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では罰を与えよう ※
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『言葉というのは閨の中では普段以上に力を持ちます。口にすることで本来望んでいないことまで自分が欲しているように感じるようになるのです。行為が好きなのか行為をしてくれる人物が好きなのか混同させることも簡単なこと。
一時の熱で身体を落とすことは出来ますが持続させる毒を心に織り込むには言葉を上手にお使いください。優しい言葉で心まで殿下の色に染めて差し上げればお相手は愛し愛されているという優しい幻影の中抜け出せない蟻地獄のように殿下の手管に深く深くはまっていきますよ』
閨の教師は言葉を使い相手を自分に屈させる方法を熱心に語っていた。身体は刺激に弱く、心は言葉に弱いのだと。
(気持ちが言葉を紡ぎ行動を起こさせるなら逆もまたありだ)
リヒトはてらてらと光を反射しているゲオハルトの穴を舌でかるく突いた。柔らかな舌で触られただけだというのにゲオハルトは下半身を揺らしながら声を漏らした。
「ゲオハルトお前のここは私を求めているな。可愛く熟れて私の男根を早くほしいと言っているぞ。強く優れた雄に従いたい。組み敷かれたいと言っているようだな。お前はどう思う?」
「そんな、ことは」
「私に突かれ支配されたいと言ってみろ。ぞんぶんにかわいがってやるぞ」
「そ……はぁぁぁん゛っ」
言葉はリヒトがゲオハルトの尻穴に舌をねじ込んだことで喘ぎ声に変わった。
「私はお前が好きだ。愛しい。初恋だ。ずっと側にいたいと思っている」
「私には好きな人がっ」
「叶わぬ恋なら諦めさせてやるから私にしろ。もう私のそばを離れることは許さない」
「う゛ぁ゛っやめ゛っ」
二度三度と舌を奥までねじ込むとゲオハルトが下半身を拗じらせ涙声になった。限界が近いなとリヒトは思った。そのまま数回優しく入り口にキスを落としながら続ける。
「いいんだ。ゲオ。心変わりは恥ずかしいことじゃない。お前の好きな相手はお前の幸せをねがっているだろう。幸せになろう。もう不幸にしがみつくような真似はやめていい。私が許すよ」
リヒトは男根の先端に優しくキスを落とした。優しい刺激に固くそそり立ったゲオハルトの男根がピクリと動いた。
「許されません」
「私が許す」
「私はあの方を見殺しにした。けしてけして許されない」
「お前の後悔は伯母上のことだろう。王族とはそういうものだ」
「親友だと言ったのに」
「友であれ親であれ主であれ人は救えるものしか救えぬ」
リヒトはゲオハルトの顔の側に移動した。目隠しはもう涙で色がかわっている。吸い取りきれなかった涙が目隠しをつたい枕を濡らしていた。
(哀れなゲオ。私はここにいるのに)
涙で重たくなった目隠しをとってやり額、頬、鼻と顔中に優しくキスを落としながらリヒトは囁いた。
「救いを求めろ。私が助けてやる」
「……」
ゲオハルトの唇がかすかに震えていたが言葉はなかった。
「お前は私の騎士だ。罪をさばくのも私。罰を与えるのも私だ」
「……では罰してください……私は主を守れなかった」
「分かった」
リヒトは次の瞬間己の男根をゲオハルトの体の奥まであらあらしくねじ込んだ。
突然の刺激にゲオハルトの全身が跳ねる。奥の奥まで開かれるような激しい動きにゲオハルトは息を吸うことの出来ず体を反らせる。
開かれたままの口に噛み付くようにキスを落としたリヒトは上と下からゲオハルトを犯し続けた。ゲオハルトが一度意識を飛ばした後は手足の拘束を解き後ろから犯しながら自分の名を呼ばせた。
罪の意識も快楽に流され、流れる涙がなぜなのかわからなくなるほどゲオハルトがとろけきってからリヒトは仕上げに入ることにした。
質問に上手に答えられれば快楽を、リヒトの望まぬ答えなら正しい答えを言えるまで焦らし続ける。昨晩の快楽漬けのおかげか朦朧とした意識のゲオハルトはたやすく落ちた。
最後の仕上げにリヒトはまたゲオハルトを組み敷いた。愛しい男は息も絶え絶えに下からリヒトを見つめてくる。
「お前を抱いているのは誰だ」
「リ…ヒトさまです」
浅いゲオハルトのいいところをすってやれば可愛く啼き声を上げる。その声もかすれてきている。流石に無理をさせているとリヒトは一瞬罪悪感を感じた。
だが彼のそんな罪悪感も次の質問で吹き飛んだ。
「お前の主は誰だ」
「フランっ゛」
(まだ言うか!)
リヒトはイラつきから一息にゲオハルトから一物をひき抜いた。ゲオハルトの目が大きく開き後ろの穴が物欲しげにクパクパと動く。
「お前の主は?」
リヒトが優しく頬をなでながら尋ねるとゲオハルトは彼の胸に縋るように寄ってきた。
「リヒト様です」
入り口にリヒトの男根が当てられるとゲオハルトの穴は吸い付くようにねだってくる。ゲオハルトが熱い息を吐きながらおずおずとゲオハルトの背に手を回すのでゆっくりと入れてやる。リヒト自身が少しずつ奥へ進む度にゲオハルトの潤んだ目が快楽にそまる。
「気持ちいいな?」
「気持ちいい、いい」
幼子のようにコクリコクリとうなずくゲオハルトはもうすぐ意識を飛ばす様子が見えた。
(限界のようだな)
「ゲオハルトはリヒトに抱かれるのが好きか?」
「好きです」
「好きか?」
「スキ」
「お前が好きなのは誰だ」
「リヒト様」
とろけきり視線の定まらないゲオハルトに甘いキスを落としリヒトは尋ねる。
「ゲオどうしてほしい」
「もう、いきたい。いきたいです。いかしてください」
「いい子だ。ゲオ一緒にいこう」
甘い水音に嬌声がまじりその部屋に静けさが戻ったのは日が陰りだした夕方のことだった。
その日第三王子が使用許可を得ていた部屋から激しい水音と喘ぎ声が聞こえると報告を受けた第一王子はその部屋の使用許可を一日延長させ第二王子を騎士団へと向かわせたのだがリヒトがそれを知ったのは次の日のこと。
ガラス張りの茶室で兄たちは笑顔で第三王子を迎えたという。
一時の熱で身体を落とすことは出来ますが持続させる毒を心に織り込むには言葉を上手にお使いください。優しい言葉で心まで殿下の色に染めて差し上げればお相手は愛し愛されているという優しい幻影の中抜け出せない蟻地獄のように殿下の手管に深く深くはまっていきますよ』
閨の教師は言葉を使い相手を自分に屈させる方法を熱心に語っていた。身体は刺激に弱く、心は言葉に弱いのだと。
(気持ちが言葉を紡ぎ行動を起こさせるなら逆もまたありだ)
リヒトはてらてらと光を反射しているゲオハルトの穴を舌でかるく突いた。柔らかな舌で触られただけだというのにゲオハルトは下半身を揺らしながら声を漏らした。
「ゲオハルトお前のここは私を求めているな。可愛く熟れて私の男根を早くほしいと言っているぞ。強く優れた雄に従いたい。組み敷かれたいと言っているようだな。お前はどう思う?」
「そんな、ことは」
「私に突かれ支配されたいと言ってみろ。ぞんぶんにかわいがってやるぞ」
「そ……はぁぁぁん゛っ」
言葉はリヒトがゲオハルトの尻穴に舌をねじ込んだことで喘ぎ声に変わった。
「私はお前が好きだ。愛しい。初恋だ。ずっと側にいたいと思っている」
「私には好きな人がっ」
「叶わぬ恋なら諦めさせてやるから私にしろ。もう私のそばを離れることは許さない」
「う゛ぁ゛っやめ゛っ」
二度三度と舌を奥までねじ込むとゲオハルトが下半身を拗じらせ涙声になった。限界が近いなとリヒトは思った。そのまま数回優しく入り口にキスを落としながら続ける。
「いいんだ。ゲオ。心変わりは恥ずかしいことじゃない。お前の好きな相手はお前の幸せをねがっているだろう。幸せになろう。もう不幸にしがみつくような真似はやめていい。私が許すよ」
リヒトは男根の先端に優しくキスを落とした。優しい刺激に固くそそり立ったゲオハルトの男根がピクリと動いた。
「許されません」
「私が許す」
「私はあの方を見殺しにした。けしてけして許されない」
「お前の後悔は伯母上のことだろう。王族とはそういうものだ」
「親友だと言ったのに」
「友であれ親であれ主であれ人は救えるものしか救えぬ」
リヒトはゲオハルトの顔の側に移動した。目隠しはもう涙で色がかわっている。吸い取りきれなかった涙が目隠しをつたい枕を濡らしていた。
(哀れなゲオ。私はここにいるのに)
涙で重たくなった目隠しをとってやり額、頬、鼻と顔中に優しくキスを落としながらリヒトは囁いた。
「救いを求めろ。私が助けてやる」
「……」
ゲオハルトの唇がかすかに震えていたが言葉はなかった。
「お前は私の騎士だ。罪をさばくのも私。罰を与えるのも私だ」
「……では罰してください……私は主を守れなかった」
「分かった」
リヒトは次の瞬間己の男根をゲオハルトの体の奥まであらあらしくねじ込んだ。
突然の刺激にゲオハルトの全身が跳ねる。奥の奥まで開かれるような激しい動きにゲオハルトは息を吸うことの出来ず体を反らせる。
開かれたままの口に噛み付くようにキスを落としたリヒトは上と下からゲオハルトを犯し続けた。ゲオハルトが一度意識を飛ばした後は手足の拘束を解き後ろから犯しながら自分の名を呼ばせた。
罪の意識も快楽に流され、流れる涙がなぜなのかわからなくなるほどゲオハルトがとろけきってからリヒトは仕上げに入ることにした。
質問に上手に答えられれば快楽を、リヒトの望まぬ答えなら正しい答えを言えるまで焦らし続ける。昨晩の快楽漬けのおかげか朦朧とした意識のゲオハルトはたやすく落ちた。
最後の仕上げにリヒトはまたゲオハルトを組み敷いた。愛しい男は息も絶え絶えに下からリヒトを見つめてくる。
「お前を抱いているのは誰だ」
「リ…ヒトさまです」
浅いゲオハルトのいいところをすってやれば可愛く啼き声を上げる。その声もかすれてきている。流石に無理をさせているとリヒトは一瞬罪悪感を感じた。
だが彼のそんな罪悪感も次の質問で吹き飛んだ。
「お前の主は誰だ」
「フランっ゛」
(まだ言うか!)
リヒトはイラつきから一息にゲオハルトから一物をひき抜いた。ゲオハルトの目が大きく開き後ろの穴が物欲しげにクパクパと動く。
「お前の主は?」
リヒトが優しく頬をなでながら尋ねるとゲオハルトは彼の胸に縋るように寄ってきた。
「リヒト様です」
入り口にリヒトの男根が当てられるとゲオハルトの穴は吸い付くようにねだってくる。ゲオハルトが熱い息を吐きながらおずおずとゲオハルトの背に手を回すのでゆっくりと入れてやる。リヒト自身が少しずつ奥へ進む度にゲオハルトの潤んだ目が快楽にそまる。
「気持ちいいな?」
「気持ちいい、いい」
幼子のようにコクリコクリとうなずくゲオハルトはもうすぐ意識を飛ばす様子が見えた。
(限界のようだな)
「ゲオハルトはリヒトに抱かれるのが好きか?」
「好きです」
「好きか?」
「スキ」
「お前が好きなのは誰だ」
「リヒト様」
とろけきり視線の定まらないゲオハルトに甘いキスを落としリヒトは尋ねる。
「ゲオどうしてほしい」
「もう、いきたい。いきたいです。いかしてください」
「いい子だ。ゲオ一緒にいこう」
甘い水音に嬌声がまじりその部屋に静けさが戻ったのは日が陰りだした夕方のことだった。
その日第三王子が使用許可を得ていた部屋から激しい水音と喘ぎ声が聞こえると報告を受けた第一王子はその部屋の使用許可を一日延長させ第二王子を騎士団へと向かわせたのだがリヒトがそれを知ったのは次の日のこと。
ガラス張りの茶室で兄たちは笑顔で第三王子を迎えたという。
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