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第二章 王都改革編
40、掃除と道路整備
ワイルドボアの解体が終わるまで見学したところで、俺達三人はまた清掃計画の視察に戻ることにした。今度は道路整備をしている現場に行き、掃除を手伝う予定だ。
大通りを進みながら辺りを見回してみると大きな汚れは大体運び出されていて、今は壁の掃除をしている人が多いようだ。皆真剣に掃除をしてくれている。
「王太子殿下、フィリップ様、マティアス様、お待ちしておりました」
広場に着くと数人の騎士達が迎えてくれた。手にはシャベルと木製のトンボを人数分持っている。
「待たせたな」
「道具の準備ありがとうございます」
「もったいないお言葉です」
騎士達は道具を持ちながらも簡単な立礼をして、早速清掃が行われている場所に案内してくれた。
「こちらの路地で現在清掃が行われております。奥から壁を綺麗にしていますので、壁の掃除が終わった場所から道路整備をしているようです」
数人の男女が壁についた汚れを水で洗い流しながら落としていて、その後の少し湿った地面をこれまた数人の男女がシャベルで掘り返してトンボで平らに整えている。
「かなり綺麗になっているな」
「本当ですね」
「私達はここを手伝えば良いのですか?」
「いえ、皆様には隣の路地を担当していただきたいです」
そうして連れて行かれた隣の路地には、さっきの路地とは違って数人の大人と多くの子供達がいた。そしてその中心には……ティナがいた。いつもの祭司服ではなくて汚れても良い格好をしているけど、絶対にティナだ。
「こちらでは教会の助祭様と子供達が壁の掃除をしてくれていますので、皆様には道路整備をしていただきたいです」
「分かった。早速始めよう」
ファビアン様とマティアス様が道具を受け取り路地に入って行くのを見届けて、俺もやっと我に返った。慌てて道具を受け取って二人の後を追う。
「皆の者、我らが道路整備を受け持つ。よろしく頼むぞ」
「綺麗な格好の兄ちゃんが掃除をするのか? 貴族様じゃないの?」
俺達よりも年下に見える男の子は純粋に疑問に思ったのだろう、首を傾げて素直にそう聞いてきた。
「ああ、私は貴族というよりも王族だな。しかし王族だからと言って、掃除をしてはいけないなどという決まりはないだろう?」
「王族なのか!? 俺知ってるぞ、一番偉い人だ!」
男の子のその叫びに他の子供達もわらわらと寄ってくる。
「なあ、一番偉いなら俺に食べ物くれないか?」
「私も欲しい」
「お前ら! 貴族様は大変な仕事をしてるからご飯をいっぱい食べられるんだ。そういうこと言っちゃダメって言われただろ」
「……ごめん。でも、お腹空いたから」
こんなに小さな子供達までお腹を空かせてるなんて……改めてこの国の酷さが浮き彫りになる。
「皆様申し訳ございません。この子達に悪気はないのです……どうかお許しください」
俺達の話を聞いていたティナが、血相を変えて子供達の前にやってきた。そして頭を下げながら謝罪を口にする。
「別に謝らなくとも良い。国民が飢えに苦しんでいるのは上に立つ者の責任だ。……少年、近いうちに腹いっぱいのご飯が食べられるようにする。もう少し待っていてくれないか?」
「本当か!?」
「ああ、もちろんだ」
「兄ちゃんありがとう! 俺待ってるよ!」
俺達が考えている政策が上手くいけば、必ず今よりも状況は良くなるはずだ。こういう話を聞くと焦るけど、少しずつ焦らずに頑張ろう。焦って良い結果になることはないからね。
「ティナ、この子達ってこの辺に住む子なの?」
近くにいたティナにだけ聞こえるような小声で問いかけると、ティナは少し屈んで俺の顔に近づいてくれた。
「違います。この子達はスラム街に住んでいまして、私が教会に入る前から知り合いだった子達です」
「スラムの子供達なんだ……」
「今回は司祭様に頼んで休みをいただき、この子達に声をかけて一緒に掃除へと参加しています。……少しでもスラム以外との関わりを作ってあげたかったのです」
確かに生活がスラム内で完結していたら、そこから抜け出すことも容易ではないよね。ティナはスラムに残した子供達のことまで気にかけてるのか……本当に凄い。ここまで行動できる人はそういないと思う。
それにこの試みは早い段階で身を結ぶだろう。この清掃が終わったら、スラム街の住人の引越しが始まるのだ。
「ティナは偉いね。子供達も慕ってるみたいだ」
「そうだったら嬉しいのですが……」
子供達を見つめながら微笑むティナの横顔は本当に美しい。まるでこの子達全員の姉のような表情をしている。
……そうか、俺ってもしかしたらこの子達と同じような感じでティナに見られてるのかな。うわぁー、それなら全く脈なしだよ。今のティナの表情は完全に弟妹に向けるものだ。
俺は守るべき存在じゃなくて頼っても大丈夫な存在だって、少しでも理解してもらえるように頑張ろう。まずは今日の清掃からかな。
「じゃあ清掃を始めようか。ティナ達には壁の掃除をお願いしても良い? 道路整備は任せて欲しい」
「かしこまりました。よろしくお願いいたします」
俺は子供達と話をしている二人の下に向かって、早速道路整備を開始した。汚れた水や取り除ききれなかった汚れを土の中に埋めてしまい、その後でトンボを使って平に均す。
「フィリップ、彼女と結構仲良いんだね」
黙々と作業をしていると、マティアスが隣に来て小声でそう言ってきた。
「彼女って……ティナのこと?」
「そう。この前貴族街の教会に行った時に、助祭としていた人だよね?」
「うん。休日にいつも教会に行ってたから仲良くなったんだ」
俺はそこまで話したところで、マティアスの視線を感じ顔を上げる。するとマティアスは楽しそうな表情で俺の顔を覗き込んでいた。
「何その顔」
俺のその言葉を聞いたマティアスは、ずいっと顔を近づけてかなりの小声で口を開く。
「あの子のこと好きなの?」
「……っ、な、ち、違っ、べ、別にそんなんじゃ」
俺は突然の核心に迫る問いかけに狼狽えてしまって上手く切り返せない。するとマティアスはより一層笑みを深くした。
「やっぱりそうなんだ。フィリップ、分かりやすすぎる」
「……そんなに分かりやすい?」
「うん。だってあの子と話す時だけいつもの二倍は顔が嬉しそうだったし」
マジか、そんなに自分が分かりやすいとは知らなかった。これからは気をつけよう……公爵家嫡男なんだし。
「ティナにもバレてると思う?」
「うーん、多分バレてないんじゃないかな」
「やっぱりそっか……この前俺のことどう思ってるかみたいな話したんだけど、弟みたいに思ってるって言われたんだよね」
「ぶふっ……弟って」
マティアスは思わずといったように吹き出して、すぐに口を手で塞いだ。しかしまだ肩が震えているから笑いが収まっていないらしい。
「ちょっと笑いすぎ」
「ご、ごめんごめん、一度弟枠に入れられたら、そこから抜け出すのは大変なんじゃない?」
「……やっぱりそうかな」
「まあでもこれから成長期来るだろうし、それ次第だと思うけど」
「俺ってどこまで背が伸びてくれるんだろう。成長期が全然来ないんだよね」
母上はあまり背が高くないし、父上もそこまで大きくはない。せめて平均よりは大きくなってくれたら嬉しいんだけど……
「フィリップ、さっきから自分のこと俺って言ってる、それが素なの?」
「あっ……本当?」
今まで敬語の時は私で親しい人と話す時は僕で統一してたのに、思わず俺が口に出てた。ハインツの時の癖でこっちの方がしっくり来るんだよね……でもフィリップは元々僕だったし、公爵家嫡男ならそっちの方が良いだろうと思って頑張ってたのだ。
「最近は俺っていう方がしっくり来るんだ。ティータビア様から知識を得てからなんだけど。でも公爵家嫡男だと僕の方が良いよね?」
「うーん、別に良いんじゃないかな。フィリップって敬語の時とか、よっぽど心を許してる相手じゃないと私って言ってるよね?」
「言ってる」
「なら態度を崩せる相手にだけなら俺でも良いと思うけど」
確かにそうかもしれない……これからは俺にしようかな。正直自分のことを僕っていうのむず痒くて仕方なかったのだ。
「じゃあこれからはそうする」
「うん、それが良いよ」
「マティアスありがとう」
心に引っかかっていた棘が一本抜けたような、晴れやかな気持ちになった。自分のことを僕って呼ぶのは、フィリップになりきってるみたいでなんだかスッキリしなかったのだ。……マティアスと友達になれて良かった。
「フィリップ、マティアス、話してないでどんどんやるぞ」
「はい!」
「もちろんです」
それから数時間、俺達は熱心に作業をこなして汗を流した。振り返って綺麗になった建物と道路を見るのは、とても気持ちの良い気分だった。
大通りを進みながら辺りを見回してみると大きな汚れは大体運び出されていて、今は壁の掃除をしている人が多いようだ。皆真剣に掃除をしてくれている。
「王太子殿下、フィリップ様、マティアス様、お待ちしておりました」
広場に着くと数人の騎士達が迎えてくれた。手にはシャベルと木製のトンボを人数分持っている。
「待たせたな」
「道具の準備ありがとうございます」
「もったいないお言葉です」
騎士達は道具を持ちながらも簡単な立礼をして、早速清掃が行われている場所に案内してくれた。
「こちらの路地で現在清掃が行われております。奥から壁を綺麗にしていますので、壁の掃除が終わった場所から道路整備をしているようです」
数人の男女が壁についた汚れを水で洗い流しながら落としていて、その後の少し湿った地面をこれまた数人の男女がシャベルで掘り返してトンボで平らに整えている。
「かなり綺麗になっているな」
「本当ですね」
「私達はここを手伝えば良いのですか?」
「いえ、皆様には隣の路地を担当していただきたいです」
そうして連れて行かれた隣の路地には、さっきの路地とは違って数人の大人と多くの子供達がいた。そしてその中心には……ティナがいた。いつもの祭司服ではなくて汚れても良い格好をしているけど、絶対にティナだ。
「こちらでは教会の助祭様と子供達が壁の掃除をしてくれていますので、皆様には道路整備をしていただきたいです」
「分かった。早速始めよう」
ファビアン様とマティアス様が道具を受け取り路地に入って行くのを見届けて、俺もやっと我に返った。慌てて道具を受け取って二人の後を追う。
「皆の者、我らが道路整備を受け持つ。よろしく頼むぞ」
「綺麗な格好の兄ちゃんが掃除をするのか? 貴族様じゃないの?」
俺達よりも年下に見える男の子は純粋に疑問に思ったのだろう、首を傾げて素直にそう聞いてきた。
「ああ、私は貴族というよりも王族だな。しかし王族だからと言って、掃除をしてはいけないなどという決まりはないだろう?」
「王族なのか!? 俺知ってるぞ、一番偉い人だ!」
男の子のその叫びに他の子供達もわらわらと寄ってくる。
「なあ、一番偉いなら俺に食べ物くれないか?」
「私も欲しい」
「お前ら! 貴族様は大変な仕事をしてるからご飯をいっぱい食べられるんだ。そういうこと言っちゃダメって言われただろ」
「……ごめん。でも、お腹空いたから」
こんなに小さな子供達までお腹を空かせてるなんて……改めてこの国の酷さが浮き彫りになる。
「皆様申し訳ございません。この子達に悪気はないのです……どうかお許しください」
俺達の話を聞いていたティナが、血相を変えて子供達の前にやってきた。そして頭を下げながら謝罪を口にする。
「別に謝らなくとも良い。国民が飢えに苦しんでいるのは上に立つ者の責任だ。……少年、近いうちに腹いっぱいのご飯が食べられるようにする。もう少し待っていてくれないか?」
「本当か!?」
「ああ、もちろんだ」
「兄ちゃんありがとう! 俺待ってるよ!」
俺達が考えている政策が上手くいけば、必ず今よりも状況は良くなるはずだ。こういう話を聞くと焦るけど、少しずつ焦らずに頑張ろう。焦って良い結果になることはないからね。
「ティナ、この子達ってこの辺に住む子なの?」
近くにいたティナにだけ聞こえるような小声で問いかけると、ティナは少し屈んで俺の顔に近づいてくれた。
「違います。この子達はスラム街に住んでいまして、私が教会に入る前から知り合いだった子達です」
「スラムの子供達なんだ……」
「今回は司祭様に頼んで休みをいただき、この子達に声をかけて一緒に掃除へと参加しています。……少しでもスラム以外との関わりを作ってあげたかったのです」
確かに生活がスラム内で完結していたら、そこから抜け出すことも容易ではないよね。ティナはスラムに残した子供達のことまで気にかけてるのか……本当に凄い。ここまで行動できる人はそういないと思う。
それにこの試みは早い段階で身を結ぶだろう。この清掃が終わったら、スラム街の住人の引越しが始まるのだ。
「ティナは偉いね。子供達も慕ってるみたいだ」
「そうだったら嬉しいのですが……」
子供達を見つめながら微笑むティナの横顔は本当に美しい。まるでこの子達全員の姉のような表情をしている。
……そうか、俺ってもしかしたらこの子達と同じような感じでティナに見られてるのかな。うわぁー、それなら全く脈なしだよ。今のティナの表情は完全に弟妹に向けるものだ。
俺は守るべき存在じゃなくて頼っても大丈夫な存在だって、少しでも理解してもらえるように頑張ろう。まずは今日の清掃からかな。
「じゃあ清掃を始めようか。ティナ達には壁の掃除をお願いしても良い? 道路整備は任せて欲しい」
「かしこまりました。よろしくお願いいたします」
俺は子供達と話をしている二人の下に向かって、早速道路整備を開始した。汚れた水や取り除ききれなかった汚れを土の中に埋めてしまい、その後でトンボを使って平に均す。
「フィリップ、彼女と結構仲良いんだね」
黙々と作業をしていると、マティアスが隣に来て小声でそう言ってきた。
「彼女って……ティナのこと?」
「そう。この前貴族街の教会に行った時に、助祭としていた人だよね?」
「うん。休日にいつも教会に行ってたから仲良くなったんだ」
俺はそこまで話したところで、マティアスの視線を感じ顔を上げる。するとマティアスは楽しそうな表情で俺の顔を覗き込んでいた。
「何その顔」
俺のその言葉を聞いたマティアスは、ずいっと顔を近づけてかなりの小声で口を開く。
「あの子のこと好きなの?」
「……っ、な、ち、違っ、べ、別にそんなんじゃ」
俺は突然の核心に迫る問いかけに狼狽えてしまって上手く切り返せない。するとマティアスはより一層笑みを深くした。
「やっぱりそうなんだ。フィリップ、分かりやすすぎる」
「……そんなに分かりやすい?」
「うん。だってあの子と話す時だけいつもの二倍は顔が嬉しそうだったし」
マジか、そんなに自分が分かりやすいとは知らなかった。これからは気をつけよう……公爵家嫡男なんだし。
「ティナにもバレてると思う?」
「うーん、多分バレてないんじゃないかな」
「やっぱりそっか……この前俺のことどう思ってるかみたいな話したんだけど、弟みたいに思ってるって言われたんだよね」
「ぶふっ……弟って」
マティアスは思わずといったように吹き出して、すぐに口を手で塞いだ。しかしまだ肩が震えているから笑いが収まっていないらしい。
「ちょっと笑いすぎ」
「ご、ごめんごめん、一度弟枠に入れられたら、そこから抜け出すのは大変なんじゃない?」
「……やっぱりそうかな」
「まあでもこれから成長期来るだろうし、それ次第だと思うけど」
「俺ってどこまで背が伸びてくれるんだろう。成長期が全然来ないんだよね」
母上はあまり背が高くないし、父上もそこまで大きくはない。せめて平均よりは大きくなってくれたら嬉しいんだけど……
「フィリップ、さっきから自分のこと俺って言ってる、それが素なの?」
「あっ……本当?」
今まで敬語の時は私で親しい人と話す時は僕で統一してたのに、思わず俺が口に出てた。ハインツの時の癖でこっちの方がしっくり来るんだよね……でもフィリップは元々僕だったし、公爵家嫡男ならそっちの方が良いだろうと思って頑張ってたのだ。
「最近は俺っていう方がしっくり来るんだ。ティータビア様から知識を得てからなんだけど。でも公爵家嫡男だと僕の方が良いよね?」
「うーん、別に良いんじゃないかな。フィリップって敬語の時とか、よっぽど心を許してる相手じゃないと私って言ってるよね?」
「言ってる」
「なら態度を崩せる相手にだけなら俺でも良いと思うけど」
確かにそうかもしれない……これからは俺にしようかな。正直自分のことを僕っていうのむず痒くて仕方なかったのだ。
「じゃあこれからはそうする」
「うん、それが良いよ」
「マティアスありがとう」
心に引っかかっていた棘が一本抜けたような、晴れやかな気持ちになった。自分のことを僕って呼ぶのは、フィリップになりきってるみたいでなんだかスッキリしなかったのだ。……マティアスと友達になれて良かった。
「フィリップ、マティアス、話してないでどんどんやるぞ」
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