つたない俺らのつたない恋

秋臣

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買い物

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京士さんと駅前で待ち合わせして向かったのは、とある複合施設。

「なにか買うんですか?」
「うん、京友達の誕生日プレゼント買いたくてさ。俺、センスないから一緒に選んでくれると助かるんだけど」
「俺もセンスないけど、プレゼント選ぶのは好きだから付き合いますよ」
「ありがとう」

友達にプレゼントか、俺、高嶺たちにプレゼントってあげたことあったっけ?
誰かが誕生日って時は飯奢りとかそんな感じだし、プレゼント選んでもらえるなんて大事な友達なんだな。俺もそういう風に大事にしたいし、されたいななんてぼんやりにまにましながらプレゼント選びは続く。

「これとこれ、どっちの色がいいと思う?」
「うーん、お友達の好きな色ってわかります?」
「あんまりはっきりした原色は得意じゃないって言ってた気がする、服の話だけど」
「あーだったらこっちかなあ」
「腕時計とか友達から貰ったら重い?」
「あんまり高いのは貰えないって思っちゃうけど、カジュアルなものならもらう方も抵抗ないかもしれませんね。あ、腕時計しない人もいるからそこは確認した方がいいかも。
俺は腕時計好きだから貰ったら嬉しいですけど。こういう感じのとか」
と黒に赤のアクセントが効いてる腕時計を指差す。
「そっか、そうだね、確認ね…」
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