つたない俺らのつたない恋

秋臣

文字の大きさ
上 下
31 / 49

文化祭 その5

しおりを挟む
視聴覚室の入り口には結構人が並んででる。こっちも盛況なようだ。
和真がクラスの人たちとなにか話をし戻ってくると、「これより30分ほどメンテナンスに入ります。先ほどうちのお化けがエキサイトし内部を破損させたため修理が必要となりました。再開の際はアナウンスいたしますので、是非後ほどお越しください」

ええ~というがっかりしたお客さんの声に、すみません、申し訳ありません、後でまた来てくださいと頭を下げてる和真に高嶺と理玖が
「メンテナンス?俺たち今自由時間だから手伝おうか?」と声をかける。
「いや、それは大丈夫。それより後で再開した時にお客さん呼び込みたいから協力してくれない?他のクラスのやつに頼むのもなんだけど、理玖のメイドは集客率高そうだし」
「いいぜ!」
「俺は?」
「高嶺は存在がホラーじゃん笑」
「てめえ……」
しおりを挟む

処理中です...