23時に明かりを消して

秋臣

文字の大きさ
13 / 36

止められない

しおりを挟む
軽いキスなんかじゃ止まらない。
あの夜のあの興奮が蘇る。
それ以上に目の前の晃に欲情してる自分に驚く。
そしてそんな俺を受け入れてる晃にも。
俺が舌を入れれば晃も応える。
舌が絡み合って体の力が抜けていく。
ヤバい、なにこれ。
キスってこんなに気持ちいいの?めちゃくちゃしたい、やめたくない、気持ちいいしか出てこない。
息継ぎすることも忘れて夢中でキスしていると、呼吸のできない苦しさに晃が一瞬唇を離し息をする。
「は…んん…」
その漏れた声に俺の中に僅かに残っていたらしい理性が完全に吹き飛んだ。

「晃…」
抱き寄せ首筋にもキスする。
急に首筋に唇が触れ、晃の体がビクッと震える。もう晃がどんな反応しても俺に刺さる。
晃は女ではないが胸にも触りたい、触っていいのか?
いいや、触っちゃえ!
Tシャツの上から触るとさっきより更にビクン!と反応する。
これって直に触っていいってことか?嫌がってないよな?
Tシャツの下から手を入れる。胸まで辿り着くと突起に指が触れた。無意識にそれを摘む。
「あっ…ちょっと待っ…あ…」
いちいち反応がかわいすぎないか?
晃、お前ヤバすぎる。

もどかしくて晃のTシャツを脱がす。
目の前に現れた晃の体がたまらなくて、今触れていた乳首を口に含む。
「歩夢…あっ…」
俺が支えていないと崩れ落ちそうな晃をベッドへ押し倒す。
「歩夢…」
晃が俺の首にしがみつく。
マジでヤバいんだけど。
晃は男だぞ、俺何してんだ。
いや無理だ、男とかそんなのどうでもいい。
ヤバい、晃がヤバい。
俺の語彙力は理性と共にどこかへ消えたようだ。
こんな俺に甘えてくる晃見たことない、めっちゃかわいくねえか?

乳首を触られ感じてる晃にクラクラしてると、晃の手が俺のものを服の上から握る。
あ、今ヤバいって!触られただけでイけそうなくらいガッチガチだ。
晃は構わず直接触れてきた。
ヤバいって!!
マジでイっちゃうから!

「ちょっと待って、晃…俺ヤバいから…」
もうチンコが瀕死。
「イきそう?」
晃がトロンとした顔で聞く。
だからその顔がヤバいんだよ。
「ヤバい…離せ…」
「あの時みたいに一緒にいこうよ」
思考回路がチンコと直結された俺は晃の下着を脱がせ、自分も脱ぐと、あの夜と同じようにお互いのものを一緒に握ってくちゅくちゅと擦り合わせる。
「歩夢…俺…もう無理…」
「くそっ!俺も限界」
俺の手は俺と晃の白い液体まみれになった。


それからというと俺たちは夏休みをいいことに、幾度となく気持ちいいことに明け暮れた。
何度しても気持ち良過ぎて、これ以上の快感なんて存在するわけがないと思うくらいだ。
しかし、俺たちはそれ以上はしていない。
理性が云々ではなく、俺たちは童貞な上、男同士ということも相まって先に進めない。
というかケツを使うという以外、やり方がわからない。
何より今更だが、どちらがどちら側になるか問題だ。

これまでの流れだと俺が挿れる方だと思うのだが、晃が、
「待って!俺挿れられる側?」
と拒否する。
猿の性欲待ったなしなのに寸止め喰らってる。
何度か大真面目に二人で話し合ったが、どっちも、
「ケツに挿れられるとか恐怖でしかない」
と変なところで意見が一致し進展なしだ。
どうすりゃいいんだ、この持て余した欲求をどうすりゃいいんだよ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

溺愛系とまではいかないけど…過保護系カレシと言った方が 良いじゃねぇ? って親友に言われる僕のカレシさん

315 サイコ
BL
潔癖症で対人恐怖症の汐織は、一目惚れした1つ上の三波 道也に告白する。  が、案の定…  対人恐怖症と潔癖症が、災いして号泣した汐織を心配して手を貸そうとした三波の手を叩いてしまう。  そんな事が、あったのにも関わらず仮の恋人から本当の恋人までなるのだが…  三波もまた、汐織の対応をどうしたらいいのか、戸惑っていた。  そこに汐織の幼馴染みで、隣に住んでいる汐織の姉と付き合っていると言う戸室 久貴が、汐織の頭をポンポンしている場面に遭遇してしまう…   表紙のイラストは、Days AIさんで作らせていただきました。

【完結・BL】春樹の隣は、この先もずっと俺が良い【幼馴染】

彩華
BL
俺の名前は綾瀬葵。 高校デビューをすることもなく入学したと思えば、あっという間に高校最後の年になった。周囲にはカップル成立していく中、俺は変わらず彼女はいない。いわく、DTのまま。それにも理由がある。俺は、幼馴染の春樹が好きだから。だが同性相手に「好きだ」なんて言えるはずもなく、かといって気持ちを諦めることも出来ずにダラダラと片思いを続けること早数年なわけで……。 (これが最後のチャンスかもしれない) 流石に高校最後の年。進路によっては、もう春樹と一緒にいられる時間が少ないと思うと焦りが出る。だが、かといって長年幼馴染という一番近い距離でいた関係を壊したいかと問われれば、それは……と踏み込めない俺もいるわけで。 (できれば、春樹に彼女が出来ませんように) そんなことを、ずっと思ってしまう俺だが……────。 ********* 久しぶりに始めてみました お気軽にコメント頂けると嬉しいです ■表紙お借りしました

好きなタイプを話したら、幼なじみが寄せにきた。

さんから
BL
無愛想美形×世話焼き平凡 幼なじみに好きバレしたくない一心で、真逆の好きなタイプを言ったら……!?

だって、君は210日のポラリス

大庭和香
BL
モテ属性過多男 × モブ要素しかない俺 モテ属性過多の理央は、地味で凡庸な俺を平然と「恋人」と呼ぶ。大学の履修登録も丸かぶりで、いつも一緒。 一方、平凡な小市民の俺は、旅行先で両親が事故死したという連絡を受け、 突然人生の岐路に立たされた。 ――立春から210日、夏休みの終わる頃。 それでも理央は、変わらず俺のそばにいてくれて―― 📌別サイトで読み切りの形で投稿した作品を、連載形式に切り替えて投稿しています。  エピローグまで公開いたしました。14,000字程度になりました。読み切りの形のときより短くなりました……1000文字ぐらい書き足したのになぁ。 📌本編モブ視点による、番外エピソード 「君はポラリス ― アンコール!:2年後の二人と俺と」を追加しました。

魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由

スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。 これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。 無自覚両片想いの勇者×親友。 読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。

勇者様への片思いを拗らせていた僕は勇者様から溺愛される

八朔バニラ
BL
蓮とリアムは共に孤児院育ちの幼馴染。 蓮とリアムは切磋琢磨しながら成長し、リアムは村の勇者として祭り上げられた。 リアムは勇者として村に入ってくる魔物退治をしていたが、だんだんと疲れが見えてきた。 ある日、蓮は何者かに誘拐されてしまい…… スパダリ勇者×ツンデレ陰陽師(忘却の術熟練者)

【完結】I adore you

ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。 そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。 ※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。

処理中です...