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(二)‐4
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「絶対それ、ダマされてるよ」
水上咲良と会った一週間後、再び新津と居酒屋に来ていた。水上と会った翌日に新津に電話して報告と言うほどではないが、話しておきたかったのだ。すぐにでも話したかったのだが、「今週の平日は女子会があるから無理。週末は年下の彼とデートだし。来週でいい?」ということで、今日になったのだった。
そして水上咲良と会ったことを話して開口一番に出た新津のセリフがそれだった。
「そうか?」
「そうよ! 借金背負ったところまでは本当だとしても、結局あんたの金をアテにしているんじゃないの」
「おいおい、人が悪いなあ」
「涙を流しながら聞かされたんじゃ、そりゃ信じるのも無理はないか。男はバカだもんね」
「バカなのは……、まあ認めるけど。でも、そんな感じじゃなかったぞ」
「演技よ演技。演技に決まってるでしょう、女はね、演技できるのよ。いざとなれば好きな男のために寝られるのよ、女って」
「そういうものなのか」
「そうよ。私の見立てじゃ、悪い男に捕まって金を貢がされてるわね、きっと」
「そんなぁ……」
(続く)
水上咲良と会った一週間後、再び新津と居酒屋に来ていた。水上と会った翌日に新津に電話して報告と言うほどではないが、話しておきたかったのだ。すぐにでも話したかったのだが、「今週の平日は女子会があるから無理。週末は年下の彼とデートだし。来週でいい?」ということで、今日になったのだった。
そして水上咲良と会ったことを話して開口一番に出た新津のセリフがそれだった。
「そうか?」
「そうよ! 借金背負ったところまでは本当だとしても、結局あんたの金をアテにしているんじゃないの」
「おいおい、人が悪いなあ」
「涙を流しながら聞かされたんじゃ、そりゃ信じるのも無理はないか。男はバカだもんね」
「バカなのは……、まあ認めるけど。でも、そんな感じじゃなかったぞ」
「演技よ演技。演技に決まってるでしょう、女はね、演技できるのよ。いざとなれば好きな男のために寝られるのよ、女って」
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