信仰者はVRを突き抜ける。 〜混沌なる世界で 神は微笑む〜

むに

文字の大きさ
70 / 93
第四章 都市防衛戦の波乱

蹂躙蹂躙!そして蹂躙!!

しおりを挟む



 Twitter始めました。
というか助けて下さい。呟く内容が全くありません……マイページの方に一応リンクは貼っておいたけどTwitterは人外魔境過ぎて自分には入れそうにありません。

––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––








 さて、各フィールドを見たところでカルマ達にフォーカスを当ててみる。
 彼らは別々のフィールドで力を振るっていた。アリスは、森林で蹂躙していたが次はクリムを見てみよう。



 彼女も森林にいるようだ。しかもかなりの深部にいるらしく、敵も相応に強くなっているはずなのだがクリムは隠れながらもイベントでのポイントが高いモンスターを倒しまくっていた。

 緑ホブゴブリンという緑ゴブリンの上位のモンスターが辺りをきょろきょろと見回しつつ呑気にも欠伸をしていた。
 そこで狙っているハンターに全く気が付いていないらしく、背後から忍び寄る影には気が付かないで消滅エフェクトを発生して死んでしまう。

「……」

 彼女は各個撃破をしていた。グループで行動する者は呪詛魔術で動きを緩めて一体一体地道にしかして着実にポイントを稼いでいく。

 実はカルマ御一行は、身内みうち内でとある約束事……というよりもクリムとアリスが考案した。このイベントでポイントがカルマ達の中で一番高い人の言うことを一つだけ聞いて実行するというものだ。
 もちろんカルマに恥ずかし気もなく結婚しようなどと言うクリムと、ユリにお熱な脳内百合畑なアリスの二人の魂胆は丸見えだがカルマとユリは、草薙家特有の天然スキルを発動して面白そうだと賛成していた。

 とまぁこんなことがあったため、クリムとアリスは実に張り切ってモンスターを蹂躙、または暗殺していた。


 一転変わって今度は草原で狼相手に無双しているのは、白銀の髪を振り回しながら短剣を放つユリである。
 ユリのスキル構成はハッキリ言ってサポート型なのだが持ち前の身軽さで敵を翻弄しながら複製クリムゾンダガーを“見えざる手”で投擲する。

「“ロー・レプリケーション” “ロー・レプリケーション” “ロー・レプリケーション” “ロー・レプリケーション”!」

 ステップを踏みながら最低限のSPで量産されるクリムゾンダガーを見えざる手で拾い上げて投擲、SPがなくなると素早くポーションを飲んで再びこの作業を繰り返す。
 その間も“見えざる手”は動きっぱなしで普通の人間が持つ脳スペックでは混乱してしまうであろうことを容易く熟していた。

 素早く正確に命中する圧倒的な短剣弾幕に狼達は為す術も無く眉間を剣に貫かれて消滅していた。



 またまた変わって山道で、鮮血色に染まった大太刀を構える美丈夫、そう苦労人ランだ。
 凄まじい勢いで転がってくるロックルを前に大太刀を納刀、そして引き潰そうと迫るロックルを鋭い目付きで睨むと──

 一閃。
 鮮血に煌めく流星が如し一太刀は、硬いロックルを一刀両断にしてしまう。
 これは、様々なスキルのサポートやラン自体の技量も合わさってできることだが特に“瞬速の連撃”の活躍が大きい。抜刀時に1%加速して代わりにダメージが1%なくなり、その後の攻撃でも効果が発揮されるというとんでもないもの。
 一見、ダメージが減るのはデメリットに思えるがその分手数が増えるのでむしろプラスとなる。尚、この世界には防御力なんて単語はないので死にスキルと化すことは絶対にない。

「軟い!軟いぞ! 日々のストレスぶつけてやるわ!!」

 ……とても哀れに見えてくるが気にしてはいけない。



 さぁ、次は我らが主人公のカルマだ。
 もちろん彼は草原にいる。今の称号は、蹂躙者(モンスターを倒せば倒すほど能力上昇)で攻撃もしていないのだが狼達はまるで親の仇を討つような決死の特攻をしてくる。
 だが、元々の能力が違いすぎた。
 カルマが飛び掛かる狼の顎を上空に蹴り飛ばすと跳躍し、空中にいる狼を踏み台にしてさらに高く跳び上がると新たに追加された機能であるアイテムスロットというアイテムを呼び出す機能を使い、巨大な大剣を取り出す。

 それはとんでもないサイズだった。
 柄は1mはあり、刃幅は3mあるという最早大剣ではなく金属の塊だ。そしてこの大剣につけられた効果のせいで今から放たれる攻撃は、全てを蹂躙する一撃と化す。

 カルマは落下しながら自身の大剣のソードガードと呼ばれる部位に全力で縮地をした。
 強烈な脚力でただでさえ速かった落下速度は急加速し、地面へと衝突する。
 瞬間、地面が揺れたと錯覚するくらいのダメージが発生した。あまりの一撃に風が荒ぶり、地面には軽いクレーターができていた。
 周りの狼は全て全滅。しかも数十m先の狼すら倒してしまっていた。

 この一撃は、大剣についている効果。“衝撃波”と“重量増加”のせいだ。
 衝撃波は、対象に衝撃が与えられると相応の衝撃波が発生し、重量増加は字のままである。
 つまりだ。この攻撃は、重力と剣の重量、カルマの脚力、衝撃波が合わさった一撃だったということで、言ってしまえばカルマはこの剣の耐久が尽きるまで放つことが可能だと言うこと。
 その上だ。蹂躙者の効果が合わさってさらに攻撃力が増すという最凶の組み合わせである。

 狼にとっての地獄が今、開かれた。



【Tips】このイベントにおいてのポイント配分はこのようになる。
草原・ウルフ  2P
森林・ゴブリン 1P
湿地・フロッグ 2P
山道・ロックル 3P


––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––



【スケジュール】
12月18日18時

【作者の語り】

 友達に自分の小説を見て何処がダメなのかとか言ってもらおうとしたのですが口が勝手にこのアカウント名を名乗る事を拒否りました。
 ということで考えたのがなろうにある機能を使って一部作品だけ違う作者の名前にするということ。
 この名前を出さずに済むぜ、フハハハと笑っていたら急に冷めてま、別に自分が見たいやつ書いてるだけだしいっかとなった今日の昼下がり。
 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...