Blessing~化け物と呼ばれた僕について~

葉賀楓佳

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第2章

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普段とは比べ物にならないくらい声を出していたので喉が痛い……
お辞儀をしてその場を去ろうとした時、段差につまづいてしまった。

支えになるものなんてなくて身体が倒れた時の痛みに備えたがなかなか覚悟した痛みはやってこなかった。

「大丈夫?」


そっと目を開けると目の前にはあの綺麗な顔があった。

「「「「「き、きゃあああああ!」」」」」

「……っ!!」


周りの悲鳴と同時にあまりの驚きに虹ノ咲先輩を突き飛ばしてしまった。
事態は把握できていなかったが助けられたことだけはわかったのでお礼を言ってそそくさと席に戻った。

先輩は苦笑いをしていたが僕が席に戻ったのを見届けると自分も壇上をおりて席に戻っていった。


その後はアクシデントもなく入学式は無事に終わった。

「ここからは担任の先生の指示に従って退場をお願いします。それでは各担任の先生方よろしくお願いいたします」


やっと終わった入学式に肩の力を抜いた所に1人の先生がやってきた。


「Sクラス~。移動するぞ~」


この学校では成績順にクラス分けがされているらしく、僕は首席合格なのでSクラスらしい。
担任の先生らしき男の人がものすごく怠そうに声をかけている。

荷物を持って、その先生に連れられて教室へ移動する。

「よ~し、席に着く前にここでくじを引いていけ。俺が事前にランダムで席に番号つけといたから引いた番号の席に座れよ。交換とかのズルはなしだぞ」


なんか気が抜ける先生だな。俺は先頭だったので1番にくじを引く。引いた番号は4。黒板に書かれた席の番号を確認すると窓際の1番後ろだった。

俺にしては珍しくいい席を引き当てたと思い、席に座りカバンから参考書を出して読み始める。

「あっ!小鳥遊くんの隣だ!よろしくね」


その声に横を向くと八森くんがいた。

最悪だ……

ようやくあの騒がしさから解放させたと思ったのに、席の馬車は最高なのに隣は最悪だった。

「大智、たぶん小鳥遊は迷惑してる」


その声に前を向くとそこには結城くんがいた。結城くんの言葉に「えっ!ごめんね!」と八森くんは謝って静かになったけどそれでも話したいのか視線が痛いくらいに刺さっていた。

俺と話していて何が楽しいのか全く分からない。理由を聞きたいくらいだがそれを言ったらまたうるさくなりそうだったので黙っていることにした。

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