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しおりを挟む「蕩けたような顔をして、可愛いぞ、リリィ」
額にヴェルク様のキスを落とされる。
嬉しい、のですが、私は今、他のことにも、翻弄されて、いて。
「ハ、ンっ……ァ、ン、ゃ……ぁ……」
ヴェルク様っ、同時に色んなとこ弄っちゃ、ダメ……。
「指二本でも、痛くはなさそうだな」
先ほどヴェルク様に散々慣らされた身体は、恥ずかしい液が溢れる穴にヴェルク様の長い指を悦んで受け入れてしまっている。
「な、か……も、そと、も……ダメ……」
ヴェルク様は穴のナカで私が反応してしまうところを的確に探しだし撫でながら、親指で陰核をクニュクニュと押し広げるように捏ねていて。
「だめ、にしては腰が揺れているが、リリィ」
楽しそうに小さく笑うと、私の胸を優しく揉みながら度々乳首をキュッと摘まんで刺激を与え、反対の胸は舌でねっとりと味わうように愛撫した。
それだけじゃない、時々ヴェルク様の滾ったモノで指を入れた穴付近をツンツンと突き、私の心を揺さぶってくる。
もうすぐ指じゃなくて、こちらが入ってくると、嫌でも意識してしまう。
恥ずかしい、のに、腰が動いてしまうのを、自分では止められなくて。
「ぁ、ン……ゃ、き、ちゃう、ぅ……」
ヴェルク様に陰核を口に含まれた時に感じた白い世界が、近付いてくる気配が、した。
するとヴェルク様はズルリと穴から指を抜き、胸と陰核から手と舌をパッと離す。
「ぇ……ヴェル、ク、さま……?」
自分の恥ずかしいところが、ヴェルク様が与えてくれていた刺激を求めてヒクヒクしているのが自分でも分かった。
ヴェルク様の漲りが、私の入り口にピト、と当てられ身体の奥がゾクリと疼く。
「挿れるよ、リリィ」
「んンッ」
先ほどまでとは違う苦しいくらいの圧迫感に、一瞬にして身体が固まった。
「ああ、やはりつらいか。リリィ、ゆっくり息をして」
ヴェルク様は私の呼吸に合わせて、少しずつ入ってきてくれている。
それでも与えられる圧迫感は、今までの比じゃない。痛みもある。
「なるべく気持ちのいいところに、集中できるだろうか」
ヴェルク様が首筋に舌を這わせ、包み込むように胸をそっと揉み、乳首を優しく刺激してくれた。
気持ちがよくて、脚の付け根がきゅぅぅと切なく疼く。
「…………っ!」
「ヴェルク、様?」
「……危な、かった……」
何が、危なかったのだろう?
「リリィ、つらいか?」
そんな風に言うヴェルク様の方が、うっすらと汗をかいてつらそうな顔をしていた。
「だい、じょぶ、です、ヴェルク、さま」
ヴェルク様が少し困ったような笑顔を見せる。
「無理をさせて、すまない。我の背に手をまわして爪を立ててごらん。少しは楽かもしれない」
ヴェルク様の背中に手をまわしてギュッと掴んだら、温もりを感じられて、なんだか安心した。
ふたりの息が、だんだんと荒くなりながら、少しずつ、少しずつ、入ってきて。
最後、ズズッとお互いの脚の付け根が、合わさった時は、涙が零れた。
「リリィ、我のが全部入っている」
「ヴェルク様、嬉しい……」
眉を寄せながらも、なんとかヴェルク様に笑みを向ける。
目が合うと、ヴェルク様が苦しそうにグッと眉を寄せた。
「……リリィっ……くッ……ぅ……」
私のナカで、ヴェルク様の象徴がドクッドクッと脈打ったのが感じられて。
身体の奥に注ぎ込まれたモノが、熱い。その熱さが愛おしくて、ギュッとヴェルク様の背中を抱きしめる。
私に少し体重をかけたヴェルク様の短くて荒い呼吸が、首を熱くくすぐった。
「……すまない、リリィが可愛すぎて……我慢できなかった」
ヴェルク様にそんな風になってもらえるなんて。
愛しさで胸がキュンと切ないくらいになってしまう。
「もう少し、このままリリィに触れていてもいいだろうか」
ゆっくりと顔を上げたヴェルク様にコクンと頷く。
ヴェルク様は果てた象徴を私のナカに入れたまま、私の胸とお尻の形を確かめるように優しく揉んだ。
そうしながら耳朶を甘噛みしたヴェルク様は、耳の穴に舌を挿し込んでクチュクチュと音を立てる。
「……ン、ゃ……ぁ……」
色んな感覚に身体がゾクゾクして、思わず声が零れてしまう。
「……ぁ、ヴェルク様、の……?」
「痛いか、リリィ?」
「痛くは、ないです、が……」
私のナカで、ヴェルク様のが大きくなっていて。
いつの間にか、ナカからぎゅうぎゅう圧迫されて再び窮屈になっていた。
「だが、このまま激しく動いたら、痛いかもしれないな」
ヴェルク様はお互いの脚の付け根をくっつけたまま、くッと私のナカに押し込んだ。
擦ることなく、ただ押すだけ。
だから、痛くない。
痛くないのに、奥をトンと叩かれ、陰核をぐにゅ、と潰された。
「……んッ……」
「リリィ、可愛い声だ。もっと聞かせてほしい」
また、くッと押される。
何度も、何度も。
奥をトン、トン、と突かれ、陰核をぐにゅ、ぐにゅ、と広げるように押し潰される。
「ぁ……ぃゃ……ぁ……」
そのたびに、ぐちゅッぐちゅッとヴェルク様と私の体液が混ざる音がした。
「……ゃ、ヴェル、ク、さま、ぁ、ャ……」
「嫌か、リリィ?」
首を横にブンブンと振る。
嫌では、ないけれど……
「変、な、る……」
ヴェルク様は、ふ、と小さく笑うと、私の耳元で囁いた。
私の好きな、甘く低い声で。
「変になってほしい」
ヴェルク様は擦ることなく私の奥を突き、陰核に快感を与え続け、胸を揉みながら乳首をクニクニ捏ねたかと思うと、お尻を揉んでいた手は前から零れる愛液を掬いお尻の穴をヌルヌルとくすぐった。
様々な刺激で、訳が分からなくなってくる。
とどめとばかりにヴェルク様が首筋から耳裏にかけてヌルリと舌を這わせた。
「ぁ……ヴェル、ク、さ、まッ、ぁあッん」
最後の声は、ヴェルク様の口によって塞がれてしまう。
「ンッ、ンンッ」
舌を絡められ声で快感を逃すことができなくて、ヴェルク様の背中に爪を立て、足はビクビクと痙攣したように震えてしまった。
ヴェルク様の腰が、ゆっくりと動き出す。
「痛むか、リリィ?」
唇を離したヴェルク様に問われ、首を横に振る。
痛みよりも、快感の方が強すぎて。
「き、もち、い……ぃ……」
「よかった、では、もう少し動くよ」
「ぇ? ぁ……ぁあッ」
ズンズンと激しく奥を突かれ、そのたびにぐにゅぐにゅと陰核も潰される。
それだけでも気持ちがいいのに、背中にまわされた手で肩をグッと抱かれて胸が密着して擦れ、もう一方の手でお尻の形を変えるように揉まれているから。
愉悦の波にさらわれて意識が飛びそうになるのが怖くて、ヴェルク様の名前を呼ぶ。
「リリィ、我の可愛いリリィ」
ヴェルク様が熱い息とともに耳元で囁いたあと、一段と奥を突いてきて。
その瞬間、目の前がチカチカすると、ヴェルク様にナカへ注がれるのを感じながらフッと意識を手放してしまった。
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