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知りたい
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今日の夕食は冷しゃぶ。
これも美味い、ニンニクの効いたタレが絶品なんだ。というか頼は料理上手。
一緒に暮らし始めた頃はそれほどでもなかったけど、どんどんスキルを上げてリクエストしたら応えてくれるし、ちゃんと美味しい。
それって凄いことだと思う。
頼は凄い。
そんな頼に食べながら聞いてみる。
「頼さん」
「なんだよ、気持ち悪い」
「大人の話です」
「キモい」
「俺子どもじゃないんで」
「回りくどいぞ、なんだよ」
「京さんと頼は昔付き合ってたんだよね?」
「そう言っただろ?」
「えっちしてた?」
ぶはっ!
盛大に頼が咽せた。
「汚ねえ!」
「お前何聞いてんだ!?」
「してた?」
「……」
「ねえ! してた?」
布巾でテーブルを拭きながら頼は、
「……してたよ」
と答える。
「どっちがどっち?」
「お前デリカシーって言葉知ってるか?」
「うん」
「なら聞くな」
「うちは隠し事しない主義なんだよね?」
一緒に住む時に二人で決めたルールだ。
「隠し事とは違うだろ」
「違くない」
「あのな、答えろっていうなら答えるけど、これは京も絡むことだから、そういうことを勝手に教えるのは違うと思うぞ」
「なるほど」
「納得したか?」
「うん、京さんに聞けばいいんだね」
頼が頭を抱えながら、
「好きにしろ」
と言ったから京さんに聞くことにする。
食事を終えてから自分の部屋に戻って京さんに電話してみる。
「おう、才か、どうした?」
「京さん、今話せる?」
「大丈夫だよ、なに?」
「聞いてもいい?」
「なに?」
「聞いてもいい?」
「なんだよwいいよ、なに?」
「頼と京さんは昔付き合ってたんだよね?」
「え?」
「頼に聞いた」
「あー……うん、そうだね。それを聞きたかったのか?」
「ううん、違う」
「じゃあ、なんだ?」
本当に聞きたいのはここからだ。
「京さんと頼はえっちしてたんだよね?」
「は?」
「さっき頼にそこは聞いた」
「ああ、そう……そうですね」
「でね、どっちがどっち?」
「は?」
「そこは京さんの許可がないと聞いちゃダメって頼が言うから京さんに聞いた」
「なるほどね……」
「はい」
「才、デリカシーって知ってる?」
「なんで頼と同じこと言うの?」
「頼にも言われたのか?w」
「言われた」
「それでも聞くのか?w」
「うん」
「お前、鈍いもんなあww」
「どっちがどっち?」
「俺、才好きだわw」
「ねえってば!」
「うるせえな、頼がタチ、俺がネコだよ」
「タチ? ネコ?」
初めて聞いた言葉だ。
「単刀直入に言うぞ、タチが挿れる方でネコが挿れられる方、わかった?」
「あーそうなんだ! へえ」
「それを聞きたかったのか?」
「うん、どっちなんだろうと思って」
「頼や俺なら聞いてもいいけど、他の人には聞かない方がいいぞ」
「そうなの? わかった」
「本当に天然記念物だな」
「違う!」
「わかった、わかった、それだけか? じゃあな」
「頼さん」
「また来たよ」
「京さんに聞いた、教えてくれた」
「そうですか、よかったね」
「うん」
「お前はなにをしたいんだ?」
「ん? 気になっただけ」
「ふーん」
「ねえ、頼」
「まだ聞くのか?」
「さっき京さんに聞き忘れたんだけど、挿れるのってお尻だよね?」
ぶはっ!
「明け透け過ぎてもう笑うしかねえな、そうだよw」
「痛くないの?」
「あははははは! 京に聞けよ」
「聞こう」
「俺、育て方間違えたかな」
聞いた。
慣らさないと痛いって。
痛いのにしたいの?って聞いたら、
「頼が好きだから」
だって!
うひょひょ。
ん?
見上さんはどっち?
これは誰に聞けばいいんだろう?
深町さん?
京さんが他の人には聞くなと言ってたからやめておく。
お腹のゾワゾワ、ムズムズを聞くの忘れた。
これは別の方法で確かめることにする。
これも美味い、ニンニクの効いたタレが絶品なんだ。というか頼は料理上手。
一緒に暮らし始めた頃はそれほどでもなかったけど、どんどんスキルを上げてリクエストしたら応えてくれるし、ちゃんと美味しい。
それって凄いことだと思う。
頼は凄い。
そんな頼に食べながら聞いてみる。
「頼さん」
「なんだよ、気持ち悪い」
「大人の話です」
「キモい」
「俺子どもじゃないんで」
「回りくどいぞ、なんだよ」
「京さんと頼は昔付き合ってたんだよね?」
「そう言っただろ?」
「えっちしてた?」
ぶはっ!
盛大に頼が咽せた。
「汚ねえ!」
「お前何聞いてんだ!?」
「してた?」
「……」
「ねえ! してた?」
布巾でテーブルを拭きながら頼は、
「……してたよ」
と答える。
「どっちがどっち?」
「お前デリカシーって言葉知ってるか?」
「うん」
「なら聞くな」
「うちは隠し事しない主義なんだよね?」
一緒に住む時に二人で決めたルールだ。
「隠し事とは違うだろ」
「違くない」
「あのな、答えろっていうなら答えるけど、これは京も絡むことだから、そういうことを勝手に教えるのは違うと思うぞ」
「なるほど」
「納得したか?」
「うん、京さんに聞けばいいんだね」
頼が頭を抱えながら、
「好きにしろ」
と言ったから京さんに聞くことにする。
食事を終えてから自分の部屋に戻って京さんに電話してみる。
「おう、才か、どうした?」
「京さん、今話せる?」
「大丈夫だよ、なに?」
「聞いてもいい?」
「なに?」
「聞いてもいい?」
「なんだよwいいよ、なに?」
「頼と京さんは昔付き合ってたんだよね?」
「え?」
「頼に聞いた」
「あー……うん、そうだね。それを聞きたかったのか?」
「ううん、違う」
「じゃあ、なんだ?」
本当に聞きたいのはここからだ。
「京さんと頼はえっちしてたんだよね?」
「は?」
「さっき頼にそこは聞いた」
「ああ、そう……そうですね」
「でね、どっちがどっち?」
「は?」
「そこは京さんの許可がないと聞いちゃダメって頼が言うから京さんに聞いた」
「なるほどね……」
「はい」
「才、デリカシーって知ってる?」
「なんで頼と同じこと言うの?」
「頼にも言われたのか?w」
「言われた」
「それでも聞くのか?w」
「うん」
「お前、鈍いもんなあww」
「どっちがどっち?」
「俺、才好きだわw」
「ねえってば!」
「うるせえな、頼がタチ、俺がネコだよ」
「タチ? ネコ?」
初めて聞いた言葉だ。
「単刀直入に言うぞ、タチが挿れる方でネコが挿れられる方、わかった?」
「あーそうなんだ! へえ」
「それを聞きたかったのか?」
「うん、どっちなんだろうと思って」
「頼や俺なら聞いてもいいけど、他の人には聞かない方がいいぞ」
「そうなの? わかった」
「本当に天然記念物だな」
「違う!」
「わかった、わかった、それだけか? じゃあな」
「頼さん」
「また来たよ」
「京さんに聞いた、教えてくれた」
「そうですか、よかったね」
「うん」
「お前はなにをしたいんだ?」
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「あははははは! 京に聞けよ」
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これは別の方法で確かめることにする。
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