4 / 9
4 また虫刺され跡増えた。この国虫だらけ。 ぴえん
しおりを挟む
朝起きるとまた虫刺され跡が増えていることに気づく。
ぼやけた視界では下半身はよく見えないものの太ももの内側とかにかなりたくさんの赤い点が。恐ろしいことにくっきりと見える上半身には大きな痕がデコルテ部分にたくさん。幸いなことに痒みが無いから耐えられてるけど前世で増えていた南京虫とかじゃないかなっておびえてる。つまりはお掃除が行き届いてないってことでしょ、嫌すぎる。
でも元はっきり言えない日本人だもの、直接的に「部屋汚くて虫わいとんじゃ、わしの玉の肌がまだらもようになっとるん見えんのかい?あぁん」って言えないじゃない?
この前から遠回しに虫刺され跡が、って侍女さんに言ってるんだけど、その度にお顔をぽぽぽって赤くして「ではお化粧で消しましょう」って見えないようにしてくれるけど、そうじゃないんだよ。ちゃんとお掃除担当さんに言ってくれてんのかな?相変わらず虫に刺されてるみたいなんだけど。
初めてここに来た日、マキシミリアン様はあんなに肉食ムーブしてたのに顎くいしてきた後、あんあんだめぇな展開にならず、普通に会話少なくご飯食べて食後酒いただいて、侍女さん達にお世話されて寝仕度してもらってる間に猛烈に眠くなってベッドにバタンキューしてから翌朝普通に目覚めたし、未だ私の貞操は無事だ。
まことに解せぬ。
最初は夜這いがあるのではと気を張ってた私も最近では寝室に用意されてる寝酒を一杯ひっかけて朝までぐっすりコースの日々だ。行動が親父臭いのは前世含めて精神年齢が中年だからしかたないね。
でも、あんな色気全開で触れられたせいで毎晩のように彼とのやらしい夢を見てしまう私。破廉恥極まりない妄想で彼のことを毎夜汚して、いやどっちかって言うと私が汚されてる方?
毎日夕ご飯だけはマキシミリアン様と一緒にとるように言われてるけどそれ以外はお供の人がいれば自由に外出させてくれるし軟禁生活とも呼べないような日々を過ごしている私だけれど眼鏡だけはまだもらえてない。
そうね。私の脱走を防ぐなら眼鏡なしのこの状況が一番手っ取り早いもんね。
まあとにかくマキシミリアン様と顔を合わせるのが非常にいたたまれないんだよね。特に食事って見方によってはエロチックではないですかー!え?違う?私だけ?
でも夕食をいただきながら夢でされたあれやこれやが浮かんで、ぼやけた視界の中でつい彼の口元や指先に注目しては、ぎゃーって叫びだしたいのを抑えて挙動不審になってしまうわたし。平静を装ってますが内心五秒毎にエロフラッシュバックに悩まされてしまいますます飯が進むという。いやん、痴女!お巡りさん私です!
まあ、それはさておきさ、ちっとも夜のお誘いがないってさ、私に魅力がないってことでしょ。やっぱり地味顔の私はお好みではないですか、そうですか。とひとしきりもんもんとしてる。いや、別にもったいないことしたなーって思ってないし。初対面が朝チュンだったから暗闇状態ではベッドに連れ込んでもいいなと思ったけど朝の光でよく見たらそうでもなかったって思われたってことに若干の自己肯定感を削がれてるだけだし。
でもさ、お食事中にお顔を会わせてもメガネがないせいでぼやけてしまってるマキシミリアン様のお顔、あの時至近距離で見た顔は確かに好みのタイプだったし、夢の中の彼は補正かかってるのかキラキラエフェクト付きなのにオス顔で毎回私の胸もお腹もキュンキュンさせられっぱなし。
うぅぅ。認めよう、結構残念だ。特にベッドに入って眠りに落ちるまでつい考えちゃう。もしも隣にマキシミリアン様がいたらって。だって前世の記憶の中でお付き合いした誰よりも顔も身体もいいんだもの。そんな事考えちゃうから破廉恥な夢を見ちゃうんだろうね。
夢の中でマキシミリアン様はすっごく甘い声で私のことを『リア』って呼ぶの。そんで私はマキシミリアン様のことを『リアン』って呼ぶんだけどさ。二人だけの呼び名が欲しいなって彼が言って私達の名前の語尾がにてるから『リア』『リアン』でどうかな?って言ったらすっごく喜んでくれてそれからは夢の中の彼は『リア』って私を呼びながら愛してくれる。とくに彼がイキそうな時に眉を寄せて切なげな視線で私の名前を呼ぶ時の色気の破壊力といったらもう、夢の中の私のお腹がきゅんきゅんして私も高まっちゃって大変。お腹の中のリアンを逃がさないように足がだいしゅきホールドして奥の方に欲しがっちゃう。夢の中では毎回どろどろに溶けて失神するまで抱き潰されて『リアンきょうもしゅごい』って落ちてるんだけどね。
あーねー現実は厳しいよね。だってお仕事忙しいマキシミリアン様とは夕食時によそよそしい会話しかしないし。
不思議に思うのは夜寝た時と目覚めた時で寝間着が変わっている気がするんだけど、毎日侍女さんたちが新しいものを着せてくれるので単なる勘違いかもしれない。教会で過ごしてた頃と違ってお洋服も寝間着も覚えていられないくらいたくさん用意されてるのよね。贅沢だ。
倹約質素を心がける聖女としてどうなん?って思うけど「あなた様はここでは聖女ではございません」ってやんわりと圧をかけられたのでおとなしく着せ替え人形になっております。はい。美人さんの真顔怖かった。ガクブル。
はぁっふ。またあくび。
なんだか最近とっても眠いし寝てばかり。
お腹周りが太ってきてる気がするし、やだなぁ。
相変わらず虫刺されは減らないし。ぴえん。
ぼやけた視界では下半身はよく見えないものの太ももの内側とかにかなりたくさんの赤い点が。恐ろしいことにくっきりと見える上半身には大きな痕がデコルテ部分にたくさん。幸いなことに痒みが無いから耐えられてるけど前世で増えていた南京虫とかじゃないかなっておびえてる。つまりはお掃除が行き届いてないってことでしょ、嫌すぎる。
でも元はっきり言えない日本人だもの、直接的に「部屋汚くて虫わいとんじゃ、わしの玉の肌がまだらもようになっとるん見えんのかい?あぁん」って言えないじゃない?
この前から遠回しに虫刺され跡が、って侍女さんに言ってるんだけど、その度にお顔をぽぽぽって赤くして「ではお化粧で消しましょう」って見えないようにしてくれるけど、そうじゃないんだよ。ちゃんとお掃除担当さんに言ってくれてんのかな?相変わらず虫に刺されてるみたいなんだけど。
初めてここに来た日、マキシミリアン様はあんなに肉食ムーブしてたのに顎くいしてきた後、あんあんだめぇな展開にならず、普通に会話少なくご飯食べて食後酒いただいて、侍女さん達にお世話されて寝仕度してもらってる間に猛烈に眠くなってベッドにバタンキューしてから翌朝普通に目覚めたし、未だ私の貞操は無事だ。
まことに解せぬ。
最初は夜這いがあるのではと気を張ってた私も最近では寝室に用意されてる寝酒を一杯ひっかけて朝までぐっすりコースの日々だ。行動が親父臭いのは前世含めて精神年齢が中年だからしかたないね。
でも、あんな色気全開で触れられたせいで毎晩のように彼とのやらしい夢を見てしまう私。破廉恥極まりない妄想で彼のことを毎夜汚して、いやどっちかって言うと私が汚されてる方?
毎日夕ご飯だけはマキシミリアン様と一緒にとるように言われてるけどそれ以外はお供の人がいれば自由に外出させてくれるし軟禁生活とも呼べないような日々を過ごしている私だけれど眼鏡だけはまだもらえてない。
そうね。私の脱走を防ぐなら眼鏡なしのこの状況が一番手っ取り早いもんね。
まあとにかくマキシミリアン様と顔を合わせるのが非常にいたたまれないんだよね。特に食事って見方によってはエロチックではないですかー!え?違う?私だけ?
でも夕食をいただきながら夢でされたあれやこれやが浮かんで、ぼやけた視界の中でつい彼の口元や指先に注目しては、ぎゃーって叫びだしたいのを抑えて挙動不審になってしまうわたし。平静を装ってますが内心五秒毎にエロフラッシュバックに悩まされてしまいますます飯が進むという。いやん、痴女!お巡りさん私です!
まあ、それはさておきさ、ちっとも夜のお誘いがないってさ、私に魅力がないってことでしょ。やっぱり地味顔の私はお好みではないですか、そうですか。とひとしきりもんもんとしてる。いや、別にもったいないことしたなーって思ってないし。初対面が朝チュンだったから暗闇状態ではベッドに連れ込んでもいいなと思ったけど朝の光でよく見たらそうでもなかったって思われたってことに若干の自己肯定感を削がれてるだけだし。
でもさ、お食事中にお顔を会わせてもメガネがないせいでぼやけてしまってるマキシミリアン様のお顔、あの時至近距離で見た顔は確かに好みのタイプだったし、夢の中の彼は補正かかってるのかキラキラエフェクト付きなのにオス顔で毎回私の胸もお腹もキュンキュンさせられっぱなし。
うぅぅ。認めよう、結構残念だ。特にベッドに入って眠りに落ちるまでつい考えちゃう。もしも隣にマキシミリアン様がいたらって。だって前世の記憶の中でお付き合いした誰よりも顔も身体もいいんだもの。そんな事考えちゃうから破廉恥な夢を見ちゃうんだろうね。
夢の中でマキシミリアン様はすっごく甘い声で私のことを『リア』って呼ぶの。そんで私はマキシミリアン様のことを『リアン』って呼ぶんだけどさ。二人だけの呼び名が欲しいなって彼が言って私達の名前の語尾がにてるから『リア』『リアン』でどうかな?って言ったらすっごく喜んでくれてそれからは夢の中の彼は『リア』って私を呼びながら愛してくれる。とくに彼がイキそうな時に眉を寄せて切なげな視線で私の名前を呼ぶ時の色気の破壊力といったらもう、夢の中の私のお腹がきゅんきゅんして私も高まっちゃって大変。お腹の中のリアンを逃がさないように足がだいしゅきホールドして奥の方に欲しがっちゃう。夢の中では毎回どろどろに溶けて失神するまで抱き潰されて『リアンきょうもしゅごい』って落ちてるんだけどね。
あーねー現実は厳しいよね。だってお仕事忙しいマキシミリアン様とは夕食時によそよそしい会話しかしないし。
不思議に思うのは夜寝た時と目覚めた時で寝間着が変わっている気がするんだけど、毎日侍女さんたちが新しいものを着せてくれるので単なる勘違いかもしれない。教会で過ごしてた頃と違ってお洋服も寝間着も覚えていられないくらいたくさん用意されてるのよね。贅沢だ。
倹約質素を心がける聖女としてどうなん?って思うけど「あなた様はここでは聖女ではございません」ってやんわりと圧をかけられたのでおとなしく着せ替え人形になっております。はい。美人さんの真顔怖かった。ガクブル。
はぁっふ。またあくび。
なんだか最近とっても眠いし寝てばかり。
お腹周りが太ってきてる気がするし、やだなぁ。
相変わらず虫刺されは減らないし。ぴえん。
51
あなたにおすすめの小説
狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。
汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。
元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。
与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。
本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。
人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。
そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。
「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」
戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。
誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。
やわらかな人肌と、眠れない心。
静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。
[こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]
贖罪の花嫁はいつわりの婚姻に溺れる
マチバリ
恋愛
貴族令嬢エステルは姉の婚約者を誘惑したという冤罪で修道院に行くことになっていたが、突然ある男の花嫁になり子供を産めと命令されてしまう。夫となる男は稀有な魔力と尊い血統を持ちながらも辺境の屋敷で孤独に暮らす魔法使いアンデリック。
数奇な運命で結婚する事になった二人が呪いをとくように幸せになる物語。
書籍化作業にあたり本編を非公開にしました。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
【完結】愛人の子を育てろと言われた契約結婚の伯爵夫人、幼なじみに溺愛されて成り上がり、夫を追い出します
深山きらら
恋愛
政略結婚でレンフォード伯爵家に嫁いだセシリア。しかし初夜、夫のルパートから「君を愛するつもりはない」と告げられる。さらに義母から残酷な命令が。「愛人ロザリンドの子を、あなたの子として育てなさい」。屈辱に耐える日々の中、偶然再会した幼なじみの商人リオンが、セシリアの才能を信じて事業を支援してくれる。
異世界召喚されたアラサー聖女、王弟の愛人になるそうです
籠の中のうさぎ
恋愛
日々の生活に疲れたOL如月茉莉は、帰宅ラッシュの時間から大幅にずれた電車の中でつぶやいた。
「はー、何もかも投げだしたぁい……」
直後電車の座席部分が光輝き、気づけば見知らぬ異世界に聖女として召喚されていた。
十六歳の王子と結婚?未成年淫行罪というものがありまして。
王様の側妃?三十年間一夫一妻の国で生きてきたので、それもちょっと……。
聖女の後ろ盾となる大義名分が欲しい王家と、王家の一員になるのは荷が勝ちすぎるので遠慮したい茉莉。
そんな中、王弟陛下が名案と言わんばかりに声をあげた。
「では、私の愛人はいかがでしょう」
女公爵になるはずが、なぜこうなった?
薄荷ニキ
恋愛
「ご挨拶申し上げます。わたくしフェルマー公爵の長女、アメリアと申します」
男性優位が常識のラッセル王国で、女でありながら次期当主になる為に日々頑張るアメリア。
最近は可愛い妹カトレアを思い、彼女と王太子の仲を取り持とうと奮闘するが……
あれ? 夢に見た恋愛ゲームと何か違う?
ーーーーーーーーーーーーーー
※主人公は転生者ではありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる