スキル「難易度変更」を選んだおかげで過保護な天使様に気に入られた結果、加護盛り盛りで夢の異世界チート主人公に!!

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48.ダンジョン同時攻略、やります!

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「ぶっちゃけるともう君とそこのお嬢ちゃんは十分異世界を行き来するだけの力はあるよ!」



そう言い天使様は俺とカンナを指差す。



「もうその力があるっていうのはどういうことですか?

この前はダンジョンをクリアできる実力を示さないと出来ないって言ってませんでしたっけ?」



俺の問いに、あれ?言ってなかったっけ?と首をかしげながらも回答してくれた。



「元々ダンジョンは転生者が異世界の行き来に耐えられるだけの実力をつける場所っていうのは言ったでしょ?

つまり、本当に全部クリアしなくてもそれだけの実力が既にあればわざわざクリアしなくてもいいんだよ!」



おお!なら本当に今すぐ戻ろうと思えば戻れるのか!

ここの料理も美味しいけど、やっぱり元いた世界の方が美味しかったし、ゲームにネット、動画と楽しいことは多かったからなぁ。

こんなこと考えてたら帰りたくなってきたーー!



珍しくテンションが上がっていると不意に袖を誰かに掴まれた。



「あの、私を置いていかないで欲しいです……

異世界へ行くなら私も一緒に……」



リーシアが消え入りそうな声で呟く。



「今の反応ですぐにでも帰りたいと思ってらっしゃったのは分かります……そして、私達を捨てて異世界でずっと暮らそうとしていないことも分かっています。でも、もし主様が異世界に戻ったきりこの世界に帰ってこないのではと考えてしまうと……それだけで私は堪えられません……」



「私も、早く強くなる、から!置いていっちゃ、イヤだーーー!!!」



アノンに至っては号泣しながらいやいやと叫んでいた。

こんなアノンを見るのは初め以来だ。よっぽど置いてかれるのが嫌なんだな……



「翔さん、異世界に行くのはまだ先にしませんか?あとダンジョンは2つですし」



うーん、ハンバーガーやラーメンの口になってたけど、カンナもそう言うならそうするしかないな。

もうひと頑張りしなきゃだな。



「そういうことなので、異世界へは皆で行けるようになってから行きます。

そこでなんですけど、他の皆はあとどれくらいで行けるようになると思いますか?」



天使様は少し考えたあと答えてくれた。



「えっとねー、普通に行ったらあと二回ダンジョンクリアしないといけないけど、ニ手に別れてクリアすれば一回でも問題なくいけると思うよ~」



「それは攻略人数が減る分、一人当たりに割り当てられる経験値が増えるということですか?」



「あったりー!流石だね!察しが良い!」



天使様は何を言ってもベタ褒めしてくれるから恥ずかしくなるな(笑)

でもあれだな、ニ手に分かれた方がいいなら同時進行で進めた方が良い気がする。



そう言おうとする前に



「だからニ手に分かれて攻略した方がいいんじゃない?」



天使様が先にそう提案してきた。

俺も天使様の意見に同意した時、周りの空気が重くなった気がした。



薄々原因は分かるけど今は真面目に、どう分けるかを考えよう。

まず戦力的な観点から俺とカンナは絶対分けるとして、残ってる国が竜と魔大陸

だからー、竜の国に詳しいアノンを竜の国にしてー、



「はいはいはい!私は主様と一緒が良いです!」



リーシアが真っ先に主張してきた。それにつられて



「私はマスターの剣だから当然マスターと一緒よね。」



「私も、翔とがいいな」



ティルとアノンも続いてきた。

正直そう言われてももうほぼほぼ決まってるんだよなぁ。



「皆ちょっと待ってくれ、確認したいことがあるんだ。

天使様、今残ってる竜の国と魔大陸のダンジョンってどっちが難しいんですか?」



「そうだねー、その2つなら魔大陸の方が難しいと思うよー」



ふむふむ、これでどっちに行くか決めれるな。カンナと俺では多分カンナの方がステータスは上だと思うが、俺には難易度変更スキルの特殊能力がある。

このお陰でクエスト、ダンジョン中では俺とパーティーメンバーは死なないからな。俺のグループが危険な魔大陸に行く方が良いだろう。

メンバーももう皆に伝えとくか。



「早速だけど、分け方が決まったから聞いてくれ。

まず俺とカンナのグループに別れて、

俺のところにリーシア、ティル

カンナのところにアノン、フロッティでいこうと思う

これでもいいかな?」



だいたい納得して「やりましたーー!!」くれていたが、アノンだけは「ティル様はダンジョン内で寝てること多いし実質主様と二人きりーー!!」



「うるさーーーい!!!ちょっとは落ち着いて!」



怒るとリーシアは今の喜びようが嘘のように凹んでしまった。

いや、情緒不安定すぎだろ!



あれ?何をかんがえてたんだっけ?そう思っているとアノンに声をかけられた。



「あの、私はなんで翔と一緒じゃないの?」



珍しいな、アノンが駄々こねるなんて。



「アノンは竜の国出身だし、アノンはそっちの方が活躍してくれそうだなって思ったのと、俺がいなくても大丈夫そうって思ったからだよ。」



そう言って頭を撫でると気持ち良さそうにしていた。



「あ、あの~、そういうことなら私は側に置いていないと心配ということでしょうか?」



恐る恐る聞いてきたので正直な気持ちを伝えた。



「うん、そうだねー。リーシアは万能で基本なんでもできるのに俺が絡むと急に不安になるレベルでポンコツになるからなー。でも、そういうところも含めて可愛いと思うからそんなに落ち込まないで!」



そう言いながらリーシアの頭も撫でてあげた。

何気に初めてこんなことしたから心臓バクバクだったのは秘密である。
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