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シーズン1
3.死に戻り令嬢の狂気の賭け
王宮のお茶会当日の朝。
私は震えていた。体はガクガクと震え、顔色は青かった。
「お嬢様、やはり今日は…。」
ミレーヌはそんな私を見て心配そうな顔をしていた。
「いいえ。今日は絶対に行くわ。準備して頂戴。」
「畏まりました。」
今日をしくじれば、また数年生きた後に戻ることになりそうな気がしてならない。用意したものは薬だった。それも妊娠しやすくなる薬、そして催淫効果のある麻痺薬。
もうこれしかない。ただ、人に毒を盛る恐怖に震えがとまらないのだ。この日の為に自身の体の調整も行ってきた。やるしかない。前世でも妊娠したことのない私が、本当にちゃんと妊娠できるのかしら。でも、今日しかない。しっかりと準備もしてきた。今度こそは…。
私が今日選んだドレスは、飛び切りセクシーに見えるものだった。 酔っぱらってしまった私を父がユリドレ・レッドナイト公爵に預けるという計画だ。
時間になり、お父様にエスコートされて、馬車に乗り込んだ。
「本当に良いのだな?」
「はい。」
「メイシール。本当にそれで幸せになれるのか?」
「もう死にたくはないのです。お父様なら、分かるでしょう?」
「そうだな…。」
馬車はゆっくりと王宮の門前に到着した。 その壮大な建造物が、私の前に威厳を誇示しながらそびえ立っていた。 私は心を落ち着け、この新たなる挑戦に臨む覚悟を固めた。 父の支えに背中を押され、王宮へと歩みを進めていった。
お茶会は女性ばかりで、男性はほとんどおらず、そんな中、真っ直ぐと私を連れた父は警備にあたっていたユリドレ・レッドナイトに近付いた。 彼の目は鋭く、警戒心に満ちていたが、その一方で優雅な雰囲気も漂っていた。
ユリドレ・レッドナイトは黒髪に何本かの毛に、家門の特徴である赤い毛が混じっていた。 そして、彼の瞳の色は美しいルビーのようにキラキラと輝いていた。 その眼差しは鋭く、力強さと高貴さを同時に感じさせた。
どの家門の当主も大変イケメンなのだが、ユリドレだけはダークな雰囲気がより一層魅力的だった。 彼の魅力は、その深みのある瞳や優雅な立ち居振る舞いに加えて、高身長でスラリとした感じもまた、ユリドレの魅力を一層際立たせていた。 彼の優雅な立ち姿は、まるで王宮の中でも一際目立つ存在であり、その存在感に周囲の注目が集まっていた。
「ユリドレ殿、今宵はお会いできて光栄です。我がジョナサン・ブルービショップより、心からの挨拶を申し上げます。 また、私は今日、重要な取引の話をさせていただきたく存じます。」
ユリドレの眉が一瞬ピクリと動いた。
「何だと?私は忙しい。 見ての通り警備をしている。」 ユリドレが厳しい表情で応じる。
「はい、ですが、実は今日、お茶会とは別件で私用がございまして、娘を少し預かっていて欲しいのです。何分、この子は早くも酔っぱらっているようで、私がいない間にさらに粗相をせぬか心配なのです。」 ジョナサンは懇願するような口調で語った。
私も一生懸命ベロベロに酔っぱらったように振る舞った。
「無理だ。他を当たってくれ。」
「ただでとは言いません。アレースティア地方の鉱山を差し上げます。」
アレースティア地方の鉱山とは未来でユリドレが所有していた土地だ。わざわざこの日の為に、この土地だけは先に手にいれておいたのだ。
「なんだと?正気か?」
ユリドレの声には驚きと疑念を込められていた。
「それほど重要な案件がございまして…王宮内に部屋を一室借りておりまして、そこで娘を見ててほしいのです。」
父は契約書を懐から取り出し、ユリドレに見せた。 その契約書には、アレースティア地方の鉱山の所有権が明記されていた。
とても怪しいが、契約書には怪しいところはなく、ユリドレは娘を見るだけならと承諾してくれた。
私はユリドレにおんぶされ、父とユリドレと一緒に借りている部屋に入った。 その部屋は広々としていて、高い天井があり、贅沢な調度品が並んでいた。
「それではユリドレ殿、よろしくお願いします。」
「あぁ。」
とても冷たい眼差しを持つ人。それが第一印象だった。睨むだけで人を殺せそうだわ。
この借りた部屋には既に様々な仕掛けがあった。
(上手くいくといいけど…。)
「わーーーー!!メイねぇ~、ジュースのみた~~~い!!このじゅ~~す!!」
私はテーブルに置いてあるジュースを指差した。
(は、恥ずかしーーーー!!!これはいくらなんでも恥ずかしいわ!!!)
とんでもなく冷たい目をして無表情で、後ろに吹雪が吹き荒れているかのような錯覚がおきた。
ユリドレは私を軽蔑したような目でみつめながらも、ジュースをコップに注いで渡してくれた。
「ああぁぁ!!!いま~~~どくいれらかったらー、ごっくんするまえに、どくみしないさいよ~~ろくみ~~~」
まさにここが難関だった。無味無臭に調整された強い催淫効果のある麻痺毒。気付いてしまったらどうしようかとハラハラする。そもそも、こんなに嫌がっているのに毒見なんでしてくれるのだろうか。泥酔を保ちながら不安で仕方がなかった。
「飲め。」
コップを押し付けられてしまった。
「え~~絶対いれたじゃ~~ん!!こわ~~いー!けいびさ~~~ん、あやひ~~ひとら~~~(訳:警備さん、怪しい人が)。」
私は大きな声でさけんでみた。
流石にユリドレは溜息をついて一度渡したコップを奪い、一口コクリと飲んだ。
この毒はすぐには効かない。飲む瞬間を見たと同時に私は走ってベッドに座り、ジュースを頂戴といわんばかりのポーズをとった。
ユリドレはコツコツと歩き、コップを私に渡してくれた。
「あんらも、すわりなさいよー!」
泥酔の演技を続けた。ユリドレは深い溜息をついて、私の隣に座った。
「わぁー!じゅーすだー!!あははー!」
こっぷを眺めて時間を調整していると、ユリドレが体の異常に気付き、咄嗟に私の持っているコップを払った。 しかし、すぐにベッドに倒れ込んでしまった。
「あれれ~~?だいじょーぶ?」
苦しそうに息を荒くするユリドレ。 彼の顔には苦痛の表情が浮かび、汗が額に滲んでいた。
上手くいった安堵で涙が出てしまった。
―――貴方を利用してごめんなさいね。
先ずは、服を脱がさなきゃ…。ユリドレの服を脱がせていき、まだ薄っすらと意識のあるユリドレは軽く抵抗を見せたが、強く抵抗はしてこなかった。きっと麻痺毒が良く効いているのだろう。
ズボンのボタンを外し、下着を降ろせば、熱くそそり立つそれが姿を現した。男の人のものはアジャールと結婚した時にみたことがあったが、規格外に大きくて生唾を飲んでしまう。何度も経験してきた房事だ。私なら、この童貞男子をイかせることができる。 彼の竿を丁寧にしごきあげ、先端を舌で刺激していく。 時節、彼が小さく喘ぐので、きっと上手くできているはずだ。先端から先走りも十分出ている。 そろそろ良い頃合いだ。
「…っ!?お…い………やめ…」
小さな声が聞こえたが、どうせ彼は起きれば記憶もないだろう。無視して挿入を続けた。彼のソレは身体が純潔過ぎる為、とても受け入れるのに苦労する大きさだった。
わざわざ、今日、既成事実を作る為に処女のまま来たのだ。中も十分に慣らされていないので、とんでもない痛みと戦わなければならなかった。
こんな痛み、死の痛みに比べれば!!!!
私はそこで初めてを散らした。それから私は何度も彼を執拗にせめた。そして何度も彼に熱い種を私の中にださせた。媚薬も問題なく効いてくれているようだった。これだけ出させれば、きっと妊娠できるはずだ。
起きれば彼の記憶は倒れたところまでしか覚えていないはずだ。これは何度か使用人で試した結果だった。
私は無理矢理襲われたかを装う為に自分の服を裂いた。目を腫らす為に、沢山わざと泣いて、後は眠るだけだった。
私は震えていた。体はガクガクと震え、顔色は青かった。
「お嬢様、やはり今日は…。」
ミレーヌはそんな私を見て心配そうな顔をしていた。
「いいえ。今日は絶対に行くわ。準備して頂戴。」
「畏まりました。」
今日をしくじれば、また数年生きた後に戻ることになりそうな気がしてならない。用意したものは薬だった。それも妊娠しやすくなる薬、そして催淫効果のある麻痺薬。
もうこれしかない。ただ、人に毒を盛る恐怖に震えがとまらないのだ。この日の為に自身の体の調整も行ってきた。やるしかない。前世でも妊娠したことのない私が、本当にちゃんと妊娠できるのかしら。でも、今日しかない。しっかりと準備もしてきた。今度こそは…。
私が今日選んだドレスは、飛び切りセクシーに見えるものだった。 酔っぱらってしまった私を父がユリドレ・レッドナイト公爵に預けるという計画だ。
時間になり、お父様にエスコートされて、馬車に乗り込んだ。
「本当に良いのだな?」
「はい。」
「メイシール。本当にそれで幸せになれるのか?」
「もう死にたくはないのです。お父様なら、分かるでしょう?」
「そうだな…。」
馬車はゆっくりと王宮の門前に到着した。 その壮大な建造物が、私の前に威厳を誇示しながらそびえ立っていた。 私は心を落ち着け、この新たなる挑戦に臨む覚悟を固めた。 父の支えに背中を押され、王宮へと歩みを進めていった。
お茶会は女性ばかりで、男性はほとんどおらず、そんな中、真っ直ぐと私を連れた父は警備にあたっていたユリドレ・レッドナイトに近付いた。 彼の目は鋭く、警戒心に満ちていたが、その一方で優雅な雰囲気も漂っていた。
ユリドレ・レッドナイトは黒髪に何本かの毛に、家門の特徴である赤い毛が混じっていた。 そして、彼の瞳の色は美しいルビーのようにキラキラと輝いていた。 その眼差しは鋭く、力強さと高貴さを同時に感じさせた。
どの家門の当主も大変イケメンなのだが、ユリドレだけはダークな雰囲気がより一層魅力的だった。 彼の魅力は、その深みのある瞳や優雅な立ち居振る舞いに加えて、高身長でスラリとした感じもまた、ユリドレの魅力を一層際立たせていた。 彼の優雅な立ち姿は、まるで王宮の中でも一際目立つ存在であり、その存在感に周囲の注目が集まっていた。
「ユリドレ殿、今宵はお会いできて光栄です。我がジョナサン・ブルービショップより、心からの挨拶を申し上げます。 また、私は今日、重要な取引の話をさせていただきたく存じます。」
ユリドレの眉が一瞬ピクリと動いた。
「何だと?私は忙しい。 見ての通り警備をしている。」 ユリドレが厳しい表情で応じる。
「はい、ですが、実は今日、お茶会とは別件で私用がございまして、娘を少し預かっていて欲しいのです。何分、この子は早くも酔っぱらっているようで、私がいない間にさらに粗相をせぬか心配なのです。」 ジョナサンは懇願するような口調で語った。
私も一生懸命ベロベロに酔っぱらったように振る舞った。
「無理だ。他を当たってくれ。」
「ただでとは言いません。アレースティア地方の鉱山を差し上げます。」
アレースティア地方の鉱山とは未来でユリドレが所有していた土地だ。わざわざこの日の為に、この土地だけは先に手にいれておいたのだ。
「なんだと?正気か?」
ユリドレの声には驚きと疑念を込められていた。
「それほど重要な案件がございまして…王宮内に部屋を一室借りておりまして、そこで娘を見ててほしいのです。」
父は契約書を懐から取り出し、ユリドレに見せた。 その契約書には、アレースティア地方の鉱山の所有権が明記されていた。
とても怪しいが、契約書には怪しいところはなく、ユリドレは娘を見るだけならと承諾してくれた。
私はユリドレにおんぶされ、父とユリドレと一緒に借りている部屋に入った。 その部屋は広々としていて、高い天井があり、贅沢な調度品が並んでいた。
「それではユリドレ殿、よろしくお願いします。」
「あぁ。」
とても冷たい眼差しを持つ人。それが第一印象だった。睨むだけで人を殺せそうだわ。
この借りた部屋には既に様々な仕掛けがあった。
(上手くいくといいけど…。)
「わーーーー!!メイねぇ~、ジュースのみた~~~い!!このじゅ~~す!!」
私はテーブルに置いてあるジュースを指差した。
(は、恥ずかしーーーー!!!これはいくらなんでも恥ずかしいわ!!!)
とんでもなく冷たい目をして無表情で、後ろに吹雪が吹き荒れているかのような錯覚がおきた。
ユリドレは私を軽蔑したような目でみつめながらも、ジュースをコップに注いで渡してくれた。
「ああぁぁ!!!いま~~~どくいれらかったらー、ごっくんするまえに、どくみしないさいよ~~ろくみ~~~」
まさにここが難関だった。無味無臭に調整された強い催淫効果のある麻痺毒。気付いてしまったらどうしようかとハラハラする。そもそも、こんなに嫌がっているのに毒見なんでしてくれるのだろうか。泥酔を保ちながら不安で仕方がなかった。
「飲め。」
コップを押し付けられてしまった。
「え~~絶対いれたじゃ~~ん!!こわ~~いー!けいびさ~~~ん、あやひ~~ひとら~~~(訳:警備さん、怪しい人が)。」
私は大きな声でさけんでみた。
流石にユリドレは溜息をついて一度渡したコップを奪い、一口コクリと飲んだ。
この毒はすぐには効かない。飲む瞬間を見たと同時に私は走ってベッドに座り、ジュースを頂戴といわんばかりのポーズをとった。
ユリドレはコツコツと歩き、コップを私に渡してくれた。
「あんらも、すわりなさいよー!」
泥酔の演技を続けた。ユリドレは深い溜息をついて、私の隣に座った。
「わぁー!じゅーすだー!!あははー!」
こっぷを眺めて時間を調整していると、ユリドレが体の異常に気付き、咄嗟に私の持っているコップを払った。 しかし、すぐにベッドに倒れ込んでしまった。
「あれれ~~?だいじょーぶ?」
苦しそうに息を荒くするユリドレ。 彼の顔には苦痛の表情が浮かび、汗が額に滲んでいた。
上手くいった安堵で涙が出てしまった。
―――貴方を利用してごめんなさいね。
先ずは、服を脱がさなきゃ…。ユリドレの服を脱がせていき、まだ薄っすらと意識のあるユリドレは軽く抵抗を見せたが、強く抵抗はしてこなかった。きっと麻痺毒が良く効いているのだろう。
ズボンのボタンを外し、下着を降ろせば、熱くそそり立つそれが姿を現した。男の人のものはアジャールと結婚した時にみたことがあったが、規格外に大きくて生唾を飲んでしまう。何度も経験してきた房事だ。私なら、この童貞男子をイかせることができる。 彼の竿を丁寧にしごきあげ、先端を舌で刺激していく。 時節、彼が小さく喘ぐので、きっと上手くできているはずだ。先端から先走りも十分出ている。 そろそろ良い頃合いだ。
「…っ!?お…い………やめ…」
小さな声が聞こえたが、どうせ彼は起きれば記憶もないだろう。無視して挿入を続けた。彼のソレは身体が純潔過ぎる為、とても受け入れるのに苦労する大きさだった。
わざわざ、今日、既成事実を作る為に処女のまま来たのだ。中も十分に慣らされていないので、とんでもない痛みと戦わなければならなかった。
こんな痛み、死の痛みに比べれば!!!!
私はそこで初めてを散らした。それから私は何度も彼を執拗にせめた。そして何度も彼に熱い種を私の中にださせた。媚薬も問題なく効いてくれているようだった。これだけ出させれば、きっと妊娠できるはずだ。
起きれば彼の記憶は倒れたところまでしか覚えていないはずだ。これは何度か使用人で試した結果だった。
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