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第1章
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基本的に寮は二人部屋になっているが俺みたいな生徒会や役職持ちは不規則な生活になりがちで一人部屋を使わせてもらっている。
それは特待生の生徒も同じで勉強に集中できるようにと一人部屋になっている。
1001号室は最上階に作られた特待生専用部屋であるためエレベーターも直通で用意されている。
そのエレベーターに乗り、最上階の10階に着いて降りると扉の前で座り込む小鳥遊くんがいた。
近づいてみると微かに「気持ち悪い……」と聞こえたので心配して声をかけると帰ってきた返答は思いもよらない答えでしかも『偽善者』とまで言われてしまった。
そして無情にもしめられた扉を前になにも出来ずに立ちすくんでしまったのだ。
今、何かを言っても無駄だと思い静かにその場を離れ霧島先輩に鍵を渡したことを報告すると浮かない気持ちのまま生徒会室に戻った。
「お帰りなさい。どこに行ってたんですか?」
生徒会室には先程まで居なかった副会長の戸張 柊斗(とばりしゅうと)がいた。戸張家は代々、虹ノ咲に仕える家系で学校では生徒会長と副会長だが実際には主君と従者という関係だ。
「例の特待生を案内してた」
「そういえば今日でしたっけ?どうでした?」
「俺は偽善者らしい……」
「……」
「柊斗?」
いつもは俺との会話で戸張が言い淀むなんてことは無いが珍しいこともあるんだなと顔を上げると、そこには怒りを顕にした戸張の顔があった。
「し、柊?どうした?」
「そんなクソみたいなことを言ったのは何処のどいつですか?」
「落ち着け?」
「……私の主に対して無礼な物言い……『偽善者』ですって?この方が偽善者なら世界はなんてオメでたい世界なんでしょうね」
俺が宥めようと声をかけるが無駄なようで柊斗の怒りは治まらない。仕方なく諦めて自分の席に着き、仕事を進めようとするが小鳥遊くんの顔が頭から離れない。
「彼はどうやったら笑ってくれるんだろうか?」
「聞いてますか!雪白様!」
「聞いてる、聞いてるよ」
それは特待生の生徒も同じで勉強に集中できるようにと一人部屋になっている。
1001号室は最上階に作られた特待生専用部屋であるためエレベーターも直通で用意されている。
そのエレベーターに乗り、最上階の10階に着いて降りると扉の前で座り込む小鳥遊くんがいた。
近づいてみると微かに「気持ち悪い……」と聞こえたので心配して声をかけると帰ってきた返答は思いもよらない答えでしかも『偽善者』とまで言われてしまった。
そして無情にもしめられた扉を前になにも出来ずに立ちすくんでしまったのだ。
今、何かを言っても無駄だと思い静かにその場を離れ霧島先輩に鍵を渡したことを報告すると浮かない気持ちのまま生徒会室に戻った。
「お帰りなさい。どこに行ってたんですか?」
生徒会室には先程まで居なかった副会長の戸張 柊斗(とばりしゅうと)がいた。戸張家は代々、虹ノ咲に仕える家系で学校では生徒会長と副会長だが実際には主君と従者という関係だ。
「例の特待生を案内してた」
「そういえば今日でしたっけ?どうでした?」
「俺は偽善者らしい……」
「……」
「柊斗?」
いつもは俺との会話で戸張が言い淀むなんてことは無いが珍しいこともあるんだなと顔を上げると、そこには怒りを顕にした戸張の顔があった。
「し、柊?どうした?」
「そんなクソみたいなことを言ったのは何処のどいつですか?」
「落ち着け?」
「……私の主に対して無礼な物言い……『偽善者』ですって?この方が偽善者なら世界はなんてオメでたい世界なんでしょうね」
俺が宥めようと声をかけるが無駄なようで柊斗の怒りは治まらない。仕方なく諦めて自分の席に着き、仕事を進めようとするが小鳥遊くんの顔が頭から離れない。
「彼はどうやったら笑ってくれるんだろうか?」
「聞いてますか!雪白様!」
「聞いてる、聞いてるよ」
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