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シーズン1
62.甘すぎるバスタイム
本に没頭していると、いつの間にか夜になっていた。
気が付けば、書物庫の静寂の中に柔らかな足音が混ざっていた。顔を上げると、そこにはバスローブを纏ったユリが立っているではないか。驚きのあまり、本を持ったまま小さく声を上げた。
「うわぁっ!? いつの間に…いたの?」
ユリは満足そうに微笑みながら、わずかに首を傾けて答えた。
「はい。いつお気付きになるかと、試しておりました。」
その余裕たっぷりの態度に、私は頬を膨らませて軽く抗議した。
「もう、教えてよ~。ルーをまた一人にしちゃったじゃない。」
ユリは肩をすくめながら、柔らかく謝罪の言葉を口にした。
「それはすみません。ですが、ルーはすでに疲れて眠っています。夕食もまだと聞いていますが、そろそろ行きましょうか。」
ユリが差し出す手を取って立ち上がり、書物庫を後にした。冷たい夜の空気が肌を撫でる中、二人で歩く廊下の静けさが心地よい。夕食の準備が整った部屋に通されると、ルーがぐっすりと眠っていることを知り、今日は二人きりで食事をとることになった。
「熱心に歴史書を読んでいらっしゃいましたね?」
ユリがそう問いかけると、私は思わず微笑みながら頷いた。
「えぇ。私が知っている歴史書とだいぶ違うから面白くなっちゃって。」
「ほぅ。嘘の歴史書だとは思わなかったのですか?」
「えぇ。この国は嘘だらけだもの。だからずっと、真実を知りたいと思ってたから嘘だと思わなかったわ。むしろ想像通り。」
私の答えに、ユリは面白そうに眉を上げた。
「そういうものですか。俺はその嘘で甘い夢を永遠に見続けられるなら、それはそれで良いと思っています。」
その言葉に、私は彼を見つめながら小さく呟いた。
「ユリ…。」
彼の目はどこか遠くを見ているようで、その瞳の奥にある思いを知りたいと感じた。しかし、ユリはすぐに表情を切り替えて軽く席を立つと、私の耳元に顔を寄せた。
「それはそうと…一緒に湯浴みをしませんか?」
突然の提案に、私は驚きと戸惑いを隠せなかった。
「先に入ったんじゃないの!?」
ユリは悪びれる様子もなく、笑みを浮かべて答えた。
「それとこれとは別です。」
「何が別なのよ!」
ユリは真剣な顔つきで言葉を続けた。
「俺はいつもの通りに待っていて欲しいとお願いしました。なのに、俺のことなど忘れて本にかじりつき、隣に俺がいても気付いてもくれませんでした。この寂しさを埋めるには共に湯浴みするしかありません。」
私は思わず頭を抱えた。始まったわ…ユリの暴走。でも、彼の目にはどこか寂しさが漂っている。そう思うと断る気にはなれなかった。
「分かりました。」
私がそう答えると、ユリの目が輝き、周囲の使用人たちがそっと部屋を下がっていった。その光景を見て、私は顔が一気に熱くなる。絶対に使用人たちは勘違いしているに違いない。
「さぁ、行きましょう。」
ユリが手を差し出し、私の顔を見つめて微笑む。その表情に抗えず、私は彼の手を取り立ち上がった。
暖かな湯気が立ち込める浴室に入ると、心地よい香りが漂っていた。
ユリが私の柔らかな肌に石鹸を塗り、ゆっくりと撫でまわす。私は息を荒げ、ユリの指先に身をゆだねる。私はユリの指先に身を震わせ、そっと吐息を漏らす。その手は背中から腰へと滑らせていく。ユリは私の胸に手を伸ばし、優しく揉みしだく。
「あっ…やっ…そんな‥‥。」
「ん?俺はただ…洗っているだけですよ。」
ユリは私の首筋にキスをしながら、もう片方の手で私の太ももをなぞる。そして、最も敏感な部分に触れ、秘所に指を這わせ、ゆっくりと愛撫をし始める。
「さぁ…メイ…。逃げられないように、しっかり繋がりましょうね…。」
「え?」
ユリは私を壁に押し付け、その身体を自身で覆い尽くす。ユリは私の太ももを持ち上げ、ゆっくりと挿入する。
「あぁっ!」
「あぁ…、メイの中は最高です…。もう二度と離さない。」
ユリは激しく腰を動かし始め、私の耳元で熱く息を吐く。
「メイ…メイ…メイ…。俺だけを見つめて、俺の全てを受け入れて…。」
ユリは私の唇を奪い、深く舌を絡ませながら、さらに激しく攻め立てる。ユリは私の手首をつかみ、頭上で固定する。
「あぁ…メイ…もっと激しく俺の愛を教え込みます…。」
「ユリ…待って、暴走してるわ。」
ユリは私の首筋に吸い付き、赤い痕を付けていき、激しく腰を打ち付ける。
「あぁ…!メイ!!もっと声を上げて!!俺だけを求める声を!!」
「んっ!!あっ…ユリ…激しいっ!!止まって…。」
ユリは私の顔を強引に向かせ、舌を絡ませるキスを繰り返してから、私を風呂場に設置されている竹製のベッドに寝かせ、両足を持ち上げ、さらに深く突き入れていく。
「あぁ!!お…奥…んっ…。」
「あぁ…メイ、その声…最高です…。」
ユリは私の喘ぎ声に興奮し、さらに激しく腰を打ち付ける。
「もぅ…イクからぁ!!あぁ!!」
ユリは私の絶頂を感じ取り、さらに激しく腰を打ち付ける。
「あぁ…メイ…イクんですね。俺と一緒にイきましょう。」
彼は私の両足を肩に乗せ、より深く突き入れる。
「その顔、たまらないです。もっと、もっとみせてください。」
激しいピストン運動が続き、私の中で激しく脈打ち、熱い白濁を吐き出す。ユリは深く息を吐き、理性を取り戻した。
彼の髪は乱れ、額には汗がにじんでいた。その瞳には、まだ名残惜しさと申し訳なさが混ざった色が見える。
「メ…メイ。すみませんでした。ちょっと熱くなりすぎてしまいましたね。」
彼はぎこちなく頭をかきながら謝罪する。その姿が可笑しくも愛おしい。
私は彼の肩を叩きながら、大げさに息をついてみせた。
「ちょっと!?あれが『ちょっと』だっていうの?乱暴すぎるにも程があるわよ!」
ユリは困ったように微笑むと、隣に腰を下ろして私の手を握った。その手はまだ少し震えていて、どれだけ彼が熱くなっていたのかを思い知らされる。
「いや、本当に申し訳ない…。俺も少し抑えるべきでした。」
その言葉を聞いて、私は溜息をつきつつも、彼の誠実さに心が和らいでいくのを感じた。
「もう、次は優しくしてよね?」
そう言って彼の手をぎゅっと握り返すと、ユリは少し安堵したような笑みを浮かべた
二人で湯に浸かりながら、手を取り合う。その温かさが胸の奥まで染み渡り、全身の力が抜けていくのを感じた。激しい感情のやりとりの後の静けさが、二人の絆をより一層深く感じさせる。
「これからも、俺のわがままを聞いてくれますか?」
ユリが茶目っ気たっぷりに問いかけると、私は笑いながら軽く頷いた。
「もう仕方ないわね。ユリのわがままも、私の楽しみの一つになりつつあるから。」
その言葉に、ユリは大きく息を吐き、満足そうに目を閉じた。
そんなこんなで甘いバスタイムが終わり、ぐったりとベッドに横たわると、ユリが私の上に覆いかぶさってきた。
まだ湯上がりの余韻が残る中、彼の顔が間近に迫る。頬に触れる彼の髪の感触に、私は少しだけ身をすくめた。
「ユリ…まだ愛し足りないの?」
私は冗談めかして微笑む。
彼は悪戯っぽく目を細め、低く囁いた。
「もちろん、俺はもっともっと、メイに愛を伝え…っ!」
その瞬間、窓の外から「パリンッ」と小さな音が響いたかと思うと、細い矢が飛び込んできた。
「ユリ!?」
驚いて声を上げる間もなく、ユリはその矢を片手で軽々と受け止めた。その動作は無駄がなく、まるで日常の延長であるかのような自然さだった。
しかし、彼は笑顔を絶やさない。あまりに普通に振る舞うものだから、私は一瞬、これが何事なのか分からなくなる。
「メイに愛を伝えたいと…っ!」
彼の言葉が終わる前に、再び「パリンッ」と音が響き、今度は二本目の矢が窓を突き破ってきた。
「チッ!」
ユリは苛立った様子を一切見せず、再びその矢を手でキャッチした。そして、二本の矢を軽く見比べた後、笑顔を浮かべたまま、握り潰すようにして「バキィッ」と砕いた。
「あの… 流石にこれって、寝込みを襲われる的なアレよね?」
私は普通なら恐がるところだろうが、ユリの行動があまりにも面白すぎて冷静になってしまっている。 流石のユリも、いつもの外の顔、目で人を殺してしまいそうな殺気を放つ仏頂面に切り替わり、窓をじっと見つめた。
気が付けば、書物庫の静寂の中に柔らかな足音が混ざっていた。顔を上げると、そこにはバスローブを纏ったユリが立っているではないか。驚きのあまり、本を持ったまま小さく声を上げた。
「うわぁっ!? いつの間に…いたの?」
ユリは満足そうに微笑みながら、わずかに首を傾けて答えた。
「はい。いつお気付きになるかと、試しておりました。」
その余裕たっぷりの態度に、私は頬を膨らませて軽く抗議した。
「もう、教えてよ~。ルーをまた一人にしちゃったじゃない。」
ユリは肩をすくめながら、柔らかく謝罪の言葉を口にした。
「それはすみません。ですが、ルーはすでに疲れて眠っています。夕食もまだと聞いていますが、そろそろ行きましょうか。」
ユリが差し出す手を取って立ち上がり、書物庫を後にした。冷たい夜の空気が肌を撫でる中、二人で歩く廊下の静けさが心地よい。夕食の準備が整った部屋に通されると、ルーがぐっすりと眠っていることを知り、今日は二人きりで食事をとることになった。
「熱心に歴史書を読んでいらっしゃいましたね?」
ユリがそう問いかけると、私は思わず微笑みながら頷いた。
「えぇ。私が知っている歴史書とだいぶ違うから面白くなっちゃって。」
「ほぅ。嘘の歴史書だとは思わなかったのですか?」
「えぇ。この国は嘘だらけだもの。だからずっと、真実を知りたいと思ってたから嘘だと思わなかったわ。むしろ想像通り。」
私の答えに、ユリは面白そうに眉を上げた。
「そういうものですか。俺はその嘘で甘い夢を永遠に見続けられるなら、それはそれで良いと思っています。」
その言葉に、私は彼を見つめながら小さく呟いた。
「ユリ…。」
彼の目はどこか遠くを見ているようで、その瞳の奥にある思いを知りたいと感じた。しかし、ユリはすぐに表情を切り替えて軽く席を立つと、私の耳元に顔を寄せた。
「それはそうと…一緒に湯浴みをしませんか?」
突然の提案に、私は驚きと戸惑いを隠せなかった。
「先に入ったんじゃないの!?」
ユリは悪びれる様子もなく、笑みを浮かべて答えた。
「それとこれとは別です。」
「何が別なのよ!」
ユリは真剣な顔つきで言葉を続けた。
「俺はいつもの通りに待っていて欲しいとお願いしました。なのに、俺のことなど忘れて本にかじりつき、隣に俺がいても気付いてもくれませんでした。この寂しさを埋めるには共に湯浴みするしかありません。」
私は思わず頭を抱えた。始まったわ…ユリの暴走。でも、彼の目にはどこか寂しさが漂っている。そう思うと断る気にはなれなかった。
「分かりました。」
私がそう答えると、ユリの目が輝き、周囲の使用人たちがそっと部屋を下がっていった。その光景を見て、私は顔が一気に熱くなる。絶対に使用人たちは勘違いしているに違いない。
「さぁ、行きましょう。」
ユリが手を差し出し、私の顔を見つめて微笑む。その表情に抗えず、私は彼の手を取り立ち上がった。
暖かな湯気が立ち込める浴室に入ると、心地よい香りが漂っていた。
ユリが私の柔らかな肌に石鹸を塗り、ゆっくりと撫でまわす。私は息を荒げ、ユリの指先に身をゆだねる。私はユリの指先に身を震わせ、そっと吐息を漏らす。その手は背中から腰へと滑らせていく。ユリは私の胸に手を伸ばし、優しく揉みしだく。
「あっ…やっ…そんな‥‥。」
「ん?俺はただ…洗っているだけですよ。」
ユリは私の首筋にキスをしながら、もう片方の手で私の太ももをなぞる。そして、最も敏感な部分に触れ、秘所に指を這わせ、ゆっくりと愛撫をし始める。
「さぁ…メイ…。逃げられないように、しっかり繋がりましょうね…。」
「え?」
ユリは私を壁に押し付け、その身体を自身で覆い尽くす。ユリは私の太ももを持ち上げ、ゆっくりと挿入する。
「あぁっ!」
「あぁ…、メイの中は最高です…。もう二度と離さない。」
ユリは激しく腰を動かし始め、私の耳元で熱く息を吐く。
「メイ…メイ…メイ…。俺だけを見つめて、俺の全てを受け入れて…。」
ユリは私の唇を奪い、深く舌を絡ませながら、さらに激しく攻め立てる。ユリは私の手首をつかみ、頭上で固定する。
「あぁ…メイ…もっと激しく俺の愛を教え込みます…。」
「ユリ…待って、暴走してるわ。」
ユリは私の首筋に吸い付き、赤い痕を付けていき、激しく腰を打ち付ける。
「あぁ…!メイ!!もっと声を上げて!!俺だけを求める声を!!」
「んっ!!あっ…ユリ…激しいっ!!止まって…。」
ユリは私の顔を強引に向かせ、舌を絡ませるキスを繰り返してから、私を風呂場に設置されている竹製のベッドに寝かせ、両足を持ち上げ、さらに深く突き入れていく。
「あぁ!!お…奥…んっ…。」
「あぁ…メイ、その声…最高です…。」
ユリは私の喘ぎ声に興奮し、さらに激しく腰を打ち付ける。
「もぅ…イクからぁ!!あぁ!!」
ユリは私の絶頂を感じ取り、さらに激しく腰を打ち付ける。
「あぁ…メイ…イクんですね。俺と一緒にイきましょう。」
彼は私の両足を肩に乗せ、より深く突き入れる。
「その顔、たまらないです。もっと、もっとみせてください。」
激しいピストン運動が続き、私の中で激しく脈打ち、熱い白濁を吐き出す。ユリは深く息を吐き、理性を取り戻した。
彼の髪は乱れ、額には汗がにじんでいた。その瞳には、まだ名残惜しさと申し訳なさが混ざった色が見える。
「メ…メイ。すみませんでした。ちょっと熱くなりすぎてしまいましたね。」
彼はぎこちなく頭をかきながら謝罪する。その姿が可笑しくも愛おしい。
私は彼の肩を叩きながら、大げさに息をついてみせた。
「ちょっと!?あれが『ちょっと』だっていうの?乱暴すぎるにも程があるわよ!」
ユリは困ったように微笑むと、隣に腰を下ろして私の手を握った。その手はまだ少し震えていて、どれだけ彼が熱くなっていたのかを思い知らされる。
「いや、本当に申し訳ない…。俺も少し抑えるべきでした。」
その言葉を聞いて、私は溜息をつきつつも、彼の誠実さに心が和らいでいくのを感じた。
「もう、次は優しくしてよね?」
そう言って彼の手をぎゅっと握り返すと、ユリは少し安堵したような笑みを浮かべた
二人で湯に浸かりながら、手を取り合う。その温かさが胸の奥まで染み渡り、全身の力が抜けていくのを感じた。激しい感情のやりとりの後の静けさが、二人の絆をより一層深く感じさせる。
「これからも、俺のわがままを聞いてくれますか?」
ユリが茶目っ気たっぷりに問いかけると、私は笑いながら軽く頷いた。
「もう仕方ないわね。ユリのわがままも、私の楽しみの一つになりつつあるから。」
その言葉に、ユリは大きく息を吐き、満足そうに目を閉じた。
そんなこんなで甘いバスタイムが終わり、ぐったりとベッドに横たわると、ユリが私の上に覆いかぶさってきた。
まだ湯上がりの余韻が残る中、彼の顔が間近に迫る。頬に触れる彼の髪の感触に、私は少しだけ身をすくめた。
「ユリ…まだ愛し足りないの?」
私は冗談めかして微笑む。
彼は悪戯っぽく目を細め、低く囁いた。
「もちろん、俺はもっともっと、メイに愛を伝え…っ!」
その瞬間、窓の外から「パリンッ」と小さな音が響いたかと思うと、細い矢が飛び込んできた。
「ユリ!?」
驚いて声を上げる間もなく、ユリはその矢を片手で軽々と受け止めた。その動作は無駄がなく、まるで日常の延長であるかのような自然さだった。
しかし、彼は笑顔を絶やさない。あまりに普通に振る舞うものだから、私は一瞬、これが何事なのか分からなくなる。
「メイに愛を伝えたいと…っ!」
彼の言葉が終わる前に、再び「パリンッ」と音が響き、今度は二本目の矢が窓を突き破ってきた。
「チッ!」
ユリは苛立った様子を一切見せず、再びその矢を手でキャッチした。そして、二本の矢を軽く見比べた後、笑顔を浮かべたまま、握り潰すようにして「バキィッ」と砕いた。
「あの… 流石にこれって、寝込みを襲われる的なアレよね?」
私は普通なら恐がるところだろうが、ユリの行動があまりにも面白すぎて冷静になってしまっている。 流石のユリも、いつもの外の顔、目で人を殺してしまいそうな殺気を放つ仏頂面に切り替わり、窓をじっと見つめた。
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