ドイツ徒然草

７ 春は来たけど暗い毎日について

エッセイを書く気にならず最近はBL漫画を買いあさり現実逃避に励んでいましたウサギです。

（漫画の中で日本男子が恋やあれやこれやするってドイツ在住の私から現在一番遠い世界なんで。
現実味がかけらもなくてありがたいです。
これが金髪男子とかだと身近になってきちゃうのでちょっとファンタジー味がうすれてしまう。
これが海外在住の弊害か？）

みなさまおげんきでしょうか？

日本は桜の時期ですね。
こちらでは球根類の花が咲きだしました。

さてさて疫病蔓延のあとは戦争です。
疫病蔓延の際におきたスーパーマーケットでの買い占め。
再び世（スーパー）はトイレットペーパーと小麦粉とオイル不足の戦場になっています。

（ドイツ語で買い占めに走る人をハムスターコイファー　ハムスター型購買者　っていうんですよ。かわいいですよね）

もうね。みなさんもお気づきでしょうけど不安って社会を覆うんですよ。
上下左右、裏表、なんなら内側からもくる。じわじわくる。
包囲って漢字文化ってすごいなって思います。
包まれちゃう。囲まれちゃう。

だから逃げられない。

ニュースなんてみちゃうと暗い話しかない。

ウクライナのニュースはもちろんのこと疫病に物価上昇に……

ガスをロシアに頼っていたせいでガス代あがる。なんなら電気水道代も上がる。
（うちの電気代は来年4割増しになります）

ガソリン代も跳ね上がってる。
先々週ディーゼル　2ユーロ/リッター程度だったのに今週２．６ユーロ/リッターだったと夫が嘆いてました。
これは車社会　車通勤が普通のドイツ家庭にとっては大打撃。

会社によっては通勤手当がありますが通常ドイツの雇用契約では通勤費というものが入ってないことが多々。
日本との大きな違いですね。

（とくに子育て世代のお母さんたちがパートで勤務の場合通勤費は入ってない。
私は週２０時間労働ですが社会保険とかはついています。
正社員だけど週２０時間勤務。パートではない。
ですが私も雇用契約書で通勤交通費は入ってないです）

物流コストが上がるからスーパーマーケットでの商品の値段が上がる。

私の行きつけのスーパーマーケットでの今までの特売の値段設定は１０セントあがっていました。
特売時に普段なら８９セントだったポテトチップスが９９セント。
クッキーが１・２９セントから１・3９セントに。

どんなにニュースを見ないようにしていても日常生活から押し寄せてくる不安の影は心をからめとっていきます。
疫病初期から中期にも感じましたが終りが見えないのが苦しい。
終わりの見えない生活になれるまでが苦しい。

ここさいきん疫病共存生活に慣れてきたのにあたらしく戦争という負荷がかかってヨーロッパの人のストレスレベルはマックスになっています。

（今回ロシアに中国が武器供与をするのではというニュースを読んでしまいまして
これはまた東洋系への視線が厳しくなるぞ。と。）

短期で収束しそうにないこの戦争ウクライナからの難民をどう支えていくのか。
シリア難民だって受け入れきれてない感じのあるドイツ。
みんなで苦しいを分割して耐えていけるのか。

戦争を知らないドイツの一般的な世代がどう動くのか。

今の私は性善説を信じて怯えすぎないようにするのみです。




※　全年齢　恋愛ジャンルでただ今毎日更新をしていますがそれもこれも現実逃避からきています。

「呪いをかけられ婚約破棄をされた伯爵令嬢は仕事に生きます！なのに運命がグイグイ来る」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/263032221/206550528

よろしければ是非♪