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欲しいものは
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冷静になるとその必死さ故の中途半端な制服姿に思わず笑ってしまう。
「性欲爆発したDKだな」
「この年頃はそれしかないからな」
「それなw」
「禄郎」
「ん?」
「禄郎の誕プレ、いろいろ考えたけど思い付かなくてこんなことしてみたんだ。でもやっぱりあんまりだと思うから欲しいものがあったら言ってくれ」
「え、これでいいよ、むしろめっちゃ喜んでるんだけど」
「うん、それはわかる」
と禄郎のチンコを弾く。
「弾くな、労われ」
ふっ
「あ」
「なに? 思い付いた?」
「なんでもいいのか?」
「あんまり無茶言わないでもらえると助かるけど」
禄郎が俺を見つめる。
「京佐を俺の家族に紹介したい」
「え……」
「友達としては認識してるけど、恋人としてちゃんと紹介したい」
「……」
「ダメか?」
「……後戻りできなくなるぞ」
「なんで戻らないといけないんだよ、俺はお前とこのまま突き進みたい」
「ふっ」
たった一言で俺を安心させてくれる。
「俺の家族にも紹介していい?」
「え?」
「え?ってなに?」
禄郎が不思議そうな顔をしている。
「だって俺、莉久くんには『兄ちゃん泣かせたら埋める』って言われたし、莉世ちゃんには『浮気したら海に沈める』って言われてるよ」
「は?」
「あの二人知ってるよ」
「は?」
そんなの知らない。
「俺何も言ってないぞ」
「何回か一緒にご飯とか食べたりしたじゃん?」
「うん、したな」
禄郎は莉久と莉世に何度か会っている。
「その時に言われたよ『付き合ってるんでしょ?』って。なんでわかるんだ?って聞いたら、「そんなの見てればわかる、やたら距離近い』『禄郎さんもお兄ちゃんも何気にデレてる』だって」
「マジか」
莉久も莉世も俺には何も言わなかったじゃないか!
うーー、恥ずかしい……
「いいじゃん、莉久くんも莉世ちゃんも敵じゃないよ。京佐を悲しませたら許さないってお兄ちゃん大好きなだけじゃん」
「恥ずかしいなあ」
「きっと京佐が話してくれるのを待ってると思うぞ」
「うん……」
でも、禄郎のご両親に受け入れられなかったら……
「心配?」
「そりゃね」
「大丈夫だよ」
「なに、その自信」
「なにがあっても俺は変わらないし、京佐を手放す気も別れる気も全くないから」
本当にお前はいい彼氏だよ。
「ってことで……続きしていい?」
ふっ
ふはは!
制服がこんなにも理性を破壊するとは思ってもみなかった。
俺たちは制服プレイに嵌ってしまい、その背徳感を求めてキッチンやリビング、玄関と昂りまくり、ついにはベランダで致してしまった。
さすがにこれは変態が過ぎると一回で封印したが、俺たちのセックス史上に於いてベスト3に食い込んでくるほど興奮した。
エスカレートしアブノーマルに目覚めるところだった。
「京佐がスケベで良かった」
と禄郎は言うが、お前が言うな。
「緑郎に付き合えるのは俺くらいだろ?」
「そうだよ、京佐じゃなきゃダメ」
俺たちはそんなことを言い合いながら、次は何する? と舌の根が乾かぬうちにプレイを模索する貪欲なスケベだ。
「俺たち、つくづくごっこ遊びが好きなのかもな」
「それなw」
あの日二人で観たDVDは俺たちの性癖を変え、関係をも変えた。
あの日のごっこ遊びから全てが始まった。
「やっぱり曽川と薫にしてやられたんだな、俺たちは」
禄郎がしみじみ言う。
ふっ
本当、そうだよな。
でもさ、それは必然だったんだよ、きっと。
今こうして二人でいることが何よりの証拠だろ?
そう思わないか?
「性欲爆発したDKだな」
「この年頃はそれしかないからな」
「それなw」
「禄郎」
「ん?」
「禄郎の誕プレ、いろいろ考えたけど思い付かなくてこんなことしてみたんだ。でもやっぱりあんまりだと思うから欲しいものがあったら言ってくれ」
「え、これでいいよ、むしろめっちゃ喜んでるんだけど」
「うん、それはわかる」
と禄郎のチンコを弾く。
「弾くな、労われ」
ふっ
「あ」
「なに? 思い付いた?」
「なんでもいいのか?」
「あんまり無茶言わないでもらえると助かるけど」
禄郎が俺を見つめる。
「京佐を俺の家族に紹介したい」
「え……」
「友達としては認識してるけど、恋人としてちゃんと紹介したい」
「……」
「ダメか?」
「……後戻りできなくなるぞ」
「なんで戻らないといけないんだよ、俺はお前とこのまま突き進みたい」
「ふっ」
たった一言で俺を安心させてくれる。
「俺の家族にも紹介していい?」
「え?」
「え?ってなに?」
禄郎が不思議そうな顔をしている。
「だって俺、莉久くんには『兄ちゃん泣かせたら埋める』って言われたし、莉世ちゃんには『浮気したら海に沈める』って言われてるよ」
「は?」
「あの二人知ってるよ」
「は?」
そんなの知らない。
「俺何も言ってないぞ」
「何回か一緒にご飯とか食べたりしたじゃん?」
「うん、したな」
禄郎は莉久と莉世に何度か会っている。
「その時に言われたよ『付き合ってるんでしょ?』って。なんでわかるんだ?って聞いたら、「そんなの見てればわかる、やたら距離近い』『禄郎さんもお兄ちゃんも何気にデレてる』だって」
「マジか」
莉久も莉世も俺には何も言わなかったじゃないか!
うーー、恥ずかしい……
「いいじゃん、莉久くんも莉世ちゃんも敵じゃないよ。京佐を悲しませたら許さないってお兄ちゃん大好きなだけじゃん」
「恥ずかしいなあ」
「きっと京佐が話してくれるのを待ってると思うぞ」
「うん……」
でも、禄郎のご両親に受け入れられなかったら……
「心配?」
「そりゃね」
「大丈夫だよ」
「なに、その自信」
「なにがあっても俺は変わらないし、京佐を手放す気も別れる気も全くないから」
本当にお前はいい彼氏だよ。
「ってことで……続きしていい?」
ふっ
ふはは!
制服がこんなにも理性を破壊するとは思ってもみなかった。
俺たちは制服プレイに嵌ってしまい、その背徳感を求めてキッチンやリビング、玄関と昂りまくり、ついにはベランダで致してしまった。
さすがにこれは変態が過ぎると一回で封印したが、俺たちのセックス史上に於いてベスト3に食い込んでくるほど興奮した。
エスカレートしアブノーマルに目覚めるところだった。
「京佐がスケベで良かった」
と禄郎は言うが、お前が言うな。
「緑郎に付き合えるのは俺くらいだろ?」
「そうだよ、京佐じゃなきゃダメ」
俺たちはそんなことを言い合いながら、次は何する? と舌の根が乾かぬうちにプレイを模索する貪欲なスケベだ。
「俺たち、つくづくごっこ遊びが好きなのかもな」
「それなw」
あの日二人で観たDVDは俺たちの性癖を変え、関係をも変えた。
あの日のごっこ遊びから全てが始まった。
「やっぱり曽川と薫にしてやられたんだな、俺たちは」
禄郎がしみじみ言う。
ふっ
本当、そうだよな。
でもさ、それは必然だったんだよ、きっと。
今こうして二人でいることが何よりの証拠だろ?
そう思わないか?
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