68 / 111
第67話.予定外の出来事?(ジェフィリオン視点)
『ザッカリー、聞こえるか?』
『はっ!!』
『次の段階へ入る。他はどうだ?』
『少し予定よりも遅れている箇所が2つほど。ガヴァンの所と、キャロルの所が遅れています』
『ガヴァンの所はそれでも問題ない。あそこは私とデールの次に難しい場所だからな。しかしキャロルの所が遅れているだと?』
私はそれぞれに合った場所を指揮させている。そしてガヴァンに任せた街は、私とデールが攻撃した街の次に、なかなかの力を持っている街だった。そのため本来なら、私やデールやキャロルの次に、力を持っているガヴァンに任せる事に。
ただ他の者達と違うのは、少しこちらの街が、ガヴァンでは少々難しいのではという街で。だがそれでもあの男ならできると考え、1人で指揮を取るように言ってあった。そしてキャロルが早めに仕事を終えた場合は、ガヴァンの方へ行けと。
そのため遅れなければよし、大きな遅れではなく、小さな遅れで止まっているのならば、何も問題はない。
私が気になるのはキャロルの方だ。私やデールの次の強いならば、ガヴァンが指揮をしている街を、本来ならキャロルに指揮させれば良く。そうすればガヴァンの方は、予定通りにことが進んでいたかもしれない。
しかしそれだと、キャロルが自分の本来の力を発揮しない恐れがあったのだ。これはキャロルの戦い方とも関係してくるのだが。
その戦い方というのが、キャロルの趣味からくるもので。私はいまだにキャロルの趣味の良さが分からないが。だがその趣味が、今のキャロルの最大の攻撃力となっている。
そのため、その趣味を最大限に活かせる街へ、キャロルを行かせたのだ。ガヴァンの街では不貞腐れ、サボるだろうと分かっていたからな。
だがそのキャロルの戦況が、あまり良い物ではなかった。ガヴァンの所よりも力が弱いはずの街を、ガヴァンよりも強いキャロルが指揮しているのだ。かなり街の侵略がかなり進んでいても良いはずなのに。
『なぜ遅れているのか分かっているのか?』
『それが少し前から連絡が取れず。今から確認に行くところで』
『なぜ問題が起きた時に、すぐに確認に向かわない?』
『デールに邪魔をされまして』
『デールにはあの者を付けているだろう』
『2人でギリギリだったのです。……奴はイタズラだと』
『指示はどうした?』
『私達の邪魔をしながら指揮をとっておりました』
『……それはこっちで対処しよう。他の問題はないな』
『オズボーン様も問題なく』
『分かった。お前はすぐにキャロルの方を調べ報告しろ。行け!』
『はっ!!』
私は魔法を飛ばし、少し前の方にいた者を吹き飛ばした。それを見て静まり返る周りの者達。デール、もし次におかしな動きをしてみろ、こちらを少しの間シードラゴンに任せ、お前を力尽くで、シードラゴンのように操ってやる。
だが今は、とりあえずキャロルの方を調べなければ。もし何か、予定外の事が起こり。それを解決するのに、キャロルの力でも解決できないようなものならば、それは仕方がない事だ。
また、なんとかその問題を片付け、本来の仕事に戻れるのならば、少しの遅れは問題ない。
が、もしもそうでないのならば。デールではないが、自分の趣味を優先し、予定に遅れをきたしているのならば、その時は。
『ぐがあぁぁぁっ!!』
『ちっ!』
こんな時によくも。私はすぐにシードラゴンの近くまで移動すると、奴に自分の魔力を流す。シードラゴンめ、こんな状況で、私の契約を破棄しようとしてくるとは。あの契約でなければ、今頃奴との契約を解かれているところだった。
『ぐぐぐぐぐっ』
『今すぐにでも、お前の子供を、ここへ連れてきても良いのだぞ』
『………………』
『ふん、お前はこの結界を解くことに集中しろ』
元の位置まで戻り、私はこれから事を考える。今のところ、デールに問題はあるが、キャロルに場所を除いて、予定通りには進んでいる。が、もしもキャロルの所が失敗するような事があれば、予定を変更しなければならない。
大丈夫だと思うが、その時はザッカリーにキャロルの街を指揮させ、私の所から少し人員を回して、遅れた時を戻さなければ。
それにしてもこれは、さすがというべきか。シードラゴンや力は劣るとるとは言え、前線にはかなりの半端者を送ったが、結界に小さなヒビ1つも入らないとは。かなり強い結界を張ったな。今までに見た結界の中で、1番の強さか。
これだけの結界を張れるとは、この国の者達の全員の個々の力がそれだけ強くなったか。それとも力を持っている者が数人生まれたか。分からないが、かなりの強さなのは確かだ。
そしておそらく人間の子供の所にも、かなり力を持った者が、子供の護衛に当たっているはず。その中にはエルフもいるはずだ。
子供は一体、この街のどこに居る? 一般の住民に紛れ込ませているか、それともキュリスの所か。
結界を破壊次第、住民が避難しているだろう箇所と、キュリスの屋敷を同時に攻撃しても良いが。それで子供に何かあってはな。子供の力を使うには、子供を生かしておかなければならない。
おそらく人間の子供は息吹のパルを持っているはず。海の中で人間に持たせない、なんてことはないからだ。ならば、シードラゴンの力で、国の中の海水が入っても問題はないはず。
そして少し怪我をしようとも。それも関係ない。それもこちらへ連れてきたら、力のためにも回復はしてやろう。
『おい、次の者達を行かせろ』
『はっ!!』
最初に攻撃させていた半端者達が、半分以上いなくなり、次の者達を送ったが。そろそろそまた次を送る頃だろう。
∥
∥
∥
『何なのよ…、一体何なのよ!!』
『次、行くぞ』
『はっ!!』
『何だって言うのよ!! この私を誰だと思っているのよ!! 人形になる分際で!!』
『はっ!!』
『次の段階へ入る。他はどうだ?』
『少し予定よりも遅れている箇所が2つほど。ガヴァンの所と、キャロルの所が遅れています』
『ガヴァンの所はそれでも問題ない。あそこは私とデールの次に難しい場所だからな。しかしキャロルの所が遅れているだと?』
私はそれぞれに合った場所を指揮させている。そしてガヴァンに任せた街は、私とデールが攻撃した街の次に、なかなかの力を持っている街だった。そのため本来なら、私やデールやキャロルの次に、力を持っているガヴァンに任せる事に。
ただ他の者達と違うのは、少しこちらの街が、ガヴァンでは少々難しいのではという街で。だがそれでもあの男ならできると考え、1人で指揮を取るように言ってあった。そしてキャロルが早めに仕事を終えた場合は、ガヴァンの方へ行けと。
そのため遅れなければよし、大きな遅れではなく、小さな遅れで止まっているのならば、何も問題はない。
私が気になるのはキャロルの方だ。私やデールの次の強いならば、ガヴァンが指揮をしている街を、本来ならキャロルに指揮させれば良く。そうすればガヴァンの方は、予定通りにことが進んでいたかもしれない。
しかしそれだと、キャロルが自分の本来の力を発揮しない恐れがあったのだ。これはキャロルの戦い方とも関係してくるのだが。
その戦い方というのが、キャロルの趣味からくるもので。私はいまだにキャロルの趣味の良さが分からないが。だがその趣味が、今のキャロルの最大の攻撃力となっている。
そのため、その趣味を最大限に活かせる街へ、キャロルを行かせたのだ。ガヴァンの街では不貞腐れ、サボるだろうと分かっていたからな。
だがそのキャロルの戦況が、あまり良い物ではなかった。ガヴァンの所よりも力が弱いはずの街を、ガヴァンよりも強いキャロルが指揮しているのだ。かなり街の侵略がかなり進んでいても良いはずなのに。
『なぜ遅れているのか分かっているのか?』
『それが少し前から連絡が取れず。今から確認に行くところで』
『なぜ問題が起きた時に、すぐに確認に向かわない?』
『デールに邪魔をされまして』
『デールにはあの者を付けているだろう』
『2人でギリギリだったのです。……奴はイタズラだと』
『指示はどうした?』
『私達の邪魔をしながら指揮をとっておりました』
『……それはこっちで対処しよう。他の問題はないな』
『オズボーン様も問題なく』
『分かった。お前はすぐにキャロルの方を調べ報告しろ。行け!』
『はっ!!』
私は魔法を飛ばし、少し前の方にいた者を吹き飛ばした。それを見て静まり返る周りの者達。デール、もし次におかしな動きをしてみろ、こちらを少しの間シードラゴンに任せ、お前を力尽くで、シードラゴンのように操ってやる。
だが今は、とりあえずキャロルの方を調べなければ。もし何か、予定外の事が起こり。それを解決するのに、キャロルの力でも解決できないようなものならば、それは仕方がない事だ。
また、なんとかその問題を片付け、本来の仕事に戻れるのならば、少しの遅れは問題ない。
が、もしもそうでないのならば。デールではないが、自分の趣味を優先し、予定に遅れをきたしているのならば、その時は。
『ぐがあぁぁぁっ!!』
『ちっ!』
こんな時によくも。私はすぐにシードラゴンの近くまで移動すると、奴に自分の魔力を流す。シードラゴンめ、こんな状況で、私の契約を破棄しようとしてくるとは。あの契約でなければ、今頃奴との契約を解かれているところだった。
『ぐぐぐぐぐっ』
『今すぐにでも、お前の子供を、ここへ連れてきても良いのだぞ』
『………………』
『ふん、お前はこの結界を解くことに集中しろ』
元の位置まで戻り、私はこれから事を考える。今のところ、デールに問題はあるが、キャロルに場所を除いて、予定通りには進んでいる。が、もしもキャロルの所が失敗するような事があれば、予定を変更しなければならない。
大丈夫だと思うが、その時はザッカリーにキャロルの街を指揮させ、私の所から少し人員を回して、遅れた時を戻さなければ。
それにしてもこれは、さすがというべきか。シードラゴンや力は劣るとるとは言え、前線にはかなりの半端者を送ったが、結界に小さなヒビ1つも入らないとは。かなり強い結界を張ったな。今までに見た結界の中で、1番の強さか。
これだけの結界を張れるとは、この国の者達の全員の個々の力がそれだけ強くなったか。それとも力を持っている者が数人生まれたか。分からないが、かなりの強さなのは確かだ。
そしておそらく人間の子供の所にも、かなり力を持った者が、子供の護衛に当たっているはず。その中にはエルフもいるはずだ。
子供は一体、この街のどこに居る? 一般の住民に紛れ込ませているか、それともキュリスの所か。
結界を破壊次第、住民が避難しているだろう箇所と、キュリスの屋敷を同時に攻撃しても良いが。それで子供に何かあってはな。子供の力を使うには、子供を生かしておかなければならない。
おそらく人間の子供は息吹のパルを持っているはず。海の中で人間に持たせない、なんてことはないからだ。ならば、シードラゴンの力で、国の中の海水が入っても問題はないはず。
そして少し怪我をしようとも。それも関係ない。それもこちらへ連れてきたら、力のためにも回復はしてやろう。
『おい、次の者達を行かせろ』
『はっ!!』
最初に攻撃させていた半端者達が、半分以上いなくなり、次の者達を送ったが。そろそろそまた次を送る頃だろう。
∥
∥
∥
『何なのよ…、一体何なのよ!!』
『次、行くぞ』
『はっ!!』
『何だって言うのよ!! この私を誰だと思っているのよ!! 人形になる分際で!!』
あなたにおすすめの小説
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
転生少年は、魔道具で貧乏領地を発展させたい~アイボウと『ジョウカ魔法』で恩返し
gari@七柚カリン
ファンタジー
男(30歳)は、仕事中に命を落とし異世界へ転生する。
捨て子となった男は男爵親子に拾われ、養子として迎えられることになった。
前世で可愛がっていた甥のような兄と、命を救ってくれた父のため、幼い弟は立ち上がる。
魔道具で、僕が領地を発展させる!
これは、家族と領地のために頑張る男(児)の物語。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
虐げられた前王の子に転生しましたが、マイペースに規格外でいきます!
竜鳴躍
ファンタジー
気が付いたら転生していました。
でも王族なのに、離宮に閉じ込められたまま。学校も行けず、家庭教師もつけてもらえず、世話もされず。社交にも出られず。
何故なら、今の王様は急逝した先代の陛下……僕の父の弟だから。
王様夫婦には王子様がいて、その子が次期王太子として学校も行って、社交もしている。
僕は邪魔なんだよね。分かってる。
先代の王の子を大切に育てたけど、体が弱い出来損ないだからそのまま自分の子が跡を継ぎますってしたいんだよね。
そんなに頑張らなくても僕、王位なんていらないのに~。
だって、いつも誰かに見られていて、自分の好きなことできないんでしょ。
僕は僕の好きなことをやって生きていきたい。
従兄弟の王太子襲名の式典の日に、殺されちゃうことになったから、国を出ることにした僕。
だけど、みんな知らなかったんだ。
僕がいなくなったら困るってこと…。
帰ってきてくれって言われても、今更無理です。
2026.03.30 内容紹介一部修正
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
一般人に生まれ変わったはずなのに・・・!
モンド
ファンタジー
第一章「学園編」が終了し第二章「成人貴族編」に突入しました。
突然の事故で命を落とした主人公。
すると異世界の神から転生のチャンスをもらえることに。
それならばとチートな能力をもらって無双・・・いやいや程々の生活がしたいので。
「チートはいりません健康な体と少しばかりの幸運を頂きたい」と、希望し転生した。
転生して成長するほどに人と何か違うことに不信を抱くが気にすることなく異世界に馴染んでいく。
しかしちょっと不便を改善、危険は排除としているうちに何故かえらいことに。
そんな平々凡々を求める男の勘違い英雄譚。
※誤字脱字に乱丁など読みづらいと思いますが、申し訳ありませんがこう言うスタイルなので。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。