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シーズン1
57.領地視察デート
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朝日がまだ柔らかい光を放つ頃、私は玄関先でミレーヌにメアルーシュを預けていた。清々しい風が頬を撫で、これから始まる一日の期待が胸の中に膨らむ。
「ミレーヌ、ルーをお願いね。」
私はミレーヌの手に息子を託しながら、小さな彼の顔を覗き込んだ。メアルーシュは私に向かって手を伸ばし、「ママ!」と無邪気な笑顔を見せる。その愛らしい仕草に、少しだけ胸が痛んだ。
「お嬢様、どうぞご安心を。メアルーシュ様は私にお任せください。」
ミレーヌは穏やかな笑顔を浮かべながら、しっかりと息子を抱きしめてくれた。その姿に安心感を覚えつつも、ルーから離れるのがどこか寂しい。手を振る私に、メアルーシュは笑顔のまま小さな手を振り返してくれた。
「それでは行ってまいります。」
最後にミレーヌに一礼し、私は振り返って玄関を出た。
玄関から馬車へ向かう短い道のり、ユリドレが私の手を取ってくれた。その手は温かくて、力強い。私の胸にまた一つ小さな安心が生まれる。
「メイ、今日のデートを楽しんでくださいね。」
彼の柔らかな声に、思わず頬が赤くなった。照れ隠しに小さく笑って、「もちろん、楽しみにしてるわ」と返す。
馬車の扉を開けてくれるユリの仕草は自然で、まるでそれが日常の一部であるかのようだった。私はスカートの裾を軽く持ち上げながら中に入り、席に腰を下ろした。彼も続いて乗り込み、ドアが静かに閉まる。
馬車が邸宅を離れ、視界に広がる景色が次第に変わっていく。以前の人生で訪れたレッドナイト公爵領の記憶とは明らかに異なり、目の前に広がるのは驚くほど発展した光景だった。
「ここは…。」
思わず窓の外に目を向けると、緑豊かな農地が広がり、整然と並ぶ作物たちが陽光に輝いている。畑を耕す農民たちの表情は明るく、子供たちがその傍で遊ぶ姿が見えた。活気に満ちた風景に、私は思わず息を呑む。
「見違えたでしょう?」
ユリが隣で微笑みながら尋ねてくる。
「ええ、全然違う。前に見た時は、こんなに整備されていなかったわ。」
私はその変化に驚きながらも、胸の内に少し誇らしさが芽生えるのを感じた。
馬車は領地内の中心街へと進んでいく。以前の記憶では、どこか寂れた雰囲気だった場所が、今では賑やかな市場に様変わりしていた。人々の活気が溢れ、行き交う商人や買い物客の声が聞こえてくる。
「すごい…。」
私は窓から顔を出してその光景をじっと見つめた。果物や野菜が山積みにされた屋台、色鮮やかな布が並ぶ店、工芸品を売る露店――そのすべてが活気に満ちていた。
ユリが馬車を降りるために手を差し出してくれる。その手を取って外に降り立つと、澄んだ空気と市場の匂いが私を包み込んだ。
「これも、メイのおかげですよ。」
ユリが静かに言う。その言葉に私は戸惑った。
「私のおかげ?何を言っているの?」
「メイが領地運営を手伝ってくれたことで、ここまで発展したんです。メイが提案してくれた農地改革や商業区の整備計画、それが大きな成果を生んだ。」
ユリの真剣な眼差しに、私は頬が少し赤くなるのを感じた。
私たちは並んで市場の中を歩いていく。人々はユリを見て軽く頭を下げ、親しみを込めた笑顔を向けてくる。その光景に、彼がこの領地でいかに人々に信頼されているかが伝わってきた。
「みなさん、幸せそうね。」
私はユリに微笑みかける。
「それもメイが努力してくれたおかげです。」
彼が再びそう言った時、私は少し照れくさくなりながらも、誇らしさがこみ上げてきた。
「でも、私はただ、あなたと一緒にこの領地を良くしたかっただけよ。」
「それが大事なんです。メイと一緒に作り上げたこの領地を、今日は直接見てほしかった。」
ユリが優しく微笑む。その表情は、彼がどれだけこの領地とそこに住む人々を大切に思っているかを物語っていた。
街の中心に進むと、立派な学校の建物と広場が見えてきた。子供たちが校庭で遊び、大人たちが広場で楽しげに談笑している。私の記憶にはなかった新しい施設が、街に活気を与えているのがわかる。
「これもあなたが提案してくれた教育改革の成果です。」
ユリが学校を指差して説明する。その言葉に、私は心の奥がじんわりと温かくなった。
「こんなにたくさんの子供たちが学校に通えるようになったなんて…。」
私は目を細めながらその光景を見つめる。
「メイ、あなたの提案がどれだけ大きな影響を与えたか、もっと自覚してください。」
ユリが優しく諭すように言う。その言葉に、私は少し照れくさそうに笑った。
視察を終え、夕焼けの光が馬車の窓を染める中、私たちは再び馬車に乗り込んだ。ユリが隣に座り、手を取りながら静かに微笑む。その手の温かさが、今日一日の素晴らしい出来事をさらに特別なものに感じさせた。
「メイ、ここからは俺が用意したものになります。」
ユリが意味深な言葉を口にした。
「用意したもの?」
彼の言葉に、私は首をかしげながら尋ねる。
「ついてくればわかりますよ。」
彼の微笑みはどこかいたずらっぽく、しかし優しさに満ちていた。その表情を見ていると、自然と不安よりも期待が胸を占めた。
馬車が静かに揺れながら進むと、目の前に広がったのは、華やかで洗練された高級な建物街だった。街灯がともり始め、石畳の道には柔らかな光が反射して美しい模様を描いている。
「ここは…どこ?」
私はその景色に目を奪われながら尋ねた。
「ここは最近、俺たちの領地に作った高級街区です。商人たちがここで商売をするために集まり、いくつかの最高級のレストランもオープンしました。」
ユリが誇らしげに説明する。その言葉を聞いて、私は彼がこの領地のためにどれだけ心血を注いできたかを改めて感じた。
「さあ、降りてください。」
馬車が止まり、彼が私の手を取りながら馬車から降ろしてくれる。目の前に立つのは、煌びやかで洗練された建物。扉の向こうからは暖かな光とほのかな香ばしい香りが漂ってきた。
「ここは…?」
私が戸惑いながら尋ねると、ユリは微笑みながら扉を開けた。
店内に入ると、高級感漂う内装が目を引いた。テーブルには白いクロスが敷かれ、美しい食器が並んでいる。グラスにはきらめくシャンパンが注がれ、その泡が静かに揺れていた。
スタッフに案内されるまま席につくと、間もなく一品目の料理が運ばれてきた。目の前に並べられた料理を一口食べた瞬間、驚きが私を襲った。
「待って、ユリ…この味!!」
私は信じられない思いで彼を見つめた。
「どうかしましたか?」
ユリが穏やかに尋ねる。
「ここのシェフは…ディランセじゃないの?王都に出店予定の、あのディランセシェフ…。この味、間違いないわ!」
私は興奮を隠せずに声を上げた。回帰前の人生で一度だけ訪れたことのある、私が一番好きなレストラン「マルシェーラカン」の味だった。
ユリは驚いたように目を見開いたが、すぐに平静を取り戻して微笑む。
「ただ…俺が好きな味だと思って。」
彼は軽く肩をすくめながらそう答えた。
「そう…なの?」
私は少し引っかかるものを感じながらも、その味を楽しむことに意識を向ける。目の前に並ぶ料理がどれも愛おしく、贅沢なひとときを与えてくれる。
(何か引っかかるけど…まぁいっか。この味を食べられるならなんでも…。)
心の中でそう呟きながら、私は再びフォークを手に取った。
「メイ、どうですか?」
ユリが私の反応を窺うように尋ねる。
「最高よ。本当にありがとう、ユリ。」
私は心からそう答えた。ユリの心遣いが、ただのディナーを特別なものに変えてくれた。
「あなたがこんなに素敵なものを用意してくれるなんて思わなかった。」
「俺はいつでも、メイの笑顔が見たいだけです。」
ユリの真摯な言葉に、私は思わず顔を赤らめた。
料理を楽しみながら、私たちはささやかな会話を重ねた。その時間は、まるで夢の中にいるような心地よさだった。
「ミレーヌ、ルーをお願いね。」
私はミレーヌの手に息子を託しながら、小さな彼の顔を覗き込んだ。メアルーシュは私に向かって手を伸ばし、「ママ!」と無邪気な笑顔を見せる。その愛らしい仕草に、少しだけ胸が痛んだ。
「お嬢様、どうぞご安心を。メアルーシュ様は私にお任せください。」
ミレーヌは穏やかな笑顔を浮かべながら、しっかりと息子を抱きしめてくれた。その姿に安心感を覚えつつも、ルーから離れるのがどこか寂しい。手を振る私に、メアルーシュは笑顔のまま小さな手を振り返してくれた。
「それでは行ってまいります。」
最後にミレーヌに一礼し、私は振り返って玄関を出た。
玄関から馬車へ向かう短い道のり、ユリドレが私の手を取ってくれた。その手は温かくて、力強い。私の胸にまた一つ小さな安心が生まれる。
「メイ、今日のデートを楽しんでくださいね。」
彼の柔らかな声に、思わず頬が赤くなった。照れ隠しに小さく笑って、「もちろん、楽しみにしてるわ」と返す。
馬車の扉を開けてくれるユリの仕草は自然で、まるでそれが日常の一部であるかのようだった。私はスカートの裾を軽く持ち上げながら中に入り、席に腰を下ろした。彼も続いて乗り込み、ドアが静かに閉まる。
馬車が邸宅を離れ、視界に広がる景色が次第に変わっていく。以前の人生で訪れたレッドナイト公爵領の記憶とは明らかに異なり、目の前に広がるのは驚くほど発展した光景だった。
「ここは…。」
思わず窓の外に目を向けると、緑豊かな農地が広がり、整然と並ぶ作物たちが陽光に輝いている。畑を耕す農民たちの表情は明るく、子供たちがその傍で遊ぶ姿が見えた。活気に満ちた風景に、私は思わず息を呑む。
「見違えたでしょう?」
ユリが隣で微笑みながら尋ねてくる。
「ええ、全然違う。前に見た時は、こんなに整備されていなかったわ。」
私はその変化に驚きながらも、胸の内に少し誇らしさが芽生えるのを感じた。
馬車は領地内の中心街へと進んでいく。以前の記憶では、どこか寂れた雰囲気だった場所が、今では賑やかな市場に様変わりしていた。人々の活気が溢れ、行き交う商人や買い物客の声が聞こえてくる。
「すごい…。」
私は窓から顔を出してその光景をじっと見つめた。果物や野菜が山積みにされた屋台、色鮮やかな布が並ぶ店、工芸品を売る露店――そのすべてが活気に満ちていた。
ユリが馬車を降りるために手を差し出してくれる。その手を取って外に降り立つと、澄んだ空気と市場の匂いが私を包み込んだ。
「これも、メイのおかげですよ。」
ユリが静かに言う。その言葉に私は戸惑った。
「私のおかげ?何を言っているの?」
「メイが領地運営を手伝ってくれたことで、ここまで発展したんです。メイが提案してくれた農地改革や商業区の整備計画、それが大きな成果を生んだ。」
ユリの真剣な眼差しに、私は頬が少し赤くなるのを感じた。
私たちは並んで市場の中を歩いていく。人々はユリを見て軽く頭を下げ、親しみを込めた笑顔を向けてくる。その光景に、彼がこの領地でいかに人々に信頼されているかが伝わってきた。
「みなさん、幸せそうね。」
私はユリに微笑みかける。
「それもメイが努力してくれたおかげです。」
彼が再びそう言った時、私は少し照れくさくなりながらも、誇らしさがこみ上げてきた。
「でも、私はただ、あなたと一緒にこの領地を良くしたかっただけよ。」
「それが大事なんです。メイと一緒に作り上げたこの領地を、今日は直接見てほしかった。」
ユリが優しく微笑む。その表情は、彼がどれだけこの領地とそこに住む人々を大切に思っているかを物語っていた。
街の中心に進むと、立派な学校の建物と広場が見えてきた。子供たちが校庭で遊び、大人たちが広場で楽しげに談笑している。私の記憶にはなかった新しい施設が、街に活気を与えているのがわかる。
「これもあなたが提案してくれた教育改革の成果です。」
ユリが学校を指差して説明する。その言葉に、私は心の奥がじんわりと温かくなった。
「こんなにたくさんの子供たちが学校に通えるようになったなんて…。」
私は目を細めながらその光景を見つめる。
「メイ、あなたの提案がどれだけ大きな影響を与えたか、もっと自覚してください。」
ユリが優しく諭すように言う。その言葉に、私は少し照れくさそうに笑った。
視察を終え、夕焼けの光が馬車の窓を染める中、私たちは再び馬車に乗り込んだ。ユリが隣に座り、手を取りながら静かに微笑む。その手の温かさが、今日一日の素晴らしい出来事をさらに特別なものに感じさせた。
「メイ、ここからは俺が用意したものになります。」
ユリが意味深な言葉を口にした。
「用意したもの?」
彼の言葉に、私は首をかしげながら尋ねる。
「ついてくればわかりますよ。」
彼の微笑みはどこかいたずらっぽく、しかし優しさに満ちていた。その表情を見ていると、自然と不安よりも期待が胸を占めた。
馬車が静かに揺れながら進むと、目の前に広がったのは、華やかで洗練された高級な建物街だった。街灯がともり始め、石畳の道には柔らかな光が反射して美しい模様を描いている。
「ここは…どこ?」
私はその景色に目を奪われながら尋ねた。
「ここは最近、俺たちの領地に作った高級街区です。商人たちがここで商売をするために集まり、いくつかの最高級のレストランもオープンしました。」
ユリが誇らしげに説明する。その言葉を聞いて、私は彼がこの領地のためにどれだけ心血を注いできたかを改めて感じた。
「さあ、降りてください。」
馬車が止まり、彼が私の手を取りながら馬車から降ろしてくれる。目の前に立つのは、煌びやかで洗練された建物。扉の向こうからは暖かな光とほのかな香ばしい香りが漂ってきた。
「ここは…?」
私が戸惑いながら尋ねると、ユリは微笑みながら扉を開けた。
店内に入ると、高級感漂う内装が目を引いた。テーブルには白いクロスが敷かれ、美しい食器が並んでいる。グラスにはきらめくシャンパンが注がれ、その泡が静かに揺れていた。
スタッフに案内されるまま席につくと、間もなく一品目の料理が運ばれてきた。目の前に並べられた料理を一口食べた瞬間、驚きが私を襲った。
「待って、ユリ…この味!!」
私は信じられない思いで彼を見つめた。
「どうかしましたか?」
ユリが穏やかに尋ねる。
「ここのシェフは…ディランセじゃないの?王都に出店予定の、あのディランセシェフ…。この味、間違いないわ!」
私は興奮を隠せずに声を上げた。回帰前の人生で一度だけ訪れたことのある、私が一番好きなレストラン「マルシェーラカン」の味だった。
ユリは驚いたように目を見開いたが、すぐに平静を取り戻して微笑む。
「ただ…俺が好きな味だと思って。」
彼は軽く肩をすくめながらそう答えた。
「そう…なの?」
私は少し引っかかるものを感じながらも、その味を楽しむことに意識を向ける。目の前に並ぶ料理がどれも愛おしく、贅沢なひとときを与えてくれる。
(何か引っかかるけど…まぁいっか。この味を食べられるならなんでも…。)
心の中でそう呟きながら、私は再びフォークを手に取った。
「メイ、どうですか?」
ユリが私の反応を窺うように尋ねる。
「最高よ。本当にありがとう、ユリ。」
私は心からそう答えた。ユリの心遣いが、ただのディナーを特別なものに変えてくれた。
「あなたがこんなに素敵なものを用意してくれるなんて思わなかった。」
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