89 / 173
第三章 農地改革編
89、森の探索
俺がフィリップになってから一年が経過した。ついこの間十一歳になった俺はやっと成長期が来たのか、最近はかなりの速度で背が伸びている……気がする。
いや、多分気のせいじゃない。孤児院に行くと明らかにソフィと視線が合わなくなったし、ティナとも顔が近づいている。前よりも見上げる角度が緩やかになったのだ。
このままどんどん伸びて欲しい。その一心で、最近はティータビア様へ熱心に祈りを捧げている。これで伸びないなんてことはないだろう。
「フィリップ様、全員集まりました」
「ありがとう。じゃあ行こうか」
「はっ!」
俺が今いるのは王宮の敷地内、騎士団の訓練場前だ。実は今日、ついに森の中へ探索に向かうのだ。メンバーは俺とニルス、フレディ、騎士団の一部隊、そして冒険者が数人。
従者のニルスは足手纏いじゃないか……と思う人もいるだろうけど、ニルスは魔法陣魔法をかなり使いこなせるようになっているので、足手纏いどころか戦力になる。
「フィリップ、気をつけて行ってきてね。絶対に無茶はしないこと」
「誰もが怪我なく無事に帰ってくることだけを目標にしてくれ」
マティアスとファビアン様が心配そうに声をかけてくれた。二人とも仕事を抜けて見送りに来てくれたのだ。数時間森に入るだけなんだけど、この国では相当危ないことだと認識されているので、皆の緊張と不安が伝わってくる。
「もちろんです。絶対に無茶はせず、無事に帰ってくることを目標にします。なので皆もそんなに緊張しないで、肩の力を抜いてね」
冒険者と騎士達にそう笑いかけると、少しだけ雰囲気が緩まった。しかしまだ緊張感は伝わってくる。もうこれは仕方がないかな……森の奥に入るのなんて自殺行為だと思われているような現状だし。
今日の目標としては多種多様な食べられる植物を見つけ出すこと、そして穀物を見つけること、さらに果物や香辛料なども見つけられたらと思っている。
ちょっと、いやかなり欲張ってるけど、やっと森に入れるのかと思うとどうしても気が急いてしまうのだ。
さらにもっと欲張っても良いのなら、肥料となる土を持ち帰りたいし、馬を見つけて捕まえてもっと数を増やしたい。それからスライムもまだまだ数が足りていない。運良く遭遇できたらな……と内心では思っている。
「では、行ってきます」
俺のその言葉を合図に、全員で王宮の門から出て南区に向かった。そして何度か道を曲がって、城壁の門から外に出る。
「ここからはより気を引き締めていこう」
「かしこまりました」
「最終確認だけど、森に入ったら先頭は冒険者の皆、そして真ん中に俺とニルスとフレディ、そして後尾は騎士達に任せる。連携はそれぞれで取ること、意見が割れた際には俺が最終決定を下すこと。この決まりは守って欲しい」
「もちろんです」
皆がしっかりと頷いてくれたのを確認して、視界の端に見えている森に向かって一歩を踏み出した。そしてしばらく歩いて、森の直前で皆を止める。
「一旦ここで休憩をしておこうか。各自水分補給をして欲しい」
俺はそう告げてから、空間石からコップを取り出して魔紙を使って水を作り出した。魔紙は描いた本人にしか使えないところが欠点だけど、自分で使う分にはかなり便利なものなのだ。その場で魔法陣を描くよりも魔力が節約できるので、前世ではほとんどの人が使っていた。
他の皆にもこの使い方を教えておいたので、腰にぶら下げている水筒に魔紙を使って水を作り出している。部隊長と冒険者のリーダーには空間石を貸し出したけれど、そこに入れずに各自持ち歩いていたみたいだ。
「フレディ、はいどうぞ」
「ありがとうございます」
この場で唯一魔法陣を描くことができないフレディには、俺がコップを渡した。フレディもそのうち使えるようになるはずなんだけど……こうして第一陣で使えるようになるほどの才能はないみたいなんだ。
まあ可能性があるだけ良いかな。フレディは剣の腕がかなり上位だし、魔法陣魔法が使えなくても頼りになるから。
それから十分ほど体をほぐしたりと休憩してから、俺達はついに森の中に足を踏み入れた。
「印をつけながら進みます。私達ではフィリップ様が探しているものが分かりませんので、何かありましたら教えてください」
「うん。植物の確認は基本的に俺がやるから、皆は魔物に注意を配って欲しい」
「かしこまりました」
慎重に森の奥に進むこと数十分、俺の視界に気になる植物が入った。
「ちょっと止まって。あそこにある植物が気になるんだ」
「どれですか?」
「あの背が高い草? みたいなやつ。濃い緑色の」
俺のその言葉を受けて、冒険者の一人が慎重に俺が指差した方向に向かってくれた。そして危険がないことを確認すると、その植物に手を伸ばす。しかし硬くて抜けないみたいだ。
「俺がそっちに行っても大丈夫かな?」
「はい。魔物はいないようです」
冒険者のところに向かって気になった植物を見てみると……かなり背の高い植物だった。俺の身長よりも高いところまで伸びている。これは絶対にトウモだ、あの黄色くて甘くて美味しいやつ。
「これ持ち帰りたいな。周りの土ごと取り出せないかな」
「そうですね……周りをスコップで掘ればいけるかもしれません。リーダー、スコップ貸してくれるか?」
冒険者がリーダーを呼んで、空間石からスコップを借りた。そしてトウモの周りをザクザクと掘り進めてくれる。そういえば気にしてなかったけど、この土は畑に入れたら良い肥料になりそうだ。
「土ごと取り出したトウモはこの木箱に入れてくれる? そして掘った周りの土も木箱に入れて欲しい。多分畑に入れたら植物がよく育つようになるから」
「かしこまりました」
そうして土を採取しつつトウモを掘り出すこと数分、冒険者が二人がかりで持ち上げることで、トウモを地面から取り出すことができた。かなり根がしっかりと張っていたみたいで、予想以上に大変だった。
これで畑に植え替えるまで、枯れずにいてくれたら良いんだけど。
「皆ありがとう。それで申し訳ないんだけど……、あと何本か掘り出してもらっても良い? 同じ植物が複数本欲しいんだ」
「この周りにあるもので良いですか?」
「うん、出来るだけ元気そうなやつが良いかな。騎士の皆は魔物への警戒をよろしくね」
「もちろんです」
それから追加で数十分間、トウモを掘り出し続けた。そしてそれによって、俺の空間石の中には五本の立派なトウモが入ることになる。
「ありがとう。じゃあ先に進もうか」
トウモを十分に手に入れた後は、さっきまで進んでいた場所に戻り、続きで印を付けながら奥へと向かった。するとそこからは今まで人が全く入っていないからか、食材の宝庫と言っても差し支えない場所だった。知識のない人には鬱蒼と植物が生い茂った森にしか映らないだろうけど、俺には食の楽園に見える。
そこで採取したい植物を厳選し、最終的にはラディという煮ても焼いてもすりおろしても美味しい野菜と、トマというスープにしてもソースにしても絶品の赤い実を付ける野菜、さらにパンの原材料であるギムを採取できた。
そう、ギムがあったのだ。これでジャモ尽くし生活から解放される……!
もう俺的には大満足の結果だ。森の中にはたくさんの食料があるんじゃないかと思っていた予想は当たっていた。ただずっと野生として生き残ってきたからか、ハインツの時に見ていたものとは少し形が変わっているものもあったので、慎重に育ててみないとだろう。
いや、多分気のせいじゃない。孤児院に行くと明らかにソフィと視線が合わなくなったし、ティナとも顔が近づいている。前よりも見上げる角度が緩やかになったのだ。
このままどんどん伸びて欲しい。その一心で、最近はティータビア様へ熱心に祈りを捧げている。これで伸びないなんてことはないだろう。
「フィリップ様、全員集まりました」
「ありがとう。じゃあ行こうか」
「はっ!」
俺が今いるのは王宮の敷地内、騎士団の訓練場前だ。実は今日、ついに森の中へ探索に向かうのだ。メンバーは俺とニルス、フレディ、騎士団の一部隊、そして冒険者が数人。
従者のニルスは足手纏いじゃないか……と思う人もいるだろうけど、ニルスは魔法陣魔法をかなり使いこなせるようになっているので、足手纏いどころか戦力になる。
「フィリップ、気をつけて行ってきてね。絶対に無茶はしないこと」
「誰もが怪我なく無事に帰ってくることだけを目標にしてくれ」
マティアスとファビアン様が心配そうに声をかけてくれた。二人とも仕事を抜けて見送りに来てくれたのだ。数時間森に入るだけなんだけど、この国では相当危ないことだと認識されているので、皆の緊張と不安が伝わってくる。
「もちろんです。絶対に無茶はせず、無事に帰ってくることを目標にします。なので皆もそんなに緊張しないで、肩の力を抜いてね」
冒険者と騎士達にそう笑いかけると、少しだけ雰囲気が緩まった。しかしまだ緊張感は伝わってくる。もうこれは仕方がないかな……森の奥に入るのなんて自殺行為だと思われているような現状だし。
今日の目標としては多種多様な食べられる植物を見つけ出すこと、そして穀物を見つけること、さらに果物や香辛料なども見つけられたらと思っている。
ちょっと、いやかなり欲張ってるけど、やっと森に入れるのかと思うとどうしても気が急いてしまうのだ。
さらにもっと欲張っても良いのなら、肥料となる土を持ち帰りたいし、馬を見つけて捕まえてもっと数を増やしたい。それからスライムもまだまだ数が足りていない。運良く遭遇できたらな……と内心では思っている。
「では、行ってきます」
俺のその言葉を合図に、全員で王宮の門から出て南区に向かった。そして何度か道を曲がって、城壁の門から外に出る。
「ここからはより気を引き締めていこう」
「かしこまりました」
「最終確認だけど、森に入ったら先頭は冒険者の皆、そして真ん中に俺とニルスとフレディ、そして後尾は騎士達に任せる。連携はそれぞれで取ること、意見が割れた際には俺が最終決定を下すこと。この決まりは守って欲しい」
「もちろんです」
皆がしっかりと頷いてくれたのを確認して、視界の端に見えている森に向かって一歩を踏み出した。そしてしばらく歩いて、森の直前で皆を止める。
「一旦ここで休憩をしておこうか。各自水分補給をして欲しい」
俺はそう告げてから、空間石からコップを取り出して魔紙を使って水を作り出した。魔紙は描いた本人にしか使えないところが欠点だけど、自分で使う分にはかなり便利なものなのだ。その場で魔法陣を描くよりも魔力が節約できるので、前世ではほとんどの人が使っていた。
他の皆にもこの使い方を教えておいたので、腰にぶら下げている水筒に魔紙を使って水を作り出している。部隊長と冒険者のリーダーには空間石を貸し出したけれど、そこに入れずに各自持ち歩いていたみたいだ。
「フレディ、はいどうぞ」
「ありがとうございます」
この場で唯一魔法陣を描くことができないフレディには、俺がコップを渡した。フレディもそのうち使えるようになるはずなんだけど……こうして第一陣で使えるようになるほどの才能はないみたいなんだ。
まあ可能性があるだけ良いかな。フレディは剣の腕がかなり上位だし、魔法陣魔法が使えなくても頼りになるから。
それから十分ほど体をほぐしたりと休憩してから、俺達はついに森の中に足を踏み入れた。
「印をつけながら進みます。私達ではフィリップ様が探しているものが分かりませんので、何かありましたら教えてください」
「うん。植物の確認は基本的に俺がやるから、皆は魔物に注意を配って欲しい」
「かしこまりました」
慎重に森の奥に進むこと数十分、俺の視界に気になる植物が入った。
「ちょっと止まって。あそこにある植物が気になるんだ」
「どれですか?」
「あの背が高い草? みたいなやつ。濃い緑色の」
俺のその言葉を受けて、冒険者の一人が慎重に俺が指差した方向に向かってくれた。そして危険がないことを確認すると、その植物に手を伸ばす。しかし硬くて抜けないみたいだ。
「俺がそっちに行っても大丈夫かな?」
「はい。魔物はいないようです」
冒険者のところに向かって気になった植物を見てみると……かなり背の高い植物だった。俺の身長よりも高いところまで伸びている。これは絶対にトウモだ、あの黄色くて甘くて美味しいやつ。
「これ持ち帰りたいな。周りの土ごと取り出せないかな」
「そうですね……周りをスコップで掘ればいけるかもしれません。リーダー、スコップ貸してくれるか?」
冒険者がリーダーを呼んで、空間石からスコップを借りた。そしてトウモの周りをザクザクと掘り進めてくれる。そういえば気にしてなかったけど、この土は畑に入れたら良い肥料になりそうだ。
「土ごと取り出したトウモはこの木箱に入れてくれる? そして掘った周りの土も木箱に入れて欲しい。多分畑に入れたら植物がよく育つようになるから」
「かしこまりました」
そうして土を採取しつつトウモを掘り出すこと数分、冒険者が二人がかりで持ち上げることで、トウモを地面から取り出すことができた。かなり根がしっかりと張っていたみたいで、予想以上に大変だった。
これで畑に植え替えるまで、枯れずにいてくれたら良いんだけど。
「皆ありがとう。それで申し訳ないんだけど……、あと何本か掘り出してもらっても良い? 同じ植物が複数本欲しいんだ」
「この周りにあるもので良いですか?」
「うん、出来るだけ元気そうなやつが良いかな。騎士の皆は魔物への警戒をよろしくね」
「もちろんです」
それから追加で数十分間、トウモを掘り出し続けた。そしてそれによって、俺の空間石の中には五本の立派なトウモが入ることになる。
「ありがとう。じゃあ先に進もうか」
トウモを十分に手に入れた後は、さっきまで進んでいた場所に戻り、続きで印を付けながら奥へと向かった。するとそこからは今まで人が全く入っていないからか、食材の宝庫と言っても差し支えない場所だった。知識のない人には鬱蒼と植物が生い茂った森にしか映らないだろうけど、俺には食の楽園に見える。
そこで採取したい植物を厳選し、最終的にはラディという煮ても焼いてもすりおろしても美味しい野菜と、トマというスープにしてもソースにしても絶品の赤い実を付ける野菜、さらにパンの原材料であるギムを採取できた。
そう、ギムがあったのだ。これでジャモ尽くし生活から解放される……!
もう俺的には大満足の結果だ。森の中にはたくさんの食料があるんじゃないかと思っていた予想は当たっていた。ただずっと野生として生き残ってきたからか、ハインツの時に見ていたものとは少し形が変わっているものもあったので、慎重に育ててみないとだろう。
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。