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寿司屋
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来たのが遅いからすぐ夕暮れになる。
横浜は夜もいいが夕暮れも映える。
「悠馬、夜なに食べたい?」
「ここまで来たら中華だけど、今日はちょっと無理だよね」
移動できなくはないが、実は中華街は少し離れている。
「そうだな、帰りながらどこか寄るか?」
「ねえねえ、まだお金残ってるよね?」
「あるよ」
「贅沢しちゃおう」
「どうするの?」
「回らない寿司食べよう!」
「この格好で!?」
「この格好で! 俺たちがお金持ってるなんて思わないでしょ?」
「足りないかもよ」
「えっ? 本当に?」
「だって悠馬すげー食うじゃん。物によっては時価だから10万とか請求されちゃうかもよw」
「やめよう」
悠馬があんまりしょげるから調べてみた。
横浜じゃないけど新宿に格安で美味い寿司を食べさせてくれる店があるらしい。新宿なら帰りに通るし丁度いい。
それを伝えると、
「そこ行く!」
とニコニコし出したから、もう決定。
「横浜、ちょっとしかいられなかったけどどうだった?」
「また来たい、今度はもっとゆっくり見たい」
「そうだな、今日は急だったもんな」
「でも楽しいよ」
「悠馬が手を繋いでくれたし」
「ふふ」
手をギュッと握り直してくれる。
明かりが灯り始めた建物を見ながら、
「今度来た時にはホテルに泊まろうよ」
と悠馬が言う。
「いいな」
「ホテルならムードあるし、できるかもしれない……」
悠馬……そんなに気にしてたのか。
そっと抱きしめる。
「言っただろ? このままでいいって」
「俺やっとわかったんだよ、湊くんだから抱かれたいんだ。怖いのも痛いのも気持ちいいのも全部湊くんとしたい」
「悠馬……それ家帰ってからベッドでもう一度言ってくれる?」
「ぶはっ! 湊くんウケる!」
「笑うな」
「何回でも言う、湊くんだからだよ」
「うん……」
泣いてもいい?
新宿の寿司屋に寄る。
寿司屋といってもすごく気楽な寿司屋で俺らみたいなのでも歓迎してくれた。
時価が怖いので大将と呼ばれている人に先に予算を言ったら、
「正直だなあ、予算内で収めるように握るから安心しな」
と言ってくれた。
悠馬は寿司もよく食べた。
握るそばからどんどん食べるから、その食べっぷりに大将も気を良くし、どんどん握る。おそらく予算はオーバーしていたと俺は思う。でも予算以上は取らなかった。
それより、
「この兄ちゃんはよく食うなあ、いい食いっぷりだ!」
と気に入ったようで、名刺をくれて、
「また来いよ」
と言ってた。
「大将、美味しかったです! ご馳走様でした!」
と悠馬も満面の笑み。連れてきてよかった。
「寿司美味しかった、また行きたいけど当分無理だね」
「悠馬は本当によく食うなあ、見た目からは想像できないんだよなあ」
「それよく言われる」
「見てて豪快で気持ちいいよ」
「ふふっ」
「またアイス買うか?」
「今度は違う味にする」
「やるなよ」
「なにが?」
にやっと悠馬が笑う。
横浜は夜もいいが夕暮れも映える。
「悠馬、夜なに食べたい?」
「ここまで来たら中華だけど、今日はちょっと無理だよね」
移動できなくはないが、実は中華街は少し離れている。
「そうだな、帰りながらどこか寄るか?」
「ねえねえ、まだお金残ってるよね?」
「あるよ」
「贅沢しちゃおう」
「どうするの?」
「回らない寿司食べよう!」
「この格好で!?」
「この格好で! 俺たちがお金持ってるなんて思わないでしょ?」
「足りないかもよ」
「えっ? 本当に?」
「だって悠馬すげー食うじゃん。物によっては時価だから10万とか請求されちゃうかもよw」
「やめよう」
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横浜じゃないけど新宿に格安で美味い寿司を食べさせてくれる店があるらしい。新宿なら帰りに通るし丁度いい。
それを伝えると、
「そこ行く!」
とニコニコし出したから、もう決定。
「横浜、ちょっとしかいられなかったけどどうだった?」
「また来たい、今度はもっとゆっくり見たい」
「そうだな、今日は急だったもんな」
「でも楽しいよ」
「悠馬が手を繋いでくれたし」
「ふふ」
手をギュッと握り直してくれる。
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と悠馬が言う。
「いいな」
「ホテルならムードあるし、できるかもしれない……」
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そっと抱きしめる。
「言っただろ? このままでいいって」
「俺やっとわかったんだよ、湊くんだから抱かれたいんだ。怖いのも痛いのも気持ちいいのも全部湊くんとしたい」
「悠馬……それ家帰ってからベッドでもう一度言ってくれる?」
「ぶはっ! 湊くんウケる!」
「笑うな」
「何回でも言う、湊くんだからだよ」
「うん……」
泣いてもいい?
新宿の寿司屋に寄る。
寿司屋といってもすごく気楽な寿司屋で俺らみたいなのでも歓迎してくれた。
時価が怖いので大将と呼ばれている人に先に予算を言ったら、
「正直だなあ、予算内で収めるように握るから安心しな」
と言ってくれた。
悠馬は寿司もよく食べた。
握るそばからどんどん食べるから、その食べっぷりに大将も気を良くし、どんどん握る。おそらく予算はオーバーしていたと俺は思う。でも予算以上は取らなかった。
それより、
「この兄ちゃんはよく食うなあ、いい食いっぷりだ!」
と気に入ったようで、名刺をくれて、
「また来いよ」
と言ってた。
「大将、美味しかったです! ご馳走様でした!」
と悠馬も満面の笑み。連れてきてよかった。
「寿司美味しかった、また行きたいけど当分無理だね」
「悠馬は本当によく食うなあ、見た目からは想像できないんだよなあ」
「それよく言われる」
「見てて豪快で気持ちいいよ」
「ふふっ」
「またアイス買うか?」
「今度は違う味にする」
「やるなよ」
「なにが?」
にやっと悠馬が笑う。
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