112 / 163
第112話 陸攻、重爆飛行準備
しおりを挟む
その日の昼前、トゥンサリル城の一角にある鳩小屋で、世話係の男が、通信管を脚に括り付けた1羽の鳩に気付いた。
「おや、さっきまで見掛けなかった子だね。どれどれ。」
世話係は、通信管を脚から外すと、そのまま上司である騎士の許へと届けに行った。
「ご苦労。」
通信管を受け取った騎士は、更に上役の下級貴族の許へと、それを開封することなく持参した。
受け取った貴族は、封を切って中の信書を取り出すと一瞥し
「下がって良し。」
と言って騎士を退出させた。
これらは一般的な通信文の接受であるが、届いてからここまでで1刻(2時間)以上を要する場合があった。
内容が機密文書であれば、下級の者が目をとおす訳には行かず、暗号文であれば、専門の文書掛りが解読後、上役に回付する必要があり、最終的に上級者が目にするまでに時間を要することは、ある程度仕方がなかった。
今回届いた文書は、本国の中書省からグリトニル辺境伯に充てた重要機密文書であったが、暗号ではなかったため、比較的早く庶務尚書ケッペル男爵の許へ回付され、ケッペルからグリトニルへ上奏されることになった。
「辺境伯殿下、これは難題でございますぞ。」
「うん、そうだね。普通じゃ実行不可能だね。」
二人が見つめるその文書には、2日前の日付で、教皇からの要請により4日後、つまり今からだと明後日までに王都へ来られたし、と中書省侍従名で記されていた。
グリトニルは、実現不可能な難題を突き付けられた格好になった。
「奇跡が起こっても到底実行不可能な難題、それも教皇の要請を、中書省ほかの機関が、何故呑んだのでございましょう。」
ケッペルの問いに、グリトニルは困ったように
「分からんが、先日、センスイカンに砲撃してもらった島に、何か関りがあるのだろうか。」
と言った。
ケッペルは、執事を呼び、書庫からメロウとメロウの里に関する書物を何冊か持って来させた。
彼は、目次と索引を交互に見ながらページを捲っていたが、とあるページに目を留めると
「あ、これか!」
と叫んだ。
「男爵、どうした?」
書物を横から覗き込んだグリトニルに、ケッペルはある一文を差し示した。
その記述によると、メロウの里の内海にある島の古城に、古から伝わる聖なる場所が存在するとされていた。
「メロウの奴らに、うまうまと乗せられたか。」
ケッペルが忌々しそうに言った。
デ・ノーアトゥーンには、メロウの里からの「亡命者」が多数居住していて、属領首府のアドバイザーになっている者もいたのである。
「いや、そう単純な話でもないような気がする。いずれにせよ、差し当たりの問題は、期限までに王都へ着けるかどうかだろう。」
グリトニルが話題を現実へ戻した。
「左様でございますな…。そう言えば、二ホン軍の空飛ぶ機械、ヒコーキは、一日に何百ノイルも離れたところへ飛ぶ、と聞き及びまする。ここは一つ、また彼らに相談しては如何でございましょう。」
それまで眉間に皺を寄せていたグリトニルは、文字どおり愁眉を開いた。
「そうだな。よし、ヤマハナ殿をお呼びしろ。」
午後1時過ぎ、根拠地隊連絡員の山花大佐がグリトニルの執務室へ赴いた。
「ふーむ。」
要請を受けた山花は考え込んだ。
飛行機は出せる。
距離から言えば、片道1,000㎞と少し、往復でも2,500㎞にはならないだろう。
零式水偵であれば、往復してもお釣りが来る。
「何人が行かれますか?」
山花が訊くと、最低でもグリトニルとケッペルが赴かねばならない、と返答があった。
水偵から一人降ろして代わりに搭乗させるとして、2機の水偵が必要となる。
「目的地のお城には、近場に水上機の発着ができそうな湖沼はありますか。」
飛んでも降りられなければ話にならない。
この問いには、自信なさげな回答しか得られなかった。
「水上機がダメとなると、陸上機か。しかし、複座機では偵察員がいなくなると困るし、かと言って、陸攻や重爆は、うんと広い飛行場がないとダメだしなぁ…。護衛も乗せられるから、都合が良いんだが。」
山花は、王都のような「都会」で、そんな「都合の良い不動産物件」のような土地があるまい、ダメもとだとばかりに
「目的のお城の近くに、飛行機が発着できそうな広い土地はありませんかね?平坦で、樹木や岩石がなく、穴もないような広い土地です。」
と訊いた。
訊かれたケッペルは
「広い土地、ギムレー湾近くの『ヒコウジョウ』のような土地の事でございますな。」
と言って少し考える素振りをしてから
「ああ、あるある。ございますとも。辺境伯殿下、城壁外の練兵場などは如何でございましょう。」
「おお、そうだ。あそこなら2ノイル四方はあるな!」
1ノイルがおおむね1.6㎞(1マイル)であるから、3.2㎞四方の土地、ということになる。
両辺の差し渡し3,000mの平坦地であれば、風向きにも左右されず、陸攻や重爆が離発着できると見込まれた。
「すぐに手配しましょう。時間は貴重だ。」
山花は、グリトニルの執務室を辞すると、城内の根拠地隊事務室へ戻り、無線を通じて陸攻と、重爆の飛行準備と要員の手当てを依頼した。
どこで話を聞き付けたのか、イザベラ姫の侍従アールトが事務室へ姿を見せ、姫の同行(つまりは里帰り)を要請して来たが、山花は、桑園司令の意見を聞くまでもなく、これを断った。
山花は、陸攻と重爆を使用すると決めてから、機体警備とグリトニルの護衛のため、兵を付けるつもりだった。
しかし、イザベラを同行させるとなると、事故の危険もさることながら、当然、侍従のアールトや侍女のアニタたちも同行すると言い始めることは目に見えており、そうなれば、ほかの搭乗者を減らさざるを得ず、これは呑めない要求であった。
山花が腕時計を見ると、時刻はすでに午後2時を回っており、これから出発の準備をしてからの飛行となると、現地到着が日没後になると予想された。
慣れぬ土地での夜間飛行は絶対に避けたいところであり、出発は、翌朝一番ということになりそうだった。
刻限は、明後日の日没まで。
仮に、天候が悪化すれば、余裕がない。
ギムレー飛行場の、一式陸攻と重爆飛龍の飛行準備が始められた。
「おや、さっきまで見掛けなかった子だね。どれどれ。」
世話係は、通信管を脚から外すと、そのまま上司である騎士の許へと届けに行った。
「ご苦労。」
通信管を受け取った騎士は、更に上役の下級貴族の許へと、それを開封することなく持参した。
受け取った貴族は、封を切って中の信書を取り出すと一瞥し
「下がって良し。」
と言って騎士を退出させた。
これらは一般的な通信文の接受であるが、届いてからここまでで1刻(2時間)以上を要する場合があった。
内容が機密文書であれば、下級の者が目をとおす訳には行かず、暗号文であれば、専門の文書掛りが解読後、上役に回付する必要があり、最終的に上級者が目にするまでに時間を要することは、ある程度仕方がなかった。
今回届いた文書は、本国の中書省からグリトニル辺境伯に充てた重要機密文書であったが、暗号ではなかったため、比較的早く庶務尚書ケッペル男爵の許へ回付され、ケッペルからグリトニルへ上奏されることになった。
「辺境伯殿下、これは難題でございますぞ。」
「うん、そうだね。普通じゃ実行不可能だね。」
二人が見つめるその文書には、2日前の日付で、教皇からの要請により4日後、つまり今からだと明後日までに王都へ来られたし、と中書省侍従名で記されていた。
グリトニルは、実現不可能な難題を突き付けられた格好になった。
「奇跡が起こっても到底実行不可能な難題、それも教皇の要請を、中書省ほかの機関が、何故呑んだのでございましょう。」
ケッペルの問いに、グリトニルは困ったように
「分からんが、先日、センスイカンに砲撃してもらった島に、何か関りがあるのだろうか。」
と言った。
ケッペルは、執事を呼び、書庫からメロウとメロウの里に関する書物を何冊か持って来させた。
彼は、目次と索引を交互に見ながらページを捲っていたが、とあるページに目を留めると
「あ、これか!」
と叫んだ。
「男爵、どうした?」
書物を横から覗き込んだグリトニルに、ケッペルはある一文を差し示した。
その記述によると、メロウの里の内海にある島の古城に、古から伝わる聖なる場所が存在するとされていた。
「メロウの奴らに、うまうまと乗せられたか。」
ケッペルが忌々しそうに言った。
デ・ノーアトゥーンには、メロウの里からの「亡命者」が多数居住していて、属領首府のアドバイザーになっている者もいたのである。
「いや、そう単純な話でもないような気がする。いずれにせよ、差し当たりの問題は、期限までに王都へ着けるかどうかだろう。」
グリトニルが話題を現実へ戻した。
「左様でございますな…。そう言えば、二ホン軍の空飛ぶ機械、ヒコーキは、一日に何百ノイルも離れたところへ飛ぶ、と聞き及びまする。ここは一つ、また彼らに相談しては如何でございましょう。」
それまで眉間に皺を寄せていたグリトニルは、文字どおり愁眉を開いた。
「そうだな。よし、ヤマハナ殿をお呼びしろ。」
午後1時過ぎ、根拠地隊連絡員の山花大佐がグリトニルの執務室へ赴いた。
「ふーむ。」
要請を受けた山花は考え込んだ。
飛行機は出せる。
距離から言えば、片道1,000㎞と少し、往復でも2,500㎞にはならないだろう。
零式水偵であれば、往復してもお釣りが来る。
「何人が行かれますか?」
山花が訊くと、最低でもグリトニルとケッペルが赴かねばならない、と返答があった。
水偵から一人降ろして代わりに搭乗させるとして、2機の水偵が必要となる。
「目的地のお城には、近場に水上機の発着ができそうな湖沼はありますか。」
飛んでも降りられなければ話にならない。
この問いには、自信なさげな回答しか得られなかった。
「水上機がダメとなると、陸上機か。しかし、複座機では偵察員がいなくなると困るし、かと言って、陸攻や重爆は、うんと広い飛行場がないとダメだしなぁ…。護衛も乗せられるから、都合が良いんだが。」
山花は、王都のような「都会」で、そんな「都合の良い不動産物件」のような土地があるまい、ダメもとだとばかりに
「目的のお城の近くに、飛行機が発着できそうな広い土地はありませんかね?平坦で、樹木や岩石がなく、穴もないような広い土地です。」
と訊いた。
訊かれたケッペルは
「広い土地、ギムレー湾近くの『ヒコウジョウ』のような土地の事でございますな。」
と言って少し考える素振りをしてから
「ああ、あるある。ございますとも。辺境伯殿下、城壁外の練兵場などは如何でございましょう。」
「おお、そうだ。あそこなら2ノイル四方はあるな!」
1ノイルがおおむね1.6㎞(1マイル)であるから、3.2㎞四方の土地、ということになる。
両辺の差し渡し3,000mの平坦地であれば、風向きにも左右されず、陸攻や重爆が離発着できると見込まれた。
「すぐに手配しましょう。時間は貴重だ。」
山花は、グリトニルの執務室を辞すると、城内の根拠地隊事務室へ戻り、無線を通じて陸攻と、重爆の飛行準備と要員の手当てを依頼した。
どこで話を聞き付けたのか、イザベラ姫の侍従アールトが事務室へ姿を見せ、姫の同行(つまりは里帰り)を要請して来たが、山花は、桑園司令の意見を聞くまでもなく、これを断った。
山花は、陸攻と重爆を使用すると決めてから、機体警備とグリトニルの護衛のため、兵を付けるつもりだった。
しかし、イザベラを同行させるとなると、事故の危険もさることながら、当然、侍従のアールトや侍女のアニタたちも同行すると言い始めることは目に見えており、そうなれば、ほかの搭乗者を減らさざるを得ず、これは呑めない要求であった。
山花が腕時計を見ると、時刻はすでに午後2時を回っており、これから出発の準備をしてからの飛行となると、現地到着が日没後になると予想された。
慣れぬ土地での夜間飛行は絶対に避けたいところであり、出発は、翌朝一番ということになりそうだった。
刻限は、明後日の日没まで。
仮に、天候が悪化すれば、余裕がない。
ギムレー飛行場の、一式陸攻と重爆飛龍の飛行準備が始められた。
13
あなたにおすすめの小説
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
異世界帰りのハーレム王
ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。
で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか?
異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕!
異世界帰りのハーレム王
朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる