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第五章 五国統一
第71話 本人の前では言いにくい事ってあるよね
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幾度となく、走っては壁に当たり走っては壁に当たりを繰り返していたユーキだったが、痺れを切らしたフィーが遂に直接攻撃を開始する。
「いい加減にしてください! 私だってずっと追いかけるのは疲れるんです」
「だったら追いかけてくんな~!!」
「そうはいきません! ユーキさんと距離を開ける訳にはいかないんですから」
(今、距離を開けられないって言った? じゃあやっぱり!)
「無理矢理にでも止まっていただきます! ダークネスアロー!!」
暗闇にフィーの声が響くと、闇に紛れた黒い矢がユーキの足をかすめる。
「痛っ!!」
直撃ではないものの、痛みで転倒してしまうユーキ。
「ぐうっ!」
「さあ、逃げてばかりいないで、正々堂々闘ってください」
「こんな暗闇に閉じ込めて、見えない所から攻撃して、正々堂々ゆ~な!」
「これが私の闘い方ですので」
(くっ! あと2回壁に当たれば……)
痛む足を引きずりながら、再び移動を始めるユーキ。
「その足でまだ逃げるんですか? まあ、飛行魔法も使えない状態なら、致し方ないんでしょうが」
少し移動すると、また壁に辿り着くユーキ。
(よし! あと1回!)
来た方向とはまた違う方向に移動を始めるユーキ。
その動きを客席で見ていたパティ達が、ユーキのやろうとしている事に気付き始めていた。
「やっぱり! これで決まりね!」
「ふむ……やはりユーキ君も、闇の空間があるのは自分の周りだけという事に気付いているようだね」
「え!? どうして分かるの? ロロ、分かる?」
「ふわっ!? も、勿論なのです! それぐらい簡単なのです!」
「ふ~ん……じゃあロロ、説明して」
「はわあっ!? あ、あの、えと、そのお……ごめんなさいなのです! 見栄を張っていたのです!」
「やっぱりね。後でおしおきだから」
「はうあっ!?」
ロロの知ったかぶりが判明すると、セラがネムに説明をする。
「ユウちゃんが移動した経路ですよぉ」
「経路?」
「はいぃ。最初に壁に当たってぇ、そこからの移動経路を辿ると五芒星の形になるんですぅ」
「五芒星? あ! 魔方陣!?」
「そうですぅ。ユウちゃんが出て来れない所を見るとぉ、おそらくあの玉の中では魔法……特に光属性の魔法が使えないんでしょぉ。だからユウちゃんは自ら移動しながら魔方陣を描いてるんですよぉ。あの玉そのものを囲んでしまう程巨大なのをねぇ」
「そうなんだ?」
「あたし達は上から全体を見渡してるから気付いたけど、ユーキの近くに居るであろうフィーには、ユーキが魔法を使えないから、ただ逃げているようにしか見えないでしょうね」
だがフィーも、ユーキの行動に不自然さを感じていた。
(しかし妙ですね? いくら魔法が制限されているとはいえ全く使えない訳でもないのに、さっきから反撃しようともせず逃げてばかりというのは……)
飛行魔法で追跡しながら、ユーキの様子をうかがっていたフィーが、ある考えに至る。
(まさか!? ユーキさんは意味も無く逃げていたのではなく、すでに何かを仕掛けて……!?)
「そうはさせません! グラビティ!!」
「あうっ!!」
フィーの重力魔法により、地面にうつ伏せ状態のまま身動きがとれなくなるユーキ。
「ぐうっ! お、重いいい!」
「何かを企んでいるようですが、もうここから一歩も逃しません。ですが、念の為です。ダークネスアロー!!」
フィーの放った暗黒の矢が、ユーキの両手足を貫く。
「うああああ!! ぐっ、ううう」
「これ以上あなたを傷付けるのは心が痛みます。降参してください、ユーキさん!」
「や、やだね! 僕は絶対に優勝してニテンドーウイッチをゲットするんだから!」
「分かりませんねえ。それは本音ではないでしょう? いくら最新鋭のゲーム機とはいえ、王族なら手に入れる事は容易でしょうし。優勝しても統一国の王になるつもりは無いと言うし。あなたは一体何の為に優勝しようとしてるんですか? 一応言っておきますが、私が勝ったとしてもユーキさんに結婚を迫る事は無いですよ?」
フィーに闘う理由を問われたユーキが、真剣な表情になり答える。
「そだね……まあ、この空間の中ならパティには聞こえないだろうから正直に言うけど。君が準決勝でパティを泣かせた事、僕怒ってるんだからね!!」
怒りの表情に変わったユーキが、超重力の中徐々に体を起こして行く。
「まさか!? 強化魔法も使わずに、この超重力の中で動けるなんて!?」
「すぐにおちゃらけてたから、一見平気なように見えたけど、あれはきっと僕を心配させないようにっていうパティの優しさだったんだ!!」
両手を地面から離し、膝に手をついて立ち上がるユーキ。
「今まで僕の前では1度も涙を見せた事のなかったパティが、本気で泣いてたんだ!!」
背筋を伸ばし、完全に両の足だけで立つユーキ。
「僕の……僕の大切な人を泣かせるなあああ!!!!」
ユーキの怒号と共に、ユーキから凄まじい魔力が溢れ出す。
「そんなバカな!? エターナルマジックとて光属性。この空間の中では使えない筈!?」
(まさか!? パティを想っての怒りの感情が、眠れる魔力を呼び起こしたというんですか?)
「ホーミングフェザー!!」
ユーキのシールドから撃ち出された数本の羽が、闇を突き抜けて飛んで行く。
「何を!?」
フィーが動揺している頃、ユーキの放った羽により完成した魔方陣が光を放つ。
「んふふ~、どうやら無事に完成したようですねぇ」
しかし、セラが喜ぶその横で、何故かノーリアクションのままうつむいているパティ。
「何だあああっ!? いきなり巨大な魔方陣が現れましたああ!! いやしかし、何という大きさだああ!? 闘技場全体を完全に覆い尽くしています!! これはどちらの選手が仕掛けた物か!? いやそれ以前に、これ程巨大な魔方陣を一体いつの間に仕掛けたのかああ!?」
魔方陣の完成を感じ取ったユーキが、魔法無効化の結界を発動させる。
「マジックイレーズ!!」
結界により、ユーキを包んでいた闇の塊が一瞬で消滅して、その中からユーキとフィーが現れる。
「ああっとお!! 先程の魔方陣の効果でしょうか!? 黒い玉が消滅して、ユーキ選手とフィー選手が現れました~!! 2人の姿が見えて、わたくし正直ホッとしております!!」
「さあ、これでやっと正々堂々闘えるよ!?」
「ふう……逃げているように見せかけて、こんな巨大な魔方陣をせっせと作っていたんですか?」
「あの空間は僕の周りの小範囲にしか無いと思ったからね。闘技場の壁を基準にして逃げるフリをしながら、大雑把でも補えるようあちこちに羽を撃ち込んで行ったんだよ」
「なるほど。でも、例えそうだとしても、あの時重力魔法でユーキさんの動きは完全に封じた筈でした。その時の精神状態により魔力は上下するとはいえ……ユーキさんがそこまでパティの事を想ってくれていたとは、母親としては嬉しい限りです」
恥ずかしさもあり、フィーに小声で話すユーキ。
「ち、ちょっと! ここで言ったらパティに聞かれちゃうでしょ!? さっきの話、恥ずかしいんだからパティには言わないでよね!?」
「ああご心配なく。どの道パティには先程の会話も全部筒抜けだと思いますよ? だってあの空間には魔力を封じる効果はあっても、音を遮る効果はありませんからね」
「んなっ!?」
フィーの言う通り、ユーキの想いを知ったパティが、顔を真っ赤にしながらうつむいていた。
「あれぇ? パティちゃん、そんなに赤くなってどうしたんですかぁ? 悪魔らしく地獄の釜で茹でられたんですかぁ?」
無言で、セラの両頬を思いっきり引っ張るパティ。
「いいっ!! 痛いぃ!!」
「ユーキがそれ程あたしの事を想ってくれていたなんて……夢じゃないわよね?」
「夢じゃ無いですぅ!! 痛いですぅ!! パティちゃんがこんなベタなボケをやるぐらい舞い上がってますぅ!!」
「いい加減にしてください! 私だってずっと追いかけるのは疲れるんです」
「だったら追いかけてくんな~!!」
「そうはいきません! ユーキさんと距離を開ける訳にはいかないんですから」
(今、距離を開けられないって言った? じゃあやっぱり!)
「無理矢理にでも止まっていただきます! ダークネスアロー!!」
暗闇にフィーの声が響くと、闇に紛れた黒い矢がユーキの足をかすめる。
「痛っ!!」
直撃ではないものの、痛みで転倒してしまうユーキ。
「ぐうっ!」
「さあ、逃げてばかりいないで、正々堂々闘ってください」
「こんな暗闇に閉じ込めて、見えない所から攻撃して、正々堂々ゆ~な!」
「これが私の闘い方ですので」
(くっ! あと2回壁に当たれば……)
痛む足を引きずりながら、再び移動を始めるユーキ。
「その足でまだ逃げるんですか? まあ、飛行魔法も使えない状態なら、致し方ないんでしょうが」
少し移動すると、また壁に辿り着くユーキ。
(よし! あと1回!)
来た方向とはまた違う方向に移動を始めるユーキ。
その動きを客席で見ていたパティ達が、ユーキのやろうとしている事に気付き始めていた。
「やっぱり! これで決まりね!」
「ふむ……やはりユーキ君も、闇の空間があるのは自分の周りだけという事に気付いているようだね」
「え!? どうして分かるの? ロロ、分かる?」
「ふわっ!? も、勿論なのです! それぐらい簡単なのです!」
「ふ~ん……じゃあロロ、説明して」
「はわあっ!? あ、あの、えと、そのお……ごめんなさいなのです! 見栄を張っていたのです!」
「やっぱりね。後でおしおきだから」
「はうあっ!?」
ロロの知ったかぶりが判明すると、セラがネムに説明をする。
「ユウちゃんが移動した経路ですよぉ」
「経路?」
「はいぃ。最初に壁に当たってぇ、そこからの移動経路を辿ると五芒星の形になるんですぅ」
「五芒星? あ! 魔方陣!?」
「そうですぅ。ユウちゃんが出て来れない所を見るとぉ、おそらくあの玉の中では魔法……特に光属性の魔法が使えないんでしょぉ。だからユウちゃんは自ら移動しながら魔方陣を描いてるんですよぉ。あの玉そのものを囲んでしまう程巨大なのをねぇ」
「そうなんだ?」
「あたし達は上から全体を見渡してるから気付いたけど、ユーキの近くに居るであろうフィーには、ユーキが魔法を使えないから、ただ逃げているようにしか見えないでしょうね」
だがフィーも、ユーキの行動に不自然さを感じていた。
(しかし妙ですね? いくら魔法が制限されているとはいえ全く使えない訳でもないのに、さっきから反撃しようともせず逃げてばかりというのは……)
飛行魔法で追跡しながら、ユーキの様子をうかがっていたフィーが、ある考えに至る。
(まさか!? ユーキさんは意味も無く逃げていたのではなく、すでに何かを仕掛けて……!?)
「そうはさせません! グラビティ!!」
「あうっ!!」
フィーの重力魔法により、地面にうつ伏せ状態のまま身動きがとれなくなるユーキ。
「ぐうっ! お、重いいい!」
「何かを企んでいるようですが、もうここから一歩も逃しません。ですが、念の為です。ダークネスアロー!!」
フィーの放った暗黒の矢が、ユーキの両手足を貫く。
「うああああ!! ぐっ、ううう」
「これ以上あなたを傷付けるのは心が痛みます。降参してください、ユーキさん!」
「や、やだね! 僕は絶対に優勝してニテンドーウイッチをゲットするんだから!」
「分かりませんねえ。それは本音ではないでしょう? いくら最新鋭のゲーム機とはいえ、王族なら手に入れる事は容易でしょうし。優勝しても統一国の王になるつもりは無いと言うし。あなたは一体何の為に優勝しようとしてるんですか? 一応言っておきますが、私が勝ったとしてもユーキさんに結婚を迫る事は無いですよ?」
フィーに闘う理由を問われたユーキが、真剣な表情になり答える。
「そだね……まあ、この空間の中ならパティには聞こえないだろうから正直に言うけど。君が準決勝でパティを泣かせた事、僕怒ってるんだからね!!」
怒りの表情に変わったユーキが、超重力の中徐々に体を起こして行く。
「まさか!? 強化魔法も使わずに、この超重力の中で動けるなんて!?」
「すぐにおちゃらけてたから、一見平気なように見えたけど、あれはきっと僕を心配させないようにっていうパティの優しさだったんだ!!」
両手を地面から離し、膝に手をついて立ち上がるユーキ。
「今まで僕の前では1度も涙を見せた事のなかったパティが、本気で泣いてたんだ!!」
背筋を伸ばし、完全に両の足だけで立つユーキ。
「僕の……僕の大切な人を泣かせるなあああ!!!!」
ユーキの怒号と共に、ユーキから凄まじい魔力が溢れ出す。
「そんなバカな!? エターナルマジックとて光属性。この空間の中では使えない筈!?」
(まさか!? パティを想っての怒りの感情が、眠れる魔力を呼び起こしたというんですか?)
「ホーミングフェザー!!」
ユーキのシールドから撃ち出された数本の羽が、闇を突き抜けて飛んで行く。
「何を!?」
フィーが動揺している頃、ユーキの放った羽により完成した魔方陣が光を放つ。
「んふふ~、どうやら無事に完成したようですねぇ」
しかし、セラが喜ぶその横で、何故かノーリアクションのままうつむいているパティ。
「何だあああっ!? いきなり巨大な魔方陣が現れましたああ!! いやしかし、何という大きさだああ!? 闘技場全体を完全に覆い尽くしています!! これはどちらの選手が仕掛けた物か!? いやそれ以前に、これ程巨大な魔方陣を一体いつの間に仕掛けたのかああ!?」
魔方陣の完成を感じ取ったユーキが、魔法無効化の結界を発動させる。
「マジックイレーズ!!」
結界により、ユーキを包んでいた闇の塊が一瞬で消滅して、その中からユーキとフィーが現れる。
「ああっとお!! 先程の魔方陣の効果でしょうか!? 黒い玉が消滅して、ユーキ選手とフィー選手が現れました~!! 2人の姿が見えて、わたくし正直ホッとしております!!」
「さあ、これでやっと正々堂々闘えるよ!?」
「ふう……逃げているように見せかけて、こんな巨大な魔方陣をせっせと作っていたんですか?」
「あの空間は僕の周りの小範囲にしか無いと思ったからね。闘技場の壁を基準にして逃げるフリをしながら、大雑把でも補えるようあちこちに羽を撃ち込んで行ったんだよ」
「なるほど。でも、例えそうだとしても、あの時重力魔法でユーキさんの動きは完全に封じた筈でした。その時の精神状態により魔力は上下するとはいえ……ユーキさんがそこまでパティの事を想ってくれていたとは、母親としては嬉しい限りです」
恥ずかしさもあり、フィーに小声で話すユーキ。
「ち、ちょっと! ここで言ったらパティに聞かれちゃうでしょ!? さっきの話、恥ずかしいんだからパティには言わないでよね!?」
「ああご心配なく。どの道パティには先程の会話も全部筒抜けだと思いますよ? だってあの空間には魔力を封じる効果はあっても、音を遮る効果はありませんからね」
「んなっ!?」
フィーの言う通り、ユーキの想いを知ったパティが、顔を真っ赤にしながらうつむいていた。
「あれぇ? パティちゃん、そんなに赤くなってどうしたんですかぁ? 悪魔らしく地獄の釜で茹でられたんですかぁ?」
無言で、セラの両頬を思いっきり引っ張るパティ。
「いいっ!! 痛いぃ!!」
「ユーキがそれ程あたしの事を想ってくれていたなんて……夢じゃないわよね?」
「夢じゃ無いですぅ!! 痛いですぅ!! パティちゃんがこんなベタなボケをやるぐらい舞い上がってますぅ!!」
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