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38話 王様とパパ
しおりを挟む「う~、へんしん!!」
『チュー、チュチュチュッ!!』
『きゅぃー、きゅいぃぃぃ!!』
ぽんっ!! どうかな? どうかな? みんなで鏡を見ます。うん、しっかりモコレットに変身できてる。
『今日は全部成功っチュね!』
『これで元に戻れれば完璧だよ』
「う~、ぽんっ!!」
『『『ポンッ!!』』』
おお~!! 元の僕に戻れた!!
『チュウチュウ!!』
『キュイキュイ!!』
みんなが飛び跳ねてやったね! をしてくれます。
「ママ、もいっかいへんしんい?」
「ええ、今日の練習は終わりよ。頑張ったわね。それに全部成功して凄いわ」
「ふへへへへ、う~、へんしん!!」
ぽんっ!!
『今日は何して遊ぶっチュ?』
『宝物探しは?』
『良いな!!』
『じゃあその後で、花壇にも行ってね』
『まとめて遊べば良いじゃん。花壇で宝物探しはどう?』
「うん!!」
『『『賛成~!!』』』
今日の変身の練習は終わり。みんなで近くの花壇に行って、宝物探しをする事にしました。
「俺達がいない間に、ずいぶんとできるようになったじゃないか」
「収納魔法までお使いになれるとは、さすがルーパート様です」
「さすがにそれは、私達も予想外だっやわよ。しかもちゃんと詠唱ができていないのに、魔法が発動するなんて。普通、しっかりと言えなければ、発動しないか、中途半端ですぐに消えてしまう魔法になるはずなのに。まぁ、荷物をしまえたから良いけれど」
「ぶらんでぃんおじしゃ、むこういく!!」
「ああ、分かった!!」
あのね、いつも僕を守ってくれる、ブランディンおじさんとコンラッドが、訓練から帰ってきたんだ。時々騎士さん達と一緒に訓練に行くんだよ。えっと2週間くらい? それで一昨日帰ってきたの。
ぞろぞろとみんなで、次の花壇に向かいます。
「それで今回は、何で呼ばれたんだ?」
「これと言って、問題は起きていないから、大した用ではないでしょう。この頃向こうへ行っていなかったから、たまには来いってだけじゃないかしら」
「ああ、だから今朝、行く前にブツブツ文句を言ってたのか」
「よほどの事がない限り呼ぶなって、言ってあったもの。私も当分行かないわよって伝えておいたし」
「ただ、良い加減顔をみせろってか。自由に動き回っている俺達が羨ましんだろう。あいつも前みたいにはいかないからな」
パパは多くて15日くらいお出かけしてるんだ。少し前にお手紙がきたんだよ。お話しする事があるから、お城まで来なさい、ってお手紙。
あのね、パパは王様とお友達だったんだ。絵本に出てくる王様だよ!! お友達が王様なんて凄いよね!!
でもパパはお手紙がきてから、ずっとブスッとしていて。それからブツブツ文句を言っていました。大した用でもないのに呼ぶなとか、やることはやっているとか、もしも何かがあっても、こちらが優先だとか。なんかいろいろ。
そうして今日も、行ってらっしゃいの時まで、ずっとブツブツ行ったまま、ドラゴンさんに変身して、お城まで飛んで行きました。お城は僕のお家から、馬車で10日くらいの所にある、大きな街にあるんだって。パパはドラゴンさんになったらか、5日くらい。
僕、王様に会って見たいなぁ。それにお城も見てみたい。今度家族みんなでお城のある街に遊びに行けないかなぁ。
「話しを聞いたら、サッサと帰ってくるでしょうから、それでまた文句の手紙がくるでしょうね」
「まぁ、そうだろうな」
パパは何でブツブツ文句を言ってたのかな?
『チュー、チュチュチュッ!!』
『きゅぃー、きゅいぃぃぃ!!』
ぽんっ!! どうかな? どうかな? みんなで鏡を見ます。うん、しっかりモコレットに変身できてる。
『今日は全部成功っチュね!』
『これで元に戻れれば完璧だよ』
「う~、ぽんっ!!」
『『『ポンッ!!』』』
おお~!! 元の僕に戻れた!!
『チュウチュウ!!』
『キュイキュイ!!』
みんなが飛び跳ねてやったね! をしてくれます。
「ママ、もいっかいへんしんい?」
「ええ、今日の練習は終わりよ。頑張ったわね。それに全部成功して凄いわ」
「ふへへへへ、う~、へんしん!!」
ぽんっ!!
『今日は何して遊ぶっチュ?』
『宝物探しは?』
『良いな!!』
『じゃあその後で、花壇にも行ってね』
『まとめて遊べば良いじゃん。花壇で宝物探しはどう?』
「うん!!」
『『『賛成~!!』』』
今日の変身の練習は終わり。みんなで近くの花壇に行って、宝物探しをする事にしました。
「俺達がいない間に、ずいぶんとできるようになったじゃないか」
「収納魔法までお使いになれるとは、さすがルーパート様です」
「さすがにそれは、私達も予想外だっやわよ。しかもちゃんと詠唱ができていないのに、魔法が発動するなんて。普通、しっかりと言えなければ、発動しないか、中途半端ですぐに消えてしまう魔法になるはずなのに。まぁ、荷物をしまえたから良いけれど」
「ぶらんでぃんおじしゃ、むこういく!!」
「ああ、分かった!!」
あのね、いつも僕を守ってくれる、ブランディンおじさんとコンラッドが、訓練から帰ってきたんだ。時々騎士さん達と一緒に訓練に行くんだよ。えっと2週間くらい? それで一昨日帰ってきたの。
ぞろぞろとみんなで、次の花壇に向かいます。
「それで今回は、何で呼ばれたんだ?」
「これと言って、問題は起きていないから、大した用ではないでしょう。この頃向こうへ行っていなかったから、たまには来いってだけじゃないかしら」
「ああ、だから今朝、行く前にブツブツ文句を言ってたのか」
「よほどの事がない限り呼ぶなって、言ってあったもの。私も当分行かないわよって伝えておいたし」
「ただ、良い加減顔をみせろってか。自由に動き回っている俺達が羨ましんだろう。あいつも前みたいにはいかないからな」
パパは多くて15日くらいお出かけしてるんだ。少し前にお手紙がきたんだよ。お話しする事があるから、お城まで来なさい、ってお手紙。
あのね、パパは王様とお友達だったんだ。絵本に出てくる王様だよ!! お友達が王様なんて凄いよね!!
でもパパはお手紙がきてから、ずっとブスッとしていて。それからブツブツ文句を言っていました。大した用でもないのに呼ぶなとか、やることはやっているとか、もしも何かがあっても、こちらが優先だとか。なんかいろいろ。
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僕、王様に会って見たいなぁ。それにお城も見てみたい。今度家族みんなでお城のある街に遊びに行けないかなぁ。
「話しを聞いたら、サッサと帰ってくるでしょうから、それでまた文句の手紙がくるでしょうね」
「まぁ、そうだろうな」
パパは何でブツブツ文句を言ってたのかな?
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