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31話 深刻な問題
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『これは・・・少し不味いかもしれませんね』
ユカの屋敷に向かっている最中にアンデレが急に話しかけてくる。こういう何もない道中で話しかけられることは珍しいので少し驚いた。
(どうした?急を要することか?)
『ある意味ではそうですね。貴方には関係の無い話ですがお連れの2人には深刻な問題ともいえます』
(俺だけ違うってことは・・・やっぱり魔素のことか?)
『そうです。魔素の濃度が人体に影響を与えるレベルに達しています。長期間この街に滞在した場合何かしらの悪影響が推測されます』
(長期間ってどれくらいだ?)
『具体的にはわかりませんが今日一泊するくらいなら大丈夫でしょうとしか言えません』
(うーん、それに気づいたのがさっきってことか、お前でも魔素の濃度はすぐにわかるわけじゃないんだな)
『私でも万能ではありません。それにいますることはこのことをお二人に伝えて対策を考えるべきなのでは?』
確かにそうだ。俺としたことがやってしまった。
「なぁ、2人は何ともないのか?」
「うーん、そうね。この街に来た辺りから少しずつ苦しくなってきているような・・・気のせいかなって思ってたけど」
「なんと、お主もか?我もそう感じていたのじゃ」
「実は魔素の濃度が人体に影響が出るレベルまで上がっているらしいんだ。このままこの街に留まるのは危険って・・・」
「お主のスキルが言っておったんじゃな」
「・・・そういうことです」
「なるほどな、原因が分かれば手を打つことは可能かもしれん。ユカの屋敷へ急ぐぞ」
ユカは素早く頷き、屋敷への歩を速めた。そして10分くらい歩き屋敷に到着した。
「・・・やっぱり誰もいなさそうね。鍵もかかっていないしこの街には誰もいないって考えて良さそうね」
各部屋を見回り、誰もいないことを確認した俺達は鍵を閉め、一先ず安息の地を得る。
「でも魔素は屋内でも変わらなさそうだな、さっき何か言っていたけど手はあるのか?」
「そうじゃな、この屋敷にはびこっている魔素を全て追い出してみる!少しずつ元には戻るじゃろうがまぁ2~3日くらいなら持つじゃろう。じゃあ行くぞ」
アンナはそう言うと呪文らしきものを唱え始めた。そして目の前の空間に何やら球体のようなものが現れたかと思うとそこから空気があふれ出した。
「少しの間窓を開けてくれ。この部屋の空気を全て入れ替える」
1分程たち、魔法を終了させ、部屋は再び静けさを取り戻す。
「どうじゃ?魔素は減ったかの?」
『そうですね、具体的な数値を調べるのは時間がかかりますがザボワダの街くらいの濃度になっていそうです』
「十分だ。この調子で1部屋ずつやっていこう」
そして1部屋ずつ回っていってすべての部屋の清掃が完了する。
「それにしても・・・大きな館じゃの、思ったよりも疲れてしまったわ」
「本当、どんだけ金持ちなんだよお前の家は」
「いや~、褒められると照れますね」
突っ込もうかとも思ったが予想以上に疲れてしまったのでこれ以上はやめにした。
「今日はゆっくり休むとしよう。ユカ、適当な部屋を案内してくれ」
「うーん、私の部屋はわかるけど他の部屋はあまり詳しくないのよね。適当に使って」
おいおい、本物じゃねぇか。ちょっとユカに対する見方が変わってしまったかもしれない。
「じゃあ適当に使えそうな部屋を探すけどあまり離れるのも危険そうだから部屋だけは教えてくれ」
おそらく安全ではあろうが断言はできない。そのためにできることはやっておかないと。
ユカの部屋を把握したので俺とアンナは休むのに使えそうな部屋を探していた。ユカ曰くどこでも使っていいよとのことだが部屋数が多すぎるだけに逆に困ってしまっていた。
どうにか部屋を決めた俺はその部屋のベッドへと倒れこんだ。
(結局街の人達がいなくなったのはなんでなんだろうなぁ。魔素に長時間当てられると何か起きるってことなのかな)
『その推測は中々興味深いですね。街の人が失踪していることの説明もつけそうに思います』
そうなのかな・・・いや今は眠い。今日も色々あったな・・・
眠気に抗うことができず、深い眠りへとついた。
ユカの屋敷に向かっている最中にアンデレが急に話しかけてくる。こういう何もない道中で話しかけられることは珍しいので少し驚いた。
(どうした?急を要することか?)
『ある意味ではそうですね。貴方には関係の無い話ですがお連れの2人には深刻な問題ともいえます』
(俺だけ違うってことは・・・やっぱり魔素のことか?)
『そうです。魔素の濃度が人体に影響を与えるレベルに達しています。長期間この街に滞在した場合何かしらの悪影響が推測されます』
(長期間ってどれくらいだ?)
『具体的にはわかりませんが今日一泊するくらいなら大丈夫でしょうとしか言えません』
(うーん、それに気づいたのがさっきってことか、お前でも魔素の濃度はすぐにわかるわけじゃないんだな)
『私でも万能ではありません。それにいますることはこのことをお二人に伝えて対策を考えるべきなのでは?』
確かにそうだ。俺としたことがやってしまった。
「なぁ、2人は何ともないのか?」
「うーん、そうね。この街に来た辺りから少しずつ苦しくなってきているような・・・気のせいかなって思ってたけど」
「なんと、お主もか?我もそう感じていたのじゃ」
「実は魔素の濃度が人体に影響が出るレベルまで上がっているらしいんだ。このままこの街に留まるのは危険って・・・」
「お主のスキルが言っておったんじゃな」
「・・・そういうことです」
「なるほどな、原因が分かれば手を打つことは可能かもしれん。ユカの屋敷へ急ぐぞ」
ユカは素早く頷き、屋敷への歩を速めた。そして10分くらい歩き屋敷に到着した。
「・・・やっぱり誰もいなさそうね。鍵もかかっていないしこの街には誰もいないって考えて良さそうね」
各部屋を見回り、誰もいないことを確認した俺達は鍵を閉め、一先ず安息の地を得る。
「でも魔素は屋内でも変わらなさそうだな、さっき何か言っていたけど手はあるのか?」
「そうじゃな、この屋敷にはびこっている魔素を全て追い出してみる!少しずつ元には戻るじゃろうがまぁ2~3日くらいなら持つじゃろう。じゃあ行くぞ」
アンナはそう言うと呪文らしきものを唱え始めた。そして目の前の空間に何やら球体のようなものが現れたかと思うとそこから空気があふれ出した。
「少しの間窓を開けてくれ。この部屋の空気を全て入れ替える」
1分程たち、魔法を終了させ、部屋は再び静けさを取り戻す。
「どうじゃ?魔素は減ったかの?」
『そうですね、具体的な数値を調べるのは時間がかかりますがザボワダの街くらいの濃度になっていそうです』
「十分だ。この調子で1部屋ずつやっていこう」
そして1部屋ずつ回っていってすべての部屋の清掃が完了する。
「それにしても・・・大きな館じゃの、思ったよりも疲れてしまったわ」
「本当、どんだけ金持ちなんだよお前の家は」
「いや~、褒められると照れますね」
突っ込もうかとも思ったが予想以上に疲れてしまったのでこれ以上はやめにした。
「今日はゆっくり休むとしよう。ユカ、適当な部屋を案内してくれ」
「うーん、私の部屋はわかるけど他の部屋はあまり詳しくないのよね。適当に使って」
おいおい、本物じゃねぇか。ちょっとユカに対する見方が変わってしまったかもしれない。
「じゃあ適当に使えそうな部屋を探すけどあまり離れるのも危険そうだから部屋だけは教えてくれ」
おそらく安全ではあろうが断言はできない。そのためにできることはやっておかないと。
ユカの部屋を把握したので俺とアンナは休むのに使えそうな部屋を探していた。ユカ曰くどこでも使っていいよとのことだが部屋数が多すぎるだけに逆に困ってしまっていた。
どうにか部屋を決めた俺はその部屋のベッドへと倒れこんだ。
(結局街の人達がいなくなったのはなんでなんだろうなぁ。魔素に長時間当てられると何か起きるってことなのかな)
『その推測は中々興味深いですね。街の人が失踪していることの説明もつけそうに思います』
そうなのかな・・・いや今は眠い。今日も色々あったな・・・
眠気に抗うことができず、深い眠りへとついた。
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