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1、三人のSランク冒険者
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「おりゃあ!!」
遠くまで響き渡る大声を上げながら、大きな両手剣でワイバーンの翼を叩き切ったのはエドガー。彼はこの国に三人しかいないSランク冒険者のうちの一人だ。
今彼がいるのは深淵の森と呼ばれる場所で、凶悪な魔物が多く住み着き、基本的に人は立ち入り禁止となっている。なぜ彼がそんな森にいるのか……そう、彼は強いからである。それも人間離れした強さだ。
Sランク冒険者とは一人で軍隊一つにも匹敵するような強さを持つ者に送られる証で、国王によって認定され、その地位は貴族の爵位である伯爵位に相当すると言われている。
「エドガー君、久しぶり~!」
「おう、ニックじゃねぇか! 随分と久しぶりだな」
「エドガー、君の戦い方はいつ見ても豪快だな」
「アーネストもいるのか! もう三年振りか?」
基本的には立ち入り禁止の森に、何故かエドガーの他に二人も人間がいるようだ。その名はニックとアーネスト。二人ともこの国のSランク冒険者である。
エドガーはワイバーンの翼を叩き切り木の幹に着地していたが、二人の存在に気付きそこから飛び降りた。高さ十メートルはある場所だったはずなのに、まるで椅子から降りるぐらいの気負わなさで落下していく。
そして何事もなかったかのように身軽に着地をすると、巻き上がった砂をニックが風魔法で綺麗にし、三人はやっと地上で顔を合わせた。
「お前らなんでこんなところにいるんだ? 王宮に呼ばれてるよな」
「それを言ったらエドガーもだろう? 何故深淵の森にいるんだ」
「そんなの決まってるじゃねぇか。王都に行くときは必ず深淵の森で魔物を倒してからって決めてんだ。ここは王都から近いからな」
エドガーはそう言いながら、両手剣を背中の鞘にしまった。常人では持ち上げることも難しそうな大きな両手剣を、まるで重さなど感じていないように扱う。
「エドガーらしい。私はこの新しいレイピアの腕試しをするためだ。見てくれこの輝きを。これはアダマンタイトにオリハルコン、それから魔石を混ぜて作られたレイピアなんだ。しなやかでありながら折れることはない。しかし軟弱でもなく硬い敵をも貫く。素晴らしいレイピアだろう?」
アーネストは自慢げにレイピアを見せながら、後ろに縛ってある長い金髪を払った。アーネストは碧眼に金髪を後ろで一つに纏めた外見で、どこぞの王子様というような出で立ちだ。
「確かに凄く輝いてるね。カッコいいよ!」
「ニック分かってくれるかい? そういえば君の杖も変わったかな」
「そうなんだ! これは海龍の髭を触媒にして作った杖なんだけど、今までのものより魔力消費効率が二倍にも上がってるんだよ」
「それは素晴らしい。それにその青い見た目もいいね。ニックによく似合っている」
「へへっ、ありがとう」
ニックは黒髪に黒目で小柄な少年だ。他の二人が背が高いのでより一層小さく見える。特にエドガーなんて背が高いだけでなくガタイもいいので、隣に並ぶと親子のようだ。
エドガーは赤髪に赤い瞳だから色味は違うが、この世界では親子で色味が違うのは珍しくない。
「お前達はよくそこまで武器にこだわれるよな。俺はとにかく頑丈な武器ならなんでもいい」
「それはお前の野蛮な戦い方あってこそだろう? お前は身体強化を無理やり剣にまでかけて、とにかく腕力で相手を叩き潰すじゃないか。あれではどんな武器でも変わらない。私は常々剣ではなく、ただの鉄の塊でいいのではないかと思っている」
「確かに……それもありだな!」
「はぁ~、今のは嫌味だったのだけどね」
「アーネスト君、エドガー君に嫌味は通じないよ」
「そうみたいだよ」
こうして会話だけを聞いていると呑気に話をしているように聞こえるが、側から見たらそんな会話が為されているとは到底考えられない。何故なら今、この三人はビッグベアの群れに襲われているからだ。
ビックベアとは体長が五メートルほどの大きな熊型の魔物で、火魔法と風魔法を使ってくる。
三人はそんな魔物に対してこんな呑気な会話をしつつ、近づいてきたものはアーネストがレイピアで急所を一突き、魔法を使ってきたものにはニックが魔法で相殺しつつ相手を倒し、突進してきたものはエドガーが大剣で力任せに薙ぎ払いと群れを圧倒している。
素晴らしい連携プレーだ。もう何十年も一緒に戦ってきたのかと思うほどに息が合っている。先ほど三年振りと言っていたのが信じられない連携だ。
「さっきから倒しても倒しても湧いてきやがって、せっかく旧友との再会を楽しんでたのによ」
「本当だよね。エドガー君とアーネスト君と話すのを楽しんでるのに、ここら一帯を吹き飛ばそうか」
ニックが無邪気な笑顔を浮かべてそう言って、杖を頭上に掲げてトリガーワードを口にした。
この世界の魔法は本来、詠唱を唱えてからトリガーワードを口にすると発動するのだが、熟練の魔法使いになると詠唱を短縮できたり破棄できるようになる。本来はこんなあどけない少年にできることではないのだが……
『バリア。ファイヤーストーム』
――それから数秒後、三人の半径五百メートルほどの範囲は完全な荒野になった。魔物はもちろんのこと、植物も全て燃やし尽くされている。しかし三人が立っている場所だけはバリアで無事だ。
「ニックの魔法はいつ見ても凄いな」
「えへへっ、ありがと」
「静かになったし周りがよく見えて最高だな。景色もいいぜ。ニックありがとよ」
「うん!」
こんなにも広範囲の自然破壊魔法を見て、素直に賞賛して景色が良くなったなどと呑気なことを言うのはこの二人だけだ。もしこの光景を他の冒険者や国の関係者が見ていたら、即座に上に報告をする案件だろう。
「深淵の森では遠慮せずに魔法を使っていいって言われてるから、ここにいると楽しいよ」
「分かるぜ! 他の場所では力を抑えてくれって言われるからな」
「私もこの森が一番好きだな。周りの者のことを考えなくてもいい」
Sランク冒険者の力はあまりにも強すぎて、国はその力の使用を制限しているのだ。その代わりに深淵の森の中でならば自由に力を振るって良いことになっている。
この森は魔素が濃く強い魔物が絶えず生まれていて、さらに植物も魔素によってすぐに育つ。この半径五百メートルの荒地も、一ヶ月後には元の姿に戻っているだろう。
「じゃあせっかく会ったんだし、一緒に王宮に行くか?」
「そうだな。では向かおう」
「うん! 二人と一緒に行けるなんて嬉しいよ」
そんな会話をして三人は深淵の森の中を駆け抜けて行く。その場所は深淵の森の中でも最深部と呼ばれる場所、普通の人間ならばすぐにでも魔物の餌となってしまうだろう。しかし三人はまるで普通の森の中を走るかのように、どこか楽しそうに進んでいく。
当然魔物の襲撃は絶えずあるが、その全てを一撃で倒して全く減速することなく三人は走る。
そうして数時間後には深淵の森を抜け、三人は王都に向かった。
遠くまで響き渡る大声を上げながら、大きな両手剣でワイバーンの翼を叩き切ったのはエドガー。彼はこの国に三人しかいないSランク冒険者のうちの一人だ。
今彼がいるのは深淵の森と呼ばれる場所で、凶悪な魔物が多く住み着き、基本的に人は立ち入り禁止となっている。なぜ彼がそんな森にいるのか……そう、彼は強いからである。それも人間離れした強さだ。
Sランク冒険者とは一人で軍隊一つにも匹敵するような強さを持つ者に送られる証で、国王によって認定され、その地位は貴族の爵位である伯爵位に相当すると言われている。
「エドガー君、久しぶり~!」
「おう、ニックじゃねぇか! 随分と久しぶりだな」
「エドガー、君の戦い方はいつ見ても豪快だな」
「アーネストもいるのか! もう三年振りか?」
基本的には立ち入り禁止の森に、何故かエドガーの他に二人も人間がいるようだ。その名はニックとアーネスト。二人ともこの国のSランク冒険者である。
エドガーはワイバーンの翼を叩き切り木の幹に着地していたが、二人の存在に気付きそこから飛び降りた。高さ十メートルはある場所だったはずなのに、まるで椅子から降りるぐらいの気負わなさで落下していく。
そして何事もなかったかのように身軽に着地をすると、巻き上がった砂をニックが風魔法で綺麗にし、三人はやっと地上で顔を合わせた。
「お前らなんでこんなところにいるんだ? 王宮に呼ばれてるよな」
「それを言ったらエドガーもだろう? 何故深淵の森にいるんだ」
「そんなの決まってるじゃねぇか。王都に行くときは必ず深淵の森で魔物を倒してからって決めてんだ。ここは王都から近いからな」
エドガーはそう言いながら、両手剣を背中の鞘にしまった。常人では持ち上げることも難しそうな大きな両手剣を、まるで重さなど感じていないように扱う。
「エドガーらしい。私はこの新しいレイピアの腕試しをするためだ。見てくれこの輝きを。これはアダマンタイトにオリハルコン、それから魔石を混ぜて作られたレイピアなんだ。しなやかでありながら折れることはない。しかし軟弱でもなく硬い敵をも貫く。素晴らしいレイピアだろう?」
アーネストは自慢げにレイピアを見せながら、後ろに縛ってある長い金髪を払った。アーネストは碧眼に金髪を後ろで一つに纏めた外見で、どこぞの王子様というような出で立ちだ。
「確かに凄く輝いてるね。カッコいいよ!」
「ニック分かってくれるかい? そういえば君の杖も変わったかな」
「そうなんだ! これは海龍の髭を触媒にして作った杖なんだけど、今までのものより魔力消費効率が二倍にも上がってるんだよ」
「それは素晴らしい。それにその青い見た目もいいね。ニックによく似合っている」
「へへっ、ありがとう」
ニックは黒髪に黒目で小柄な少年だ。他の二人が背が高いのでより一層小さく見える。特にエドガーなんて背が高いだけでなくガタイもいいので、隣に並ぶと親子のようだ。
エドガーは赤髪に赤い瞳だから色味は違うが、この世界では親子で色味が違うのは珍しくない。
「お前達はよくそこまで武器にこだわれるよな。俺はとにかく頑丈な武器ならなんでもいい」
「それはお前の野蛮な戦い方あってこそだろう? お前は身体強化を無理やり剣にまでかけて、とにかく腕力で相手を叩き潰すじゃないか。あれではどんな武器でも変わらない。私は常々剣ではなく、ただの鉄の塊でいいのではないかと思っている」
「確かに……それもありだな!」
「はぁ~、今のは嫌味だったのだけどね」
「アーネスト君、エドガー君に嫌味は通じないよ」
「そうみたいだよ」
こうして会話だけを聞いていると呑気に話をしているように聞こえるが、側から見たらそんな会話が為されているとは到底考えられない。何故なら今、この三人はビッグベアの群れに襲われているからだ。
ビックベアとは体長が五メートルほどの大きな熊型の魔物で、火魔法と風魔法を使ってくる。
三人はそんな魔物に対してこんな呑気な会話をしつつ、近づいてきたものはアーネストがレイピアで急所を一突き、魔法を使ってきたものにはニックが魔法で相殺しつつ相手を倒し、突進してきたものはエドガーが大剣で力任せに薙ぎ払いと群れを圧倒している。
素晴らしい連携プレーだ。もう何十年も一緒に戦ってきたのかと思うほどに息が合っている。先ほど三年振りと言っていたのが信じられない連携だ。
「さっきから倒しても倒しても湧いてきやがって、せっかく旧友との再会を楽しんでたのによ」
「本当だよね。エドガー君とアーネスト君と話すのを楽しんでるのに、ここら一帯を吹き飛ばそうか」
ニックが無邪気な笑顔を浮かべてそう言って、杖を頭上に掲げてトリガーワードを口にした。
この世界の魔法は本来、詠唱を唱えてからトリガーワードを口にすると発動するのだが、熟練の魔法使いになると詠唱を短縮できたり破棄できるようになる。本来はこんなあどけない少年にできることではないのだが……
『バリア。ファイヤーストーム』
――それから数秒後、三人の半径五百メートルほどの範囲は完全な荒野になった。魔物はもちろんのこと、植物も全て燃やし尽くされている。しかし三人が立っている場所だけはバリアで無事だ。
「ニックの魔法はいつ見ても凄いな」
「えへへっ、ありがと」
「静かになったし周りがよく見えて最高だな。景色もいいぜ。ニックありがとよ」
「うん!」
こんなにも広範囲の自然破壊魔法を見て、素直に賞賛して景色が良くなったなどと呑気なことを言うのはこの二人だけだ。もしこの光景を他の冒険者や国の関係者が見ていたら、即座に上に報告をする案件だろう。
「深淵の森では遠慮せずに魔法を使っていいって言われてるから、ここにいると楽しいよ」
「分かるぜ! 他の場所では力を抑えてくれって言われるからな」
「私もこの森が一番好きだな。周りの者のことを考えなくてもいい」
Sランク冒険者の力はあまりにも強すぎて、国はその力の使用を制限しているのだ。その代わりに深淵の森の中でならば自由に力を振るって良いことになっている。
この森は魔素が濃く強い魔物が絶えず生まれていて、さらに植物も魔素によってすぐに育つ。この半径五百メートルの荒地も、一ヶ月後には元の姿に戻っているだろう。
「じゃあせっかく会ったんだし、一緒に王宮に行くか?」
「そうだな。では向かおう」
「うん! 二人と一緒に行けるなんて嬉しいよ」
そんな会話をして三人は深淵の森の中を駆け抜けて行く。その場所は深淵の森の中でも最深部と呼ばれる場所、普通の人間ならばすぐにでも魔物の餌となってしまうだろう。しかし三人はまるで普通の森の中を走るかのように、どこか楽しそうに進んでいく。
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