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第ニ章 全てはゲーム機の為に
第11話 夢見るユーキ、番外編(ユーキと天使と悪魔と猫)
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ユーキを降ろすパティ。
「ほら、待っててあげるから、早く傷を治しなさい」
「う、うん」
傷の治療を始めるユーキ。
「しかし、どうもユーキ君は何か焦っている様に見える」
「焦り、ですか?」
「ああ、第4戦までは冷静に戦略を練って闘っていたようだが、今回に限っては不用意過ぎる……特に先程のアローズにしても、おそらくはパティ君に特性を聞いただろうに、ろくに加速も強化もせずに放った」
「そう言われればそうですね」
「相手がパティ君だから動揺しているのか、もしくは魔力がもう……」
アイバーンが危惧していた通り、突如ユーキの魔装が解ける。
「くそ! 保たなかったか……」
「ああっとー!! 傷の治療をしていたユーキ選手の魔装が解けてしまったー!! これはもしや魔力が尽きたのかー!!」
「やはり魔力が限界だったか……」
「ユーキさん、せっかくここまできたのに……」
「やっぱりこの辺が限界だったみたいね……ユーキ!! 魔装無しじゃ勝ち目はないわ、降参しなさい!」
「やだっ!!」
「どうして? このまま続けても無駄に怪我が増えるだけよ?」
「僕はこの闘い、絶対に負けられないんだ!!」
「何でそこまで……」
「…………」
「そう……言えない理由があるのね……分かったわ、なら最後まで闘いましょう」
大見得を切った以上、今更ゲーム機の為とは言えないユーキであった。
(とは言ったものの……魔力が尽きた以上、とてもじゃないが勝ち目はない……何か……何か手は無いのか?)
色々考えていると、ある作戦を思い付くユーキ。
だがそれを実行するには、かなりの抵抗があった。
(いや、さすがにこれはマズイよねー)
「いいじゃねえか、やれよ」
(え? 誰?)
ユーキの脳内イメージで、悪魔風の姿のヤマトが囁きかけてくる。
(もしやこれは、漫画とかでよくある、心の中の悪魔? と言う事は……)
「そんな事をしてはいけません」
天使風の姿のユーキが現れる。
(やっぱり出た!)
「何だよ、どうせこのままだと負けるんだ、ならやるしかねえだろ?」
(うん、確かに)
「しかし、試合である以上正々堂々と闘うべきです!」
(それもそうだ)
「正々堂々? さっきパティは卑怯にも後ろから攻撃して来たぞ?」
(はっ! そう言えば)
「あ、あれは勝負である以上、警戒を怠ったこちらが悪いんです」
(まあそうだよねー)
「そ、それに先程はパティに命を救われたではありませんか」
(うん、あれは助かった)
「ああん? そもそも空中戦になるよう仕向けて来たのはパティなんだぜ?」
(言われてみれば)
「大体最初の力比べだってパティから提案して来たんだ……まんまとパティのペースに巻き込まれたんだよ」
(そ、そうだったのか)
「彼女の戦闘センスが上だったと言う事です」
(パティ、センスあるもんなー)
「だからってこのまま負けていいのか? ゲーム機を諦めるのか?」
(諦めたくない)
「それは、そうですが……でもそんな事をしたらパティ、怒りますよ?」
(パティ、怒ると怖いもんなー)
「大丈夫だって……パティはユーキにベタ惚れなんだぜ? 後で謝れば許してくれるって」
(許してくれるかなー?)
「でも恩を仇で返すような真似は……」
(したくないよねー)
「今、この機会を逃したら、今度はいつ手に入れられるか分からないんだぜ?」
(分からないよねー)
「そうニャ! やるなら今ニャ!」
(いや、お前誰だよ?)
いきなり猫耳のユーキが割って入ってきた。
「あたし? あたしは猫ニャ」
(いや、天使と悪魔は分かるよ……猫って何だよ? 猫って)
「猫も知らないのかニャ? 4足歩行でニャーと鳴く、この世で1番愛らしい生き物ニャ」
(いや、猫の説明を聞いてんじゃねーよ! てか何だ? こいつの喋り方、妙にイラっとするんだが?)
「何だか面白そうな事してたから、邪魔しに来たニャ」
(邪魔するんなら帰れ!)
「ああ、楽しい会話だったニャ……また来るニャ……っておいっ! どこかの新喜劇みたいな事やらせるニャ!!」
(自分で勝手にやったんだろ)
「うるせーぞ猫! 引っ込んでろ!」
「フニャ!」
「そうよ、引っ込んでなさい!」
「こっちもニャ?」
(ややこしくなるから引っ込んでろ!)
「ユーキまでニャ!」
「せっかく来たのに、酷い扱いニャ」
(いや、そもそも呼んでねーし、関係ねーし)
「さあ、決断しろ! ユーキ」
「決断するニャ!」
(うーん……やっぱり欲しい!)
「なら可能性に賭けようぜ!」
「賭けてみるニャ!」
(うん、賭けてみる! てか猫うるせー!)
「もう、どうなっても知りませんからね」
「よし、やれ!」
「やるニャ!」
(やるぞ! そして猫邪魔!)
悪魔の誘惑に負け、猫の喋りにイラつくユーキであった。
「さあ、最後まで闘うと言うのなら、かかって来なさい! ユーキ!」
「ユーキ選手、最早魔力も尽きて勝ち目はないと思われますが、まだ闘うつもりなのか?」
「ぐっ! うあああああ!!」
突然胸を押さえて苦しみ出すユーキ。
「え? ユーキ、どうしたの?」
「あっと、これはどうした事か? ユーキ選手、苦しそうに胸を押さえている……大丈夫なのか?」
崩れる様にして、仰向けに倒れるユーキ。
「ユーキ!!」
慌ててユーキの元に駆け寄るパティ。
「ねえ! 大丈夫なの? しっかりして、ユーキ!!」
「な、何と! とうとう倒れてしまったユーキ選手!! 今、レフェリーが確認を取りに行きます!!」
観客も心配そうだ。
「どうしたんだ? 大丈夫なのか? ユーキちゃん」
「何か苦しがってたぞ? どこかダメージ受けたんじゃないのか?」
「早く助けてあげてー!!」
「アイバーン様!! ユーキさんが大変です!!」
「ん? あ、ああ……だがどうも不自然だったのだが……」
ユーキのそばまで来たパティ、だが次の瞬間、両足でパティの胴を挟み込むユーキ。
「フハハハハハ!! 掛かったなパティ!!」
「え? ユーキ? ええ? 何これ?」
いきなりの事態に驚いているパティ。
その隙を突いて、パティの片腕を取り、首に両足を絡ませて三角絞めの体勢に入るユーキ。
「ぐっ! 絞め技?」
「ああっとー!! 何とユーキ選手、死んだフリだー!! パティ選手も我々も見事に騙されましたー!!」
「ユーキ君、何て作戦を……」
「なりふり構わず、ですね」
「こんな物! すぐに解いて……」
パティが脱出しようとすると、ユーキが何か小声で魔法を発動させる。
その直後、体からガクッと力が抜け崩れ落ちるパティ。
「もしかしてユーキさん……パティさんの魔力を吸収してるんじゃ?」
「ユーキ君……それは邪法だ……」
頭を抱えるアイバーン。
「ほら、待っててあげるから、早く傷を治しなさい」
「う、うん」
傷の治療を始めるユーキ。
「しかし、どうもユーキ君は何か焦っている様に見える」
「焦り、ですか?」
「ああ、第4戦までは冷静に戦略を練って闘っていたようだが、今回に限っては不用意過ぎる……特に先程のアローズにしても、おそらくはパティ君に特性を聞いただろうに、ろくに加速も強化もせずに放った」
「そう言われればそうですね」
「相手がパティ君だから動揺しているのか、もしくは魔力がもう……」
アイバーンが危惧していた通り、突如ユーキの魔装が解ける。
「くそ! 保たなかったか……」
「ああっとー!! 傷の治療をしていたユーキ選手の魔装が解けてしまったー!! これはもしや魔力が尽きたのかー!!」
「やはり魔力が限界だったか……」
「ユーキさん、せっかくここまできたのに……」
「やっぱりこの辺が限界だったみたいね……ユーキ!! 魔装無しじゃ勝ち目はないわ、降参しなさい!」
「やだっ!!」
「どうして? このまま続けても無駄に怪我が増えるだけよ?」
「僕はこの闘い、絶対に負けられないんだ!!」
「何でそこまで……」
「…………」
「そう……言えない理由があるのね……分かったわ、なら最後まで闘いましょう」
大見得を切った以上、今更ゲーム機の為とは言えないユーキであった。
(とは言ったものの……魔力が尽きた以上、とてもじゃないが勝ち目はない……何か……何か手は無いのか?)
色々考えていると、ある作戦を思い付くユーキ。
だがそれを実行するには、かなりの抵抗があった。
(いや、さすがにこれはマズイよねー)
「いいじゃねえか、やれよ」
(え? 誰?)
ユーキの脳内イメージで、悪魔風の姿のヤマトが囁きかけてくる。
(もしやこれは、漫画とかでよくある、心の中の悪魔? と言う事は……)
「そんな事をしてはいけません」
天使風の姿のユーキが現れる。
(やっぱり出た!)
「何だよ、どうせこのままだと負けるんだ、ならやるしかねえだろ?」
(うん、確かに)
「しかし、試合である以上正々堂々と闘うべきです!」
(それもそうだ)
「正々堂々? さっきパティは卑怯にも後ろから攻撃して来たぞ?」
(はっ! そう言えば)
「あ、あれは勝負である以上、警戒を怠ったこちらが悪いんです」
(まあそうだよねー)
「そ、それに先程はパティに命を救われたではありませんか」
(うん、あれは助かった)
「ああん? そもそも空中戦になるよう仕向けて来たのはパティなんだぜ?」
(言われてみれば)
「大体最初の力比べだってパティから提案して来たんだ……まんまとパティのペースに巻き込まれたんだよ」
(そ、そうだったのか)
「彼女の戦闘センスが上だったと言う事です」
(パティ、センスあるもんなー)
「だからってこのまま負けていいのか? ゲーム機を諦めるのか?」
(諦めたくない)
「それは、そうですが……でもそんな事をしたらパティ、怒りますよ?」
(パティ、怒ると怖いもんなー)
「大丈夫だって……パティはユーキにベタ惚れなんだぜ? 後で謝れば許してくれるって」
(許してくれるかなー?)
「でも恩を仇で返すような真似は……」
(したくないよねー)
「今、この機会を逃したら、今度はいつ手に入れられるか分からないんだぜ?」
(分からないよねー)
「そうニャ! やるなら今ニャ!」
(いや、お前誰だよ?)
いきなり猫耳のユーキが割って入ってきた。
「あたし? あたしは猫ニャ」
(いや、天使と悪魔は分かるよ……猫って何だよ? 猫って)
「猫も知らないのかニャ? 4足歩行でニャーと鳴く、この世で1番愛らしい生き物ニャ」
(いや、猫の説明を聞いてんじゃねーよ! てか何だ? こいつの喋り方、妙にイラっとするんだが?)
「何だか面白そうな事してたから、邪魔しに来たニャ」
(邪魔するんなら帰れ!)
「ああ、楽しい会話だったニャ……また来るニャ……っておいっ! どこかの新喜劇みたいな事やらせるニャ!!」
(自分で勝手にやったんだろ)
「うるせーぞ猫! 引っ込んでろ!」
「フニャ!」
「そうよ、引っ込んでなさい!」
「こっちもニャ?」
(ややこしくなるから引っ込んでろ!)
「ユーキまでニャ!」
「せっかく来たのに、酷い扱いニャ」
(いや、そもそも呼んでねーし、関係ねーし)
「さあ、決断しろ! ユーキ」
「決断するニャ!」
(うーん……やっぱり欲しい!)
「なら可能性に賭けようぜ!」
「賭けてみるニャ!」
(うん、賭けてみる! てか猫うるせー!)
「もう、どうなっても知りませんからね」
「よし、やれ!」
「やるニャ!」
(やるぞ! そして猫邪魔!)
悪魔の誘惑に負け、猫の喋りにイラつくユーキであった。
「さあ、最後まで闘うと言うのなら、かかって来なさい! ユーキ!」
「ユーキ選手、最早魔力も尽きて勝ち目はないと思われますが、まだ闘うつもりなのか?」
「ぐっ! うあああああ!!」
突然胸を押さえて苦しみ出すユーキ。
「え? ユーキ、どうしたの?」
「あっと、これはどうした事か? ユーキ選手、苦しそうに胸を押さえている……大丈夫なのか?」
崩れる様にして、仰向けに倒れるユーキ。
「ユーキ!!」
慌ててユーキの元に駆け寄るパティ。
「ねえ! 大丈夫なの? しっかりして、ユーキ!!」
「な、何と! とうとう倒れてしまったユーキ選手!! 今、レフェリーが確認を取りに行きます!!」
観客も心配そうだ。
「どうしたんだ? 大丈夫なのか? ユーキちゃん」
「何か苦しがってたぞ? どこかダメージ受けたんじゃないのか?」
「早く助けてあげてー!!」
「アイバーン様!! ユーキさんが大変です!!」
「ん? あ、ああ……だがどうも不自然だったのだが……」
ユーキのそばまで来たパティ、だが次の瞬間、両足でパティの胴を挟み込むユーキ。
「フハハハハハ!! 掛かったなパティ!!」
「え? ユーキ? ええ? 何これ?」
いきなりの事態に驚いているパティ。
その隙を突いて、パティの片腕を取り、首に両足を絡ませて三角絞めの体勢に入るユーキ。
「ぐっ! 絞め技?」
「ああっとー!! 何とユーキ選手、死んだフリだー!! パティ選手も我々も見事に騙されましたー!!」
「ユーキ君、何て作戦を……」
「なりふり構わず、ですね」
「こんな物! すぐに解いて……」
パティが脱出しようとすると、ユーキが何か小声で魔法を発動させる。
その直後、体からガクッと力が抜け崩れ落ちるパティ。
「もしかしてユーキさん……パティさんの魔力を吸収してるんじゃ?」
「ユーキ君……それは邪法だ……」
頭を抱えるアイバーン。
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