Blessing~化け物と呼ばれた僕について~

葉賀楓佳

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第2章

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司会の先生も何も無いみたいに進行して次は生徒会長である虹ノ咲先輩が壇上に立った。
一瞬目があった気がしたけど生徒を見回しただけで、たまたまそのタイミングで合ったとかだろう。

「そうだな……俺からも簡単にすませよう。新入生のみんな、入学おめでとう。これからこの虹ノ森学園の仲間として一緒に過ごせるのを楽しみにしているよ。困ったことがあれば先輩や先生に頼るといい。仲間と切磋琢磨しながら有意義な学校生活にしてほしい。以上だ」


虹ノ咲先輩が壇上からおりた瞬間、周りから拍手が響き渡った。
そんな拍手するほどのこと言ってたか?と思ったが変に言葉にして場の雰囲気を壊したくないと思い、心の中でだけにしておく。

さて学園長、生徒会長が終わったなら次は……


「続きまして、新入生の言葉。新入生代表、小鳥遊鳴」

「……はい」

「小鳥遊くん、頑張って!」


となりから小さな声で声援を貰ったが反応せず壇上を目指す。


用意されたマイクの前に立つのと同時に学園長も……あれ?ここって学園長がいるはずなのになぜ虹ノ咲先輩がいるんだろう。
予定が変わったのか何なのかあまり気にせず胸元から仕舞っておいた紙を取り出して広げる。

「……ふぅ。春風が未だ冷たく感じられる頃、私たちは虹ノ森学園に入学いたします。本日は私たちのために、このような盛大な式を挙行していただき誠にありがとうございます。新入生を代表してお礼申し上げます……」

よくある挨拶から始まり、その後はなんやかんやとお礼やら目標やらを述べていく。
原稿を読みながら少し目をあげると虹ノ咲先輩か優しく微笑んでおり、何故かいたたまれなくなりまた目を原稿に戻す。


「……以上をもちまして、新入生代表の挨拶とさせて頂きます」


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