15 / 74
15話 遊び過ぎ注意! 初めての野菜洗いはツルッとポ〜ンッ!?
「おおお~」
「こんな事もできるぞ」
「ふおぉぉぉ~」
「お前はそれで良いのか?」
『ぴぃっ!! ぴぴぴぴぴっ!!』
「「……」」
た、楽しい。
「ふぉぉぉ~!」
「ぴぃぃぃ~!」
「……はぁ、リア、ピィ、あなた達、そろそろ厨房でどんな事をするか見せてもらわなくて良いの?」
「それに、時間があったらお手伝いするんでしょう?」
「サイラスも喜んでいるみたいだから、まぁ、私たちは構わないんだけど?」
「ん?」
『ぴ?』
「何だ?」
私とピィ君、それからサイラスさんの3人で、アリシアさんとチェルシーさんの方を見る。
「だからね、どんなお手伝いをするのか、見せてもらわなくて良いの? それでお手伝いするんでしょう?」
「サイラスも、そのまま遊んでいて良いの? リアとピィに使える時間は、おやつの時間までだったでしょう? それからは別の仕事があるとか言っていなかった?」
「あ……」
『ぴ……』
「あー……」
私たちはお互いを見てから、私はそっと床に下ろしてもらい、頭をカリカリかき。ピィ君は私の肩に戻ってきて、ツンツンと毛繕いし。サイラスさんも頭をかきながら、着崩れたコックコートを整え、エプロンを締め直し、最後にコック帽をかぶる。
しまった。楽しすぎて、本来の目的を忘れていたよ。まぁ、私だけじゃなく、ピィ君とサイラスさんも同じだったけどさ。ここへはお手伝いをしにきているんだから、遊んでちゃダメじゃん。
って、あれ? レーノルド先生は? 確かさっきまで一緒にいたはずだけど……。
「ありちあしゃん、ちぇりゅちーしゃん、れーのるどしぇんしぇいどこ?」
「はぁ、あなた達が遊んでいるうちに、仕事に戻ったわよ。もう30分以上遊んでいたんだから」
「しゃんじゅっぷん!?」
急いで水時計を見る私。この世界の時間は地球と同じで1日24時間。水時計を使って時間を知るんだ。
あとは、目を覚ました時に、大きな鐘を見たでしょう? 仕事としてあの鐘を鳴らす人たちがいてね。その人たちが1時間毎に鐘を鳴らして、時間を教えてくれるの。
他にも、街に危険が迫っていたり、何かあった時に鐘を鳴らして、街の人にいろいろ知らせてくれるんだ。
それで話を戻すけど、水時計を見たら、治療が全て終わってから30分以上も経っていて、そんなに遊んでいたのかとビックリしたよ。
「おてちゅだい、じかん!?」
『ぴっぴぴ、ぴぴぴ!?』
「いや、すまない。オレも時間を忘れていた」
はぁ、まさかこんなに時間が経っていたなんて。これはこれから、気をつけないとまずいな。カッコいい、優しいサイラスさんと一緒にいたら、遊んじゃいそうだもん。
私たち3人、お手伝いについて何もせずに、一体何をしていたのか。実は……。
レーノルド先生がサイラスさんを診察した時に、『今はあまりの感動に、何も言えなくなっているだけだ』って言っていたでしょう? あれはね……。
まず、サイラスさんはバッファーという獣人で、簡単にいうとバッファローみたいな獣人さんね。
その姿は、体が大きく、筋肉隆々、ムキムキのボディービルダーみたいな体に、強面の顔、低い声に、頭には立派で大きいツノが生えいて。この宿舎にいる獣人さんの中で、1番大きな獣人さんなんだ。
と、どうも、その姿がどうにも小さな子たちは怖いみたいで。初めてサイラスさんに会う子はもちろんのこと、何回も会っている子にも泣いたり、逃げられたり。これまでサイラスさんと遊んでくれた子は、数人しかいなかったみたい。
だけどサイラスさん自身は、子供たちが大好きで。子供たちにそういった態度を取られてショックを受けても、子供たちのためにって。美味しいご飯を作ったり、悪から子供たちを守ったりと、いろいろと影から子供たちを見守ってきたんだ。
そんなサイラスさんに対する、私とピィ君の気持ちだよ。こんなにカッコいいサイラスさんを、どうしてみんな怖がるかは分からないけれど。私とピィ君は、一瞬でサイラスさんを好きになって、その思いをぶつけたでしょう?
そんな私たちの反応は、いつもの子供たちとの反応と全く違い。しかも、自分の良いところや大好きなところを、私たちが物凄い勢いで言ってきたもんだから。あの時、感動して倒れちゃったんだって。
そうして、倒れたことから復活したサイラスさんは、こう、自分のカッコいいと思う姿を、ボディービルダーがポーズをするように、いろいろ見せてくれて、私たちを楽しませてくれた後。
今度は、こんな事もできるぞと。指を1本出してきて、私に掴まれと言い。私がその指に掴まると、そのまま持ち上げてくれて、鉄棒みたいにぶらぶらして遊ばせてくれたり、そのまま自分が回転して、遊園地の空中ブランコみたいにしてくれたり。
ピィ君はピィ君で、ツノが気に入ったらしく。ツノに掴まり、鉄棒選手のように回転したり、離れ業をしたりと、たくさん遊ばせてくれたんだよ。
まぁ、それが楽しくて楽しくて。それでお手伝いの事を忘れちゃって、いつの間には30分以上も経っちゃってたの。
「えちょ、しゃいらしゅしゃん、おてちゅだい、よろしくおねがいちましゅ!!」
『ぴぴぴ、ぴっぴぴ!!』
「ああ、オレからもよろしく頼む」
慌ててお手伝いの事を始める私たちに、アリシアさんとチェルシーさんが、何とも言えない顔で笑っていたよ。
そうしてすぐに始まった厨房見学。まずは厨房の中を簡単に案内してもらい、その後、私たちが絶対に近づいちゃダメな場所や、危険なものについて話を聞いたんだ。
私たちが近づいちゃダメな場所は、基本、火を使う場所と、包丁やらナタやら、ケガをしそうな物が置いてある場所ね。
火は、今のちびっ子の私とピィ君が近寄るのは危ないでしょう? それに火を扱っている人に近づくのも危ない。と、どちらにとっても危険だから、近づくのは禁止。
刃物は私の背と同じくらいの物もあって、あれはどう考えても危険だからね。禁止と言われたけど、元々近寄らなかったと思うよ。
「だからな、お前たちには基本、最初の下拵えの準備を手伝ってもらうつもりだ。野菜を洗ったり、皮を剥いたりだな。他はその時々で頼むつもりでいたが、どうだ? 手伝えそうか?」
「あい!!」
『ぴぃ!!』
「そうか!!」
「うわぁ。あんなニコニコの料理長、初めて見たぜ」
「いつもの圧もどこにいったんだか」
ん? 料理人さんたち、何か言った?
「よし、それじゃあこれで、この厨房での大切な話は終わりだが……。やってみるか? 手伝い」
「あい!!」
『ぴぃ!!』
「そうかそうか!」
とってもニコニコなサイラスさん。
「じゃあ、こっちへきてくれ。今日は初日だからな、1番簡単な食材から洗ってもらおう。ただな、1番簡単と言っても、面倒n食材の中で、1番簡単だと言われている食材なんでな。もし大変で無理だと思ったら、すぐに言ってくれ」
「めんど?」
「ああ。ちょうど普通の野菜をきらしていてな」
「ふちゅう?」
「食材には、下拵えが面倒な食材と簡単な食材があってな。面倒な方は、本当に手間のかかる物が多いんだ。まぁ、子供たちはその面倒事が好きなんだが。料理人や食材を育てる者たちにとっては厄介でな。それで料理時間が延びてしまうこともあるし、片付けが面倒になることもあるくらいだ」
面倒と簡単? 皮剥きが大変とか、玉ねぎみたいに目が染みて大変とか? 簡単なのはサッと洗える感じ?
よく分からないまま、直径30センチくらいのタライが置いてある場所まで移動した私たち。すぐに料理人さんの1人、ボルトレーンさんがタライに水を入れてくれたよ。
「今日洗ってもらう野菜はこれだ」
サイラスさんがカゴから取り出したのは、野球ボールくらいの大きさで、まん丸な泥だらけの野菜だったよ。本当に野球ボールみたいにまん丸なの。
「これはジャガーという野菜でな。水につけるとすぐに泥は取れて、綺麗になったように見える。だが、それでもその後、少しの間洗い続けてくれ」
ふむふむ、数分洗い続ける感じか。
「と、洗うことに関しては言うことはこれくらいなんだが、ここからは洗っている時に気をつけることだ。このジャガーはな、洗うともの凄くツルツル滑って、それからもの凄く跳ねるんだ。だからそれに気をつけて洗うんだぞ」
ツルツル滑る? まぁ、それについては、そういう野菜が地球にもあるから、そこまで不思議ではないけど、跳ねるって何?
「自分で経験した方がよく分かるか。とりあえず1回洗ってみろ」
そう言われ、私はサイラスさんからジャガーを受け取ると、ピィ君はタライの淵に乗り、私はしゃがんで早速ジャガーを洗ってみることにしたよ。
そっと水にジャガーを沈める。と、サイラスさんの言っていた通りすぐに泥が取れて、ジャガイモ色のまん丸ジャガーが現れ、本当に綺麗になったように見えるくらい全部の泥が取れたんだ。形は泥が取れても、やっぱりまん丸だったよ。
これをもう少しの間洗う……。私はすぐに手を動かして洗おうとする。だけど洗おうとした瞬間……。ツルッ! ツルルッ!!
「ふぉ!? ちゅる!?」
「ぴぃ!?」
右手からツルッと抜けたジャガー。慌てて左手で押さえようとすれば、ツルルッ!! とまた滑り。その勢いでジャガーがポ~ンっと、上へ跳ね上がったんだ。それにさらに慌てる私とピィ君。
でも驚きはそれだけで終わらなかったの。跳ね上がったジャガーが落ちる前に追いつく! と思ってジャガーの下で構え、落ちてきたジャガーを上手いことキャッチ!! ……できず。ジャガーはそのまま地面へ。
と、ジャガーが地面に落ちた瞬間。ポ~ンッ!! と、天井に付くんじゃないかってくらい、ジャガーが跳ねたんだ。
「ふおぉ!?」
『ぴぴぴ!?』
「こんな事もできるぞ」
「ふおぉぉぉ~」
「お前はそれで良いのか?」
『ぴぃっ!! ぴぴぴぴぴっ!!』
「「……」」
た、楽しい。
「ふぉぉぉ~!」
「ぴぃぃぃ~!」
「……はぁ、リア、ピィ、あなた達、そろそろ厨房でどんな事をするか見せてもらわなくて良いの?」
「それに、時間があったらお手伝いするんでしょう?」
「サイラスも喜んでいるみたいだから、まぁ、私たちは構わないんだけど?」
「ん?」
『ぴ?』
「何だ?」
私とピィ君、それからサイラスさんの3人で、アリシアさんとチェルシーさんの方を見る。
「だからね、どんなお手伝いをするのか、見せてもらわなくて良いの? それでお手伝いするんでしょう?」
「サイラスも、そのまま遊んでいて良いの? リアとピィに使える時間は、おやつの時間までだったでしょう? それからは別の仕事があるとか言っていなかった?」
「あ……」
『ぴ……』
「あー……」
私たちはお互いを見てから、私はそっと床に下ろしてもらい、頭をカリカリかき。ピィ君は私の肩に戻ってきて、ツンツンと毛繕いし。サイラスさんも頭をかきながら、着崩れたコックコートを整え、エプロンを締め直し、最後にコック帽をかぶる。
しまった。楽しすぎて、本来の目的を忘れていたよ。まぁ、私だけじゃなく、ピィ君とサイラスさんも同じだったけどさ。ここへはお手伝いをしにきているんだから、遊んでちゃダメじゃん。
って、あれ? レーノルド先生は? 確かさっきまで一緒にいたはずだけど……。
「ありちあしゃん、ちぇりゅちーしゃん、れーのるどしぇんしぇいどこ?」
「はぁ、あなた達が遊んでいるうちに、仕事に戻ったわよ。もう30分以上遊んでいたんだから」
「しゃんじゅっぷん!?」
急いで水時計を見る私。この世界の時間は地球と同じで1日24時間。水時計を使って時間を知るんだ。
あとは、目を覚ました時に、大きな鐘を見たでしょう? 仕事としてあの鐘を鳴らす人たちがいてね。その人たちが1時間毎に鐘を鳴らして、時間を教えてくれるの。
他にも、街に危険が迫っていたり、何かあった時に鐘を鳴らして、街の人にいろいろ知らせてくれるんだ。
それで話を戻すけど、水時計を見たら、治療が全て終わってから30分以上も経っていて、そんなに遊んでいたのかとビックリしたよ。
「おてちゅだい、じかん!?」
『ぴっぴぴ、ぴぴぴ!?』
「いや、すまない。オレも時間を忘れていた」
はぁ、まさかこんなに時間が経っていたなんて。これはこれから、気をつけないとまずいな。カッコいい、優しいサイラスさんと一緒にいたら、遊んじゃいそうだもん。
私たち3人、お手伝いについて何もせずに、一体何をしていたのか。実は……。
レーノルド先生がサイラスさんを診察した時に、『今はあまりの感動に、何も言えなくなっているだけだ』って言っていたでしょう? あれはね……。
まず、サイラスさんはバッファーという獣人で、簡単にいうとバッファローみたいな獣人さんね。
その姿は、体が大きく、筋肉隆々、ムキムキのボディービルダーみたいな体に、強面の顔、低い声に、頭には立派で大きいツノが生えいて。この宿舎にいる獣人さんの中で、1番大きな獣人さんなんだ。
と、どうも、その姿がどうにも小さな子たちは怖いみたいで。初めてサイラスさんに会う子はもちろんのこと、何回も会っている子にも泣いたり、逃げられたり。これまでサイラスさんと遊んでくれた子は、数人しかいなかったみたい。
だけどサイラスさん自身は、子供たちが大好きで。子供たちにそういった態度を取られてショックを受けても、子供たちのためにって。美味しいご飯を作ったり、悪から子供たちを守ったりと、いろいろと影から子供たちを見守ってきたんだ。
そんなサイラスさんに対する、私とピィ君の気持ちだよ。こんなにカッコいいサイラスさんを、どうしてみんな怖がるかは分からないけれど。私とピィ君は、一瞬でサイラスさんを好きになって、その思いをぶつけたでしょう?
そんな私たちの反応は、いつもの子供たちとの反応と全く違い。しかも、自分の良いところや大好きなところを、私たちが物凄い勢いで言ってきたもんだから。あの時、感動して倒れちゃったんだって。
そうして、倒れたことから復活したサイラスさんは、こう、自分のカッコいいと思う姿を、ボディービルダーがポーズをするように、いろいろ見せてくれて、私たちを楽しませてくれた後。
今度は、こんな事もできるぞと。指を1本出してきて、私に掴まれと言い。私がその指に掴まると、そのまま持ち上げてくれて、鉄棒みたいにぶらぶらして遊ばせてくれたり、そのまま自分が回転して、遊園地の空中ブランコみたいにしてくれたり。
ピィ君はピィ君で、ツノが気に入ったらしく。ツノに掴まり、鉄棒選手のように回転したり、離れ業をしたりと、たくさん遊ばせてくれたんだよ。
まぁ、それが楽しくて楽しくて。それでお手伝いの事を忘れちゃって、いつの間には30分以上も経っちゃってたの。
「えちょ、しゃいらしゅしゃん、おてちゅだい、よろしくおねがいちましゅ!!」
『ぴぴぴ、ぴっぴぴ!!』
「ああ、オレからもよろしく頼む」
慌ててお手伝いの事を始める私たちに、アリシアさんとチェルシーさんが、何とも言えない顔で笑っていたよ。
そうしてすぐに始まった厨房見学。まずは厨房の中を簡単に案内してもらい、その後、私たちが絶対に近づいちゃダメな場所や、危険なものについて話を聞いたんだ。
私たちが近づいちゃダメな場所は、基本、火を使う場所と、包丁やらナタやら、ケガをしそうな物が置いてある場所ね。
火は、今のちびっ子の私とピィ君が近寄るのは危ないでしょう? それに火を扱っている人に近づくのも危ない。と、どちらにとっても危険だから、近づくのは禁止。
刃物は私の背と同じくらいの物もあって、あれはどう考えても危険だからね。禁止と言われたけど、元々近寄らなかったと思うよ。
「だからな、お前たちには基本、最初の下拵えの準備を手伝ってもらうつもりだ。野菜を洗ったり、皮を剥いたりだな。他はその時々で頼むつもりでいたが、どうだ? 手伝えそうか?」
「あい!!」
『ぴぃ!!』
「そうか!!」
「うわぁ。あんなニコニコの料理長、初めて見たぜ」
「いつもの圧もどこにいったんだか」
ん? 料理人さんたち、何か言った?
「よし、それじゃあこれで、この厨房での大切な話は終わりだが……。やってみるか? 手伝い」
「あい!!」
『ぴぃ!!』
「そうかそうか!」
とってもニコニコなサイラスさん。
「じゃあ、こっちへきてくれ。今日は初日だからな、1番簡単な食材から洗ってもらおう。ただな、1番簡単と言っても、面倒n食材の中で、1番簡単だと言われている食材なんでな。もし大変で無理だと思ったら、すぐに言ってくれ」
「めんど?」
「ああ。ちょうど普通の野菜をきらしていてな」
「ふちゅう?」
「食材には、下拵えが面倒な食材と簡単な食材があってな。面倒な方は、本当に手間のかかる物が多いんだ。まぁ、子供たちはその面倒事が好きなんだが。料理人や食材を育てる者たちにとっては厄介でな。それで料理時間が延びてしまうこともあるし、片付けが面倒になることもあるくらいだ」
面倒と簡単? 皮剥きが大変とか、玉ねぎみたいに目が染みて大変とか? 簡単なのはサッと洗える感じ?
よく分からないまま、直径30センチくらいのタライが置いてある場所まで移動した私たち。すぐに料理人さんの1人、ボルトレーンさんがタライに水を入れてくれたよ。
「今日洗ってもらう野菜はこれだ」
サイラスさんがカゴから取り出したのは、野球ボールくらいの大きさで、まん丸な泥だらけの野菜だったよ。本当に野球ボールみたいにまん丸なの。
「これはジャガーという野菜でな。水につけるとすぐに泥は取れて、綺麗になったように見える。だが、それでもその後、少しの間洗い続けてくれ」
ふむふむ、数分洗い続ける感じか。
「と、洗うことに関しては言うことはこれくらいなんだが、ここからは洗っている時に気をつけることだ。このジャガーはな、洗うともの凄くツルツル滑って、それからもの凄く跳ねるんだ。だからそれに気をつけて洗うんだぞ」
ツルツル滑る? まぁ、それについては、そういう野菜が地球にもあるから、そこまで不思議ではないけど、跳ねるって何?
「自分で経験した方がよく分かるか。とりあえず1回洗ってみろ」
そう言われ、私はサイラスさんからジャガーを受け取ると、ピィ君はタライの淵に乗り、私はしゃがんで早速ジャガーを洗ってみることにしたよ。
そっと水にジャガーを沈める。と、サイラスさんの言っていた通りすぐに泥が取れて、ジャガイモ色のまん丸ジャガーが現れ、本当に綺麗になったように見えるくらい全部の泥が取れたんだ。形は泥が取れても、やっぱりまん丸だったよ。
これをもう少しの間洗う……。私はすぐに手を動かして洗おうとする。だけど洗おうとした瞬間……。ツルッ! ツルルッ!!
「ふぉ!? ちゅる!?」
「ぴぃ!?」
右手からツルッと抜けたジャガー。慌てて左手で押さえようとすれば、ツルルッ!! とまた滑り。その勢いでジャガーがポ~ンっと、上へ跳ね上がったんだ。それにさらに慌てる私とピィ君。
でも驚きはそれだけで終わらなかったの。跳ね上がったジャガーが落ちる前に追いつく! と思ってジャガーの下で構え、落ちてきたジャガーを上手いことキャッチ!! ……できず。ジャガーはそのまま地面へ。
と、ジャガーが地面に落ちた瞬間。ポ~ンッ!! と、天井に付くんじゃないかってくらい、ジャガーが跳ねたんだ。
「ふおぉ!?」
『ぴぴぴ!?』
あなたにおすすめの小説
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした高橋凛は、お詫びとして理想の世界へ転生することに。しかし気がつけば幼児の姿で、しかも空を落下中だった!?
バカ神、あいつまたミスったな!? そう思いながらも、凛はどうすることもできず、空を落ちていく。しかも更なるアクシデントが凛を襲い……。
が、そのアクシデントにより、優しい魔獣に助けられた凛は、少しの間彼の巣で、赤ちゃん魔獣や卵の世話を教わりながら過ごすことに。
やがてその魔獣を通じて侯爵家に迎え入れられると、前世での動物飼育の知識や新たに得た知識、そして凛だけが使える特別な力を活かして、魔獣たちの世話を始めるのだった。
しかし魔獣たちの世話をする中で、時には悪人や悪魔獣と対峙することもあったため、凛は、『魔獣たちは私が守る!!』と決意。入団はできないものの、仮のちびっ子見習い騎士としても頑張り始める。
これは、凛と魔獣たちが織りなす、ほんわかだけど時々ドタバタな、癒しとお世話の物語。
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~
幸せのオムライス
ファンタジー
★HOTランキング1位感謝!(2026.1.23) カクヨムコン異世界ファンタジー女性主人公部門 週間ランキング4位! 小説家になろう四半期ランクイン中!(異世界転生/ファンタジー/連載中) ★
山根ことり、28歳OL。私の平凡な毎日は、上から降ってきた神様の植木鉢が頭に直撃したことで、あっけなく幕を閉じた。
神様の100%過失による事故死ということで、お詫びにもらったのは3つのチート能力。
①通販サイトや検索が使える【異世界インターネット接続】
②もふもふ動物と話せる【もふもふテイマー&翻訳】
③戦闘はできないけど生活は最強な【生活魔法 Lv.99】
私の願いはただ一つ。働かずに、可愛いペットともふもふしながら快適なスローライフを送ること!
のはずが、転生先は森のど真ん中。おまけに保護された先の孤児院は、ご飯はまずいしお風呂もない劣悪環境!?
「私の安眠のため、改革します!」
チート能力を駆使して、ボロ屋敷がピカピカに大変身!
現代知識と通販調味料で絶品ごはんを振る舞えば、心を閉ざした子供たちも次々と懐いてきて……?
気づけばギルドに登録し、薬草採取で荒稼ぎ。謎の天才少女として街の注目株に!?
あれ、私のスローライフはどこへ?
これは、うっかりチートで快適な生活基盤を整えすぎた元OLが、最強神獣もふもふや仲間たちとのんびり暮らすために、ついでに周りも幸せにしちゃう、そんな物語。
【今後のストーリー構想(全11章完結予定)】
第1章 森の生活と孤児院改革(完結済)
第2章 ヤマネコ商会、爆誕!(連載中)
第3章 ようこそ、ヤマネコ冒険部へ!
第4章 王都は誘惑の香り
第5章 救国のセラピー
第6章 戦場のロジスティクス・イノベーション
第7章 領主様はスローライフをご所望です
第8章 プロジェクト・コトリランド
第9章 ヤマネコ式教育改革
第10章 魔王対策は役員会にて
第11章 魔王城、買収しました(完結予定)
【書籍発売中!】神のミスで転生したけど、幼女化しちゃった! 神具【調薬釜】で、異世界ライフを楽しもう!
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
旧題:神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!
電子書籍は、2026/3/9に発売です!
書籍は2026/3/11に発売(予約受付中)です!メロンブックス様より、特典の描き下ろしSSペーパーがあります。詳しくは、メロンブックス様へお願い致します。
イラストは、にとろん様です。よろしくお願い致します!
ファンタジー小説大賞に投票して頂いた皆様には、大変感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。