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番外編 2-6 犬はわからせる ※
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☆☆☆
キスでトロかせた後はルーディアの肌に花を咲かせていく。なめらかな白雪の肌。湯浴みを手伝うカリンに見られてもかまわない。俺はいつもより強く肌を吸う。手ではルーディアの陰茎を可愛がるのを止めない。乳首を転がしながら先端の鈴口を攻めればルーディアは可愛く俺の名を呼びながら果てた。
(開いて咲かせて散らして。あぁ本当に花のようだ)
足を持ち上げかわいい菊門をべろりと舌でいやらしくなめあげる。その刺激にルーディアはひぅっと短い声をあげた。ちらりと確認すると顔をそむけている。
まだ恥ずかしさが残っているうちはルーディアは俺のことをちゃんと見てくれない。
このぷくりとした可愛い穴で俺を受け入れてくれるなんて、俺は世界一の幸せものだ。そう思って口づけを繰り返す俺の姿を見て心変わりを疑うやつがいるだろうか?幸せに浸る俺のことをちゃんと見ないから馬鹿げた考えにとりつかれるのだ。
(毎日抱いて飽きる?そんなわけないだろう)
「おねがいだからそんなに見ないで」
可愛くて時間をかけて愛でていたら嫌がられてしまった。
でもそんな羞恥心がいつまでも続かないことを俺はもう知っている。
尻を両手で押し広げるようにして菊門がさらによく見えるようにする。枕元の台上にある小箱から棒状の潤滑薬剤をとる。それをぷつりと押し込み舌でさらに菊門の奥へとおいやるとルーディアの体がビクリとはねた。
「もうこの薬も要らなくなってきたな」
ルーディアの体に負担をかけないようにと用意された薬剤だが毎夜の愛撫で彼の体は確実に変わっている。菊門も俺を誘うようにひくひくと動く。
「ルーディアのここ。素直で可愛いな。あぁたまらない」
そういってじゅるじゅると水音を立てると両手で目隠しをしてしまった。見えている耳が真っ赤だ。恥ずかしさに必死で耐えている姿が愛らしい。何度も抱いているのに信心深い彼にとってはいけないことをしているという背徳感が羞恥心を薄まらせない。俺にとってはエーデルオート国のすり込み様々である。
「もうだめだって」
その羞恥心がかわいくて俺はわざと音が立つように舌を動かす。
ぺちゃぺちゃと水音が立つたびにひくひくと動き俺を誘うルーディアの穴。
「かわいいよ」
「かわいくなんかない」
強情なルーディアをいい子にするには俺の舌だけでは足りない。
指を唾液で濡らした俺はツプリとルーディアの中へ侵入させた。
「やっ」
「まだ一本だから。苦しくないだろう?」
「でも、や、抜いて今だめだから」
「こんなにきゅーきゅー喜んでる?もっとほしいって」
「やだ、やだ我慢できないから!」
いつも指を差し込んで一本目の時点ではまだまだ意識がはっきりしてる。恥ずかしくて逃げ出そうとする腰を抱え込んで再び固くなりたちあがっているルーディアの陰茎をぱくりといっきに口に含む。そんなに大きくないルーディア自身は俺の口の中でしゃぶり吸い上げると一気に膨張し弾ける。
「ご、ごめん。ぼく、またローウェルの口で…」
涙を流しながら謝るルーディアはそれでも目隠しを外さない。
これからもっと恥ずかしいことをさせられるとわかっているから。
「いいよ。でもちゃんと見ててほしいんだけどな」
「…」
「こうやってルーディアのことを喜ばせようと頑張る俺のこと」
指を二本に増やす。ルーディアの中をゆっくりとすりあげて一番ルーディアが喜ぶところへ届く寸前で俺は指をくいくいと動かした。。
「ひ、あぁあ゛ん゛」
もう少し奥まで来てほしい。そういうようにルーディアは腰を揺らした。
切なげに指の間から俺を見ているその視線が期待の色を帯びる。
(まだだめだ)
素直になるまでもう少し。俺は指を動かし続ける。ルーディアも辛いだろうがガチガチに固くなった息子をなだめる俺の辛さもわかってほしい。
「どうしてほしいの?」
指を止めて答えを待つ。
「な、か、で」
「なかで」
「…いきたい」
「ちゃんと教えてくれないとわからないんだ。ダメ犬だから」
ゆっくりと指を抜こうとするとやっとルーディアが素直になった。
「やだぁ…ほし…奥までほしいぃ」
焦らされすぎてとろけた思考は普段押さえつけているルーディアの欲求を開放する。
「ローウェにしてほしい」
「前もさわって」
「おくにもほしい」
自分からその可愛いしりを突き出して俺に奥まで突いてくれとねだる姿には次期女王として振る舞う品の良さも我慢強さも残っていない。
俺はただ快楽にほうけ欲望に従うようになった可愛いルーディアを後ろから抱きしめてキスをしながら奥の奥まで貫いた。細い腰を押さえつけていてもビクビクと体が跳ねる。ルーディアの性器からは白濁がほとばしりまた寝台を汚した。
「もうだめ」
息も絶え絶えにとろけた様子を見せるルーディアとはうらはらに彼の中は俺をきゅうきゅうと締め付けてはなさない。
「本当は?淫乱さん?まだ欲しいの?」
そう聞けばとろけた視線が俺を誘う。少し迷いを見せていたが最終的にコクリとうなずいて甘えるようにすり寄ってきた。
「前も一緒に触って」
「もちろん」
こんなかわいい恋人のおねだりを叶えない男がいるだろうか?激しくなりすぎないように気をつけてはいたがいつもより深いところに熱を刻み込んでしまった。
「俺がルーディアのことをどれほど好きか分かってくれた?」
「うん…わかった」
ルーディアは白濁をまた振りまきながら寝台に崩れ落ちた。この様子だと朝まで眠り続けるだろう。
後ろ髪を引かれながら俺はそっと部屋を出た。
約束を守らないとカリンに何を言われるかわからないからな。
☆☆☆
翌朝ルーディアの部屋に深夜に侵入しようとした男が捕まったと報告を受けた。
持つべきものは優秀な侍従だな!とにこやかに褒めた俺を寝不足の侍従がじろりと睨んだ。
全ては俺の予想通り。早起きして着替えて待っていてよかった。
サロンでの噂話が偶然にルーディアの耳に入る?
どうせ俺とルーディアの間に横槍を入れようとした奴らの仕業だと思った俺は正しかった。
俺の国から連れてきた侍従たちに寝ずの番をさせることになったがルーディアのためだ。
さっそく不届き者のところへと急ぐ。
「さて貴族同士の話し合いといくか。分かってくれるといいのだが。なぁ?」
俺の優秀な侍従は『どうせわからせるくせに』と目を細めた。
(さすが優秀だ。よくわかっている)
黒い笑みを浮かべた俺の頬を爽やかな朝の風が撫でていった。
(駄犬と侮られているくらいでないとルーディアの側にいれないからな)
「いやぁ山国の作法が通じればよいがなぁ」
嘯く俺の声が朝の廊下にこだました。
番外編2 終わり
キスでトロかせた後はルーディアの肌に花を咲かせていく。なめらかな白雪の肌。湯浴みを手伝うカリンに見られてもかまわない。俺はいつもより強く肌を吸う。手ではルーディアの陰茎を可愛がるのを止めない。乳首を転がしながら先端の鈴口を攻めればルーディアは可愛く俺の名を呼びながら果てた。
(開いて咲かせて散らして。あぁ本当に花のようだ)
足を持ち上げかわいい菊門をべろりと舌でいやらしくなめあげる。その刺激にルーディアはひぅっと短い声をあげた。ちらりと確認すると顔をそむけている。
まだ恥ずかしさが残っているうちはルーディアは俺のことをちゃんと見てくれない。
このぷくりとした可愛い穴で俺を受け入れてくれるなんて、俺は世界一の幸せものだ。そう思って口づけを繰り返す俺の姿を見て心変わりを疑うやつがいるだろうか?幸せに浸る俺のことをちゃんと見ないから馬鹿げた考えにとりつかれるのだ。
(毎日抱いて飽きる?そんなわけないだろう)
「おねがいだからそんなに見ないで」
可愛くて時間をかけて愛でていたら嫌がられてしまった。
でもそんな羞恥心がいつまでも続かないことを俺はもう知っている。
尻を両手で押し広げるようにして菊門がさらによく見えるようにする。枕元の台上にある小箱から棒状の潤滑薬剤をとる。それをぷつりと押し込み舌でさらに菊門の奥へとおいやるとルーディアの体がビクリとはねた。
「もうこの薬も要らなくなってきたな」
ルーディアの体に負担をかけないようにと用意された薬剤だが毎夜の愛撫で彼の体は確実に変わっている。菊門も俺を誘うようにひくひくと動く。
「ルーディアのここ。素直で可愛いな。あぁたまらない」
そういってじゅるじゅると水音を立てると両手で目隠しをしてしまった。見えている耳が真っ赤だ。恥ずかしさに必死で耐えている姿が愛らしい。何度も抱いているのに信心深い彼にとってはいけないことをしているという背徳感が羞恥心を薄まらせない。俺にとってはエーデルオート国のすり込み様々である。
「もうだめだって」
その羞恥心がかわいくて俺はわざと音が立つように舌を動かす。
ぺちゃぺちゃと水音が立つたびにひくひくと動き俺を誘うルーディアの穴。
「かわいいよ」
「かわいくなんかない」
強情なルーディアをいい子にするには俺の舌だけでは足りない。
指を唾液で濡らした俺はツプリとルーディアの中へ侵入させた。
「やっ」
「まだ一本だから。苦しくないだろう?」
「でも、や、抜いて今だめだから」
「こんなにきゅーきゅー喜んでる?もっとほしいって」
「やだ、やだ我慢できないから!」
いつも指を差し込んで一本目の時点ではまだまだ意識がはっきりしてる。恥ずかしくて逃げ出そうとする腰を抱え込んで再び固くなりたちあがっているルーディアの陰茎をぱくりといっきに口に含む。そんなに大きくないルーディア自身は俺の口の中でしゃぶり吸い上げると一気に膨張し弾ける。
「ご、ごめん。ぼく、またローウェルの口で…」
涙を流しながら謝るルーディアはそれでも目隠しを外さない。
これからもっと恥ずかしいことをさせられるとわかっているから。
「いいよ。でもちゃんと見ててほしいんだけどな」
「…」
「こうやってルーディアのことを喜ばせようと頑張る俺のこと」
指を二本に増やす。ルーディアの中をゆっくりとすりあげて一番ルーディアが喜ぶところへ届く寸前で俺は指をくいくいと動かした。。
「ひ、あぁあ゛ん゛」
もう少し奥まで来てほしい。そういうようにルーディアは腰を揺らした。
切なげに指の間から俺を見ているその視線が期待の色を帯びる。
(まだだめだ)
素直になるまでもう少し。俺は指を動かし続ける。ルーディアも辛いだろうがガチガチに固くなった息子をなだめる俺の辛さもわかってほしい。
「どうしてほしいの?」
指を止めて答えを待つ。
「な、か、で」
「なかで」
「…いきたい」
「ちゃんと教えてくれないとわからないんだ。ダメ犬だから」
ゆっくりと指を抜こうとするとやっとルーディアが素直になった。
「やだぁ…ほし…奥までほしいぃ」
焦らされすぎてとろけた思考は普段押さえつけているルーディアの欲求を開放する。
「ローウェにしてほしい」
「前もさわって」
「おくにもほしい」
自分からその可愛いしりを突き出して俺に奥まで突いてくれとねだる姿には次期女王として振る舞う品の良さも我慢強さも残っていない。
俺はただ快楽にほうけ欲望に従うようになった可愛いルーディアを後ろから抱きしめてキスをしながら奥の奥まで貫いた。細い腰を押さえつけていてもビクビクと体が跳ねる。ルーディアの性器からは白濁がほとばしりまた寝台を汚した。
「もうだめ」
息も絶え絶えにとろけた様子を見せるルーディアとはうらはらに彼の中は俺をきゅうきゅうと締め付けてはなさない。
「本当は?淫乱さん?まだ欲しいの?」
そう聞けばとろけた視線が俺を誘う。少し迷いを見せていたが最終的にコクリとうなずいて甘えるようにすり寄ってきた。
「前も一緒に触って」
「もちろん」
こんなかわいい恋人のおねだりを叶えない男がいるだろうか?激しくなりすぎないように気をつけてはいたがいつもより深いところに熱を刻み込んでしまった。
「俺がルーディアのことをどれほど好きか分かってくれた?」
「うん…わかった」
ルーディアは白濁をまた振りまきながら寝台に崩れ落ちた。この様子だと朝まで眠り続けるだろう。
後ろ髪を引かれながら俺はそっと部屋を出た。
約束を守らないとカリンに何を言われるかわからないからな。
☆☆☆
翌朝ルーディアの部屋に深夜に侵入しようとした男が捕まったと報告を受けた。
持つべきものは優秀な侍従だな!とにこやかに褒めた俺を寝不足の侍従がじろりと睨んだ。
全ては俺の予想通り。早起きして着替えて待っていてよかった。
サロンでの噂話が偶然にルーディアの耳に入る?
どうせ俺とルーディアの間に横槍を入れようとした奴らの仕業だと思った俺は正しかった。
俺の国から連れてきた侍従たちに寝ずの番をさせることになったがルーディアのためだ。
さっそく不届き者のところへと急ぐ。
「さて貴族同士の話し合いといくか。分かってくれるといいのだが。なぁ?」
俺の優秀な侍従は『どうせわからせるくせに』と目を細めた。
(さすが優秀だ。よくわかっている)
黒い笑みを浮かべた俺の頬を爽やかな朝の風が撫でていった。
(駄犬と侮られているくらいでないとルーディアの側にいれないからな)
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嘯く俺の声が朝の廊下にこだました。
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