【R18】婚約破棄された転生聖女は魔の森に捨てられる~ヤンデレ黒の魔王が溺愛してくるけどどうしたらいいですかッ!?~

弓はあと

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 ここ、どこだろう?

 暗い。でもまったく見えないわけではない。

 隙間から、ぼんやりとした明かりが僅かに差し込んでいる。

 自分の足元を確認すると、すぐそばに、目を瞑ったアエルが倒れていた。

 一瞬ドキンと心臓が小さく跳ねたけれど、アエルのお腹を触って呼吸があることがわかり安堵の息を吐く。


 ――寝てるだけね、よかった。


 そして改めて、アエルのお腹に置いた自分の手を見て気が付いた。


 ――小さくなって、ない。


 ほッ、と小さく息を吐く。


 ――20年前とは、違う。


 少なくとも赤ちゃんには、なっていない。

 その事が確認できて気持ちが少し落ち着いてきたこともあり、ゆっくりと周囲を見渡してみる。

 自分がそんなに広くない部屋、いやむしろ部屋にしては狭いくらいのスペースにいることがわかった。

 そして上から服が多数ぶら下がっていることも。


 ――クローゼット、かしら?


 でもクローゼットにしては広い、かな?
 それに衣装の数も多い。
 このクローゼットの持ち主は、かなり裕福な人物だと思う。
 もしかしたら、衣装は他の部屋にもあるのかもしれない。


 ――衣装の持ち主にお願いしたら、1着くらいいただけないかしら。


 なにしろ自分は何も身につけていない、全裸なのだから。

 ガチャリ、とドアが開く音が聞こえたような気がして、思わずヒュッと息を飲む。


 ――誰か、来た!?


 バタン、とドアが閉まるような音がしたかと思ったら、今度はギシリ、と何かの軋むような音。


『うふふ、いきなりそんなところ、触らないで』

『いいじゃないか、さ、もう脱がすよ。ナマでおっぱい揉ませて』



 ――え?


 ――この声って、もしかして――?




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