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第3話 マリアンナの見る悪夢
それは突然に訪れた。
冷たい金属が重たく自分の首筋に衝撃を与え、瞬間視界は暗転した。
(ああ、わたくし、死んだのね。)
そう思ったのは、自分の頭と胴が離れ頭がゴロリと転がるのを上から見下ろしていたからだろう。
(この先わたくしは地獄へと死神に連れていかれるのかしら?)
呑気にそんなことを考えた瞬間、グルグルと自分と世界が周りだした。
目が回る、吐き気が込み上げる。
馬車酔いのひどいもののような、気分の悪さに襲われる。
「気持ち悪い、吐く。」
起き上がるや否や、盛大に嘔吐した。
「まあ、マリーが吐いてしまったわ、誰か来て!マリー、マリー大丈夫?」
「ま、マリー様!誰か早く着替えを持て。」
吐いている自分の背を誰かが擦ってくれながら、人を呼んだ。
駆けつけた女性たちが自分を抱き上げて、介抱を始めた。
暫くして白湯を少しずつ飲まされながら、周りに目をやると、幼い姉カロリーナが心配気にのぞき込んでいた。
「え?え?カロリーナ姉様、その姿どうされたの!?」
マリアンナは動揺に目を見開き、手を震わせて、そう叫んだ。
手に持っていたカップの白湯が、震えで溢れ、自身のドレスの袖口を濡らした。
「マリー、マリー落ち着いて。大丈夫よ、わたくしが居るから大丈夫。もう怖くないわ。」
カロリーナは自分の手が濡れるのも厭わず、そっとマリアンナから白湯のカップを取り、それを横の女に渡して、マリアンナを抱き締めて、背中を擦って優しい声をかけた。
過呼吸になりかけていたマリアンナは、その温もりと優しい声色に深く息を吐くことができたのだった。
そのまま暫く落ち着くまで、抱き締められていたが、
「さあ、濡れた服を着替えましょう。」
手を引かれてカロリーナとベッドを降りると、側に控えていた女たちが手早く二人の着替えさせた。
その女たちの顔をみて、再度、マリアンナは息を飲んだ。
懐かしい顔が揃っていた。
幼い時に長い時間を一緒に過ごした、幼い王女付きの侍女たち、メイドたち。
みな思い出の顔立ちより若いように思われた。
そして、横で同じように着替えをしている、アレス王国に嫁いでからは一度も会うことが叶わなかった、大好きな姉カロリーナ、その幼い姿は楽しい幼少時代の思い出のまま。
ジッと見つめるマリアンナの視線に気づいて、優しく微笑みながら、
「マリーまだ怖いのかしら?ねえ、誰かベエベちゃんをマリーへ。マリー、ベエベちゃんも居るわ、怖くないわよ。」
メイドからビスクドールを受けとると、カロリーナはそれをマリアンナに手渡して、頭を撫でてくれた。
そのビスクドールはエリザヴェータが幼少の頃、父フランツから贈られたプラチナの髪と青い瞳の精巧に作られた人形で、それをカロリーナが姉から貰い受け、更にマリアンナへと贈ってくれた、大切な人形だった。
マリアンナはその時始めて、記憶より余程大きな人形に自分の体が小さい事に気がつくと、鏡に映る姿を見てまた驚き、叫び声を上げてしまうのだった。
ベッドに寝かされ、宮廷医の診断を受けると、気鬱の症状と告げられ薬を飲まされた。
カロリーナはベッドの横に付き添って、心配気に手を擦ってくれていた。
「断頭台で首を切り落とされたの。嫁いだ先では稀代の悪役王妃と呼ばれて嫌われて。そして捕らえられ幽閉されて、断頭台で首を切り落とされたの。頭が胴体からボトリと落ちる音を聞いたわ。
そうしたら、グルグルと渦に飲み込まれて、気持ち悪くて気持ち悪くて。気づいたら、幼い姿になっていたの。死んだ時、わたくし30才だったはずなのに。」
そう、マリアンナは先程までの自分の身の上話をカロリーナに話して聞かせた。
「マリー、大丈夫よ。マリーの頭は体についているわ。そしてあなたはまだ3つよ。悪夢を見たのよ。安心して少し寝て。わたくしがここに居るから、怖くないわ。」
その声に安堵しながら、薬が効いて眠りに落ちるのだった。
それからも度々、マリアンナは1度目の記憶悪夢を見ては泣きながら飛び起きた。
「カロリーナがオフィ姉様の代わりに北ウエス王国に嫁いで、不慮の死に怒ったお兄様が国境線に帝国兵を並べて威圧して、ウエス共和国内に内乱が起こって、飛び火を恐れた革命軍が急いでわたくしたちを処刑したの。裁判なんてあってもないようなもので、わたくし、身に覚えの無い、国家予算の流用やら不貞やら108の罪状で処刑されたの。そんなことしてないわ、流用なんて出きる訳もないのに。予算審議まつりごとになど参加させないように自分達が妨害していたのに。」
「ああ。カロリーナ姉様。絶対に、北ウエス王国に嫁いではいけないわ。帝国の王女に対して有るまじき行為をあの国は行うわ。だいたい親子ほども年の離れた王女を娶ろうなど鬼畜の沙汰だわ。そんな話をお母様がしてきたら修道院に逃げ込むのよ。わたくしも一緒に逃げ込むわ。」
「だいたい、エリザヴェータ姉様の婚約者であるアルベルトに横恋慕をして、挙げ句お兄様と共同統治者として帝国を治めるはずのお姉様から婚約者もハデス王国の女王の座も奪う、我が儘オフィーリアが諸悪の根元なのよ。入婿の癖に、エリザヴェータ姉様を蔑ろにする愚者のアルベルトも。不貞者たちを真実の愛だとか初恋の成就だとか、頭に花咲いているような馬鹿げたことを言って我が儘を許したお母様って決して優秀な為政者では無いわ。エリザヴェータ姉様が見切りをつけてさっさと出家してしまわれたのもしょうがないわ。しかも、お兄様が即位してからも共同統治者とか言っていつまでも権力を手放さないで。やったことは、わたくしたちを愚者の生け贄にしただけ。その上、わたくしたちより長生きして。」
「アルベルト、リンネ王国と我が帝国をユラユラどっち付かず、箸にも棒にもならないヘルメス公国の三男が、帝国の第一王女のエリザヴェータ姉様を蔑ろにする、あの性悪オフィーリアと長く不貞をして。どちらも為政者になどなれる器でもない癖に、正しく自分の姿を見ることが出来ない愚か者が、あの不安定な地域を治められる訳もない。まして、婚姻と言う血の契約すら反故にする愚か者を帝国の王族へ迎えるなんて、自ら毒を飲むのと一緒よ。帝国の自殺行為だわ。」
だいたい、こんなことを良く言っていた。
3つになったばかり、どちらかというと口が遅くおっとりとした性質のマリアンナが、泣きながら飛び起きると、口角泡を飛ばして早口で捲し立てるその姿に、カロリーナは単なる気鬱ではないのでは無いかと思った。
帝国の中において、家族であっても女帝マリアの批判など許されない。
しかし、悪夢から目覚めたばかりのマリアンナは都度、強く母女帝マリアの批判を繰り返した。
誰かに聞かれたら不味いと、カロリーナが何度マリアンナの口を手で塞いで窘めたか分からぬほどだった。
そんな日々が続き、幼いカロリーナの胸中もざわめきが広がっていた。
マリアンナの夢の話がもし、予知夢であったならば、自分はデビュタントを終えた途端、親ほど年の離れた国王の後妻として嫁がされ、非業の最期を迎えるという。
マリアンナより年上とはいえまだ7つの幼い王女である。
ある時から、カロリーナも気鬱な様子が目につくようになったのだった。
側使えは、幼き王女たちの気鬱を長姉エリザヴェータへと伝えた。
「カロリーナ、最近、気分がすぐれないようだけど、いったいどうしたの?」
エリザヴェータは自身の部屋へとカロリーナを招いて、優しく問いかけた。
度々マリアンナから聞かされる、予知夢(もう、この頃のカロリーナはそう思い込んでいた)の話に胸がいっぱいでどこかに吐き出したかったカロリーナは、そこで初めてマリアンナの1度目の記憶悪夢をこれでもかと、盛大に暴露して聞かせたのだった。
冷たい金属が重たく自分の首筋に衝撃を与え、瞬間視界は暗転した。
(ああ、わたくし、死んだのね。)
そう思ったのは、自分の頭と胴が離れ頭がゴロリと転がるのを上から見下ろしていたからだろう。
(この先わたくしは地獄へと死神に連れていかれるのかしら?)
呑気にそんなことを考えた瞬間、グルグルと自分と世界が周りだした。
目が回る、吐き気が込み上げる。
馬車酔いのひどいもののような、気分の悪さに襲われる。
「気持ち悪い、吐く。」
起き上がるや否や、盛大に嘔吐した。
「まあ、マリーが吐いてしまったわ、誰か来て!マリー、マリー大丈夫?」
「ま、マリー様!誰か早く着替えを持て。」
吐いている自分の背を誰かが擦ってくれながら、人を呼んだ。
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暫くして白湯を少しずつ飲まされながら、周りに目をやると、幼い姉カロリーナが心配気にのぞき込んでいた。
「え?え?カロリーナ姉様、その姿どうされたの!?」
マリアンナは動揺に目を見開き、手を震わせて、そう叫んだ。
手に持っていたカップの白湯が、震えで溢れ、自身のドレスの袖口を濡らした。
「マリー、マリー落ち着いて。大丈夫よ、わたくしが居るから大丈夫。もう怖くないわ。」
カロリーナは自分の手が濡れるのも厭わず、そっとマリアンナから白湯のカップを取り、それを横の女に渡して、マリアンナを抱き締めて、背中を擦って優しい声をかけた。
過呼吸になりかけていたマリアンナは、その温もりと優しい声色に深く息を吐くことができたのだった。
そのまま暫く落ち着くまで、抱き締められていたが、
「さあ、濡れた服を着替えましょう。」
手を引かれてカロリーナとベッドを降りると、側に控えていた女たちが手早く二人の着替えさせた。
その女たちの顔をみて、再度、マリアンナは息を飲んだ。
懐かしい顔が揃っていた。
幼い時に長い時間を一緒に過ごした、幼い王女付きの侍女たち、メイドたち。
みな思い出の顔立ちより若いように思われた。
そして、横で同じように着替えをしている、アレス王国に嫁いでからは一度も会うことが叶わなかった、大好きな姉カロリーナ、その幼い姿は楽しい幼少時代の思い出のまま。
ジッと見つめるマリアンナの視線に気づいて、優しく微笑みながら、
「マリーまだ怖いのかしら?ねえ、誰かベエベちゃんをマリーへ。マリー、ベエベちゃんも居るわ、怖くないわよ。」
メイドからビスクドールを受けとると、カロリーナはそれをマリアンナに手渡して、頭を撫でてくれた。
そのビスクドールはエリザヴェータが幼少の頃、父フランツから贈られたプラチナの髪と青い瞳の精巧に作られた人形で、それをカロリーナが姉から貰い受け、更にマリアンナへと贈ってくれた、大切な人形だった。
マリアンナはその時始めて、記憶より余程大きな人形に自分の体が小さい事に気がつくと、鏡に映る姿を見てまた驚き、叫び声を上げてしまうのだった。
ベッドに寝かされ、宮廷医の診断を受けると、気鬱の症状と告げられ薬を飲まされた。
カロリーナはベッドの横に付き添って、心配気に手を擦ってくれていた。
「断頭台で首を切り落とされたの。嫁いだ先では稀代の悪役王妃と呼ばれて嫌われて。そして捕らえられ幽閉されて、断頭台で首を切り落とされたの。頭が胴体からボトリと落ちる音を聞いたわ。
そうしたら、グルグルと渦に飲み込まれて、気持ち悪くて気持ち悪くて。気づいたら、幼い姿になっていたの。死んだ時、わたくし30才だったはずなのに。」
そう、マリアンナは先程までの自分の身の上話をカロリーナに話して聞かせた。
「マリー、大丈夫よ。マリーの頭は体についているわ。そしてあなたはまだ3つよ。悪夢を見たのよ。安心して少し寝て。わたくしがここに居るから、怖くないわ。」
その声に安堵しながら、薬が効いて眠りに落ちるのだった。
それからも度々、マリアンナは1度目の記憶悪夢を見ては泣きながら飛び起きた。
「カロリーナがオフィ姉様の代わりに北ウエス王国に嫁いで、不慮の死に怒ったお兄様が国境線に帝国兵を並べて威圧して、ウエス共和国内に内乱が起こって、飛び火を恐れた革命軍が急いでわたくしたちを処刑したの。裁判なんてあってもないようなもので、わたくし、身に覚えの無い、国家予算の流用やら不貞やら108の罪状で処刑されたの。そんなことしてないわ、流用なんて出きる訳もないのに。予算審議まつりごとになど参加させないように自分達が妨害していたのに。」
「ああ。カロリーナ姉様。絶対に、北ウエス王国に嫁いではいけないわ。帝国の王女に対して有るまじき行為をあの国は行うわ。だいたい親子ほども年の離れた王女を娶ろうなど鬼畜の沙汰だわ。そんな話をお母様がしてきたら修道院に逃げ込むのよ。わたくしも一緒に逃げ込むわ。」
「だいたい、エリザヴェータ姉様の婚約者であるアルベルトに横恋慕をして、挙げ句お兄様と共同統治者として帝国を治めるはずのお姉様から婚約者もハデス王国の女王の座も奪う、我が儘オフィーリアが諸悪の根元なのよ。入婿の癖に、エリザヴェータ姉様を蔑ろにする愚者のアルベルトも。不貞者たちを真実の愛だとか初恋の成就だとか、頭に花咲いているような馬鹿げたことを言って我が儘を許したお母様って決して優秀な為政者では無いわ。エリザヴェータ姉様が見切りをつけてさっさと出家してしまわれたのもしょうがないわ。しかも、お兄様が即位してからも共同統治者とか言っていつまでも権力を手放さないで。やったことは、わたくしたちを愚者の生け贄にしただけ。その上、わたくしたちより長生きして。」
「アルベルト、リンネ王国と我が帝国をユラユラどっち付かず、箸にも棒にもならないヘルメス公国の三男が、帝国の第一王女のエリザヴェータ姉様を蔑ろにする、あの性悪オフィーリアと長く不貞をして。どちらも為政者になどなれる器でもない癖に、正しく自分の姿を見ることが出来ない愚か者が、あの不安定な地域を治められる訳もない。まして、婚姻と言う血の契約すら反故にする愚か者を帝国の王族へ迎えるなんて、自ら毒を飲むのと一緒よ。帝国の自殺行為だわ。」
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しかし、悪夢から目覚めたばかりのマリアンナは都度、強く母女帝マリアの批判を繰り返した。
誰かに聞かれたら不味いと、カロリーナが何度マリアンナの口を手で塞いで窘めたか分からぬほどだった。
そんな日々が続き、幼いカロリーナの胸中もざわめきが広がっていた。
マリアンナの夢の話がもし、予知夢であったならば、自分はデビュタントを終えた途端、親ほど年の離れた国王の後妻として嫁がされ、非業の最期を迎えるという。
マリアンナより年上とはいえまだ7つの幼い王女である。
ある時から、カロリーナも気鬱な様子が目につくようになったのだった。
側使えは、幼き王女たちの気鬱を長姉エリザヴェータへと伝えた。
「カロリーナ、最近、気分がすぐれないようだけど、いったいどうしたの?」
エリザヴェータは自身の部屋へとカロリーナを招いて、優しく問いかけた。
度々マリアンナから聞かされる、予知夢(もう、この頃のカロリーナはそう思い込んでいた)の話に胸がいっぱいでどこかに吐き出したかったカロリーナは、そこで初めてマリアンナの1度目の記憶悪夢をこれでもかと、盛大に暴露して聞かせたのだった。
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