29 / 173
第一章 現状把握編
29、魔道具作り 後編
「フィリップ様、もしよろしければ製作過程の魔道具を見せていただけませんか?」
今は食堂で昼食を食べた帰り道だ。マティアス様が瞳を輝かせて俺の顔を覗き込んでいる。
「別に構いませんよ。ファビアン様もご覧になりますか?」
「良いのか?」
「もちろんです」
「ならば是非見てみたい」
「かしこまりました。では魔道具作製部屋に行きましょう」
部屋に着いて中に入ると、お二人は興味津々な様子で中を眺めている。この部屋は俺が主導で整えたから、どんなものが設置されているのか知らないのだろう。
「予想以上に色々なものがあるな」
「この棚に入っているものは……魔物素材ですか?」
「はい。王家で雇った冒険者の方にはミルネリスやエルノタ、それから魔鉱石の採取をお願いしているので、公爵家として雇った冒険者に頼んで集めたものです。今すぐに使うものではないのですが長期間保存可能ですし、現物があるとイメージしやすいので集めました」
魔道具はもちろん魔鉱石だけで成り立っているものもあるけれど、やっぱり様々な機構と併せて魔道具として成り立つものが多いので、その場合には魔物素材が役に立つのだ。
「見たことのないものばかりです」
「冒険者の方にも、いつもは捨てる部分だと首を傾げられました」
「有効活用できるものを今まで捨てていたなど、勿体ないことをしていたな。……お、これが魔法陣か?」
ファビアン様が作業机に置いてあった魔法陣に気づいたみたいだ。
「はい。先程調整して作り出したものです。そしてその隣にある紙が、実際に魔道具を設置する際の様子です」
「ふむ、石柱に嵌め込み隣に石造の机が必要なんだな」
「色々と考えてその形が一番良いだろうと結論付けました」
真剣に俺が書いた図解を見つめるファビアン様のところにマティアス様も合流して、二人で紙をじっと見つめる。
「このような形に……石工に石柱と机を注文しなくてはいけませんね」
「そうだな。フィリップ、この二つの正確な設計図を描けるか? 石工への注文は早い方が良いからな」
「もちろんです。……では今書いてしまいますね」
ハインツの時に設計図を描く機会も結構あったから、これほど単純なものならばすぐに描ける。俺は新しい紙を取り出して、さらさらっと設計図を描いた。そしてファビアン様に手渡す。
「これで大丈夫でしょうか?」
「……凄いな、こんなにすぐ描けるのか」
「寸法などは決まっていましたから」
「そうか……確かに受け取った。この二つの注文は任せておけ」
「よろしくお願いします」
そうしてファビアン様とマティアス様に魔道具作製部屋を案内して、お二人が執務室に戻ったところで俺も作業を再開した。
次の工程はついに魔法陣を彫るところだ。まずは自分の魔力で魔鉱石に魔法陣を描き、その上から鉄ペンで魔法陣の形に沿って彫っていく。この時に一番大切なのは、とにかく鉄ペンに魔力を注ぎ続けること。
魔力とはそのまま放出することも魔法陣に注ぎ込むことも、指先に魔力を集めて魔法陣を描くことも可能だけど、他にもできることがある。それが物質に魔力を送り込むことだ。水に魔力を入れれば魔力水になるように、他の物質にも魔力を送り込むことができる。
魔道具作製を成功させるには、魔鉱石に描いた魔法陣の魔力と同じものを、鉄ペンを通してずっと魔鉱石に注ぎ続けなければならない。それができていないと完璧な魔法陣を描いても、一切発動しないのだ。
ふぅ……俺は深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、先程自分で完成させた魔法陣を魔力で魔鉱石に描いた。よし、完璧に描けたはず。
この段階で実際に発動するのかを確認するために、窓から身を乗り出して魔法陣に魔力を注いだ。すると窓の外に水球が発生し、数秒後に地面に落下した。バシャッと水が地面に撒き散らされた音がする。
ちゃんと発動したみたいだ。それならば後は気合を入れて彫っていくだけ。俺は魔鉱石を固定板にしっかりと固定し、右手に鉄ペン左手に刷毛を持って瞳を瞑り、一度深呼吸をした後にカッと目を見開いて彫り作業を開始した。
ガリガリと右手で魔鉱石を削りながら、左手に持つ刷毛で削りかすを飛ばしていく。この作業が一番大変で時間がかかるのだ。そして魔道具作りで最も失敗が多いのがこの工程。
魔法陣が歪まないように、魔力供給を途切れさせないように。必死に作業を進める。
――それから数時間後。ついに魔法陣を彫り終えた!
後はこれが発動すれば成功だ。ここまで来て発動しなかった時の絶望感といったら……想像もしたくないほどだ。大丈夫、絶対に発動するはず。
俺は魔鉱石を左手に持ち窓の外に掲げ、酷使した疲れと発動するかどうかの緊張感によって震えている右手を魔法陣にかざし、意を決して魔力を注いだ。
すると数時間前と同じように水球が発生し、地面に水が落下した音が聞こえてくる。……大成功だ!
「よしっっ!!」
俺は無人の作業部屋で思わず叫んでしまうほどの達成感に包まれていた。本当に良かった、成功して良かった。
本当は飛び上がって喜びたい程だけど、安心した途端に襲ってきた疲労感に飲み込まれて椅子に深く腰掛ける。やっぱりフィリップの体で魔道具作製は辛い……子供の体って体力がないんだよね。
でもどうせなら最後まで作業してしまいたい。ここまで来たらもう少しだ。俺はさっと宙に魔法陣を描いて小さな桶を水で満たし、その中に魔鉱石を入れた。そして汚れを綺麗に洗い流して清潔な布で水気を拭き取る。
うん、汚れを洗い流してみても完璧な仕上がりだ。フィリップの体でもハインツの時のように体が動いてくれて良かった。綺麗になった魔鉱石を、これまた綺麗に汚れを洗い流した固定板に再度挟み込む。
最後の仕上げはミルネリスの花の蜜だ。ペン先ほどの注ぎ口が付いた水差しに蜜を入れ、彫った部分に均等になるように流し込んでいく。そして数分待機して、花の蜜が乾き定着したら完成だ。
俺は蜜が乾燥するところまでをしっかりと見届け、大きく息を吐いて背もたれに寄りかかった。やっぱり一日仕事だな。慣れてきて早く作れるようになったとしても、集中力が続かないから一日に一つ作るのが限度だろう。
……俺はこのまま寝たい気分のところをなんとか気合を入れて立ち上がり、作業机の上を適当に片付けた。そして窓をしっかりと閉めて鍵をかける。さらに部屋の外に出て、魔道具作製部屋の鍵もかけた。
この部屋の鍵の管理は俺とファビアン様がすることになっているのだ。基本的に他の人は立ち入り禁止で、掃除の時のみ俺達が立ち合いの下で使用人が入室する。
完成した魔道具を持って隣の執務室に入ると、ちょうど仕事が終わりになる時間だったのか、皆が片付けを始めているところだった。
今は食堂で昼食を食べた帰り道だ。マティアス様が瞳を輝かせて俺の顔を覗き込んでいる。
「別に構いませんよ。ファビアン様もご覧になりますか?」
「良いのか?」
「もちろんです」
「ならば是非見てみたい」
「かしこまりました。では魔道具作製部屋に行きましょう」
部屋に着いて中に入ると、お二人は興味津々な様子で中を眺めている。この部屋は俺が主導で整えたから、どんなものが設置されているのか知らないのだろう。
「予想以上に色々なものがあるな」
「この棚に入っているものは……魔物素材ですか?」
「はい。王家で雇った冒険者の方にはミルネリスやエルノタ、それから魔鉱石の採取をお願いしているので、公爵家として雇った冒険者に頼んで集めたものです。今すぐに使うものではないのですが長期間保存可能ですし、現物があるとイメージしやすいので集めました」
魔道具はもちろん魔鉱石だけで成り立っているものもあるけれど、やっぱり様々な機構と併せて魔道具として成り立つものが多いので、その場合には魔物素材が役に立つのだ。
「見たことのないものばかりです」
「冒険者の方にも、いつもは捨てる部分だと首を傾げられました」
「有効活用できるものを今まで捨てていたなど、勿体ないことをしていたな。……お、これが魔法陣か?」
ファビアン様が作業机に置いてあった魔法陣に気づいたみたいだ。
「はい。先程調整して作り出したものです。そしてその隣にある紙が、実際に魔道具を設置する際の様子です」
「ふむ、石柱に嵌め込み隣に石造の机が必要なんだな」
「色々と考えてその形が一番良いだろうと結論付けました」
真剣に俺が書いた図解を見つめるファビアン様のところにマティアス様も合流して、二人で紙をじっと見つめる。
「このような形に……石工に石柱と机を注文しなくてはいけませんね」
「そうだな。フィリップ、この二つの正確な設計図を描けるか? 石工への注文は早い方が良いからな」
「もちろんです。……では今書いてしまいますね」
ハインツの時に設計図を描く機会も結構あったから、これほど単純なものならばすぐに描ける。俺は新しい紙を取り出して、さらさらっと設計図を描いた。そしてファビアン様に手渡す。
「これで大丈夫でしょうか?」
「……凄いな、こんなにすぐ描けるのか」
「寸法などは決まっていましたから」
「そうか……確かに受け取った。この二つの注文は任せておけ」
「よろしくお願いします」
そうしてファビアン様とマティアス様に魔道具作製部屋を案内して、お二人が執務室に戻ったところで俺も作業を再開した。
次の工程はついに魔法陣を彫るところだ。まずは自分の魔力で魔鉱石に魔法陣を描き、その上から鉄ペンで魔法陣の形に沿って彫っていく。この時に一番大切なのは、とにかく鉄ペンに魔力を注ぎ続けること。
魔力とはそのまま放出することも魔法陣に注ぎ込むことも、指先に魔力を集めて魔法陣を描くことも可能だけど、他にもできることがある。それが物質に魔力を送り込むことだ。水に魔力を入れれば魔力水になるように、他の物質にも魔力を送り込むことができる。
魔道具作製を成功させるには、魔鉱石に描いた魔法陣の魔力と同じものを、鉄ペンを通してずっと魔鉱石に注ぎ続けなければならない。それができていないと完璧な魔法陣を描いても、一切発動しないのだ。
ふぅ……俺は深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、先程自分で完成させた魔法陣を魔力で魔鉱石に描いた。よし、完璧に描けたはず。
この段階で実際に発動するのかを確認するために、窓から身を乗り出して魔法陣に魔力を注いだ。すると窓の外に水球が発生し、数秒後に地面に落下した。バシャッと水が地面に撒き散らされた音がする。
ちゃんと発動したみたいだ。それならば後は気合を入れて彫っていくだけ。俺は魔鉱石を固定板にしっかりと固定し、右手に鉄ペン左手に刷毛を持って瞳を瞑り、一度深呼吸をした後にカッと目を見開いて彫り作業を開始した。
ガリガリと右手で魔鉱石を削りながら、左手に持つ刷毛で削りかすを飛ばしていく。この作業が一番大変で時間がかかるのだ。そして魔道具作りで最も失敗が多いのがこの工程。
魔法陣が歪まないように、魔力供給を途切れさせないように。必死に作業を進める。
――それから数時間後。ついに魔法陣を彫り終えた!
後はこれが発動すれば成功だ。ここまで来て発動しなかった時の絶望感といったら……想像もしたくないほどだ。大丈夫、絶対に発動するはず。
俺は魔鉱石を左手に持ち窓の外に掲げ、酷使した疲れと発動するかどうかの緊張感によって震えている右手を魔法陣にかざし、意を決して魔力を注いだ。
すると数時間前と同じように水球が発生し、地面に水が落下した音が聞こえてくる。……大成功だ!
「よしっっ!!」
俺は無人の作業部屋で思わず叫んでしまうほどの達成感に包まれていた。本当に良かった、成功して良かった。
本当は飛び上がって喜びたい程だけど、安心した途端に襲ってきた疲労感に飲み込まれて椅子に深く腰掛ける。やっぱりフィリップの体で魔道具作製は辛い……子供の体って体力がないんだよね。
でもどうせなら最後まで作業してしまいたい。ここまで来たらもう少しだ。俺はさっと宙に魔法陣を描いて小さな桶を水で満たし、その中に魔鉱石を入れた。そして汚れを綺麗に洗い流して清潔な布で水気を拭き取る。
うん、汚れを洗い流してみても完璧な仕上がりだ。フィリップの体でもハインツの時のように体が動いてくれて良かった。綺麗になった魔鉱石を、これまた綺麗に汚れを洗い流した固定板に再度挟み込む。
最後の仕上げはミルネリスの花の蜜だ。ペン先ほどの注ぎ口が付いた水差しに蜜を入れ、彫った部分に均等になるように流し込んでいく。そして数分待機して、花の蜜が乾き定着したら完成だ。
俺は蜜が乾燥するところまでをしっかりと見届け、大きく息を吐いて背もたれに寄りかかった。やっぱり一日仕事だな。慣れてきて早く作れるようになったとしても、集中力が続かないから一日に一つ作るのが限度だろう。
……俺はこのまま寝たい気分のところをなんとか気合を入れて立ち上がり、作業机の上を適当に片付けた。そして窓をしっかりと閉めて鍵をかける。さらに部屋の外に出て、魔道具作製部屋の鍵もかけた。
この部屋の鍵の管理は俺とファビアン様がすることになっているのだ。基本的に他の人は立ち入り禁止で、掃除の時のみ俺達が立ち合いの下で使用人が入室する。
完成した魔道具を持って隣の執務室に入ると、ちょうど仕事が終わりになる時間だったのか、皆が片付けを始めているところだった。
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。