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一人暮らし
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8月。
四国の温泉に由尭くんと来ている。
春頃に、
「どこか出かけるか?」
と言ったら、
「旅行に行きたいです」
と言われた。
「旅行か……いいかもしれないな」
そう答えたら食いついてきた。
「いいの? 一緒に旅行していいの?」
「どこがいいですか?」
「どこに行きたいですか?」
「国内? 海外?」
「山と海どっち派ですか?」
「温泉好きですか?」
「テーマパークとか好きですか?」
「旅館とホテル、どっちが好み?」
とまあ大騒ぎ。
そんなに喜んでくれるなら任せるよと由尭くんに任せたら、四国の温泉旅館と飛行機を予約したと連絡があった。
旅費で少し揉めた。
由尭くんは自分の好みで決めたから全額出すと言って聞かない。
こういうところは物凄く頑固だ。
俺はそういう時の対処法を彼といることで学んだ。
「それなら行かないよ」
すぐに折半にしてくれた。
温泉か、久しぶりだな。
一応理由を聞いてみたら、四国にある有名な温泉に行ってみたかったのと、俺の浴衣姿を見たいからだそうだ。
8割後者らしい。
四国に向かう飛行機の中では、
「あんまりはだけさせたらダメですよ。
はだけさせるのは俺の役目なんで」
大真面目な顔で、すけべ丸出しだった。
お盆休みなので混雑していたが、風情のある街並みはとても綺麗だし、露天風呂付きの離れで部屋食だったのでとてものんびり過ごすことができた。
広縁で夜風にあたりながら飲む酒のなんと旨いことよ。
「ご機嫌ですね」
由尭くんが揶揄う。
「うん、のんびりできたよ、ありがとう」
「またどこか行きましょう」
「……」
「あれ?」
「ん?」
「なんで同意しないんですか? 嫌でしたか?」
飲んでた冷酒をくいっと煽る。
「由尭くん、話がある」
「……やだ」
「え?」
「この流れは絶対良くないやつです、俺知ってます。だから聞きたくないっ!」
耳を塞いでしまった。
「いや、聞けって」
「やだ!」
ほら、由尭くんの頑固が出た。
仕方ない。
「じゃあ、俺先に帰るよ」
ピタッと止まる。
「……話聞きます」
「よろしい」
やれやれ。
「あのな、俺来月からシンガポールに行くことになった」
「え……」
「海外赴任だ」
「……嘘……」
「おそらく2年か3年は帰れない」
「……」
「行っていいかと相談してるんじゃない。行くという報告だ」
「一絃さん、俺……」
「付いてくるなよ」
「え……」
「付いていくって言いたいんだろ?
ダメだ、許さない。ちゃんと君の仕事をしろ」
「だって……」
「打診は3月くらいにあったんだ」
「それならどうして早く教えてくれなかったんですか!」
「いくら君でも言えないことはあるよ。
わかるだろ?」
「……はい」
「俺は行く。楽しみにしてる」
由尭くんは自分の脚を拳で何度も何度も叩く。
その手を止める。
「やめろ、自分を傷つけるな」
「……こうしてないと身体が震えて……」
そう言って涙を溢す。
由尭くんを後ろから抱きしめる。
由尭くんは必死に声を振り絞る。
「シンガポールに支局を増やすという話は聞いてました。そこですか?」
「そうだ」
「栄転……ですよね?」
「そうだな」
「チャンスですよね?」
「そうだ」
「帰って来たら課長ですか?」
「いや、違う」
「違う?」
「経理ではなく経営企画部としての出向だ。かなり評価してもらってる。期待に応えたい」
由尭くんの涙が止まらない。
「だから、いくら一緒に住みたいって言ってもOKしてくれなかったんですか?」
「そうだ」
「俺、一絃さんと別れなきゃいけないですか?邪魔になりますか?」
「由尭くん」
「……はい」
「君は一人暮らしはしないのか?」
「え? なんで今その話?」
「前に一人暮らししたいって言ってたじゃない」
「前はそう思ってましたけど、今は一絃さんと暮らしたいから……」
「一人暮らししてみない?」
「え?」
「俺がシンガポールに行っている間、俺の部屋に住まないか?」
「え……」
「嫌か?」
由尭くんが慌てて俺に向き合う。
「え? どういうことですか?」
「部屋を解約しようかなとも思ったんだけど、あの部屋結構気に入ってるし、会社にも近い。俺が行ってる間、由尭くんが住んでくれると、荷物も置いて行けるし、引越しの余計な費用もかからないし、いいかなって思ったんだ。車も時々動かしてやってもらえると助かる。嫌か?」
「……嫌じゃない……嫌じゃないです! 住みたいです!」
「よかった。そこで俺が帰るのを待っててよ」
「待ってていいの?」
「待っててくれないと、俺帰る所無くなっちゃうだろ?」
「……一絃さん」
「旅行から帰ったら由尭くんの分の食器を買いに行こう」
「はい!」
「なるべく早く帰るとか言えないし、どのくらいで帰れるなんて約束もできない。でも、あの部屋に帰るから待ってて」
「はい……俺が留守を守ります」
「頼むな」
「はい……」
まだ泣く由尭くんに、
「もう泣きやめ」
と笑うと、
「絶対別れ話されるって思ったから……」
「別れたいのか?」
「一絃さんが別れたいって言っても絶対に俺別れてやりませんから」
由尭くんがジリジリと距離を詰める。
「……どうする気だ?」
由尭くんの耳元で囁く。
「その色気のヤバい浴衣をはだけさせます……」
ふっ
胸元をはだけ、晒す。
「もっとか?」
「……誘ってますか?」
「誘ってるよ」
「……あとは俺にやらせて……」
胸元にキスが降って来た。
四国の温泉に由尭くんと来ている。
春頃に、
「どこか出かけるか?」
と言ったら、
「旅行に行きたいです」
と言われた。
「旅行か……いいかもしれないな」
そう答えたら食いついてきた。
「いいの? 一緒に旅行していいの?」
「どこがいいですか?」
「どこに行きたいですか?」
「国内? 海外?」
「山と海どっち派ですか?」
「温泉好きですか?」
「テーマパークとか好きですか?」
「旅館とホテル、どっちが好み?」
とまあ大騒ぎ。
そんなに喜んでくれるなら任せるよと由尭くんに任せたら、四国の温泉旅館と飛行機を予約したと連絡があった。
旅費で少し揉めた。
由尭くんは自分の好みで決めたから全額出すと言って聞かない。
こういうところは物凄く頑固だ。
俺はそういう時の対処法を彼といることで学んだ。
「それなら行かないよ」
すぐに折半にしてくれた。
温泉か、久しぶりだな。
一応理由を聞いてみたら、四国にある有名な温泉に行ってみたかったのと、俺の浴衣姿を見たいからだそうだ。
8割後者らしい。
四国に向かう飛行機の中では、
「あんまりはだけさせたらダメですよ。
はだけさせるのは俺の役目なんで」
大真面目な顔で、すけべ丸出しだった。
お盆休みなので混雑していたが、風情のある街並みはとても綺麗だし、露天風呂付きの離れで部屋食だったのでとてものんびり過ごすことができた。
広縁で夜風にあたりながら飲む酒のなんと旨いことよ。
「ご機嫌ですね」
由尭くんが揶揄う。
「うん、のんびりできたよ、ありがとう」
「またどこか行きましょう」
「……」
「あれ?」
「ん?」
「なんで同意しないんですか? 嫌でしたか?」
飲んでた冷酒をくいっと煽る。
「由尭くん、話がある」
「……やだ」
「え?」
「この流れは絶対良くないやつです、俺知ってます。だから聞きたくないっ!」
耳を塞いでしまった。
「いや、聞けって」
「やだ!」
ほら、由尭くんの頑固が出た。
仕方ない。
「じゃあ、俺先に帰るよ」
ピタッと止まる。
「……話聞きます」
「よろしい」
やれやれ。
「あのな、俺来月からシンガポールに行くことになった」
「え……」
「海外赴任だ」
「……嘘……」
「おそらく2年か3年は帰れない」
「……」
「行っていいかと相談してるんじゃない。行くという報告だ」
「一絃さん、俺……」
「付いてくるなよ」
「え……」
「付いていくって言いたいんだろ?
ダメだ、許さない。ちゃんと君の仕事をしろ」
「だって……」
「打診は3月くらいにあったんだ」
「それならどうして早く教えてくれなかったんですか!」
「いくら君でも言えないことはあるよ。
わかるだろ?」
「……はい」
「俺は行く。楽しみにしてる」
由尭くんは自分の脚を拳で何度も何度も叩く。
その手を止める。
「やめろ、自分を傷つけるな」
「……こうしてないと身体が震えて……」
そう言って涙を溢す。
由尭くんを後ろから抱きしめる。
由尭くんは必死に声を振り絞る。
「シンガポールに支局を増やすという話は聞いてました。そこですか?」
「そうだ」
「栄転……ですよね?」
「そうだな」
「チャンスですよね?」
「そうだ」
「帰って来たら課長ですか?」
「いや、違う」
「違う?」
「経理ではなく経営企画部としての出向だ。かなり評価してもらってる。期待に応えたい」
由尭くんの涙が止まらない。
「だから、いくら一緒に住みたいって言ってもOKしてくれなかったんですか?」
「そうだ」
「俺、一絃さんと別れなきゃいけないですか?邪魔になりますか?」
「由尭くん」
「……はい」
「君は一人暮らしはしないのか?」
「え? なんで今その話?」
「前に一人暮らししたいって言ってたじゃない」
「前はそう思ってましたけど、今は一絃さんと暮らしたいから……」
「一人暮らししてみない?」
「え?」
「俺がシンガポールに行っている間、俺の部屋に住まないか?」
「え……」
「嫌か?」
由尭くんが慌てて俺に向き合う。
「え? どういうことですか?」
「部屋を解約しようかなとも思ったんだけど、あの部屋結構気に入ってるし、会社にも近い。俺が行ってる間、由尭くんが住んでくれると、荷物も置いて行けるし、引越しの余計な費用もかからないし、いいかなって思ったんだ。車も時々動かしてやってもらえると助かる。嫌か?」
「……嫌じゃない……嫌じゃないです! 住みたいです!」
「よかった。そこで俺が帰るのを待っててよ」
「待ってていいの?」
「待っててくれないと、俺帰る所無くなっちゃうだろ?」
「……一絃さん」
「旅行から帰ったら由尭くんの分の食器を買いに行こう」
「はい!」
「なるべく早く帰るとか言えないし、どのくらいで帰れるなんて約束もできない。でも、あの部屋に帰るから待ってて」
「はい……俺が留守を守ります」
「頼むな」
「はい……」
まだ泣く由尭くんに、
「もう泣きやめ」
と笑うと、
「絶対別れ話されるって思ったから……」
「別れたいのか?」
「一絃さんが別れたいって言っても絶対に俺別れてやりませんから」
由尭くんがジリジリと距離を詰める。
「……どうする気だ?」
由尭くんの耳元で囁く。
「その色気のヤバい浴衣をはだけさせます……」
ふっ
胸元をはだけ、晒す。
「もっとか?」
「……誘ってますか?」
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「……あとは俺にやらせて……」
胸元にキスが降って来た。
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