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勇者ヨ、星になれ!
どっちが真の勇者だ!なんつって。
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2日後に、ボクたちは王宮に呼び出された。
王の前には既に勇者パーティーが勢ぞろい。ククク。さあ、存分に踊ってもらおうか!
ギルフォードは、こちらを睨みつけている。視線だけで人が殺せるのなら、もう20回は死んでるね。ハナホジ。
「こちらが、勇者に認定された帝国のパーティーか?」
王が苦にがしくこちらを見ている。そりゃそうだ。今まで文化や国の豊かさなど何もかも敵わなかった王国が大きな顔をしていられるのも勇者を常に排出しているからだ。まあ、勇者の子孫が作った国だからね。
「それで、勇者という証拠はあるのか?」
「それが・・・・・・実は・・・・・・・。」
司教がひそひそと王の耳に告げている内容をボクはもう知っている。女神様から直接神託があったんだよね。あの後、たのんでおいてよかったひゃっほい!
案の定、顔色がさっと変わった。
「それでは、本当に・・・・・・。」
「王よ!お見せしましょう、その証拠の一部を。」
ボクは、広間に控えている大勢の貴族の前で、アイテムボックスを使った。
「アイテムボックス?」「まさか!」「王の血を引く優れたものだけに発現するという力!!!」
そうなのだ。アイテムボックスは王の血さえあれば使えるというものではない。現に、ここで使えるのは、第2王女ただ一人なのだ。だからこそ、ギルフォードと結婚して、ギルフォードが王となるという話が出ているのだ。
「それだけではありません。」
ボクは、聖剣を掲げた。黒光りしている禍々しい聖剣。しかった。これはどう見ても魔王側の剣にしか見えない。
それを見て、ギルフォードが、ぷっと吹き出し、自分の聖剣を掲げて見せた。淡く光りだす聖剣。
それを見て、安心する貴族たち。
「それでは、その聖剣インペリアルをお貸しください。」
「アイテムボックスにいれて逃げる気じゃないだろうな!」
「まさか。一旦借りるだけですよ。」
ボクは、聖剣を借りて掲げた。するとギルフォードの時とは、比べ物にならないほどの眩い光が広間を満たした。ヤッベ、目が潰れるぅ!
「ほ、本物の勇者様。」「真の勇者!」
貴族たちがざわつき出す。
「ぶるぁあ!」
叫ぶ太った男。あれ確か大司教だったか?
「勇者が1人だけだと誰が決めたのです。一緒に魔王を倒せば良いではありませんか。そして、トドメを刺したものこそ、真の勇者、これでいかがか!」
ククク、してやったりという顔だが、それこそこっちが望んでいたことなんだヨ!
「もちろんです。それでは、競い合いましょう!」
にやりと笑った顔をボクは、下を向くことで隠したのだった。ニヤリ!計画通り!
王の前には既に勇者パーティーが勢ぞろい。ククク。さあ、存分に踊ってもらおうか!
ギルフォードは、こちらを睨みつけている。視線だけで人が殺せるのなら、もう20回は死んでるね。ハナホジ。
「こちらが、勇者に認定された帝国のパーティーか?」
王が苦にがしくこちらを見ている。そりゃそうだ。今まで文化や国の豊かさなど何もかも敵わなかった王国が大きな顔をしていられるのも勇者を常に排出しているからだ。まあ、勇者の子孫が作った国だからね。
「それで、勇者という証拠はあるのか?」
「それが・・・・・・実は・・・・・・・。」
司教がひそひそと王の耳に告げている内容をボクはもう知っている。女神様から直接神託があったんだよね。あの後、たのんでおいてよかったひゃっほい!
案の定、顔色がさっと変わった。
「それでは、本当に・・・・・・。」
「王よ!お見せしましょう、その証拠の一部を。」
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「アイテムボックス?」「まさか!」「王の血を引く優れたものだけに発現するという力!!!」
そうなのだ。アイテムボックスは王の血さえあれば使えるというものではない。現に、ここで使えるのは、第2王女ただ一人なのだ。だからこそ、ギルフォードと結婚して、ギルフォードが王となるという話が出ているのだ。
「それだけではありません。」
ボクは、聖剣を掲げた。黒光りしている禍々しい聖剣。しかった。これはどう見ても魔王側の剣にしか見えない。
それを見て、ギルフォードが、ぷっと吹き出し、自分の聖剣を掲げて見せた。淡く光りだす聖剣。
それを見て、安心する貴族たち。
「それでは、その聖剣インペリアルをお貸しください。」
「アイテムボックスにいれて逃げる気じゃないだろうな!」
「まさか。一旦借りるだけですよ。」
ボクは、聖剣を借りて掲げた。するとギルフォードの時とは、比べ物にならないほどの眩い光が広間を満たした。ヤッベ、目が潰れるぅ!
「ほ、本物の勇者様。」「真の勇者!」
貴族たちがざわつき出す。
「ぶるぁあ!」
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ククク、してやったりという顔だが、それこそこっちが望んでいたことなんだヨ!
「もちろんです。それでは、競い合いましょう!」
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