勇者パーティーに騙されたので力をまるっと手に入れてなりあが・・らずにスローライフ。ただし復讐はするヨ。

七瀬ななし

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そして冒険者に?

ボクは泥棒なんかじゃな・・・・いお?

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毎日の生活はらくちんでした。

魔物を取りつつ魔物のレベルとスキルをどんどんもらっています。でもいらないものもてんこ盛りです。

イノシシさんから奪ったおいしいキノコの臭いの嗅ぎ分けとか、そんなスキルはつかえないと思います。シェフにならない限り。しかし、これぞ、錬金術です。

「じゃ、金貨100枚、納めましたよ」

そうなのです。ついにボクは、帝都の修復ギルドに所属し、そこのコネで、修復をさらに極める勉強をさせてもらえることになった。

「あ、こんにちは、ケントというでス。よろしく!」

「よろしくお願いいたしますわ。」

同じクラスには、絶世の美少女がいた。

「ケントさんは、冒険者でいらっしゃるの?」

「そうデス。ミラー様。ただ、冒険者は危険なので、いつかは、修復の技術で身を立てたいと思っております。」

ボクちん、同じクラスの美人しゃんとお知り合いになったヨ。12歳のおねいさん。なんと公爵の娘さんらしい。でも、すごく気立てが良くて、美しくて優しくて。ついに見つけたボクの真実の恋。

勇者よ!助かったな。ボクは復讐心を捨てるぞ!ひゃっほい。そして、成り上がって、公爵様の娘を娶る。そんな男にボクはなるんだーーーーーッ!


楽しい日々が続く、そう思っておりました。


「やっと見つけたわよ。ダーリン・・・・・。」

ギギギとボクは声の方を向いた。ま、まさか。マリー!!!お、お前かーーーッ!

「さ、こっちにはね、私の屋敷もあるのよ。ジュル。一緒に来なさい。」

ふざくんな。ボクはお前のレベルはとうに超えて・・・・・鑑定さん!嘘でしょ!レベル1400!おま、何やってくれとんねん!

「探したのよー。お陰でダンジョン1つ潰しちゃった、テヘ!」

テヘじゃない。そのせいか!!!!




結論だけいいます。食べられました。ボロボロです。そして、ボクは、さらなる絶望を味わいますた。


「お姉様、久しぶりに帰ってきたと思ったら、うるさいですわ!もういいおとしなのですから、大きな嬌声をあげるなんてはずかしくなくて!」

ドアを開けたその人は、ボクの愛しのミラー嬢・・・・・・。裸で組み敷かれているボクを見ると何も見ていなかったかのようにソっとドアをパタンと締めました。ミラーカムバーック!ち違うんです。

そのあと、泣いているボクに向かって、そんなに良かったの?なんていうマリーよ、お前は悪魔か。

終わったボクの初恋・・・・・。


「お父様、紹介するわ。こちら、私の夫になるケントよ。未来の公爵ね。うふ。お父様のあ・と・つ・ぎ・よ。」

公爵様に、紹介されました。優しそうな人でしたが、犠牲者を見る顔でした。


「こっちはさっきあったわよね。私の弟のミラー。」

ええと、ちょっと待って?弟????

「この子ったら、いつまでたっても女の格好をする癖が抜けなくて・・・・・。」


終わった・・・・?ボクの初恋・・・・・?
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