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◇エンディング◆
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……。
屋敷に戻るか戻らないか迷っているうちに日が暮れて、
街を歩いていたオデットの背にユーグの声がかかった。
「オデット!」
「あ……ユーグ」
「どうした暗い顔して。ってより、帰らなくていいのか? あのおっかない副団長になにされるかわからねえぞ」
「……わからないんです」
オデットはうつむいたまま、ユーグにこたえる。
「私、どうしたらいいのでしょう……」
「……あー、なんだ、まあ、久々に一杯飲むか?」
「げこなの、知っているでしょう」
「おまえはジュースでも飲めばいい」
しばし迷ったが、オデットは頷いてユーグのあとにつづいた。
だが、そこで少々困ったことになるのだった。
ジュースを頼んだはずなのに、酒をだされたオデットが酔ってユーグに抱きついている。
「……オデット、しっかりしろ」
「わたし、ずっとランヴァルドさまのことがすきで、でもランヴァルドさまはねえさんがすきで……。
それなのに、ランヴァルドさまはわたしがすきだって、うそをつくのですよ」
こんな姿、ランヴァルドに見られたらどうなるだろう。
故意にケガをさせるようなひとでも、そんな下手な腕前でもないが、
さすがにしばかれるかもしれないとユーグは考える。
それでも、幸せを感じてしまう自分に少々あきれてもいた。
オデットだって、どうなるか分からないのに。
「ほんとうだったらうれしいのです、でも、でも……」
ぐすぐすと泣きながら、オデットはユーグの胸に頬をすりよせる。
昔からこうなので、オデットは飲酒をさけているのだが。
とくに婚約してからは、誰とも飲んでいないはずだ。
「うそだったら、わたし、きっとたえられないです」
「……あー」
ユーグはユーグで胸が痛む。
ずっと片思いをしていた幼馴染は旦那にしか興味がないらしい。
まだチャンスはあるかと思ったが、どうやらなさそうだ。
諦めきれずにはいるのだが。
「ランヴァルドさまがすきなのです、あいしているのです、ずっといっしょにいたいのです。
だけどねえさんをすきなら、わたし、もうはなれようと、おもって……
ぐす……ユーグが旦那様だったら、こんなになやまなかったでしょうに」
「おい、いま失礼なこと言ったろ」
ユーグに抱きついていたオデットの身体がきゅうにはなれる。
驚いて見あげた先には、ひどく冷めた形相のランヴァルドがいた。
「ずいぶんと仲がよさそうだね、なんの話をしていたのか教えてくれないか?」
「心配しなくても、どれだけあんたが好きかって愚痴を聞かされてただけですよ」
「……ほう?」
ランヴァルドの青い瞳が興味深そうにオデットを見る。
抱きあげられた彼女はうとうとと舟を漕ぎながらランヴァルドの首に抱きつく。
「――ランヴァルドさま?」
「むかえにきたよオデット、ずいぶんと帰りが遅かったからね」
「ごめんなひゃい……」
「いいよ。あとでたっぷりとしつけてあげるから」
すぐそばでのろけられて、ユーグは眉間にしわを寄せた。
朝まで飲んで帰ろうと決意する。
……。
ランヴァルドに抱えられて屋敷に戻り、寝室のベッドにおろされたオデットは紫色の瞳を熱っぽく染めて、
彼を見あげて言葉を紡ぐ。
「ランヴァルドさま、わたし、あなたのことがだいすきです」
「――ああ」
素直すぎるオデットに驚きながらも、ランヴァルドは動揺をかくして返事をする。
「あいしているんです、だから、ねえさんじゃなくて、わたしをすきになってください」
オデットはふらふらとしながらもベッドに膝立ちになり、ランヴァルドの首にだきついて
自ら唇にキスをする。
「……。オデット、私が愛しているのはきみだよ」
「――」
彼女の紫色の瞳がじっとランヴァルドを見つめる。
「たしかに、最初はアンネリースに恋をした、それは認めよう。
だが私はもう十年近く、君に想いを寄せている」
「……ほんと、れすか?」
舌ったらずな口調で、オデットが言う。
その瞳には疑心があった。
「ああ、戦いにあって背を預けることができるきみを誰より信頼している。
何度もきみとは死線をくぐりぬけてきた、そのつど、私はきっときみに惹かれていた」
「……わたし、ねえさんみたいに美人でも、清楚でもないです。
髪だって、茶色ですし、目だって、青じゃありません」
「きみはなにを言っているんだ、私はきみの髪が好きだし、きみのそのアメジストのような瞳が好きだ。
きみは充分魅力的な女性であるし、どれほど敵が多かったことか……」
「てき? なにかあったのれすか?」
「あぁ、すまない、それはいいんだ」
事実だ。
オデットは無自覚だったが、なにも彼女を狙っていたのはユーグだけではない。
「とにかく私が愛しているのはきみで、アンネリースではない。
好きでもない女性を抱くほど軽薄な男だと思っているのかい?」
「……だって、政略結婚、ですから」
「きみを指名したのが私でもかい?」
「――え」
オデットはぱちぱちとまばたきをして、ランヴァルドを見つめる。
彼が自分を指名した?
「両親はアンネリースにすべきだと言ったよ、でも私は誰がなんと言おうときみが良かった」
「……ほんとうですか?」
今日のオデットは小動物のようだとランヴァルドは思った。
小さく首を傾げる姿を愛らしく感じ、その細い身体を抱きしめる。
「嘘なんてついていないよ、きみはそういうのを見分けるのが得意のはずだろう?」
「……」
オデットは瞳を閉じて、ランヴァルドの頬にキスをする。
「すき、すきです……ランヴァルドさま、だれよりあなたがいちばんすき」
「今日のきみはずいぶんかわいらしいことを言うね、オデット」
すこしの気恥ずかしさを感じながらも、それ以上の幸福感にランヴァルドはきつくオデットを抱きしめる。
普段からこれくらい素直に表現してくれたなら、どれほど毎日が幸せだろうか。
きっと酔いがさめれば、オデットはいつもどおりランヴァルドに距離をおくのだろう。
「ランヴァルドさま、わたし、しあわせです……とても、しあわせ」
「――そうか」
うれしさから、オデットの唇にキスをした。
「……だけどね、オデット。私はさっきのことを許していないよ?」
「ふあ?」
首を傾げるオデットに、ランヴァルドは微笑んで言う。
「酒場でユーグに抱きついていただろう? まさかきみ、酔うといつもああしていたのではないだろうね?
彼には手料理もふるまってあげるようだし、それに、感謝祭のお菓子もあげていたとか?
私は一度もきみの手料理を口にしたことはないし、お菓子を貰ったこともない」
酔っていても危機感をおぼえたのか、はなれようとするオデットをベッドに押し倒す。
「分かるよねオデット、おしおきだ」
「――は、はひ?」
――……。
それから数ヵ月が経った頃。
「納っ得いかないわ」
アーノルト伯爵邸にやってきたアンネリースは、客間で紅茶を一口飲んだあと、不機嫌そうに言った。
「伯母になるのがかい?」
ランヴァルドの言葉に、アンネリースの口もとがひくつく。
「それは嫌じゃないわよ! オデットの子ですものきっと可愛いわ、だけどあなたがあの子の隣で添い遂げるのだと思うと納得がいかないのよ……まぁ、オデット自身があなたを選んだのだから、もうこれ以上邪魔はしないけれどね」
「それはなにより。オデットに悲しい顔をしてほしくはないからね」
にこにこと微笑んで言うランヴァルドに、アンネリースはいやいやそうに表情をゆがめた。
しかしそれも、ノックのあとにオデットが顔をのぞかせると一瞬で切り替わる。
「すみません。ねえさん、遅くなってしまいましたっ」
「まぁ、オデット! だいじょうぶよ、そんなこと気にしないで?」
雰囲気も、声音すらも変わったアンネリースに、ランヴァルドはさすがだと思いながら席をたち、オデットに近づく。
「オデット、きみこそ、身体にきをつけなくてはいけないよ?」
「ふふっ、だいじょうぶですよ、分かっています」
こつんと額をあわせてそう言うランヴァルドに、微笑むオデット。
アンネリースは美しい微笑みのまま、オデットに見えないようにギリギリと拳を握っていた。
だが、幸せそうな二人を見て小さく息を吐き、心の片隅で祝福したのだった。
――オデットは現在、双子を身籠っている。
今の彼女は騎士ではなく、ランヴァルドの妻としての責任を果たしていた。
ランヴァルドは騎士団に残り、今も副団長としての責務を果たしている。
「オデット、身体の具合はどうなの? わたくしはあなたのことが心配だわ」
アンネリースの言葉に、オデットは微笑んで告げる。
「だいじょうぶですよ、ねえさん。つらければ、きちんと休みますから」
「そう。ふふっ、でも楽しみね、あなたの子だもの、きっと可愛いわ」
あえて、「あなたたちの」とは言わなかった。
たしかにオデットを任せることにはしたが、なにもランヴァルドを認めたわけではない。
「幸せにね、オデット」
アンネリースは微笑んで、彼女を祝福した。
屋敷に戻るか戻らないか迷っているうちに日が暮れて、
街を歩いていたオデットの背にユーグの声がかかった。
「オデット!」
「あ……ユーグ」
「どうした暗い顔して。ってより、帰らなくていいのか? あのおっかない副団長になにされるかわからねえぞ」
「……わからないんです」
オデットはうつむいたまま、ユーグにこたえる。
「私、どうしたらいいのでしょう……」
「……あー、なんだ、まあ、久々に一杯飲むか?」
「げこなの、知っているでしょう」
「おまえはジュースでも飲めばいい」
しばし迷ったが、オデットは頷いてユーグのあとにつづいた。
だが、そこで少々困ったことになるのだった。
ジュースを頼んだはずなのに、酒をだされたオデットが酔ってユーグに抱きついている。
「……オデット、しっかりしろ」
「わたし、ずっとランヴァルドさまのことがすきで、でもランヴァルドさまはねえさんがすきで……。
それなのに、ランヴァルドさまはわたしがすきだって、うそをつくのですよ」
こんな姿、ランヴァルドに見られたらどうなるだろう。
故意にケガをさせるようなひとでも、そんな下手な腕前でもないが、
さすがにしばかれるかもしれないとユーグは考える。
それでも、幸せを感じてしまう自分に少々あきれてもいた。
オデットだって、どうなるか分からないのに。
「ほんとうだったらうれしいのです、でも、でも……」
ぐすぐすと泣きながら、オデットはユーグの胸に頬をすりよせる。
昔からこうなので、オデットは飲酒をさけているのだが。
とくに婚約してからは、誰とも飲んでいないはずだ。
「うそだったら、わたし、きっとたえられないです」
「……あー」
ユーグはユーグで胸が痛む。
ずっと片思いをしていた幼馴染は旦那にしか興味がないらしい。
まだチャンスはあるかと思ったが、どうやらなさそうだ。
諦めきれずにはいるのだが。
「ランヴァルドさまがすきなのです、あいしているのです、ずっといっしょにいたいのです。
だけどねえさんをすきなら、わたし、もうはなれようと、おもって……
ぐす……ユーグが旦那様だったら、こんなになやまなかったでしょうに」
「おい、いま失礼なこと言ったろ」
ユーグに抱きついていたオデットの身体がきゅうにはなれる。
驚いて見あげた先には、ひどく冷めた形相のランヴァルドがいた。
「ずいぶんと仲がよさそうだね、なんの話をしていたのか教えてくれないか?」
「心配しなくても、どれだけあんたが好きかって愚痴を聞かされてただけですよ」
「……ほう?」
ランヴァルドの青い瞳が興味深そうにオデットを見る。
抱きあげられた彼女はうとうとと舟を漕ぎながらランヴァルドの首に抱きつく。
「――ランヴァルドさま?」
「むかえにきたよオデット、ずいぶんと帰りが遅かったからね」
「ごめんなひゃい……」
「いいよ。あとでたっぷりとしつけてあげるから」
すぐそばでのろけられて、ユーグは眉間にしわを寄せた。
朝まで飲んで帰ろうと決意する。
……。
ランヴァルドに抱えられて屋敷に戻り、寝室のベッドにおろされたオデットは紫色の瞳を熱っぽく染めて、
彼を見あげて言葉を紡ぐ。
「ランヴァルドさま、わたし、あなたのことがだいすきです」
「――ああ」
素直すぎるオデットに驚きながらも、ランヴァルドは動揺をかくして返事をする。
「あいしているんです、だから、ねえさんじゃなくて、わたしをすきになってください」
オデットはふらふらとしながらもベッドに膝立ちになり、ランヴァルドの首にだきついて
自ら唇にキスをする。
「……。オデット、私が愛しているのはきみだよ」
「――」
彼女の紫色の瞳がじっとランヴァルドを見つめる。
「たしかに、最初はアンネリースに恋をした、それは認めよう。
だが私はもう十年近く、君に想いを寄せている」
「……ほんと、れすか?」
舌ったらずな口調で、オデットが言う。
その瞳には疑心があった。
「ああ、戦いにあって背を預けることができるきみを誰より信頼している。
何度もきみとは死線をくぐりぬけてきた、そのつど、私はきっときみに惹かれていた」
「……わたし、ねえさんみたいに美人でも、清楚でもないです。
髪だって、茶色ですし、目だって、青じゃありません」
「きみはなにを言っているんだ、私はきみの髪が好きだし、きみのそのアメジストのような瞳が好きだ。
きみは充分魅力的な女性であるし、どれほど敵が多かったことか……」
「てき? なにかあったのれすか?」
「あぁ、すまない、それはいいんだ」
事実だ。
オデットは無自覚だったが、なにも彼女を狙っていたのはユーグだけではない。
「とにかく私が愛しているのはきみで、アンネリースではない。
好きでもない女性を抱くほど軽薄な男だと思っているのかい?」
「……だって、政略結婚、ですから」
「きみを指名したのが私でもかい?」
「――え」
オデットはぱちぱちとまばたきをして、ランヴァルドを見つめる。
彼が自分を指名した?
「両親はアンネリースにすべきだと言ったよ、でも私は誰がなんと言おうときみが良かった」
「……ほんとうですか?」
今日のオデットは小動物のようだとランヴァルドは思った。
小さく首を傾げる姿を愛らしく感じ、その細い身体を抱きしめる。
「嘘なんてついていないよ、きみはそういうのを見分けるのが得意のはずだろう?」
「……」
オデットは瞳を閉じて、ランヴァルドの頬にキスをする。
「すき、すきです……ランヴァルドさま、だれよりあなたがいちばんすき」
「今日のきみはずいぶんかわいらしいことを言うね、オデット」
すこしの気恥ずかしさを感じながらも、それ以上の幸福感にランヴァルドはきつくオデットを抱きしめる。
普段からこれくらい素直に表現してくれたなら、どれほど毎日が幸せだろうか。
きっと酔いがさめれば、オデットはいつもどおりランヴァルドに距離をおくのだろう。
「ランヴァルドさま、わたし、しあわせです……とても、しあわせ」
「――そうか」
うれしさから、オデットの唇にキスをした。
「……だけどね、オデット。私はさっきのことを許していないよ?」
「ふあ?」
首を傾げるオデットに、ランヴァルドは微笑んで言う。
「酒場でユーグに抱きついていただろう? まさかきみ、酔うといつもああしていたのではないだろうね?
彼には手料理もふるまってあげるようだし、それに、感謝祭のお菓子もあげていたとか?
私は一度もきみの手料理を口にしたことはないし、お菓子を貰ったこともない」
酔っていても危機感をおぼえたのか、はなれようとするオデットをベッドに押し倒す。
「分かるよねオデット、おしおきだ」
「――は、はひ?」
――……。
それから数ヵ月が経った頃。
「納っ得いかないわ」
アーノルト伯爵邸にやってきたアンネリースは、客間で紅茶を一口飲んだあと、不機嫌そうに言った。
「伯母になるのがかい?」
ランヴァルドの言葉に、アンネリースの口もとがひくつく。
「それは嫌じゃないわよ! オデットの子ですものきっと可愛いわ、だけどあなたがあの子の隣で添い遂げるのだと思うと納得がいかないのよ……まぁ、オデット自身があなたを選んだのだから、もうこれ以上邪魔はしないけれどね」
「それはなにより。オデットに悲しい顔をしてほしくはないからね」
にこにこと微笑んで言うランヴァルドに、アンネリースはいやいやそうに表情をゆがめた。
しかしそれも、ノックのあとにオデットが顔をのぞかせると一瞬で切り替わる。
「すみません。ねえさん、遅くなってしまいましたっ」
「まぁ、オデット! だいじょうぶよ、そんなこと気にしないで?」
雰囲気も、声音すらも変わったアンネリースに、ランヴァルドはさすがだと思いながら席をたち、オデットに近づく。
「オデット、きみこそ、身体にきをつけなくてはいけないよ?」
「ふふっ、だいじょうぶですよ、分かっています」
こつんと額をあわせてそう言うランヴァルドに、微笑むオデット。
アンネリースは美しい微笑みのまま、オデットに見えないようにギリギリと拳を握っていた。
だが、幸せそうな二人を見て小さく息を吐き、心の片隅で祝福したのだった。
――オデットは現在、双子を身籠っている。
今の彼女は騎士ではなく、ランヴァルドの妻としての責任を果たしていた。
ランヴァルドは騎士団に残り、今も副団長としての責務を果たしている。
「オデット、身体の具合はどうなの? わたくしはあなたのことが心配だわ」
アンネリースの言葉に、オデットは微笑んで告げる。
「だいじょうぶですよ、ねえさん。つらければ、きちんと休みますから」
「そう。ふふっ、でも楽しみね、あなたの子だもの、きっと可愛いわ」
あえて、「あなたたちの」とは言わなかった。
たしかにオデットを任せることにはしたが、なにもランヴァルドを認めたわけではない。
「幸せにね、オデット」
アンネリースは微笑んで、彼女を祝福した。
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