な……黙ってユーキを連れ出すとは……おのれメルク!! 許すまじ!!」
「ヘックシュ!!」
「もう、汚いなー」
そう言いながら、自分のチョコパフェをかわしているユーキ。
「す、すみません!」
喫茶店ぽい店でチョコパフェを食べている2人。
「メルクがユーキに何かする前に助け出さないと!!」
「いや、人聞きの悪い事を言わないでくれたまえ、メルクは何もしないよ」
「何で何もしないのよ!! あんなにかわいい娘を前にして!!」
「いや、どっちなんだね……」
パティが魔装具を具現化させる。
「ウェイブソナー!」
トトトトトトトトトト!!
杖をいつもより数倍早いスピードで突いていく。
「パティ君! 早い! 早いよ!」
「見つけた!! さあ、行くわよ!! アイ君!」
ズルズルズル!!
アイバーンを引きずりながら、ユーキの元に急ぐパティ。
「パティ君! 何故私を連れて行くのかね?」
「メルクがもしユーキに何かしてたら、連帯責任であんたも一緒に燃やす為よ」
「こ、怖い事を言わないでくれ……信じているぞ! メルク!!」
ブルッ!!
震えるメルク。
「どうしたの? メル君」
「いや、ちょっと寒気を感じたもので」
「さっきのクシャミといい、やっぱ風邪なんじゃない?」
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