187 / 247
第2章1節 魔法学園対抗戦/武術戦
第181話 幕間:宵闇に駆ける
しおりを挟む
「さあそろそろ魔法が切れる頃合いだ。準備はいいかい」
「ああ、バッチリさ――」
地面を踏み締める音が、二人の間にだけ響く。
宵闇は街灯にだけ照らされ、彩る物は何もない。今宵は水の底に埋められたかのように、世界一の商業都市は静かだ。
「三……二……一……」
「――レッツゴー!!」
夜風を切って、ナイトメアを宿した主君が疾走する。
「――いたぞ! あそこだ!!」
駆け出す背後から、追い立てるように足音が聞こえる。
それは一つ、また一つと増えていく。こちらが走る足音よりも、それらの足音が聞こえてくる速度の方が、上回っている。
しかしそれは止まる理由にはならない。
(次はここを左、そのまま真っ直ぐ進んで、四つ目の曲がり角を右だ!)
(了解っ!)
体内で魔力を増幅させているナイトメアの力を借りて、シルヴァとジャネットは声を出さずに連絡を取り合う。数歩後ろを行くシルヴァは、魔法で煙幕のような物を作っては破裂させていく。
しかしその上を行くのがこの襲撃者達なのだ。
「……クッソ!! 短刀が降ってきやがる!!」
「飛び越えて行け! もう行くと決めたんだ、また逃げる時間はないぞ!」
「んじゃあ試作品だけどこいつでも――!」
懐から取り出した円錐状の物体を、ジャネットは上に向かって投げ飛ばす。
それから走って、十秒後。
「……で、さっきのでどうなるんだ!?」
「クラッカーが暴発して紙が身体を絡め取って……」
火薬の匂いが鼻腔を瞬時に満たす。
「「ぎゃーっ!!!」」
気が付くと、二人の足は今現在の限界を超えて、素早く上下に動いていた。
「……爆弾だったのかあれ!?」
「いやクラッカーだよ! でもただでさえ試作品の上僕ちゃんからも魔力を込めたから、魔力回路が破裂したっぽいね!」
「結構大きな爆発だったが、家屋の修理代馬鹿にならないんじゃないのか!?」
「でぇーじょーぶ生きてる限りはどうにでもなる!! にしても、苦情と不良品送り付けてきたメアリー孤児院のちびっ子共には、後で菓子でも送り返してやらなきゃなァ――!!」
火薬の臭いは徐々に薄れ、潮の香りが取って代わる。視界の両側を遮っていた建物は一気に消え失せ、一気に開けて進行方向の選択肢を与えてくる。
「さあ着いた! ここは何番港だったかな!? 海が見えるからどうでもいいんだけどね!?」
「案の定開けてるよね。連中からも見えるだろうし、最も危険な場所……!」
「そうだ、お前達はここで死ぬ」
埠頭を目前にした瞬間、遮るように、
またあの霧が晴れるような感覚を伴って、男が現れた。
「……っ」
「先回りさせてもらったよ。仲間が多いとこうして行き先も予測がつく」
「……確かに今回はやけに人数が多かったな。暗殺者の割には大層なことじゃないか」
「……」
「こちらも……命が懸かっているんだ……」
そうして男は、短刀を逆手に握る。
「いやあ……最後の最後でこれかあ……」
冷や汗を滲ませながら、シルヴァとジャネットは周囲を警戒する。
徐々に襲撃者が集まってきて、二人を取り囲む。
冷ややかな視線。短刀の鈍い輝き。
「――死ぬがいい」
「ぐっ……!」
今度は口向上もいらないようだ。男は再び間合いを詰める――
「……」
その乱入者には、誰もが驚かされた。
シルヴァも、ジャネットも、そして沼の者達でさえも。
それどころか、衝撃の具合はむしろ沼の者の方が勝っているだろう。
「えっ、ちょっ……何のつもり?」
「――」
乱入者は二人と襲撃者の間に入り、守るように立ち塞がる。常に背中を向けて動き、更に深くフードを被っているので、姿を認識することはできない。
「ああくそっ、妨害が激しいなあ……!!」
「……中々の手腕だな。連中の速さについていけている……」
飛んでくる暗器を弾き落とし、更には僅かに魔法具らしき物を使っている。沼の者も一定の距離を保ちながら、乱入者の出方を窺っているようだ。
そして二人も、僅かに飛んできた暗器を弾き落としながら、様子見に入っていたが――
「……マジで敵意はないんだね?」
「……」
「……ならば礼を言わせてもらう。君がいなければ、我々は」
「……」
「御託はいいからさっさと行けってか? んじゃあ次に隙ができた時にでも――」
ざあざあと鼓膜を打ち鳴らす音を立てて、波濤が押し寄せる。
整備された海岸線よりも高く波打って、水が覆い被さってくる。
「――今だ! 小夜曲を贈ろう、静謐なる水の神よッ!!」
「おっしゃぁぁぁぁぁ!!! ドリィィィィィィ!!!!」
頂点に達した高波は、突として大きく成長し、眼下の物を喰らいにいく――
「なっ!?」
「しまっ……!!」
「……くそっ……」
波が引いていき、沼の者の視界が再び開ける頃には、
男二人の姿はない。ただ乱入者だけがそこに取り残されている。
「……君は一体……何者だ? 我等と対等に渡り合うな、ど……」
その時、潮を孕んだ突風が吹き、フードが煽られる。
「……お前は。お前は……!!」
露わになった乱入者の顔は、沼の者達に更なる動揺を与えた。
「何で、あんたが……いるんすか……」
「死んだ……数年前に死んだはずじゃ……」
「何故私達の邪魔をするの!? ねえ、どうして……!!」
次々と投げかけられる言葉に、乱入者は一切反応を返さない。
そしてそのまま、街の方に消え去ろうとするが――
「……待て」
「……お前が何故ここにいるのか、それは後で知れればいいんだ。お前が生きている、それだけで……」
「……」
「……こっちに戻ってこい。再び皆と一緒に暮らそう」
「……」
それでも地面を踏み締める――
「――あの子だ。あの子が一番お前が帰ることを心待ちにしている。お前が大切にしていた、妹が……!」
「……!」
最後の言葉に動揺した様子を見せたが――
声を出さずに口だけを動かした後、街の方角に姿を眩ませていった。
「……わかんねえよ。何でこっちに戻ってこねえんだよ……」
「……きっと、まだ任務の最中なのかも。あの子は律儀な性格だから……最後までやり通そうとしているんじゃないかしら」
「だったら……だったら、ますますわかんねえよ……」
「『あの子にはもう私はいらない』って……お前しか、お前じゃないと、支えてやることはできないのに……!!!」
「……」
埠頭の頭に立っていた男は数歩歩いて、また立ち止まる。そして仲間に聞こえるように話した。
「……任務は失敗だ。依頼主への報告は俺に任せてくれ。とにかく……帰るぞ」
「了解。あーあ、折角の機会だから族長の腕前を見せてやるって、若いのこんなに連れてきたのに、何の成果もありゃしないってねえ」
「……成果ならあったじゃないか。あの子は生きている。そしてこの街で、何かをしている」
「いやそれはそうなんですけどねえ……はぁ、今月もパンにはありつけねえかな。いい加減芋は飽きてきたんだけどなあ……」
「ああ、バッチリさ――」
地面を踏み締める音が、二人の間にだけ響く。
宵闇は街灯にだけ照らされ、彩る物は何もない。今宵は水の底に埋められたかのように、世界一の商業都市は静かだ。
「三……二……一……」
「――レッツゴー!!」
夜風を切って、ナイトメアを宿した主君が疾走する。
「――いたぞ! あそこだ!!」
駆け出す背後から、追い立てるように足音が聞こえる。
それは一つ、また一つと増えていく。こちらが走る足音よりも、それらの足音が聞こえてくる速度の方が、上回っている。
しかしそれは止まる理由にはならない。
(次はここを左、そのまま真っ直ぐ進んで、四つ目の曲がり角を右だ!)
(了解っ!)
体内で魔力を増幅させているナイトメアの力を借りて、シルヴァとジャネットは声を出さずに連絡を取り合う。数歩後ろを行くシルヴァは、魔法で煙幕のような物を作っては破裂させていく。
しかしその上を行くのがこの襲撃者達なのだ。
「……クッソ!! 短刀が降ってきやがる!!」
「飛び越えて行け! もう行くと決めたんだ、また逃げる時間はないぞ!」
「んじゃあ試作品だけどこいつでも――!」
懐から取り出した円錐状の物体を、ジャネットは上に向かって投げ飛ばす。
それから走って、十秒後。
「……で、さっきのでどうなるんだ!?」
「クラッカーが暴発して紙が身体を絡め取って……」
火薬の匂いが鼻腔を瞬時に満たす。
「「ぎゃーっ!!!」」
気が付くと、二人の足は今現在の限界を超えて、素早く上下に動いていた。
「……爆弾だったのかあれ!?」
「いやクラッカーだよ! でもただでさえ試作品の上僕ちゃんからも魔力を込めたから、魔力回路が破裂したっぽいね!」
「結構大きな爆発だったが、家屋の修理代馬鹿にならないんじゃないのか!?」
「でぇーじょーぶ生きてる限りはどうにでもなる!! にしても、苦情と不良品送り付けてきたメアリー孤児院のちびっ子共には、後で菓子でも送り返してやらなきゃなァ――!!」
火薬の臭いは徐々に薄れ、潮の香りが取って代わる。視界の両側を遮っていた建物は一気に消え失せ、一気に開けて進行方向の選択肢を与えてくる。
「さあ着いた! ここは何番港だったかな!? 海が見えるからどうでもいいんだけどね!?」
「案の定開けてるよね。連中からも見えるだろうし、最も危険な場所……!」
「そうだ、お前達はここで死ぬ」
埠頭を目前にした瞬間、遮るように、
またあの霧が晴れるような感覚を伴って、男が現れた。
「……っ」
「先回りさせてもらったよ。仲間が多いとこうして行き先も予測がつく」
「……確かに今回はやけに人数が多かったな。暗殺者の割には大層なことじゃないか」
「……」
「こちらも……命が懸かっているんだ……」
そうして男は、短刀を逆手に握る。
「いやあ……最後の最後でこれかあ……」
冷や汗を滲ませながら、シルヴァとジャネットは周囲を警戒する。
徐々に襲撃者が集まってきて、二人を取り囲む。
冷ややかな視線。短刀の鈍い輝き。
「――死ぬがいい」
「ぐっ……!」
今度は口向上もいらないようだ。男は再び間合いを詰める――
「……」
その乱入者には、誰もが驚かされた。
シルヴァも、ジャネットも、そして沼の者達でさえも。
それどころか、衝撃の具合はむしろ沼の者の方が勝っているだろう。
「えっ、ちょっ……何のつもり?」
「――」
乱入者は二人と襲撃者の間に入り、守るように立ち塞がる。常に背中を向けて動き、更に深くフードを被っているので、姿を認識することはできない。
「ああくそっ、妨害が激しいなあ……!!」
「……中々の手腕だな。連中の速さについていけている……」
飛んでくる暗器を弾き落とし、更には僅かに魔法具らしき物を使っている。沼の者も一定の距離を保ちながら、乱入者の出方を窺っているようだ。
そして二人も、僅かに飛んできた暗器を弾き落としながら、様子見に入っていたが――
「……マジで敵意はないんだね?」
「……」
「……ならば礼を言わせてもらう。君がいなければ、我々は」
「……」
「御託はいいからさっさと行けってか? んじゃあ次に隙ができた時にでも――」
ざあざあと鼓膜を打ち鳴らす音を立てて、波濤が押し寄せる。
整備された海岸線よりも高く波打って、水が覆い被さってくる。
「――今だ! 小夜曲を贈ろう、静謐なる水の神よッ!!」
「おっしゃぁぁぁぁぁ!!! ドリィィィィィィ!!!!」
頂点に達した高波は、突として大きく成長し、眼下の物を喰らいにいく――
「なっ!?」
「しまっ……!!」
「……くそっ……」
波が引いていき、沼の者の視界が再び開ける頃には、
男二人の姿はない。ただ乱入者だけがそこに取り残されている。
「……君は一体……何者だ? 我等と対等に渡り合うな、ど……」
その時、潮を孕んだ突風が吹き、フードが煽られる。
「……お前は。お前は……!!」
露わになった乱入者の顔は、沼の者達に更なる動揺を与えた。
「何で、あんたが……いるんすか……」
「死んだ……数年前に死んだはずじゃ……」
「何故私達の邪魔をするの!? ねえ、どうして……!!」
次々と投げかけられる言葉に、乱入者は一切反応を返さない。
そしてそのまま、街の方に消え去ろうとするが――
「……待て」
「……お前が何故ここにいるのか、それは後で知れればいいんだ。お前が生きている、それだけで……」
「……」
「……こっちに戻ってこい。再び皆と一緒に暮らそう」
「……」
それでも地面を踏み締める――
「――あの子だ。あの子が一番お前が帰ることを心待ちにしている。お前が大切にしていた、妹が……!」
「……!」
最後の言葉に動揺した様子を見せたが――
声を出さずに口だけを動かした後、街の方角に姿を眩ませていった。
「……わかんねえよ。何でこっちに戻ってこねえんだよ……」
「……きっと、まだ任務の最中なのかも。あの子は律儀な性格だから……最後までやり通そうとしているんじゃないかしら」
「だったら……だったら、ますますわかんねえよ……」
「『あの子にはもう私はいらない』って……お前しか、お前じゃないと、支えてやることはできないのに……!!!」
「……」
埠頭の頭に立っていた男は数歩歩いて、また立ち止まる。そして仲間に聞こえるように話した。
「……任務は失敗だ。依頼主への報告は俺に任せてくれ。とにかく……帰るぞ」
「了解。あーあ、折角の機会だから族長の腕前を見せてやるって、若いのこんなに連れてきたのに、何の成果もありゃしないってねえ」
「……成果ならあったじゃないか。あの子は生きている。そしてこの街で、何かをしている」
「いやそれはそうなんですけどねえ……はぁ、今月もパンにはありつけねえかな。いい加減芋は飽きてきたんだけどなあ……」
0
あなたにおすすめの小説
神のミスで転生したけど、幼女化しちゃった! 神具【調薬釜】で、異世界ライフを楽しもう!
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
旧題:神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!
電子書籍は、2026/3/9に発売です!
書籍は2026/3/11に発売(予約受付中)です!メロンブックス様より、特典の描き下ろしSSペーパーがあります。詳しくは、メロンブックス様へお願い致します。
イラストは、にとろん様です。よろしくお願い致します!
ファンタジー小説大賞に投票して頂いた皆様には、大変感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
異世界に転生したので錬金術師としてダラダラ過ごします
高坂ナツキ
ファンタジー
車道に飛び出した猫を助けた吾妻和央は車に轢かれて死んでしまった。
気が付いたときには真っ白な空間の中にいて目の前には発光していて姿形が良くわからない人物が。
その人物は自分を神と名乗り、主人公を異世界に転生させてくれると言う。
よくわからないけれど、せっかく異世界に転生できるのならと、元の世界ではできなかったことをしてダラダラ過ごしたいと願う。
これは錬金術師と付与魔術師の天職を与えられた男が異世界にてだらだら過ごすだけの物語。
※基本的に戦闘シーンなどはありません。異世界にてポーションを作ったり魔導具を作ったりなどの日常がメインです。
投稿開始の3日間、1/1~1/3は7:00と17:00の2回投稿。1/4以降は毎日7:00に投稿します。
2月以降は偶数日の7:00のみの投稿となりますので、よろしくお願いします。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
『異界酒場 ルーナ』
みぎみみ
ファンタジー
東京・渋谷から少し外れた路地の奥、築五十年のビルの地下一階。看板は小さく、知っている人しか辿り着けない。
カウンター八席、テーブル二卓。深夜零時から夜明けまでの営業。
ルーカス(本名:ルカシュ・ヴァルド)
異世界の小さな王国の第三王子として生まれたが、王位継承争いに巻き込まれ、魔法陣の暴走によって現代日本に転移してきた。外見は三十代前半の白人男性。銀灰色の髪と、光の加減で金色にも見える瞳を持つ。日本語は「声の魔法」で習得した。
他人の「最も深い渇望」が視える力を持つ——それは意識的な欲求ではなく、本人すら気づいていない魂の底の叫び。酒や料理を通じてその渇望に応える。
自分の力を「呪い」だと思っていた時期もある。今はただ、使い道を見つけた、という感覚でいる。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
無能と追放された結界師、三十路のおっさんですが17歳の辺境伯令嬢と婚約して人生逆転します
みかん畑
ファンタジー
無能と蔑まれ、Aランクパーティを追放された結界師フィン。
行き場を失った彼を拾ったのは、辺境伯の娘リリカだった。
国土結界の恩恵が届かない辺境で、フィンの結界は本当の価値を発揮していく。
領地再建、政治の駆け引き、そして少女のまっすぐな想い。
これは無能と呼ばれた男が、辺境で居場所を見つけ、やがて年の差婚へと至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる