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No.20
しおりを挟む落ち着いたパメラ様と俺は二人でベットに座っている。
「パメラ様大丈夫ですか?落ち着きましたか?」
俺は優しく話し掛けた。
「ねぇラグー、本当に覚えてないの?」
「先程も言いましたが僕は病で記憶を失っているんです」
パメラ様は悲しい顔をして「そっ」と言った。
どうしてパメラ様が悲しい顔をしているかは分からない。でも俺になる前のラグーと何かあったのだけは分かる。
「パメラ様、僕は記憶を失ってます。だからパメラ様と僕の間に何が会ったのかは分かりません。なので聞かせてくれませんか?」
パメラ様は一瞬口角をピクンと動かしたが口を開いた。
「約束したの」
「約束?」
「そう、約束よ、ラグー覚えてない?」
約束と言われても身に覚えは無い。
でもただでさえ俺に先は無いのに、パメラ様と約束したのなら守らない選択肢は無い。なので約束は守るとちゃんと伝えよう。
「すいません、覚えていません。でもパメラ様と約束したなら僕は守ります」
その瞬間パメラ様は満面の笑みを浮かべた。
「本当に!本当に本当?」
嬉しそうに俺に顔を近づけるパメラ様は本当に可愛かった。でも顔が近い。
「パパメラ様、可愛いお顔が近すぎて照れてしまいます」
「可愛いって言ってくれた」
顔を赤らめてボソボソと呟くパメラ様。
俺はロリコンでは無い。でもパメラ様ならロリコンと呼ばれてもいいと思ってしまう。
「ならラグーは私の婚約者ね」
なんだと?約束を守ると言ってこの返答と言う事はラグーはパメラ様と婚約者になる約束でもしてたのか?でも俺は平民、貴族と婚約者になるには壁が高過ぎると思うけどどうなんだろう。
「約束って僕と婚約者の約束をしたと言う事ですか?その前に僕は平民ですよ?」
「約束は婚約者の事で間違いないわ、後デリー公爵家は家柄よりも能力重視だからなんの問題もないよ」
約束は婚約者で間違いないか。
でも能力なんてどうやって分かるのだろう
「平民でも問題無い事は分かりました。でも能力はどうやって確かめるのですか?」
「デリー公爵の血を引く者は能力が有る者を見れば分かるの」
「それはどうやってですか?」
「それは秘密よ」
なるほど秘密か。
公爵家ともなればそうゆう能力が合っても不思議ではない。のか?俺は原作者だけどそんな能力は知らない。その辺りは余り考えないでおこう。
「最後に、パメラ様の婚約者に僕がなったとしてもハリス様の事があります。それはどうなるのでしょう?」
「問題ないわ、私のスキルが有れば全て上手くいくから」
なんのスキルかは分からないけど俺が知らないスキルでもあるのだろうか?
俺が知らないのだからあまり期待はしない方がいいだろう。それにしても気が重い。
「なんでそんな顔してるのよ。泥船に乗った気持ちで安心してよ」
不安が顔に出ていた俺にそう言って胸を張るパメラ様に泥船じゃ沈みますよと思ったがつっこまなかった。
「それじゃラグー明日、楽しみにしてて」
俺に笑顔を見せパメラ様は部屋から出ていた。
「はぁー」
息を吐いた俺は疲れた。
一生分の体力を使った気がする。
そして日課の魔力操作もしないで眠りについた。
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