30 / 55
30、王都への道中
王都に出発する日の早朝。指定された外門に向かうと、そこにはかなり立派な魔車が鎮座していた。今まで街中で目にしてきていたものよりも豪華でかなり大きい。さらに車を引く魔物も見たことがない種類だ。
「リョータ、リラ、こちらに来てくれ」
たくさんの兵士が動き回っている中に入っていくのを躊躇っていると、ギヨームさんが俺達に気付いて声をかけてくれた。
「ギヨームさん、おはようございます。凄く大きな魔車ですね」
「ああ、上からの指示で、この街にある中でかなり良い魔車を手配してある。車自体が魔道具だから、中は空調完備で揺れもほとんどないぞ」
マジか……そんな魔車があったなんて。もうそれは自動車だ。やっぱりこの世界ってかなり発展してるよな。
「引いてる魔物は地竜ですか?」
「そうだ。こいつらが一番体力あって早いからな。こいつらなら予定から遅れることなく着くだろう」
地竜、そんな存在もいるのか……見た目はティラノサウルスを小さくした感じというか、ラプトルだっけ? 確かそんな名前の恐竜を大きくした感じというか、とりあえず恐竜だ。
「ユニーは乗れるでしょうか? 並走してもらう予定だったんですけど、地竜について行けるのか……」
「ヒヒンッ! ヒヒーン!」
俺がギヨームさんにユニーのことを相談した途端に、ユニーが顔を俺のお腹に擦り付けて何かを訴えてくる。
「……地竜にも付いていけるって言ってる?」
「ヒヒンッ!」
再度問いかけるとユニーはドヤ顔で頷いた。こんなに自信があるなら大丈夫なのかもしれないけど……ちょっと心配だ。俺のそんな気持ちが分かったのか、リラがユニーを撫でながら口を開いた。
「リョータ、ユニーちゃんなら大丈夫だよ。ユニコーンはかなり足が速いし体力もあるから。車を引いてる地竜になら遅れをとることはないよ」
「ヒヒンッ」
確かにそうか、地竜は車を引くんだからそこまで速度は出ないよな。
「じゃあユニー、疲れたら休憩にしてもらうから、ちゃんと言うんだよ」
――そうだ、スラくんにユニーに乗って貰えば良いのかもしれない。スラくんが一緒にいるだけで疲れることはない。それは俺が一番実感している。
そう思いついた俺は、スラくんを鞄から出して目の前に掲げ、ユニーの背中に乗ってくれるように頼んでみた。すると少しだけ不満そうな様子を見せながらも、プルプルと大きく震えて了承してくれる。
「スラくんありがと!」
「……スライムなら、車に乗っても大丈夫だぞ?」
俺とスラくんの会話を聞いて、ギヨームさんは首を傾げながら声をかけてくれた。
スラくんがヒールスライムってことを隠すために、スラくんの能力には触れずに話をしていたので、ギヨームさんは不思議に思ったようだ。
「えっと……あの、スラくんは外が好きなのと、あとユニーがスラくんのことを好きなんです」
「そうなのか、従魔同士が仲良いのは珍しいな」
「普通は仲良くないんですか?」
「まあそうだな。別種の魔物だと気が合わないことも多いと聞く」
そうだったのか。二人は結構仲が良くて俺抜きで通じ合ってるような時もあるし、これが普通なのかと思ってた。二人が仲良くて良かったな。俺は二人が仲良くしてるのを見るのは結構好きなのだ。
それから俺はスラくんをユニーの背中に固定して、リラと共に魔車に乗り込んだ。魔車と並走する兵士達とは軽く挨拶をしたけど、気の良い人達ばかりだったので、この先の道中への不安が少し減った。
「魔車ってこんなに揺れないんだ……」
街を出て数分が経ったけど、俺はさっきから感心しっぱなしだ。とにかく全く揺れない。なんなら魔車が動いてるかいないかも分からないぐらいだ。
「私もびっくりしてる。他の魔車はもっと揺れるよ? 魔道具の魔車ってこんなに凄いんだね……」
「これってどのぐらいの価格なのかな?」
「多分相当高いよ。それこそ王都に家が買えるぐらいかな」
マジか……さすがにそれは買えない。最近は依頼を頑張ってお金も溜まってきてるけど、あくまでも少し余裕ができたぐらいだ。
「魔道具じゃない魔車はどのぐらいの値段なんだろ」
「うーん、私もリョータと会うまでは買おうと考えたことなかったから、詳しいことは知らないんだよね。王都に着いたら魔車を売ってるお店に行ってみようか」
「そうしよっか。王都はルリーユより人が多いだろうし、魔車がないとかなり大変だと思うから」
「確かにね……スキル封じをかける場所を探すのが大変だと思う。ルリーユは私が街中を把握してたからまだ良かったけど、王都は全く知らない場所だし」
全く知らない場所でルリーユより都会で人が多くて、そんな街で三十分に一回、人目につかない場所を見つけるのなんて至難の業だろう。中古の安いやつでも良いからとりあえず魔車を買おう。
「兵士がたくさんいるなぁ。これって警戒されてる?」
窓から外の様子を見て思わずそう呟くと、リラが苦笑しつつ頷いた。
「逃げないようにってことだと思うよ。リョータのスキルは敵だったら怖いからね」
「やっぱりそうだよなぁ。はぁ……謁見とか気が重い。なんとか敵意はないことを示さないと。リラ、俺が何か悪いことを企んでも、リラなら簡単に俺を止められるってアピールして欲しい」
「もちろん。リョータが危険人物扱いされないように頑張るよ。リョータは悪いことを考えるような人じゃないって分かってるから」
「ありがと。本当に助かるよ」
それからもリラと話をしながらひたすら魔車に揺られ、お昼ご飯は道路脇に止まって軽く食べて、夜は街や村に宿泊した。
そうしてひたすら移動するという、思っていた以上に辛い日々を二週間過ごしていると、ついに目の前に王都が見えてきた。
「あれが王都か……デカいな」
「私も初めて来たよ。こんなに大きいなんて、凄いね」
王都は丘の上に王城があって、そこから丘を下るように街が広がっているみたいだ。城壁で囲まれているのは王城の近くだけで、その周りの街には自由に出入りできるらしい。
俺は目の前に広がる大きな街に、心が浮き立つのを感じた。
「リョータ、リラ、こちらに来てくれ」
たくさんの兵士が動き回っている中に入っていくのを躊躇っていると、ギヨームさんが俺達に気付いて声をかけてくれた。
「ギヨームさん、おはようございます。凄く大きな魔車ですね」
「ああ、上からの指示で、この街にある中でかなり良い魔車を手配してある。車自体が魔道具だから、中は空調完備で揺れもほとんどないぞ」
マジか……そんな魔車があったなんて。もうそれは自動車だ。やっぱりこの世界ってかなり発展してるよな。
「引いてる魔物は地竜ですか?」
「そうだ。こいつらが一番体力あって早いからな。こいつらなら予定から遅れることなく着くだろう」
地竜、そんな存在もいるのか……見た目はティラノサウルスを小さくした感じというか、ラプトルだっけ? 確かそんな名前の恐竜を大きくした感じというか、とりあえず恐竜だ。
「ユニーは乗れるでしょうか? 並走してもらう予定だったんですけど、地竜について行けるのか……」
「ヒヒンッ! ヒヒーン!」
俺がギヨームさんにユニーのことを相談した途端に、ユニーが顔を俺のお腹に擦り付けて何かを訴えてくる。
「……地竜にも付いていけるって言ってる?」
「ヒヒンッ!」
再度問いかけるとユニーはドヤ顔で頷いた。こんなに自信があるなら大丈夫なのかもしれないけど……ちょっと心配だ。俺のそんな気持ちが分かったのか、リラがユニーを撫でながら口を開いた。
「リョータ、ユニーちゃんなら大丈夫だよ。ユニコーンはかなり足が速いし体力もあるから。車を引いてる地竜になら遅れをとることはないよ」
「ヒヒンッ」
確かにそうか、地竜は車を引くんだからそこまで速度は出ないよな。
「じゃあユニー、疲れたら休憩にしてもらうから、ちゃんと言うんだよ」
――そうだ、スラくんにユニーに乗って貰えば良いのかもしれない。スラくんが一緒にいるだけで疲れることはない。それは俺が一番実感している。
そう思いついた俺は、スラくんを鞄から出して目の前に掲げ、ユニーの背中に乗ってくれるように頼んでみた。すると少しだけ不満そうな様子を見せながらも、プルプルと大きく震えて了承してくれる。
「スラくんありがと!」
「……スライムなら、車に乗っても大丈夫だぞ?」
俺とスラくんの会話を聞いて、ギヨームさんは首を傾げながら声をかけてくれた。
スラくんがヒールスライムってことを隠すために、スラくんの能力には触れずに話をしていたので、ギヨームさんは不思議に思ったようだ。
「えっと……あの、スラくんは外が好きなのと、あとユニーがスラくんのことを好きなんです」
「そうなのか、従魔同士が仲良いのは珍しいな」
「普通は仲良くないんですか?」
「まあそうだな。別種の魔物だと気が合わないことも多いと聞く」
そうだったのか。二人は結構仲が良くて俺抜きで通じ合ってるような時もあるし、これが普通なのかと思ってた。二人が仲良くて良かったな。俺は二人が仲良くしてるのを見るのは結構好きなのだ。
それから俺はスラくんをユニーの背中に固定して、リラと共に魔車に乗り込んだ。魔車と並走する兵士達とは軽く挨拶をしたけど、気の良い人達ばかりだったので、この先の道中への不安が少し減った。
「魔車ってこんなに揺れないんだ……」
街を出て数分が経ったけど、俺はさっきから感心しっぱなしだ。とにかく全く揺れない。なんなら魔車が動いてるかいないかも分からないぐらいだ。
「私もびっくりしてる。他の魔車はもっと揺れるよ? 魔道具の魔車ってこんなに凄いんだね……」
「これってどのぐらいの価格なのかな?」
「多分相当高いよ。それこそ王都に家が買えるぐらいかな」
マジか……さすがにそれは買えない。最近は依頼を頑張ってお金も溜まってきてるけど、あくまでも少し余裕ができたぐらいだ。
「魔道具じゃない魔車はどのぐらいの値段なんだろ」
「うーん、私もリョータと会うまでは買おうと考えたことなかったから、詳しいことは知らないんだよね。王都に着いたら魔車を売ってるお店に行ってみようか」
「そうしよっか。王都はルリーユより人が多いだろうし、魔車がないとかなり大変だと思うから」
「確かにね……スキル封じをかける場所を探すのが大変だと思う。ルリーユは私が街中を把握してたからまだ良かったけど、王都は全く知らない場所だし」
全く知らない場所でルリーユより都会で人が多くて、そんな街で三十分に一回、人目につかない場所を見つけるのなんて至難の業だろう。中古の安いやつでも良いからとりあえず魔車を買おう。
「兵士がたくさんいるなぁ。これって警戒されてる?」
窓から外の様子を見て思わずそう呟くと、リラが苦笑しつつ頷いた。
「逃げないようにってことだと思うよ。リョータのスキルは敵だったら怖いからね」
「やっぱりそうだよなぁ。はぁ……謁見とか気が重い。なんとか敵意はないことを示さないと。リラ、俺が何か悪いことを企んでも、リラなら簡単に俺を止められるってアピールして欲しい」
「もちろん。リョータが危険人物扱いされないように頑張るよ。リョータは悪いことを考えるような人じゃないって分かってるから」
「ありがと。本当に助かるよ」
それからもリラと話をしながらひたすら魔車に揺られ、お昼ご飯は道路脇に止まって軽く食べて、夜は街や村に宿泊した。
そうしてひたすら移動するという、思っていた以上に辛い日々を二週間過ごしていると、ついに目の前に王都が見えてきた。
「あれが王都か……デカいな」
「私も初めて来たよ。こんなに大きいなんて、凄いね」
王都は丘の上に王城があって、そこから丘を下るように街が広がっているみたいだ。城壁で囲まれているのは王城の近くだけで、その周りの街には自由に出入りできるらしい。
俺は目の前に広がる大きな街に、心が浮き立つのを感じた。
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ダンジョン・イーツ! ~戦闘力ゼロの俺、スキル【絶対配送】でS級冒険者に「揚げたてコロッケ」を届けたら、世界中の英雄から崇拝されはじめた件~
たくみさん
ファンタジー
「攻撃力ゼロのポーターなんて、配信の邪魔なんだよ!」
3年尽くしたパーティから、手切れ金の1万円と共に追放された探索者・天野蓮(アマノ・レン)。
絶望する彼が目にしたのは、ダンジョン深層で孤立し、「お腹すいた……」と涙を流すS級美少女『氷姫』カグヤの緊急生放送だった。
その瞬間、レンの死にスキルが真の姿を見せる。
目的地と受取人さえあれば、壁も魔物も最短距離でブチ抜く神速の移動スキル――【絶対配送(デリバリー・ロード)】。
「お待たせしました! ご注文の揚げたてコロッケ(22,500円)お届けです!」
地獄の戦場にママチャリで乱入し、絶品グルメを届けるレンの姿は、50万人の視聴者に衝撃を与え、瞬く間に世界ランク1位へバズり散らかしていく!
一方、彼を捨てた元パーティは補給不足でボロボロ。
「戻ってきてくれ!」と泣きつかれても、もう知らん。俺は、高ランク冒険者の依頼で忙しいんだ!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!