54 / 173
第二章 王都改革編
54、孤児院の確認
しおりを挟む
馬車の中でダミエンについてティナに説明をして、俺は一人で勝手に落ち込んでいた。ダミエンは昨日シリルに連れられて王宮に来たので一度会っているのだけど、凄く好青年だったのだ。
シリルと兄弟だなと思わせる柔和な笑みを持ちつつ、真面目で知的な部分もあることが分かった。さらに押し付けがましくない、ちょうど良い正義感も持ち合わせている。
正直に言うと、ティナとダミアンがこれから毎日同じ建物で寝泊まりして仕事をするのが羨ましくてならない。さらにダミエンにティナを取られるんじゃないかと、そんな心配をしてしまう。取られるって言ったって、ティナは誰のものでもないんだけど。
自分で男女一人ずつは必要だって提案してそこにティナを推薦したのに……今更後悔してるのだ。ダミエンは凄く良い男だった。結婚にはそこまで興味がなさそうだったけど、ティナは可愛いし働き者だし心優しいし、毎日一緒にいたら好きにならない方がおかしいと思う。
はぁ~、俺本当に何やってるんだろう。確実にやらかした。全然背は伸びないし俺はまだティナの弟枠だ。
もしかしたら数年後に、ティナからダミエンと結婚しますとか報告されるのかもしれないな……やばい、考えるだけで涙が出てきそう。
俺はこんなところで泣いたらティナを心配させるだけだと思い、じんわりと浮かんでくる涙を何とか溢さないように瞬きを止めて、窓の外に見える景色に意識を向けた。
そうしてしばらく経つと涙は引っ込んだけれど、溜息は止まらない。車輪の音でティナには聞こえてないだろうことだけが救いだ。
それから数十分馬車は進み続け、南区にある孤児院の前に到着した。孤児院は元々アパートだった建物に改装と増築をして、広い厨房や食堂などを設置してある。歩いて数分の広場に給水器もあるので、炊事洗濯に困ることはないだろう。排泄物集積場も歩いて十分だ。とても良い立地だと思う。
馬車から降りると先に到着していたのか、ダミエンが中から出てきてくれた。そしてその後ろからマティアスも現れる。ダミエンの方にはマティアスが付いてくれたのだ。ちなみにファビアン様は王宮で手が離せない仕事があり、今日ここへは来れていない。
「二人ともお待たせ。ダミエンは初めてだと思うから紹介するね。孤児院で働いてくれるティナだよ」
「ティナと申します。よろしくお願いいたします」
ティナは緊張しているのかいつもより硬い声音でそう挨拶をすると、右手を握って左胸に当てて少し頭を下げた。正式な立礼だ。
「こちらこそよろしくお願いいたします。私はダミエンです。……これから長い付き合いになると思うので、もう少し気軽に話しませんか?」
ダミエンのその問いかけにティナはほっとしたように顔を緩め、微笑みながら頷いた。するとダミエンも顔に笑みを浮かべて一歩ティナに近づく。
「改めて俺はダミエン。子供達のことは好きだし読み書き計算、それから家事全般は全てできる。ティナは?」
「私も子供達のことは大好き。教会で働いていたから全てできるわ。それに畑仕事も基本的には問題ないと思う」
「それは心強いな。これからよろしく」
ダミエンがそう言って爽やかな笑顔で差し出した手を、ティナは少し躊躇いながらも取って二人は握手を交わした。
「よろしくね」
最初から良い雰囲気だ……ダミエンは初対面の人と仲良くなるのが上手いな。ティナにも好印象みたいだ。
はぁ……ダメだ、意識してないとひたすら溜息が出てしまう。俺は他の人にバレないように軽く自分の頬をつねり、痛みで気持ちを切り替えて仕事に集中することにした。
「じゃあ挨拶も終わったことだし、早速孤児院の中を見学しようか。明日子供達が入居するからその最終確認もしないと」
「そうだね。さっき中を確認したし僕が案内するよ」
マティアスがそう名乗り出てくれたのでお願いをして、俺達はマティアスの後に続いて孤児院の中に入った。中に入るとまず目に入るのは縦に長い廊下で、その両側に扉と廊下の途中から階段があるのが分かる。
「一階にあるのは食堂と厨房、さらに部屋が四つあるよ。裏口から外に出ると洗濯場とトイレもある。まずは食堂からね」
廊下の左手前にある扉を開けるとそこが食堂に繋がっていた。中に入ると四人掛けのテーブルがいくつも横に並べられていて、それぞれに椅子が設置されている。
机が全て同じ種類じゃなくてバラバラなのは、南区の建物を取り壊す前に使えそうな家具を確保していて、その中から選んだからだろう。少しでも節約するために使えるものは使いまわさないとなのだ。
「一応人数分の机と椅子は確保してあるんだけど、古いから壊れないように慎重に使って欲しい。壊れちゃった場合は……なんとか新しいのを買ってあげたいんだけど、難しかったら木箱で代用してもらうことになるかな」
「かしこまりました。スラムに住んでいる子供達は物を大切に扱うことを教えられずとも学んでいますので、心配はいらないと思います」
ティナは子供達のことを思い浮かべているのか、優しい笑顔でそう答えた。
「ティナは子供達のことをよく知ってるんだな」
「……うん。実は私も教会に入る前はスラムにいたから。だから子供達とは仲良しよ」
ダミエンは一瞬聞いちゃいけないことを聞いたかって焦ったような表情を浮かべたけれど、ティナが少しだけ自慢げに後半の言葉を口にするとほっと息を吐いた。
ティナは本当に強いな……こうして強がれるようになるまで、どれほど傷ついてきたんだろう。
「俺も負けないように頑張らないとだな」
ダミエンのそんな言葉で場の空気が緩み、またマティアスが案内を開始した。
「厨房には廊下からはもちろん行けるんだけど、この食堂からも一応行き来できるようになってるんだ。そこのカウンターの端が開閉可能だよ」
食堂と厨房はカウンターで繋がっていて、マティアスが示したカウンターの端には大人の腰の高さほどの扉があった。厨房側にある鍵を開かないと開かないみたいで、背の低い子供には開けられないようになっている。
それから皆で厨房を見学して、次に裏口から裏庭に出ることになった。
「この扉が裏庭に続いてるんだけど、裏庭は区切られてるわけじゃないから表からでも畑からでも入れるよ。とりあえず今はここから行くね」
そう言ったマティアスが扉を開けると……その先には広い畑が広がっていた。裏庭部分だけは土が耕されていないだけで、畑と裏庭を区切るものは何もない。
「ここが全て畑なの……?」
ティナのそんな呟きが聞こえてきたので、俺は斜め上を見上げてティナと視線を合わせ、しっかりと頷いた。
「そうだよ。この畑を子供達も含めた皆で管理して欲しいんだ。そして日々の食料を得て余剰分は売って、そのお金で他に必要なものを購入して欲しい。国からはそこまで支援できないから、頑張ってもらわないとなんだけど……」
「フィリップ様、ここまでやっていただいてこれ以上を望むなどあり得ません。本当に本当に……ここは夢の場所ですね」
そう言って微笑んでくれたティナの笑顔があまりにも綺麗で……俺は何故か泣きそうになってしまった。ここまで頑張ってきた全てが報われた気がした。
「夢の場所を、この国に作れて良かったよ」
なんとか涙は流さずにそう返すと、ティナは俺の両手を持ってギュッと握り締めてくれる。
「ありがとうございます。フィリップ様ほど尊敬できるお方に出会えたことは、私の人生最大の幸運でした。これからもよろしくお願いいたします。少しでもフィリップ様のお手伝いができるように頑張ります」
「うん、ありがとう。……よろしくね」
それからティナとダミエンの部屋や子供達の部屋を確認し、明日の打ち合わせをして俺とマティアスは孤児院を後にした。
ティナに喜んでもらえたことで浮き足立つ心と、ダミエンとティナが意気投合している様子を見て落ち込む心、相反する気持ちが同時に襲ってきて酷く疲れた。今日は屋敷に戻ったら早めに寝よう……そうじゃないと余計なことをぐるぐると考えてしまいそうだから。
シリルと兄弟だなと思わせる柔和な笑みを持ちつつ、真面目で知的な部分もあることが分かった。さらに押し付けがましくない、ちょうど良い正義感も持ち合わせている。
正直に言うと、ティナとダミアンがこれから毎日同じ建物で寝泊まりして仕事をするのが羨ましくてならない。さらにダミエンにティナを取られるんじゃないかと、そんな心配をしてしまう。取られるって言ったって、ティナは誰のものでもないんだけど。
自分で男女一人ずつは必要だって提案してそこにティナを推薦したのに……今更後悔してるのだ。ダミエンは凄く良い男だった。結婚にはそこまで興味がなさそうだったけど、ティナは可愛いし働き者だし心優しいし、毎日一緒にいたら好きにならない方がおかしいと思う。
はぁ~、俺本当に何やってるんだろう。確実にやらかした。全然背は伸びないし俺はまだティナの弟枠だ。
もしかしたら数年後に、ティナからダミエンと結婚しますとか報告されるのかもしれないな……やばい、考えるだけで涙が出てきそう。
俺はこんなところで泣いたらティナを心配させるだけだと思い、じんわりと浮かんでくる涙を何とか溢さないように瞬きを止めて、窓の外に見える景色に意識を向けた。
そうしてしばらく経つと涙は引っ込んだけれど、溜息は止まらない。車輪の音でティナには聞こえてないだろうことだけが救いだ。
それから数十分馬車は進み続け、南区にある孤児院の前に到着した。孤児院は元々アパートだった建物に改装と増築をして、広い厨房や食堂などを設置してある。歩いて数分の広場に給水器もあるので、炊事洗濯に困ることはないだろう。排泄物集積場も歩いて十分だ。とても良い立地だと思う。
馬車から降りると先に到着していたのか、ダミエンが中から出てきてくれた。そしてその後ろからマティアスも現れる。ダミエンの方にはマティアスが付いてくれたのだ。ちなみにファビアン様は王宮で手が離せない仕事があり、今日ここへは来れていない。
「二人ともお待たせ。ダミエンは初めてだと思うから紹介するね。孤児院で働いてくれるティナだよ」
「ティナと申します。よろしくお願いいたします」
ティナは緊張しているのかいつもより硬い声音でそう挨拶をすると、右手を握って左胸に当てて少し頭を下げた。正式な立礼だ。
「こちらこそよろしくお願いいたします。私はダミエンです。……これから長い付き合いになると思うので、もう少し気軽に話しませんか?」
ダミエンのその問いかけにティナはほっとしたように顔を緩め、微笑みながら頷いた。するとダミエンも顔に笑みを浮かべて一歩ティナに近づく。
「改めて俺はダミエン。子供達のことは好きだし読み書き計算、それから家事全般は全てできる。ティナは?」
「私も子供達のことは大好き。教会で働いていたから全てできるわ。それに畑仕事も基本的には問題ないと思う」
「それは心強いな。これからよろしく」
ダミエンがそう言って爽やかな笑顔で差し出した手を、ティナは少し躊躇いながらも取って二人は握手を交わした。
「よろしくね」
最初から良い雰囲気だ……ダミエンは初対面の人と仲良くなるのが上手いな。ティナにも好印象みたいだ。
はぁ……ダメだ、意識してないとひたすら溜息が出てしまう。俺は他の人にバレないように軽く自分の頬をつねり、痛みで気持ちを切り替えて仕事に集中することにした。
「じゃあ挨拶も終わったことだし、早速孤児院の中を見学しようか。明日子供達が入居するからその最終確認もしないと」
「そうだね。さっき中を確認したし僕が案内するよ」
マティアスがそう名乗り出てくれたのでお願いをして、俺達はマティアスの後に続いて孤児院の中に入った。中に入るとまず目に入るのは縦に長い廊下で、その両側に扉と廊下の途中から階段があるのが分かる。
「一階にあるのは食堂と厨房、さらに部屋が四つあるよ。裏口から外に出ると洗濯場とトイレもある。まずは食堂からね」
廊下の左手前にある扉を開けるとそこが食堂に繋がっていた。中に入ると四人掛けのテーブルがいくつも横に並べられていて、それぞれに椅子が設置されている。
机が全て同じ種類じゃなくてバラバラなのは、南区の建物を取り壊す前に使えそうな家具を確保していて、その中から選んだからだろう。少しでも節約するために使えるものは使いまわさないとなのだ。
「一応人数分の机と椅子は確保してあるんだけど、古いから壊れないように慎重に使って欲しい。壊れちゃった場合は……なんとか新しいのを買ってあげたいんだけど、難しかったら木箱で代用してもらうことになるかな」
「かしこまりました。スラムに住んでいる子供達は物を大切に扱うことを教えられずとも学んでいますので、心配はいらないと思います」
ティナは子供達のことを思い浮かべているのか、優しい笑顔でそう答えた。
「ティナは子供達のことをよく知ってるんだな」
「……うん。実は私も教会に入る前はスラムにいたから。だから子供達とは仲良しよ」
ダミエンは一瞬聞いちゃいけないことを聞いたかって焦ったような表情を浮かべたけれど、ティナが少しだけ自慢げに後半の言葉を口にするとほっと息を吐いた。
ティナは本当に強いな……こうして強がれるようになるまで、どれほど傷ついてきたんだろう。
「俺も負けないように頑張らないとだな」
ダミエンのそんな言葉で場の空気が緩み、またマティアスが案内を開始した。
「厨房には廊下からはもちろん行けるんだけど、この食堂からも一応行き来できるようになってるんだ。そこのカウンターの端が開閉可能だよ」
食堂と厨房はカウンターで繋がっていて、マティアスが示したカウンターの端には大人の腰の高さほどの扉があった。厨房側にある鍵を開かないと開かないみたいで、背の低い子供には開けられないようになっている。
それから皆で厨房を見学して、次に裏口から裏庭に出ることになった。
「この扉が裏庭に続いてるんだけど、裏庭は区切られてるわけじゃないから表からでも畑からでも入れるよ。とりあえず今はここから行くね」
そう言ったマティアスが扉を開けると……その先には広い畑が広がっていた。裏庭部分だけは土が耕されていないだけで、畑と裏庭を区切るものは何もない。
「ここが全て畑なの……?」
ティナのそんな呟きが聞こえてきたので、俺は斜め上を見上げてティナと視線を合わせ、しっかりと頷いた。
「そうだよ。この畑を子供達も含めた皆で管理して欲しいんだ。そして日々の食料を得て余剰分は売って、そのお金で他に必要なものを購入して欲しい。国からはそこまで支援できないから、頑張ってもらわないとなんだけど……」
「フィリップ様、ここまでやっていただいてこれ以上を望むなどあり得ません。本当に本当に……ここは夢の場所ですね」
そう言って微笑んでくれたティナの笑顔があまりにも綺麗で……俺は何故か泣きそうになってしまった。ここまで頑張ってきた全てが報われた気がした。
「夢の場所を、この国に作れて良かったよ」
なんとか涙は流さずにそう返すと、ティナは俺の両手を持ってギュッと握り締めてくれる。
「ありがとうございます。フィリップ様ほど尊敬できるお方に出会えたことは、私の人生最大の幸運でした。これからもよろしくお願いいたします。少しでもフィリップ様のお手伝いができるように頑張ります」
「うん、ありがとう。……よろしくね」
それからティナとダミエンの部屋や子供達の部屋を確認し、明日の打ち合わせをして俺とマティアスは孤児院を後にした。
ティナに喜んでもらえたことで浮き足立つ心と、ダミエンとティナが意気投合している様子を見て落ち込む心、相反する気持ちが同時に襲ってきて酷く疲れた。今日は屋敷に戻ったら早めに寝よう……そうじゃないと余計なことをぐるぐると考えてしまいそうだから。
5
あなたにおすすめの小説
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる