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第四章 某国の姫君
第11話 新キャラ多過ぎて訳分かんない
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トゥマールの玉座の間で、国王と何やら相談しているアイバーン。
「なるほど……しかしリーゼルの国民、何よりユーキ君が納得するでしょうか?」
「だが、納得してもらわねば、リーゼルはこれからもパラスの脅威に怯える事になる」
「それは……そうなんですが……」
アイバーンと国王が相談をしていると、何やら非常に騒がしい男が入って来る。
「国王ー!! 王国騎士団、ブレン・プロージュ只今戻りましたー!!」
「ゲッ!? よりにもよって、1番めんどくさい奴が……」
部屋に入って来たブレンが、アイバーンとメルクの存在に気付く。
「オォォォォ!! アイバーンじゃないかぁぁぁ!! 久しぶりだなぁ、我がライバルよー!! メルクも元気そうで何よりだー!!」
「お、お久しぶりです、ブレン様」
「相変わらずやかましい男だな、貴様は! もっと静かに喋れないのかね!?」
「ハハハァ!! いやー、スマンスマン!! 久しぶりにお前に会えて嬉しくてなぁ!! ワハハハハァ!!」
「私は一気に気が滅入ったよ!」
「ブレンよ、長旅ご苦労じゃった! して、候補者は見つかったのか?」
「ああっ!! そうでしたぁ!! 国王、ご覧ください!! この娘が、俺様が見つけて来た候補者でございます!!」
ブレンが自慢気に両手で紹介のポーズを取るが、そこには誰も居なかった。
「ん? 誰もおらぬようじゃが?」
「へ!? あれぇぇぇぇ!? さっきまで横に居たんですけどねぇ!!」
慌てて部屋の外に、候補者とやらを探しに行くブレン。
部屋の外でブレンの話し声が聞こえる。
「フィーちゃん!! 何故一緒に入って来ないんだ!?」
「あんたが待てって言ったから……」
「そ、そうだったか!? いや、それは悪かった!! では一緒に来てくれ!!」
再び部屋に入って来たブレンの後ろから、見た目12歳ぐらいの黒髪の美少女が入って来る。
「さあ、ご覧ください国王!! この娘が、俺様がノインツ大陸まで行って見つけて来た候補者、ネフティー・セルト!! 通称フィーちゃんです!!」
「おおー!! これはまた、実にかわいい娘を見つけて来たのぅ、ブレンよ!!」
「そうでしょう、そうでしょう!! しかし国王!! このフィーちゃん、ただかわいいだけではありません!! その戦闘能力も素晴らしい物を持っているんです!! もしかしたら俺様と互角、あるいはそれ以上かもしれないんです!!」
「何と!? 騎士団であるお前と互角とな!? これはまた素晴らしい逸材じゃな!!」
得意気にアイバーンの方を向くブレン。
「ハハハァ!! どうだアイバーン、俺様の見つけて来た候補者は!? これ以上の逸材はまずお目にかかれまい!!」
「ああ、可愛さは申し分無い……だが貴様と同程度の強さというのでは、大した事は無いんじゃないか?」
「ん? ……それはどういう意味だぁぁぁ!!」
「言葉通りの意味だが?」
「よーし!! それなら久々に手合わせするか!? アイバーン!!」
「いいだろう! 私との格の違いを改めて思い知らせてやろう!」
戦闘態勢をとるアイバーンとブレン。
「ち、ちょっとおやめくださいお二人共!! 国王の御前ですよ!?」
メルクの言葉に、我に帰る2人。
「ハッ!? これは失礼しました、国王陛下」
「何なりと処罰を……」
「いや、構わん構わん!! 久々にお前達のやり取りを見れて楽しかったわい、ハハハハ!!」
「恐れ入ります」
「ところでアイバーンよ!! お前の候補者はどこだ? 城に戻って来たという事は、見つけて来たんだろう?」
「ん? ああ、見つけるには見つけたんだが……少々面倒な事になってな……」
「面倒な事?」
ブレンに事の顛末を説明するアイバーン。
「何っ!? リーゼルの姫君だと!?」
「ああ」
「それはまた……厄介というか、まあ知らずに選んだのなら、ある意味お前の見る目が確かだったと言うべきか……あ! 因みにそのユーキちゃんの写真はあるのか?」
「あ、ああこれだ」
アイバーンに手渡されたユーキの写真を見たブレンが顔を赤くする。
「か……かわいい……オ、オイ! アイバーン!! ユーキちゃんってめちゃくちゃかわいいじゃないかぁぁぁ!! ほ、惚れた……」
「ユーキ君もただかわいいだけでは無いぞ!? 強さも申し分ない! ユーキ君の特殊能力を見れば、貴様も驚く筈だ」
ブレンが見ていたユーキの写真を、横からヒョコッと覗き込むフィー。
「あ、いや……フィーちゃんも勿論かわいいよ!! いやもう、甲乙付けがたいとはこの事だ!!」
ユーキの写真を見たフィーがハッとなり。
「この娘……今どこに居るの?」
「ん? ユーキ君かね? 今は故郷のリーゼル国に居る筈だが?」
「そう……」
足早に部屋から出て行こうとするフィー。
「ち、ちょっと待つんだフィーちゃん!! どこへ行くつもりだ?」
「リーゼル……」
再び部屋を出て行こうとするフィー。
「まっ、待ってってばフィーちゃん!! 君には武闘大会が始まるまで、この国に居てもらわないと困る!!」
フィーの前に両手を広げて立ち塞がるブレン。
「私は元々そんな物に興味は無かったし、本来の目的を見つけたから」
「え!? 目的?」
「それじゃ……」
ブレンをかわして行こうとするフィーを、国王が止める。
「待ちたまえ、フィー君!!」
だが無視して突き進むフィー。
「え? あ、あれ? ワシの声聞こえなかった? あ、それともワシ無視されてる? お~い!! ワシ一応国王なんじゃけどぉぉぉ!!」
立ち止まり振り返るフィー。
「聞こえてるわよ……何?」
「あ、ああ良かった……オホンッ!! リーゼルに行ってどうするつもりじゃ?」
「あなた達には関係無いわ」
「おっふ! 中々のクールビューティーっぷりじゃな!? クセになりそうじゃわい……目的は……ユーキ君、かな?」
「な、何故分かったの!? ハッ!! 読心術!?」
「え? もしかしてフィーさんって、クールに見えて意外と天然さんですか?」
「ふむ……この娘もいい……」
「アイバーン様……この浮気者……」
「なるほど……しかしリーゼルの国民、何よりユーキ君が納得するでしょうか?」
「だが、納得してもらわねば、リーゼルはこれからもパラスの脅威に怯える事になる」
「それは……そうなんですが……」
アイバーンと国王が相談をしていると、何やら非常に騒がしい男が入って来る。
「国王ー!! 王国騎士団、ブレン・プロージュ只今戻りましたー!!」
「ゲッ!? よりにもよって、1番めんどくさい奴が……」
部屋に入って来たブレンが、アイバーンとメルクの存在に気付く。
「オォォォォ!! アイバーンじゃないかぁぁぁ!! 久しぶりだなぁ、我がライバルよー!! メルクも元気そうで何よりだー!!」
「お、お久しぶりです、ブレン様」
「相変わらずやかましい男だな、貴様は! もっと静かに喋れないのかね!?」
「ハハハァ!! いやー、スマンスマン!! 久しぶりにお前に会えて嬉しくてなぁ!! ワハハハハァ!!」
「私は一気に気が滅入ったよ!」
「ブレンよ、長旅ご苦労じゃった! して、候補者は見つかったのか?」
「ああっ!! そうでしたぁ!! 国王、ご覧ください!! この娘が、俺様が見つけて来た候補者でございます!!」
ブレンが自慢気に両手で紹介のポーズを取るが、そこには誰も居なかった。
「ん? 誰もおらぬようじゃが?」
「へ!? あれぇぇぇぇ!? さっきまで横に居たんですけどねぇ!!」
慌てて部屋の外に、候補者とやらを探しに行くブレン。
部屋の外でブレンの話し声が聞こえる。
「フィーちゃん!! 何故一緒に入って来ないんだ!?」
「あんたが待てって言ったから……」
「そ、そうだったか!? いや、それは悪かった!! では一緒に来てくれ!!」
再び部屋に入って来たブレンの後ろから、見た目12歳ぐらいの黒髪の美少女が入って来る。
「さあ、ご覧ください国王!! この娘が、俺様がノインツ大陸まで行って見つけて来た候補者、ネフティー・セルト!! 通称フィーちゃんです!!」
「おおー!! これはまた、実にかわいい娘を見つけて来たのぅ、ブレンよ!!」
「そうでしょう、そうでしょう!! しかし国王!! このフィーちゃん、ただかわいいだけではありません!! その戦闘能力も素晴らしい物を持っているんです!! もしかしたら俺様と互角、あるいはそれ以上かもしれないんです!!」
「何と!? 騎士団であるお前と互角とな!? これはまた素晴らしい逸材じゃな!!」
得意気にアイバーンの方を向くブレン。
「ハハハァ!! どうだアイバーン、俺様の見つけて来た候補者は!? これ以上の逸材はまずお目にかかれまい!!」
「ああ、可愛さは申し分無い……だが貴様と同程度の強さというのでは、大した事は無いんじゃないか?」
「ん? ……それはどういう意味だぁぁぁ!!」
「言葉通りの意味だが?」
「よーし!! それなら久々に手合わせするか!? アイバーン!!」
「いいだろう! 私との格の違いを改めて思い知らせてやろう!」
戦闘態勢をとるアイバーンとブレン。
「ち、ちょっとおやめくださいお二人共!! 国王の御前ですよ!?」
メルクの言葉に、我に帰る2人。
「ハッ!? これは失礼しました、国王陛下」
「何なりと処罰を……」
「いや、構わん構わん!! 久々にお前達のやり取りを見れて楽しかったわい、ハハハハ!!」
「恐れ入ります」
「ところでアイバーンよ!! お前の候補者はどこだ? 城に戻って来たという事は、見つけて来たんだろう?」
「ん? ああ、見つけるには見つけたんだが……少々面倒な事になってな……」
「面倒な事?」
ブレンに事の顛末を説明するアイバーン。
「何っ!? リーゼルの姫君だと!?」
「ああ」
「それはまた……厄介というか、まあ知らずに選んだのなら、ある意味お前の見る目が確かだったと言うべきか……あ! 因みにそのユーキちゃんの写真はあるのか?」
「あ、ああこれだ」
アイバーンに手渡されたユーキの写真を見たブレンが顔を赤くする。
「か……かわいい……オ、オイ! アイバーン!! ユーキちゃんってめちゃくちゃかわいいじゃないかぁぁぁ!! ほ、惚れた……」
「ユーキ君もただかわいいだけでは無いぞ!? 強さも申し分ない! ユーキ君の特殊能力を見れば、貴様も驚く筈だ」
ブレンが見ていたユーキの写真を、横からヒョコッと覗き込むフィー。
「あ、いや……フィーちゃんも勿論かわいいよ!! いやもう、甲乙付けがたいとはこの事だ!!」
ユーキの写真を見たフィーがハッとなり。
「この娘……今どこに居るの?」
「ん? ユーキ君かね? 今は故郷のリーゼル国に居る筈だが?」
「そう……」
足早に部屋から出て行こうとするフィー。
「ち、ちょっと待つんだフィーちゃん!! どこへ行くつもりだ?」
「リーゼル……」
再び部屋を出て行こうとするフィー。
「まっ、待ってってばフィーちゃん!! 君には武闘大会が始まるまで、この国に居てもらわないと困る!!」
フィーの前に両手を広げて立ち塞がるブレン。
「私は元々そんな物に興味は無かったし、本来の目的を見つけたから」
「え!? 目的?」
「それじゃ……」
ブレンをかわして行こうとするフィーを、国王が止める。
「待ちたまえ、フィー君!!」
だが無視して突き進むフィー。
「え? あ、あれ? ワシの声聞こえなかった? あ、それともワシ無視されてる? お~い!! ワシ一応国王なんじゃけどぉぉぉ!!」
立ち止まり振り返るフィー。
「聞こえてるわよ……何?」
「あ、ああ良かった……オホンッ!! リーゼルに行ってどうするつもりじゃ?」
「あなた達には関係無いわ」
「おっふ! 中々のクールビューティーっぷりじゃな!? クセになりそうじゃわい……目的は……ユーキ君、かな?」
「な、何故分かったの!? ハッ!! 読心術!?」
「え? もしかしてフィーさんって、クールに見えて意外と天然さんですか?」
「ふむ……この娘もいい……」
「アイバーン様……この浮気者……」
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