99 / 173
第三章 農地改革編
99、ティナの王宮訪問
しおりを挟む
畑に新しい作物を増やしてから二週間。俺は魔道具師としての仕事、それから宰相補佐としてやるべき他の仕事をこなしつつ、毎日畑の様子を確認しに行っていた。
「コレットさん。作物の様子はどうかな?」
「フィリップ様、おはようございます。順調に育っておりますよ」
コレットさんのその言葉を聞きながら畑をぐるりと眺めると、確かにしっかりと根付いて生き生きと育っているのが伝わってくる。この様子なら収穫までいけそうだ。
「一部のムギはかなり成長が早いね」
「はい。その区画は水を多めに与えて森の土を多く入れている場所なので、やはり土の栄養と水が大切なようです」
それだけでここまで差が出るなら、土をもっと採取してくるべきかな。森の奥に行けばさらに良い土があるだろうし。
「水だけを増やしてもあまり効果はない?」
「そうですね……少しは効果があるようですが、そこまで有意差はありません。水を与えすぎても作物は育ちにくくなりますし、数日に一度、降雨器で水を与えるのがちょうど良いと思います」
確かに水がありすぎても根腐れを起こしてしまうか。その辺の塩梅は庭師やコレットさんに任せた方が良いかな。
「じゃあその頻度でこれからもよろしくね」
「かしこまりました」
それからもコレットさんと畑を見て回り、収集しているデータについて話し合って今日の確認を終えた。
「今日はここまでかな。また明日見に来るよ」
「お待ちしております」
「……そういえば、コレットさんはこのあと昼食を食べに行くの?」
いつも畑には朝早く来てるけど、今日は別の仕事の関係で昼食前になってしまったのでそう聞くと、コレットさんは紙やペンを仕舞いながら頷いた。
「ちょうど昼食の時間ですので、食堂へ参ろうと思っております」
「そっか、じゃあ一緒に行かない? これから結構な期間一緒に仕事をするんだし、たまにはのんびり話そうよ」
何の他意もなく純粋に仲を深めようと思ってそう告げると、その提案にコレットさんは少しだけ固まった。しかし俺がその微妙な間の理由に思い当たる前に小さく頷いてくれたので、俺がその違和感を追求することはなかった。
二人で食堂に向かうと、まだ昼食には少しだけ早い時間だからか席は結構空いている。俺はコレットさんとカウンターに行きそれぞれ食事を受け取って、二人掛けのテーブルに座った。
「う~ん、美味しそうな匂い」
「コロッケはフィリップ様が伝授されたと聞きました。私はこれが大好きで、毎日楽しみにしているのです」
「美味しいよね。俺も大好きなんだ」
いつも俺の前では真面目な表情を崩さないコレットさんが、表情を緩めるほどにコロッケを気に入ってくれてることが嬉しくて、俺も思わず口角が上がる。
「サクサクしてて中はホクホクで、絶品だよね。そういえばトマがあるでしょ。あれを使ってコロッケに合う美味しいトマソースができるんだ」
「そうなのですか。それは……何がなんでもトマは収穫まで持っていかなければなりませんね」
「うん、俺も絶対にトマは成功させたい。あとムギもね、ムギから作るパンって料理があるんだけど、パンにトマソースを塗ってコロッケを挟むと絶品らしいよ」
ムギとトマソースができたらコロッケパンが作れる。想像するだけで幸せな気分になれるよね……早く食べたい。
「私、今まで以上に気合が入りました」
コレットさんは珍しく瞳を輝かせて豊かな表情を見せている。やっぱり誰でも美味しいものには敵わない。特にコロッケが作られて、この国でも皆が美味しい料理の存在を認識したから尚更だ。
「ふふっ、一緒に頑張ろうね」
「はい。よろしくお願いいたします」
そうして俺達が楽しく談笑しながらお昼ご飯を食べていると、突然後ろから肩を叩かれた。
「フィリップ、何やってるの?」
後ろを振り返るとそこにいたのはマティアスだ。マティアスの後ろにはファビアン様と……ティナがいる。
――え、ティナ!? 何でティナがいるの!?
「ちょ、ちょっと、何で、ティナがここに?」
思わぬ人物の存在に慌てて立ち上がると、ティナは少しだけ悲しそうな表情を見せて微笑んでくれた。
「孤児院長のダミエンが足を痛めまして、大事を取って報告書の提出に副院長の私が参りました。そして王太子殿下とマティアス様から昼食に誘っていただいたのです」
「そうなんだ……」
俺は突然のティナの登場にかなり動揺していた。だって今の俺はコレットさんと二人で食事をしていたし……いや、別にやましいことなんか一つもないし仕事仲間と食事を共にしてただけだけど、何となく動揺してしまう。
ティナにこれから気持ちを伝えようと考えてる時に、こんな場面を見られたら誠実に見えないんじゃないかとか、色々と頭の中を思考が駆け巡る。
そうしてぐるぐると考えすぎて二の句を告げないでいると、マティアスに手を引っ張られて皆から少し離れたところに連れて行かれた。
「フィリップ、何でコレットさんと二人で食事なんてしてるの!」
マティアスは小声で怒るという器用なことをして俺に詰め寄った。
「いや、たまたま昼食前に一緒に仕事をしてて、もう少し仲良くなろうかなって」
「はぁ……フィリップよく聞いてね、基本的に男女が二人きりで食事を共にするのは、かなり親しい間柄の場合だけだから」
「え、そうだったの……?」
そんな暗黙の了解があったのか……前世では普通に同僚の女性と昼食を共にしてたから、当たり前のように誘ってしまった。
確かにこの世界って外で食事を取ることがほとんどないから、食事を共にするとなったら家に招くしかない。家に招くのなんて親しい間柄か。
「マティアス、どうしよう。ティナもそのこと知ってたりする……かな?」
「あの反応からして知ってるだろうね。というかフィリップが知らなかったのがおかしいんだよ」
うっ……そんなこと言われても、前世の記憶の方が強くて習慣は思わずそっちに流されるんだ。
マジでどうしよう……誠実に見えないどころか、俺とコレットさんの仲を誤解されてる可能性が高いってことになる。絶対に誤解を解かなきゃダメだ。というか待って、昼食を誘った時のコレットさんが少し固まったのって、俺から突然好意を示されたからってこと!?
待って、全然違うんだけど! 何やらかしてるんだ、俺の馬鹿!
「マティアスどうしよう。コレットさんのことは仕事仲間としか思ってないんだ」
「とりあえず……僕達がコレットさんと話をしたかったから、フィリップに昼食に誘ってもらうよう頼んだことにするよ。ちょっと強引だけど、昼食を食べながらの顔合わせや打ち合わせはあり得るから」
「マティアス、ありがと~」
マティアスが輝いて見える。今の俺にとっては救世主だ。ティナへのフォローは今度孤児院に行った時にでも絶対にしよう。コレットさんじゃなくてティナに好意があるんだと直接じゃなくても伝えるためには……そうだ、ティナをうちの屋敷に誘えば良いのか。
「今度ティナを屋敷の昼食に誘うことにする」
俺がそう呟くと、マティアスは途端に瞳を輝かせて楽しそうな表情を見せた。
「それ良いと思う! 突然想いを伝えるよりも事前に遠回りしでも伝えれば、意識してもらえるかもしれないし!」
「マティアス、楽しんでるでしょ」
「だって何でもできるフィリップが右往左往してるのが面白いから。ふふっ、楽しくなりそうだね。……じゃあ戻ろうか、皆に変に思われるよ」
マティアスは俺の反論を聞かずに楽しそうに笑って、皆の方へ戻って行ってしまった。まあ楽しんではいるけど、応援してる気持ちも伝わってくるから良いんだけどさ。
「コレットさん。作物の様子はどうかな?」
「フィリップ様、おはようございます。順調に育っておりますよ」
コレットさんのその言葉を聞きながら畑をぐるりと眺めると、確かにしっかりと根付いて生き生きと育っているのが伝わってくる。この様子なら収穫までいけそうだ。
「一部のムギはかなり成長が早いね」
「はい。その区画は水を多めに与えて森の土を多く入れている場所なので、やはり土の栄養と水が大切なようです」
それだけでここまで差が出るなら、土をもっと採取してくるべきかな。森の奥に行けばさらに良い土があるだろうし。
「水だけを増やしてもあまり効果はない?」
「そうですね……少しは効果があるようですが、そこまで有意差はありません。水を与えすぎても作物は育ちにくくなりますし、数日に一度、降雨器で水を与えるのがちょうど良いと思います」
確かに水がありすぎても根腐れを起こしてしまうか。その辺の塩梅は庭師やコレットさんに任せた方が良いかな。
「じゃあその頻度でこれからもよろしくね」
「かしこまりました」
それからもコレットさんと畑を見て回り、収集しているデータについて話し合って今日の確認を終えた。
「今日はここまでかな。また明日見に来るよ」
「お待ちしております」
「……そういえば、コレットさんはこのあと昼食を食べに行くの?」
いつも畑には朝早く来てるけど、今日は別の仕事の関係で昼食前になってしまったのでそう聞くと、コレットさんは紙やペンを仕舞いながら頷いた。
「ちょうど昼食の時間ですので、食堂へ参ろうと思っております」
「そっか、じゃあ一緒に行かない? これから結構な期間一緒に仕事をするんだし、たまにはのんびり話そうよ」
何の他意もなく純粋に仲を深めようと思ってそう告げると、その提案にコレットさんは少しだけ固まった。しかし俺がその微妙な間の理由に思い当たる前に小さく頷いてくれたので、俺がその違和感を追求することはなかった。
二人で食堂に向かうと、まだ昼食には少しだけ早い時間だからか席は結構空いている。俺はコレットさんとカウンターに行きそれぞれ食事を受け取って、二人掛けのテーブルに座った。
「う~ん、美味しそうな匂い」
「コロッケはフィリップ様が伝授されたと聞きました。私はこれが大好きで、毎日楽しみにしているのです」
「美味しいよね。俺も大好きなんだ」
いつも俺の前では真面目な表情を崩さないコレットさんが、表情を緩めるほどにコロッケを気に入ってくれてることが嬉しくて、俺も思わず口角が上がる。
「サクサクしてて中はホクホクで、絶品だよね。そういえばトマがあるでしょ。あれを使ってコロッケに合う美味しいトマソースができるんだ」
「そうなのですか。それは……何がなんでもトマは収穫まで持っていかなければなりませんね」
「うん、俺も絶対にトマは成功させたい。あとムギもね、ムギから作るパンって料理があるんだけど、パンにトマソースを塗ってコロッケを挟むと絶品らしいよ」
ムギとトマソースができたらコロッケパンが作れる。想像するだけで幸せな気分になれるよね……早く食べたい。
「私、今まで以上に気合が入りました」
コレットさんは珍しく瞳を輝かせて豊かな表情を見せている。やっぱり誰でも美味しいものには敵わない。特にコロッケが作られて、この国でも皆が美味しい料理の存在を認識したから尚更だ。
「ふふっ、一緒に頑張ろうね」
「はい。よろしくお願いいたします」
そうして俺達が楽しく談笑しながらお昼ご飯を食べていると、突然後ろから肩を叩かれた。
「フィリップ、何やってるの?」
後ろを振り返るとそこにいたのはマティアスだ。マティアスの後ろにはファビアン様と……ティナがいる。
――え、ティナ!? 何でティナがいるの!?
「ちょ、ちょっと、何で、ティナがここに?」
思わぬ人物の存在に慌てて立ち上がると、ティナは少しだけ悲しそうな表情を見せて微笑んでくれた。
「孤児院長のダミエンが足を痛めまして、大事を取って報告書の提出に副院長の私が参りました。そして王太子殿下とマティアス様から昼食に誘っていただいたのです」
「そうなんだ……」
俺は突然のティナの登場にかなり動揺していた。だって今の俺はコレットさんと二人で食事をしていたし……いや、別にやましいことなんか一つもないし仕事仲間と食事を共にしてただけだけど、何となく動揺してしまう。
ティナにこれから気持ちを伝えようと考えてる時に、こんな場面を見られたら誠実に見えないんじゃないかとか、色々と頭の中を思考が駆け巡る。
そうしてぐるぐると考えすぎて二の句を告げないでいると、マティアスに手を引っ張られて皆から少し離れたところに連れて行かれた。
「フィリップ、何でコレットさんと二人で食事なんてしてるの!」
マティアスは小声で怒るという器用なことをして俺に詰め寄った。
「いや、たまたま昼食前に一緒に仕事をしてて、もう少し仲良くなろうかなって」
「はぁ……フィリップよく聞いてね、基本的に男女が二人きりで食事を共にするのは、かなり親しい間柄の場合だけだから」
「え、そうだったの……?」
そんな暗黙の了解があったのか……前世では普通に同僚の女性と昼食を共にしてたから、当たり前のように誘ってしまった。
確かにこの世界って外で食事を取ることがほとんどないから、食事を共にするとなったら家に招くしかない。家に招くのなんて親しい間柄か。
「マティアス、どうしよう。ティナもそのこと知ってたりする……かな?」
「あの反応からして知ってるだろうね。というかフィリップが知らなかったのがおかしいんだよ」
うっ……そんなこと言われても、前世の記憶の方が強くて習慣は思わずそっちに流されるんだ。
マジでどうしよう……誠実に見えないどころか、俺とコレットさんの仲を誤解されてる可能性が高いってことになる。絶対に誤解を解かなきゃダメだ。というか待って、昼食を誘った時のコレットさんが少し固まったのって、俺から突然好意を示されたからってこと!?
待って、全然違うんだけど! 何やらかしてるんだ、俺の馬鹿!
「マティアスどうしよう。コレットさんのことは仕事仲間としか思ってないんだ」
「とりあえず……僕達がコレットさんと話をしたかったから、フィリップに昼食に誘ってもらうよう頼んだことにするよ。ちょっと強引だけど、昼食を食べながらの顔合わせや打ち合わせはあり得るから」
「マティアス、ありがと~」
マティアスが輝いて見える。今の俺にとっては救世主だ。ティナへのフォローは今度孤児院に行った時にでも絶対にしよう。コレットさんじゃなくてティナに好意があるんだと直接じゃなくても伝えるためには……そうだ、ティナをうちの屋敷に誘えば良いのか。
「今度ティナを屋敷の昼食に誘うことにする」
俺がそう呟くと、マティアスは途端に瞳を輝かせて楽しそうな表情を見せた。
「それ良いと思う! 突然想いを伝えるよりも事前に遠回りしでも伝えれば、意識してもらえるかもしれないし!」
「マティアス、楽しんでるでしょ」
「だって何でもできるフィリップが右往左往してるのが面白いから。ふふっ、楽しくなりそうだね。……じゃあ戻ろうか、皆に変に思われるよ」
マティアスは俺の反論を聞かずに楽しそうに笑って、皆の方へ戻って行ってしまった。まあ楽しんではいるけど、応援してる気持ちも伝わってくるから良いんだけどさ。
6
あなたにおすすめの小説
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる